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京都府庁旧本館 by 山中コ〜ジ

$GENETO-旧京都府庁舎

京都府庁旧本館については以前もこのブログで紹介しましたが、何度訪れても良い建物です。
1904年(明治37年)に建った建物だそうです。
永い時間を重ねた建物は、全体や部分を見つめると、緩やかな感動が湧いてきます。
そんな滲み出る様な建築の美しさや貫禄は、建築ならではが持つものでしょう。

ただ時間を重ねる事で、どの建築でも良くなる訳では有りません。
多少は見応えが出てくるかも知れませんが、現庁舎は古くなっても感動するような建築には残念ながらならないでしょう。
なぜそうなったかと言うと、建築を建てる動機が不純だったからだと思います。
建築の持つ意味を知らない人が企画すると、良い建築はできない状況にさらされます。
その為、建築にコンセプトやテーマ設定が無いことが、一目で分かってしまいます。
そういう状況に追い込んだ役人しかり、庁舎は安くても有れば良いんだと言う世論、その世論に乗って京都府民の自慢となる庁舎を設計出来なかった設計者にも責任があると思われます。

僕は国内外の客人やインターンを連れて京都案内する事が多々有りますが、歴史的な建築を見せる所は有りますが、現代の庁舎建築を見せることはありません。
それだけ、恥ずべき建築が建っているからです。
というわけで、現代の府庁舎は無視して京都府庁旧本館は、誇るべき京都の建築として連れて行ったりもします。

$GENETO-旧京都府庁舎

実際にヨーロッパにあるルネッサンス建築に比べると、多少のスケール感は違いますが、それでもそこそこ見応えのある吹き抜けや、石の階段。
美しい彫刻的な設え等、西洋に肩を並べようと言う日本人の気骨を感じたりもします。
ヨーロッパの人に、日本の寺社仏閣建築を建てろと言っても、技術的に建てる事は不可能でしょう。
表層的な真似はできるでしょうが、直ぐに壊れる様な物になってしまう。
日本人が素晴らしいという事を言う為ではなく、日本人は良い意味では器用に、悪い意味では西洋にかぶれて精一杯建築を作ったんだなと思います。
まさに和魂洋才といえる建築です。

$GENETO-旧京都府庁舎

府庁内部から釜座通りを見る。

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様式建築ですが、正庁には折上小組格天井が用いられており、それぞれの部屋とは多少のヒエラルキーがつけられています。

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$GENETO-旧京都府庁舎

京都には築100年程度の建築は実に多く有ります。
GENETOの新事務所も裕に築100年は超えています。
昨今では京都会館第一ホールを建て直すということが、問題となっています。
もし、実行されれば本当に残念な事です。
価値ある建築的資産が多く残る街を、行政も市民も今一度認識し、これからも大切にしてもらいたいものです。

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”プチレストランないとう”にてランチ by 山中コ〜ジ

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久しぶりに”プチレストランないとう”にてランチをしました。
ランチでは某社M氏とデザインについて話しました。
中でも京都市内の伝統工芸をデザインに活かすとはどういう事なのか、これまでやって来られた経験を元に色々なお話を聞きました。

中でも京都は蓄積された歴史や文化と言うハード面が整っている為、他府県に住むデザイナーはそのハードを利用し、何か新しい商品ができないかと企んでいる人も多いが、歴史の背景や文化を学ばずに表層だけでデザインをすると一過性のものとなる。という話は印象的でした。
確かに仰る通りで、センスが他より良いデザインだけでは工芸品と言う完成された製品には所詮叶いません。
更に、”京都人”というとても難易度が高い人種をその気にさせる事自体が至難の業です。


$GENETO-プチレストランないとう

”プチレストランないとう”へ行く時は、決まってデザインについて話をする時が多く、前回も同じ様な内容で別の方とランチミーティングをしました。
特にここを選ぶ深い意味はないのですが、デザインについての話をするには、このお店の静かさや雰囲気が、非常に話し易くて居心地が良いんじゃないかと思います。

お食事は日替わりランチをお願いしました。
とても美味しい洋食です。

$GENETO-プチレストランないとう


$GENETO-プチレストランないとう


$GENETO-プチレストランないとう

美味しいお食事をしながら、デザインの話や会社経営の話、最近取り組んでいる新しいプロジェクトの話等話題に欠きません。
特に、来週から出張するフランスやイタリアについて、色々な情報を頂きました。
出張は様々な仕事の予定が入っていますが、せっかくなので空いた時間を利用して色々な建築を見て来ようと考えています。

プチレストランないとう(WEB)




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モックアップが出来上がる by 山中コ〜ジ

ひとつの物を作るまでのデザインプロセスは、本当に難しいことです。
頭で考えてもなかなか良いアイデアは浮かばない。
本を呼んだり、模型を作ったりと、色々な手法を試しながらデザインをブラッシュアップしていきます。

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今回は新しいディテールと素材を使うことから、pivoto工房でモックアップを制作することになりました。
できたモックアップを元に、工房長の白栄一郎と、山下麻子が夜中にミーティング。

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翌朝からは東京事務所とミーティングをし、今後のブラッシュアップ案を練る。
プロジェクトが進む程、問題が出てくるため、今回のプロジェクトの難易度が如何に高いかを思い知らされます。
それでも、モックアップができてくる事で、担当メンバーにとっては随分と勇気づけられた事と思います。

詳しくはpivoto blogをご覧ください。
pivoto blog


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