ジブリでアニメ映画化(1915)もされたマンガ作品(『りぼん』集英社)が原作だが、10年後のオリジナルストーリーで構成される。

 

 

 

 

 

 

(ネタバレあります。ご注意!)

 

 

 

好みの問題かもしれないが、私には中学時代の雫(安原琉那さん)と聖司(中川翼さん)が眩しかった。

物書きになりたかったけど、うまく自分の夢や想いとうまく付き合えていなかったあの頃の自分に見せてやりたい。

 

なかでも友人の告白の返事を聞きに来た杉村(荒木飛羽さん)に放つ、夕子(住友沙来さん)の「何で杉村がそんなこと言うのよ!」は胸に響いた!

 

雫に告白したのに友だちに甘んじる杉村の甘酸っぱさもなんとなくわかる(;゚Д゚)

 

 

もちろん成人してからの、ふたり(清野菜名さん、松坂桃李さん)や杉村(山田裕貴さん)や夕子(内田理央さん)もとても良いのだが、10年の遠距離恋愛という設定にしては関係が物足りなくいというか、もうひとつ響かない( ̄▽ ̄;)

 

出版社のくだりも、園村先生(田中圭さん)、部長(音尾琢真さん)、先輩(松本まりかさん)と見ごたえのあるキャストにしては細部が粗すぎる。

 

 

「翼をください」(歌/杏 作詞/山上路夫 作曲/村井邦彦 編曲/武部聡志)は個人的にも思い入れのある曲。

 

いろんな意味で振り返ることの多い作品でした。

 

 

それにしても、あの頃あんなにも潤沢に鳴り響いていた私の音は、どこへいってしまったのか。