NHK放送100年を機に、これまでの歴史を振り返りつつ、これからの100年を模索していく「宇宙・未来プロジェクト」の一環として、テレビドラマ化前提で執筆された小説『火星の女王』(著者/小川哲 早川書房)を原作に制作・放送。

(ネタバレ含みます。御注意!)
かなり好きなテイスト。
リリ-E1102(スリ・リンさん)の静謐な感じがとても印象的。
アオト(菅田将暉さん)、タキマ(宮沢りえさん)、カワナベ (吉岡秀隆さん)、AJ(寛一郎さん)、チップ(岸井ゆきのさん)、マル-B2358(菅原小春さん)、エマ(UAさん)、ミト-D5946(宮沢氷魚さん)、アオトの父(松尾スズキさん)など、それぞれが抱えた背景がとても魅力的。
さらに、ガレ-J0517 / ジュリ(シム・ウンギョンさん)をはじめ、デイェミ・オカンラウォンさん、サンディ・チャンさん、ローレライ・マッケルヴェイさん、クリスティアン・ブリューさん、ヴィカシュ・パリワルさん、許豊凡さんと多国籍な顔ぶれ。
ほかにも、銀粉蝶さん、松岡茉優さん、鈴木亮平さん、滝藤賢一さんなど、豪華で達者な共演陣が揃う。
2125年、人類が火星に移住してから40年。
火星からの撤退を決めたISDA(惑星間宇宙開発機構)は地球帰還計画を進めようとするが、超重元素を内包する漆黒の球体による異常気象が遠く離れた2つの星で同時に起きる。
企画・物語、キャスティング、撮影・演出に至るまで見事。
よくある体制と民衆の対立という構図から、コロニーゼロの互助組織コクーンの創設者を両親でISDA日本支局長が育ての親という盲目のリリ-E1102が球体を「視る」ことができるというカギを使って、さらに球体の新たな機能の扉を開けていく物語の展開に唸った。
個人的には大好物ドラマになった。
ただ、NHKラジオによるスピンオフ番組『ミドリ・デイルのアルトコロニーラジオ』を聞き逃したのだけが残念(;゚Д゚)