サムライ時計師スイスで修行してきました!

サムライ時計師スイスで修行してきました!

スイスといえば自然、銀行、そして時計。
いやいやそれだけではありません。
ハイジの故郷は、実はこんな国なんです。
(ヨーロッパ 海外 海外生活)
そして帰国しました。































































Amebaでブログを始めよう!
リシャール ミル (Richard Mille) 
相変わらずの人気ですね~^^

正直、はじめて見たときは、
なんじゃこりゃ~!?
と思ったものですが、高級時計・成功者の時計と呼べるくらいのステータスに登りつめました。

比較的新しい時計ブランドで、一定の評価を得ているブランドと言えば他に、フランク・ミュラー、ウブロ、FPジュルヌあたりでしょうか。大きいサイズの時計も今や市民権を得ました。

リシャール ミルは技術力や独創性はさることながらブランディングに優れているのが特徴です。

時計として本格的でありながら、激しいスポーツに耐えうる剛健さ、感覚にストレートに訴えかける格好良さが、現代的でまた新鮮と言えます。

そんなリシャール ミルですが、ブランド戦略の核として、時計にとって厳しい状況下で行われる様々なスポーツのチームや、そのプレイヤーとパートナー契約を結んでいます。

2016年から、F1のマクラーレン・ホンダとなんと10年契約! 凄いですね。相性は良さそうです。

ところが、その発表の数日後、今度は同じF1のHaas F1チームとも契約発表!

ただこれには訳があって、メインドライバーのロマン・グロージャンがLotusチーム所属中にパートナー契約を結んでいたのですが、このグロージャンが今年からHaasに移るため、また新たにパートナーシップを交わしたのです。
 
ロマン・グロージャン

ちなみに、グロージャンはスイス ジュネーヴの出身で時計にとても縁のある人。
だからなのかな。

グロージャンモデルはこちら↓
 
運転中の加重、振動、衝撃に耐えられる強度と、一見派手に見える針が視認性を高めています。
これから益々進化を遂げそうなリシャール ミル。人気は長く続きそうです。

追記:2016年新作に、ヨーロッパの航空機メーカーのエアバス Airbus (旅行で乗ったことありませんか?)とコラボした限定モデル発表!
 
ケースはエンジンのタービンに使用されるチタン・アルミニウム合金を採用。通常のチタン合金と比べて軽量なのが特徴です。
機体の窓の形をしたベゼルや、ジェットエンジンから着想を得たリューズ。
航空宇宙産業で使用されるトルクセットスクリューをケースネジに採用するなど、
エアバスのデザインも上手く取り入れています。
いいなあ。。。

【中古】リシャールミル RM035 ラファエル ナダル クロノフィアブル AL/MG スケルト...

¥8,800,000
楽天

時計師だからといって、イイ時計、何百万円の時計をしているとは限らないわけで。。。



エニカって時計ブランドを知っていますか?

http://www.enicar.com



スイスの歴史ある時計メーカーのひとつで、土星のロゴマークに愛敬があります。



一方で、伝統的なスイスメイドの本格時計を製作しているため、時計自体はとても真面目な感じです。



ジュネーヴにいた頃、蚤の市でこのエニカ社のアンティーク・クロノグラフをゲットしました(値切りに値切って^^)。





60's アクアグラフ



1日してみましたが、いやー、放ったらかしていたので、時間が狂う狂う…笑



これ、実はロレックスの当時のデイトナ(クロノグラフのシリーズ)と、ベースの機械が同じなんです。だから買ったんです。



ロレックスと比べるとパーツの仕上げはとってもチープですけど、aquaGRAPH=アクアの名前に恥じないきちんとした防水性を持つ本格派。

当時300メーター防水はなかなか無いです。

オメガとか、それくらいのレベルでないと。

デザインに関しても、今の時代でもナイス!と、個人的には思ってます。



エニカを始め、60-70年代前半くらいまでのクロノグラフは、アンティーク価格が高騰してます。

ジュネーヴで買った当時は日本円で10万円しなかったのに、今や30-40万円で取り引きされます!

状態が良ければ50万円でも売られます。



こういう真面目な時計メーカーが見直されるのは、嬉しい事なんですが、アンティークくらい、気楽に買いたいなあ、と思う今日この頃でした。

ENICAR Vintage Chronograph Venus188 [ANTIQUE]エニ...

¥98,800
楽天

こんにちは!



2004年からスタートしたスイスの時計修行。

2006年からブログ開始。

最初は身近な人達へ近況報告を兼ねて。



そして2007年の更新が最後でちょうど1年。



時が過ぎるのは早いですね、あれからもう9年が経ちました。

わ!9年前の記事が残ってる。。。

久しぶりに修行時代のブログ記事を見直しました。アメブロ、消さないでくれてありがとう!



時計業界も9年も経つと、ずいぶん変化があります。



変わった所は、何と言っても時計の価格!

パテック、ロレックス、、、ずいぶん値上がりしました。それだけ機械式時計、高級時計の価値が浸透したという証だと思います。

金材の価格もずっーと右肩上がり。

新しいブランドも、どんどん現れました。



技術革新、マーケティング戦略、ブランディング…。

付加価値をどれだけアピールできるか。



これからの10年は、時計にとってどんな10年になるのかな?



機械式時計大全: この1冊を読めば機械式時計の歴史や構造がわかる/誠文堂新光社

¥2,160
Amazon.co.jp

ずいぶん遅くなってしまいましたが、2007年になって初のアップです。













昨年からスイスでの生活や時計のこと等をご紹介してきましたが、






ブログを通じていろいろな方と交流ができたのは本当に嬉しいことでした。





今年も出来る限り更新していきますので宜しくお願いします。












****


さてさて、冬休み中はスイスを離れていて、8日からまた仕事に戻ってきました。




その仕事始めのお昼に、同僚と行ったレストランで注文したのがこれ。














longue








(牛タンの煮込み・ホワイトソース、付け合せにポロネギなど : 本日の定食・19スイスフラン=約1800円)









数週間ぶりのフランス家庭料理は、やっぱり美味しかった!




焼肉の牛タンもいいですが、この煮込みはとても柔らかく濃厚です。




形はけっこうグロテスクですが味は良し。









今日(10日)は友人Sと軽いお昼を取りました。




彼の会社(ジュネーヴのど真ん中)の隣にあるレストラン・バーには、


ある「セレブ」がよくやって来るそうです。


その「セレブ」とは、、、





オサマ・ビンラディンの弟さん!





ビンラディン一家がジュネーヴにいるとは知りませんでした。


とてもお洒落でかっこよく、またリッチな感じらしいです。


ちなみにこのレストラン・バーはお昼にサンドウィッチとコーラで2000円近くします。


高い!







それでは、この辺で。


今年も良い一年でありますように!!









100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの? (東京カレンダーMOOKS)/東京カレンダー

¥596
Amazon.co.jp

みなさん、お元気ですか?













ジュネーヴはすっかり日照時間が減り、朝晩の寒さが増してきています。






まだ日中はそれほどでもないので、今のところは例年よりも過ごしやすい冬のようですが。













先週、市の中心に初の「オメガ」のショップがオープンしました。






まだじっくり見てきていないのですが、






高級過ぎず、でも爽やかでキチッとした店構えはこのメーカーのスタンスをよく表していると感じました。






お店の雰囲気、明るさなどは東京にあるオメガショップと同じ印象です。






スウォッチ・グループのショップがすでに数年前にオープンしていますが、






こちらがブレゲ、ブランパン、ジャケ・ドロー、レオン・アトなどを一緒に扱っているのと比べると、






単独でショップを持ったオメガの人気とブランド力がわかりますね。






(写真なくて、ごめんなさい・・・)













さて、話は変わりますがこのブログの一つ前の記事にyunaさんという方が質問のコメントを寄せてくれました。




内容を抜粋してみます。











1・「フランス語圏では社内の公用語はフランス語なのか?」




2・「英語かフランス語どちらに比重を置いて勉強をしていけばいいか悩んでいる」




3・「英語だけでコミュニケーションをとっていくのは難しいか」、、、etc.









私はアメーバ・ブログ内の「留学」というカテゴリーでブログを書いているので、




いままでもこのような質問がコメントやメッセージ欄などから届きました。









最初に断っておくと、私自身も勉強中であり同じような悩みを持っています。




ですからアドバイスなどということは恥ずかしくてできません。




ましてや語学留学を目的にスイスに来ているわけでもないんです・・・









ただ、これまでの経験や体験、あるいは他の日本人の方々やスイスで働く人達のことをふまえて、




なにか皆さんの参考になればという期待をこめて、ちょっとばかり逆コメントしてみます。









1についてですが、基本的にフランス語になると思います。




直接的な業務だけなら英語だけでなんとかなるかもしれませんが、




仕事ってそれだけじゃないですよね?




円滑に仕事を進めるには同僚とコミュニケーションを取る必要もあるでしょうし、



内外の資料や書類、メールなどもフランス語圏にいるということはフランス語がメインになるのではないでしょうか。




よほどの外資系の企業でない限り、フランス語ができると強いと思います。







私は最初にスイスに来たときはフランス語が全くわからなかったので英語を使いましたが、



幸い、最初の就職先はインターナショナルな時計関係の会社で従業員の4分の3はフランス語圏外の出身でした。



それでも社内ではフランス語が飛び交っていました。



半年たってからできるだけフランス語のみで話すことにしましたが、やっぱり違いましたよ。



最初はカタコトでもだんだん上手にはなせるようになってきます。







2について。



できることなら両方やるべきです。



もちろん発音や言い回し、文法など違いますが、同じアルファベットですから単語を覚えるにしても相乗効果が期待できることも多々あります。







私は結局フランス語に重点を置くようにしましたが、それはフランス語圏の時計業界、さらに職人の世界ということだからです。



例えば、日本の伝統工芸を学ぶフランス人が、「日本語にするか英語にするか・・・」って悩むのならば、誰だって日本語に重点を置くべきだって言いますよね。







英語ができれば可能性が広がることは間違いありません。



世界にも視野をもつ会社であれば、お客様もフランス語圏の人だけではないですし、



スイスは私達が思っている以上に国際的な国だと思います。



そうでなかったらこんなに小さな国が豊かなはずはないですしね。







ただ一つ付け加えておきますが、



短期間ではなく、これから長くフランス語圏で勉強したい・活躍したいというのであれば私のようにフランス語だけというのも意識が集中でき、特に発音がゴッチャになる心配が少しなくなりますよ。



(アメリカ人のフランス語は意味がわかっても英語にしか聞こえないなんてこともありました・・・笑)





3、英語だけでコミュニケーションを取るのは難しいか。


ということですが、相手や周りの環境に左右されそうです。


私の場合は非常に難しいです。





ジュネーヴで出会った日本人の中には英語のみで仕事をしている人がたくさんいますが、


そういう方たちは決まって「日系企業」や「銀行」、あるいは外国資本で英語メインの会社で働いています。


日常で言葉の問題があっても、仕事においては困らないという理由で結果的に英語になるそうです。





そんなところです。


個人的にはフランス語自体とても好きで興味があるので、今の環境は本当にラッキーです。


必要に迫られて英語になったり、フランス語オンリーになったりする気がしますが、


言葉を勉強すると、その文化圏の習慣や雰囲気を感じられておもいろいですよね。


しかもそれを使って仕事をしたり生活をするのは刺激的です。





会社の形態や、環境、働く人達によってそれはそれは様々だと思いますので一概には言えませんが、


英語、フランス語の比重はこれから先どうしていきたいかによって、その時々でバランスを考えていけばいいのではないでしょうか?





ちなみに、どちらも全く話せずにたくましく生活している方もいることを付け加えておきます。




































ネイティブがよく使うフランス語会話表現ランキング [ 飯田良子 ]

¥2,376
楽天

昨日(11月9日)に行われた、「Grand prix d'horlogerie de Geneve」の結果と様子を







ご紹介してみたいと思います。















Grand prix d'horlogerie de Geneve(グラン・プリ・ドオロロジェリー・ドゥ・ジュネーヴ)とは、







その年に発表された時計を総括し、様々なジャンル毎に賞が与えられるというもので、







ジュネーヴ、あるいはスイスをはじめとする時計業界の人たちが集まる1年の集大成のようなイベントです。















今年で6回目を迎えましたが、年々知名度が上がり、恒例行事として浸透してきているような感じです。







縁があって、私自身は4回目の見学になりましたが、雑誌で見かけるカリスマ社長や独立時計師、







あるいは、洗練された着こなしの高級時計店の方々の姿を見るのもなかなか楽しいものです。















エントランス














(Grand theatre/グラン・テアトル : 大劇場)















会場は過去6年とも、オペラやコンサートなどで利用される劇場ですが、







このときばかりはプロジェクターで外観が華やかに彩られていました。















栄誉ある最優秀時計賞は、







「Prix d'Aiguille d'Or」(金の針賞)と呼ばれますが、







第1回目の2001年から歴代の受賞メーカー・モデルを挙げてみると、















2001 ヴァシュロン・コンスタンタン 「Lady Kalla」 







2002 パテック・フィリップ     「Ciel lune」(セレスティアル)







2003 パテック・フィリップ      「Ref.5101 10 jours tourbillon」(10日巻トゥールビヨン)







2004 F.P.ジュルヌ          「Tourbillon Souverain a seconde morte」







2005 ヴァシュロン・コンスタンタン 「Tour de l'ile」















という、顔ぶれです。







それぞれその年の話題を集めた時計だったことは記憶に新しいところではないでしょうか。















2006年の今年は、全11部門に受賞メーカー・モデルがありました。







先に結果から書き出してみますと、















1・ 女性用時計賞  パテック・フィリップ 「Gondolo」(ゴンドーロ・ジェンマ)







2・ 男性用時計賞  ロジェ・デュブイ   「エクスキャリバー」







3・ スポーツ時計賞 タグ・ホイヤー    「Carrera Cal.360」







4・ 薄型時計賞    ショパール      「L.U.C. Extra Plate」







5・ 宝飾時計賞    ピアジェ       「Limelight party」







6・ デザイン部門   カルティエ      「サントス」







7・ 複雑時計賞    H.モーゼル     「Moser パーぺチュアル1」







8・ エレクトロニック  セイコー       「The electronic inc. watch」(スペクトラム)







9・ 時計広告賞    ブレゲ        「クラシック 5177」







10・審査員特別賞(準グランプリ)     







              ランゲ&ゾーネ   「ターボグラフ・プール・ル・メリット」















、、、そして、金の針賞(グランプリ)は、







 







グランソヌリ






















F.P.ジュルヌ : Sonnerie Souveraine(ソヌリ・スヴレンヌ)でした。















aiguille d'or






















舞台のスクリーンには文字盤、ケース、シースルーバック、







そして複雑で見事なムーブメントの展開図やらが映し出されて







来場者をうならせていました。















fp














(F.P.ジュルヌ本人によるスピーチと副賞の授与 : 私の席は舞台からずいぶん離れていました・・・)
















F.P.ジュルヌは2004年に続くグランプリ獲得で、







パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンと共に、2回目の受賞となりました。







また、







2002年 審査員特別賞 「オクタ・Calandrier」







2003年 男性用時計賞 「オクタ・Lune」







2005年 男性用時計賞 「クロノメートル・スヴラン」







とあわせて5年連続の受賞ということになりました。















現代における最高の時計師の一人である、F.P.ジュルヌ氏の実力、才能を







感じないわけにはいきません。















さて、今回一番最初に発表があったのは、Prix de la montre damme(女性用時計賞)でしたが、







受賞した時計は舞台左右にあるスクリーンに映し出されます。















モントルダム














(Prix de la montre damme : パテック・フィリップ、ゴンドーロ・ジェンマ)












また、各部門の受賞メーカーは社長など代表がスピーチをします。





下の写真はピアジェのメッツガー氏です。













ピアジェ
















また、個人的に毎年楽しみにしている、複雑時計部門ですが、





今回は甲乙付けがたいといった感じでした。





というのも、グランプリ、準グランプリ以外の賞は次点も紹介されるからです。





次点のパテック・フィリップの「ミニットゥ・リピーター Ref.5104」も凄い。







Worldtemps



というサイトで、全ノミネート作品が写真付き一覧で出ますから、




みなさんも是非ご覧になってください。




他にも受賞してもおかしくなかった時計があると思います。











patek compli









(Ref.5104)










ちなみに、複雑時計部門で受賞した”H.Moser”というメーカーですが、




昨今よくある、昔の時計師の名前・メーカーを買取る、あるいは「復興」させて、ブランド・アイデンティティーを




作っているだけのメーカーかと思いきや、




スイス・ドイツ語圏シャフハウゼンのこの会社は、真面目でこだわった時計作りを始めたという印象を、




メーカーのカタログから感じました。




こちらの雑誌などでもだんだん取り上げられてきたようです。




受賞モデルのパーぺチュアル1ですが、ドイツ系の時計のように、ムーヴメントの受石をシャトン止めしていたり、




ムーブメントの構造も凝っていて、ヒゲゼンマイも巻き上げ式です。




これは玄人受けしそうなムーヴメントですよ。









複雑時計も派手さだけではなく、こういう時計をしっかりと選ばれると色んな可能性を感じさせてくれます。




(針の感じや文字盤があまり・・・という個人的な感想なのですが、50~60年代あたりのシンプルな時計の




デザインを現代風にした感じを狙っているような気がします。 それって逆に難しいのかもしれません。)





日本のセイコーも凄いですね。


先端テクノロジー!


スピーチは日本人の方でしたが、とても流暢なフランス語で拍手喝采でした。









最後にカクテルパーティーでさようなら。









カクテル













人がギュウギュウで苦しい・・・







追記:Hくん、デジカメありがとう!







































 







 
swisswin リュック スイスウィン swisswin リュックサック メンズ レディース...

¥4,980
楽天

今日から約2週間、有給で秋休みを取ることにしました。









いくつか用事があるので日本に行きます。









10月はジュネーヴ~成田間のフライトがどの航空会社でも人気で、




夏休みより若干高いチケット代でした。









秋は良い季節ですから、在ジュネーヴの日本人や観光の外国人に好まれ、




夏や冬のまとまった休みで行くよりも、




気候が良くなってから行くのが正解のようです。




まあ、年末・正月の帰国時期はまたすぐ一杯になるんですが。









9月の頭には席を押さえていたんですが、




その月末に出発日を変更しなければならなくなって




航空会社のカウンターにいってみると、もう席がなく、




ビジネスで若干残っているだけでした。









正規でこの時期のビジネスは35~40万以上になるので、




あきらめて、チケットを買いなおししました。




仕事ではないし、ちょっと行くだけなのにビジネスでは贅沢だと思いました。









しかし!




変更前のチケットはネットで購入したため、払い戻しがきかず、




わずかの空港使用税やらが戻っただけでした。




正規のサイトで買ってもネットではだめなんですね・・・




(まあ、もともと変更可能の席もなかったんですが)







いつもはモンブラン橋というジュネーヴで有名な橋のたもとにある




エール・フランスなどでチケットを買っているのですが、




直接買うと手数料のみで変更してくれるんですよね。




ネットで買うのは日程が確実ではないとだめですね。


なので、別の旅行代理店で探しました。









飛行機の燃料代が上がったのだの、航空使用税が上がっただの、




受付手数料がかかり、場所によってはカードで買うとさらに手数料がかかるだの


(私が最終的に手配できたJALパックという日本航空の代理店ではカード手続き手数料がかかりました)




最近は今まで以上にフライトにはお金がかかります。









でも、何十年も前は日本からヨーロッパまでのフライト代は何倍もかかったそうですし、




乗り継ぎで何日もかかったりしていたわけですから




それに比べればまあ良しとしたいところです。




(時代も違うので、そんなのんびり構えていられないのですが)







JALとエールフランスの共同運航便のためパリ乗換えでパリから12時間弱。


ジュネーヴからのトータルで14時間のフライトです。





というわけで、次回のアップは再来週以降を予定しています。


では、行ってきます。











大人のちょっと贅沢な旅 2016-2017春夏 (じゃらんMOOKシリーズ)/リクルートホールディングス

¥690
Amazon.co.jp

先月お客様の手元に渡った時計が修理で戻ってきてしまいました。





時計が実用品である以上、本来あってはならないことで、


ましてや出荷した時計がすぐに戻ってきてしまうということは、


恥以外のなにものでもありません。





10月に入ってからは、自己叱責の毎日でなかなか頭から離れません。





機械式時計の世界では、修理・メンテナンスというのは必ずやってくるもので、


各人の使用環境や状況・頻度によって様々な現象があらわれます。


ケースに傷がついた、時間が狂う、針がずれる、クロノグラフが機能しない、など。





機械モノですから、長く使用すればするほど故障したり磨耗したりする確率が上がり、


メーカー・モデルによって違いはありますが、


一般的には2~3年ごとにオーバーホールと呼ばれる定期検査が推奨されているようです。


これはよく車のメンテナンスに例えられたりします。





前出の時計ですが、聞いたところによると、


出荷先の時計店で店員さんが注文をいれていたお客様に手渡す前に、


その時計の機能を説明する際、おかしいところがあったというのです。



(ちょ、ちょっと、お客様に見せる前に検品してますよね? 

 なにかヘンなことをしませんでしたか?

 という意見もありますが、いずれにしろ、修理には間違いありません)





さらに反省。





きっとそのお客様は、注文を入れてから首を長くして待っていたんだろうなあ。


きっと入荷の日を楽しみにしていたんだろうなあ。


自分が彼(彼女?)の立場になって考えてみると、がっかりして寂しくなります。





世界中にあるたくさんの時計メーカーの中から私の会社の時計を選んでくれたということは


本当にありがたいことだし、実際にどんな人か顔を見ないけれども、


時計を通じて出会いがあるような気がする。


自分が一生懸命作った時計を、毎日はめてくれる。


そういう気持ちって、初心だけれども、やっぱり忘れたくないと思う。





実際は、プロとしてやっている以上こんな甘いだけの考えではだめで、


効率、正確さ、美しさに目を向けなくてはいけない。


けれども、それが巡り巡ってお客様の喜びと満足につながるっていう基本のサイクルを


イメージし、それに向けて努力をしなくてはいけない。





結局、自分よ、もっと上手くなれ! 


ということです。





最近自信が出てきたところだったので、それを一度壊す良い機会です。


もっともっと丁寧に作業することを心がけ、


そして早さも意識して、取り組んでいこうと思いました。





こんなことを記事にアップするのは非常に恥ずかしいですが、


自分を戒めるためにも、そして時計師のひとつの一面を知ってもらいたいということで書いてみました。






























分解掃除(オーバーホール)サービス腕時計クオーツクロノグラフ(多機能)[オメガ スピードマスタ.../Doctor Watch(ドクターウォッチ)

¥価格不明
Amazon.co.jp

9月25日付の新聞を読んで驚きました。



その理由は、現代におけるスイス時計産業復興の父ともいうべき、

「Nicolas.G.Hayek」(ニコラス・G・ハイエック)が自分の名を冠した時計を作ると発表したからです。



はいえっく


(Hayek : 時計好きの方にはおなじみのポーズ。 両腕にスウォッチグループ!)



時計業界では説明無用の重鎮で、スイスの時計業界が元気のなかった時代にスウォッチを成功させ、

次々と名のある時計メーカーを買収。

今や、株価がいつも安定している優良企業グループのひとつになっています。

(グループ傘下には、ブレゲやオメガなどのビックネーム、さらにはムーブメント製造会社などがあります)



ハイエックの名前が付く時計については、



とうとうここまで来たか・・・



というのが私の正直な感想でした。 

時計師でもなく、デザイナーでもないのにやってしまおうとするあたり、

その豪腕ぶりが表れていますね。



記事によると、

来年の発表に向けて生産されるようですが、

実はもう昨年あたりから本格的な計画がはじまっていたようです。

(おそらく、ハイエック自身はもっと前から構想にあったと推測しますが)



慎重に事を進めてきた彼ですが、法律家との話し合いも頻繁に行われていたようです。

というのも、レバノン人のある業者が、ビエンヌにある彼の会社を通じて

「Hayek」がいつか商品になりそうだということを知って、名前をすでに申請していたらしいのです。



知的財産権ですね。



1993年から2003年間までこのレバノン人は特許としてHayekを持っていたわけです。

2005年になってやっと、"Metaux precieux"(貴金属)の分野で、スウォッチグループが

この権利を得ました。

レバノン人に何も落ち度がなければ、莫大なお金が流れたのではないでしょうか?



さて、どのような位置づけでハイエック・ブランドが世に出るかということですが、

まだはっきりとした発表はありません。

どうやら新しいブランドを立ち上げるのではなく、既存のグループ傘下ブランドのひとつに、

自身の名を付けたモデルを作るというのが有力なようです。



グループの中には色々なメーカーがありますが、

ポピュラーかラグジュアリーかのジャンル選択は終わっているとのこと。



王道ブレゲか、原点のスウォッチかどちらかのような気はするのですが・・・



最後に、たったひとつハイエックがはっきりさせていることがden様

アドバイスありがとうございます。
ひとつひとつ下記確認しております。

削除したGoogle アカウントの復元
→過去かなり昔に1件あり、同じくずいぶん前に削除。
このアドレスが全く分かりません。
現在は3つアカウントがあり、これらは削除したことはありません。

不承認の上記3アカウント全て、アドセンスホーム画面からアカウントをキャンセル(閉鎖)しようとすると、アドセンスホーム画面から「歯車」、「設定」までは行けますが、次が下記画面になります。

Google アカウントのパスワードの編集
担当者名
名:
姓:

この連絡先の名前に連絡を行います。お支払いはお支払い受取人の名前に行われます。
連絡先メール アドレス

ログイン用メールを使用: txxxxxxx@gmail.com

別のメールを使用...
連絡先電話番号
(省略可)
メール設定
アカウントに関する不定期のお知らせメールを受け取る。 次の情報を含む
個別の提案や最適化のヒント
事例紹介やヒントを記載した定期的なニュースレター
このサービスを改善するための不定期のアンケート
特別優待の情報
関連する他の Google サービスに関する情報
表示言語


保存

---------
アカウントの復元ができないので、アカウントのログインに関する問題から問い合わせを試みましたが、そもそも過去承認済みのアドレスが何かわかりません。
AdSenseは当時全くの無知で、何故承認済みなのかも不明です。

解決策があれば教えてください。
齋藤あります。

それは、

1億8500万スイスフラン(日本円180億円弱)をかけて、

日本の銀座に、「Nicolas G. Hayek Center」なるビルを建てようとしていることです!



さらには時計学校も計画中(日本かどうかは?ですが)らしいです。



スイスではこんなことが話題になっていました。





































[ハミルトン]HAMILTON Jazzmaster Thinline Chrono (ジャズ.../HAMILTON(ハミルトン)

¥86,400
Amazon.co.jp

スイスの通貨は「スイスフラン」。









ヨーロッパの主要各国がユーロを採用しているなかで




独自の通貨を持っていることは、永世中立国の名にふさわしい。









スイスに滞在しない限りなかなか現物を手にすることはないと思うが、




その中の「10スイスフラン紙幣」(日本円約950円)を見たことがあるだろうか。









10フラン








(10スイスフラン紙幣 : 見本)









スイスフラン紙幣は10、20、50、100、200、1000(約9万5000円!)の6種類あるが、




それぞれにスイスの近代~現代に活躍した文化人がプリントされている。









ただ、6人ともかなり専門的な分野で功績を残した人たちなので、




誰が誰なのかすぐに答えられる人はかなりの博学と言える。




少なくとも、高校の世界史では習わない。









この10スイスフラン紙幣の人は、




「Le Corbusier」(ル・コルビジェ)という。









スイスのラ・ショー・ド・フォンで、時計の絵付師の子として生を受けた。




この街は現在でもスイス時計の聖地として知られている。









コルビジェが時計の分野で活躍したかというと、残念、そうではない。









建築に興味がある人や19~20世紀の芸術に詳しい人なら




とっくにご存知だろうが、




コルビジェは現代建築の父とも呼ばれ、




帝国ホテルの設計者であるフランク・ロイド・ライトらと共に巨匠とも崇められている人物




なのである。




雑誌などでも頻繁に取り上げられており、




あの「カーサ・ブルータス」でも特集記事の常連の一人となっている。









上野の国立西洋美術館は、このコルビジェの設計である。




(ちなみに完成させたのはコルビジェの日本人の弟子)




ニューヨーク国連本部ビル設計にあたっては国際建築家委員会の一員になっている。









・・・なにを隠そう、私はコルビジェが好きだ。









全てがオリジナル。









徹底的に理想を追い求め、ポリシーを忘れない。




彼が提唱した有名な「近代建築の5原則」はその根幹である。




形だけではない彼の作品に、それは表れている。









実は先週マルセイユに旅行した際、コルビジェが建てた集合住宅、




「Unite d'Habitation」(ユニテ・ダビタシオン)に泊まった。









unite d\u0027habitation








(マルセイユ郊外の、ユニテ・ダビタシオン。 マルセイユは現代建築史において重要な都市なのです)










この外観だけでも「近代建築の5原則」のうちの4つが見事に




表現されている。







私、本気で感動しました。







コルビジェの建てた、住宅の最高傑作と呼ばれる「サヴォア邸」を見学するために



パリへ旅行したり(パリ郊外なので丸1日費やした)、



ジュネーヴにあるコルビジェ設計のアパートに入りたいがために、



エントランスのキーを居住者の誰かが空けるのをこっそり待っていたことを思い出した。







形は違えど、どの建物をみてもコルビジェのエスプリが感じられる。



そこに彼らしさがある。







館内






(廊下は薄暗い : 光の差し込む各部屋と対照的)







モジュール






(この人型のシルエットは、「モジュロール」と呼ばれるコルビジェの尺度システム。



 日本の尺・寸みたいだが、それとは根本精神が違う。 うしろにはスーパーがある。)







この建物は、ホテル部分は2フロアのみで、残りは日常的に住んでいる人たちがいる。



ユニテ・ダビタシオンは「集合住宅」の意味なので、



日本でいうところの昔の公団住宅の一部をホテルにしたようなものだ。



生涯70あまりの建築を残したといわれるコルビジェの作品のうち、



実際にホテルとして泊まれるのは、ここを入れて2つしかない。



残る一つはリヨン郊外にある修道院の改装部分だ。



(あとは、パリの学生会館、教会、救世軍宿泊施設といった特別なもの)







ここのホテルは2つ星。



管理は家族がやっているようで、ポーターは元気で人なつっこい



男の子だった。



冗談で「君のアパートみせてくれないかな?」と聞いてみたら、



あっさり部屋番号を教えてくれた。



けっこう尋ねてくるお客さんがいるらしい。 



日本人もよく泊まりにくるそうだ。







レストラン・カフェ・バーが一つになった空間もある。







カフェテリア






(内装は別人の設計。 朝食は左手のテラスもいいですよ。)







部屋は大きなものから小さいものまでいくつかあるが、



私が泊まったのは一泊55ユーロ(約8520円)のCabin(キャビン)と呼ばれる小部屋。



ほとんどの家具、設備は当時のものではないが、



テラスもあり、コルビジェの雰囲気は伝わってくる。



かろうじてベットの後ろにある木製サニタリー戸棚やドアのノブ部分に



コルビジェデザインのものがある。







キャビン






(およそ16㎡。 ホテルによると「ユニークな」狭さらしい)







この集合住宅は、戦後の人口増加を予見したコルビジェが、垂直方向に伸ばした



ひとつの都市プロジェクトとも考えられていて、



現に、彼はいくつもの小都市型集合住宅を国や政府、街に提案してきた。



(残念なことにほとんどが却下されている。)







マターネル






(最上階には幼稚園)







貯水タンク






(屋上はドーム型のフィットネス・ジム。 朝からヨガみたいなことをやっていた。)







この屋上の大胆なデザインといったら!



ぐるっと一周300メートルのランニングコースは見事な見晴らしのよさである。







この開放的な「屋上庭園」をもって、「近代建築の5原則」は全て成し遂げられる。







また感動してしまいました。







はっきり言えば、マルセイユの街からユニテまで地下鉄&バスとアクセスが悪いし、



決して快適な宿泊施設ではない。



竣工から50年以上も建っているため老朽化もある。







けれども、好きな人にはたまらなく刺激的なオールド・モダンな建物であり、



一人の建築家の理想のなかで一日過ごしてみるのも悪くないものである。



それでは。







追記:まだまだ書きたいことがあるんですが、いい加減長いので止めます。 すみません。



    そろそろ時計の話を記事にしたい、とも思っています・・・








マルセイユのユニテ・ダビタシオン (ちくま学芸文庫)/筑摩書房

¥1,188
Amazon.co.jp