私の過食治療はカロリー貯金だった【過食治療?15・終】 | カロリー貯金ダイエット by 東城薫(ホネホネロック・かお2015)

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夜中に食べても大丈夫・炭水化物も食べてOK・運動しなくてもいい・体重計の数字に振り回されなくなる

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まずは恒例の注意書きから。

 

注意このブログは「私の場合」を発信しています。

それが偶然誰かの役に立ったらいいなぁというスタンスです。

でも、これから先「こうしたら過食衝動が治まった」と書いてあるように感じる部分が出てきます。

しかも、摂食障害アドバイザーとか医師とかそういう人が仰っていることとはだいぶ違うことが書いてある可能性もあります。

治療中の方や、信頼しているアドバイザーがいる方などは、見ないことを強くお勧めします注意

 

「心のままに体が欲するように食べていればいずれ体重は上げ止まり過食も治まる」

という考え方は、過食を止めてかつ痩せていたい私には合わないと書いた第一回

娘と夫の優しさをスムーズに受け取ることができず、心から過食を止めたいと思った第二回

低体重でいるための方法として、カロリー貯金を考えた第三回

過食は私を助けるために起き、元凶は拒食だったと気づいた第四回

 

病的嗜癖のサイトに出会った頃に話を戻し、それでも過食してしまって記録をやめた第五回

私が私の過食を許さない理由は、お金がかかるからだと説明した第六回

「過食にメンタルは関係ない」と認め、悪用しかけたら「…おいといて。」な第七回

家庭環境やトラウマに向き合うのではなく、今の空腹と向き合う第八回

 

私の場合タンパク質を体重の2倍摂取することで過食衝動が激減したという第九回

甘いものは毎日でも禁止するでもマウンティング材料にするでもなく、主食を抜かない第十回

基礎代謝以上摂取して時々は維持期を作ることで省エネ体質を回避する第十一回

脚を細くするためという名目で過活動欲を鎮める第十二回

痩せを手放さないためには周りの価値観を尊重して健かになる第十三回

自分の意志を信じるのではなく正しいことを淡々と続ける第十四回

 

お待たせしました(待ってくれてる前提)

今回が【過食治療?】企画の最終回です。

最終回ということで、しっかり落としたいと思います。

 

私は少なくとも2016年3月から過食をしていません。

完治したとか卒業したとか全く思えませんし書きませんが、1年半以上過食していないのは事実です。

今まで何度も訊かれたこと。

「どうやって過食を治したんですか?」

この通りの言葉ではあまり訊かれませんが、意訳するとこうなります。

みんな、私が過食を治した方法を知りたいんだなぁと。

どうやったら過食が止まるか知りたいんだなぁと。

 

今まで絶対に書かなかったこと、これからも絶対書かないこと。

それを、今ここで一回だけ書かせてください。

すいません、ほんと今回これ一回っきりなんで…

 

私は、カロリー貯金で過食を治しました。

 

あぁ~ごめんなさい!

もう書きませんから!

そもそも私は摂食障害だと診断されたことがないので、治すって言葉も違いますよね。

それに「治った」と書いちゃう油断というか慢心が、過食を呼ぶのも分かってます。

 

ではここで、タイトルをもう一度。

 

私の過食治療(の方法)はカロリー貯金だった

 

これぐらいなら許されるでしょうか。

て…手前味噌ですけどね。

そうなんですよ、これが【過食治療?】企画のオチでございます。

 

では、最後ですから安心して長々と語っていきましょう。

ここまでついてきてくれた読者さんですから、1万字でも100卍でも…!(冷めやらぬ卍ブーム)

 

まずは、カロリー貯金をお小遣い帳アプリに入力したもの(11月下旬までのデータ)

※上段(青)が消費カロリーで、下段(ピンク)が摂取カロリー

これを見ると、現実に引き戻されるといいますか、冷静になれるんです。

「大丈夫!3000kcalでも5000kcalでも美味しいと思って食べれば太らない☆」でもなく。

「あぁぁぁ!消費<摂取になってしまったからもうダメな日だ過食しよぉぉ!」でもなく。

ポジティブでもネガティブでもなく、現実を現実として確認できるんです。

 

次に、これは私のカロリー貯金グラフです(12月3日分までの最新版)

※水色が実際の体重で、オレンジがカロリー貯金体重(カロリー収支から予想される体重)

まぁ本当に手前味噌ですけどね、これを見ていると心が落ち着くんです。

体重はカロリー収支通りにしか増減しないということが、一目で分かるから。

 

この二つのデータを言葉で表現するとこうなります。

消費>摂取の差が7200kcalで体重が1kg減る。

ただし体重は遅れて着いてくる。

 

頭では分かっていても、心が駄々をこねているような時ってありますよね。

何が正しいか、どうすればいいかなんて分かってる…けど「でもでもだって」が止まらない時。

そんな時に正論ぶちかまされても響きません。

余計に反発してしまうかもしれない。

 

だけど、データには感情がない。

なぐさめるでもなく、責めるでもなく、淡々と現実を見せてくれる。

「メンタルは置いておく」

これが難しい時、データを眺めることでどれほど冷静になれたか。

我が子を褒めるようで気が引けますけど、カロリー貯金には本当に助けられました。

 

さて、少し視点を変えます。

皆さんはこの【過食治療?】企画の第一回を覚えておいででしょうか。

過食しながらカロリー貯金する方法はあるか

 

このタイトルの問いに、私はこう応えたんですね。

> A.過食しながらカロリー貯金はできません

> A.カロリー貯金をするためには過食をやめることが必要です

 

鬼か!あんた鬼か!

あんたを信頼して質問してくれたマカロンさんに謝れ!

って感じのまま、もう5ヶ月が経ってしまいました。

マカロンさん、お待たせして申し訳ありません。

今もご覧になってくださっていると良いのですが…。

 

この取り付く島もない返信。

正論乙としか思えない内容。

でもね、この【過食治療?】企画をここまで読んで、印象が変わっていませんか。

 

私が過食を止めようと思ったきっかけ

なぜ過食を許せないかの理由

私を苦しめていた犯人は過食じゃなかった

メンタルは置いておいて自分の意志を信じない

正しいと思うことを淡々と続ける

 

これらは「過食を克服した先輩」でも「摂食障害アドバイザー」でもなく、同じく過食に苦しめられている者として書いたことです。

第一回の応えも全く同じ目線で書きました。

ウソではありません。

だって、2年前の過食を昨日のことのように思い出せるんですよ。

 

過食スイッチを押すことを自分に許した瞬間の、脳がパッと目覚めるような感覚。

高揚感と罪悪感が混じりながら、カゴに食材を入れていく時のワクワク感。

帰宅して、迷いを振り払うように焦りながら過食の準備を整えている時。

いつもはガマンしているものを食べた時の、心臓が波打って体が熱くなって、そして美味しくて美味しくて涙が出そうなぐらい美味しい幸せの時間。

もう満腹なのに「これを食べ切らないと明日も過食してしまうかもしれない」という義務感から、美味しいと感じなくなっても食べ続ける時間。

食べ終わった後の骨や皮膚がきしむような痛み。

次の日は手が握れないほどの浮腫み。

レシートの金額。

家族との食事は断るのに、ひとりで過食してしまうという矛盾に対する罪悪感。

そして希死念慮

 

これが、この過食が、私の安心の杖だったのか。

「いきなりなくそうと思わず上手く付き合いながら」という存在だったのか。

違う。

私は過食したくなかった。

どうしても過食をやめたかった。

今までの人生、意思や根性や計算や努力で何ともならないことなんてなかった。

でも、過食だけはどんなに頑張っても勝てなかった。

 

それが、カロリー貯金を始めてから過食をせずに済んでいる

あの当時みたいなストイックさや多種多様なルールはないけど、データがある。

最初は恐る恐る始めたカロリー貯金で、ノートにひっそり書いていただけだった。

安定してきてもまだ過食の記憶は鮮明で、ブログを再開する時も恐る恐るだった。

なんなら、今でも過食はすぐ近くにあるような気がする。

でも、なんとか自分のペースで「過食をせずに痩せて」こられている。

 

あの頃の、渦中の私に手紙を書くように、伝えたい言葉があります。

 

…とても差し出がましいことを言いますが、過食をやめてみませんか

安心の杖を、心の支えを、過食からカロリー貯金に持ち替えてみませんか。

痩せていたいなら痩せを手放す必要はありません。

絶食や過活動などの帳消し行為もしなくて大丈夫です。

私はBMI16台まで痩せられました。

まだそれじゃ理想には足りないかもしれないけど、15、14、と私のペースで痩せていくつもりです。

それを見守って、納得できてからで構わないから、カロリー貯金を始めてみませんか

 

あの頃の私がこの手紙を受け取ったとして、何を思うんでしょうね。

なんたって私はアドバイスされるのが嫌いだからなぁ(サイテーか)

「はいはい正論乙」ってスルーしてもいいけど、捨てずにどっか引っかかってもらえたらいいかな。

 

これでね、【過食治療?】企画の最終回を書き終えたつもりだったんですよ。

下書きまでざっくりできていて、後は推敲するだけの状態にしていました。

そんな時、Twitterでこんなツイートを見たんです。

そのお嬢さんは「過食をやめたい理由(過食のデメリット)」を箇条書きにしていました。

「お金がかかる」とか「時間が無駄になる」というような中にこんな言葉が…

 

カロリー貯金ができない

 

驚きましてね。

私は最終回で「過食をやめるためにカロリー貯金を始めてみませんか」と書いて終わる予定でした。

それを知らない彼女が、一歩先を行っていたという。

「カロリー貯金(ができない)をしたいから過食をやめたい」

こんなホネホネ冥利に尽きる言葉はないですよ(ホネホネ冥利?)

過食をやめるための手段がカロリー貯金なだけでなく、カロリー貯金が過食をやめたい理由のひとつにまでなれているなんて。

 

これを受けて、書く予定じゃなかったことを。

第一回で、過食しながらカロリー貯金ができない理由を書きました。

それは「過食時のカロリー借金を取り返そうとすると、他の日の摂取が基礎代謝を下回るから」でした。

これが最大の理由です。

 

でも、それだけが理由ではありません。

なぜなら「じゃぁ他の日が基礎代謝を下回らない程度の過食なら可能」になってしまいます。

もしくは「過食分はウォーキングやジョギングで運動カロリーを積み立てれば可能」とか。

もっと言っちゃえば「吐いたり下剤で出した分は〇割を計上して…」になってしまったり。

 

過食をしながらカロリー貯金はできません

 

とあえて言い切ることで、過食や拒食だけでなく、計画的過食や過活動や排出行為なども…

なども…

うーーーん…言葉が本当に難しいですね。

「良しとしない」?

みたいなスタンスが伝わったらいいなぁと思っています。

 

というわけで、これにて【過食治療?】企画は終了です。

重くて長い文章を読んで頂き、ありがとうございました。

摂食障害ではないダイエッターさんも、見守って下さって感謝しています。

今後はまたダイエット系の記事も書いていきますので、よろしくお願いします。

 

次回はエピローグのような、まとめ記事を書きたいと思います。

ダイエットと過食治療?の両方をバランス良く並べる予定です。

 

【体重報告】

=ホネホネ蒸しパンや夜食を食べる前(固形物を食べる前という意味ですがテキトー)※寝る前の体重ではありません

朝=起床トイレ後

12月4日 夜 47.9kg (BMI16.6)

12月5日 朝 49.0kg (BMI16.9)

12月5日 夜 48.8kg (BMI16.9)

12月6日 朝 49.5kg (BMI17.1)

 

【摂取カロリーと食事内容】

12/3 トータル 1516kcal たんぱく質117g 脂質45g 炭水化物163g

12/4 トータル 3151kcal?

12/5 トータル 3364kcal?

※4日と5日は消費カロリーの1.8倍で計上・両日共にタンパク質100g以上と卵3個は守れました

※このツイートをクリックすると一日の食事内容が続けて表示されます(ツイート時間=食べた時間)

※インスタグラムでは食事写真も投稿していますhonehonerock2014

※少し↓下にある、ブログ村のバナーを前夜の食事写真にしています(菓子パンなどの時もあり)

 

12月3日

摂取カロリー:1516kcal

消費カロリー:1591kcal

12月4日

摂取カロリー:3151kcal

消費カロリー:1751kcal

12月5日

摂取カロリー:3364kcal

消費カロリー:1869kcal

3日間のカロリー貯金:△2820kcal

12月のカロリー貯金累計:△3170kcal

※目標貯金額3600kcalまで残り6770kcal(1日あたり6770cal÷26日=260kcal/日)

 

↓12月3日の夜食です。

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でもコメントを頂けるのは本当に嬉しいですし、更新の支えになっています。

もし返信のお約束ができなくても構わなければ、コメントをして頂けると嬉しいです。

減量や過食防止に関する質問は、私のような道半ばの素人でも良ければ可能な範囲で記事の中でお応えしたいと思っています。

注意ご質問部分の抜粋と私の応えを記事にする可能性があります

注意できればQ&Aをご覧頂いてからご質問頂けると助かります

減量や食事内容を咎めるもの、食事量、プライベートな質問、健康(サプリ・便秘・生理など)や美容(肌・髪など)に関する話題、など何か引っかかるところがあれば承認していません。

 

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