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豊かさを製品にしたNESPRESSOのデザイン by 山中コ〜ジ

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先日おこなったAncaによるルーマニア料理パーティーに来てくださった服部氏、柴山氏、出張で今回は来られなかった森井氏の3名から共同の引っ越し祝いをいただきました。
巷で有名な”NESPRESSO”です。
まさか、僕がNESPRESSOを手にするとは夢にも思いませんでした。

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始めて目にする訳でもないでしょうが、興味津々でマシーンについて調べているGENETO日本女子チームと、それには全く興味を示さないルーマニア人Ancaのこの違いが面白い。
「模型を作ってるから。。」と独り仕事をしているフリをして、密かにi phoneでfacebookに夢中なAncaが、背後に写っています。
facebook、skypeはAncaの仕事に対する天敵です。

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NESPRESSOの存在は知っていましたが、そこまで魅力を感じなかったのは、やはりたかだかエスプレッソマシーンにここまで仰々しい物は必要ないと言う思いからでした。
クリーム エアロチーノはミルクを泡立てるのに、こんな立派な装置なんです。
IKEAに売っているハンディタイプとは、形状も金額も性能も全く違います。
(ちなみに、IKEAの泡立て器は直ぐに壊れるので、安いが商品の質はかなり低い。)

それにしても、このマシーンが担うべき仕事を考えると、このデザインはあまりにこだわっている。
何にこだわっているのかというと、NESPRESSOを含むこの様なマシーンがキッチンにあるシーンが豊かな印象を与えると言うことです。

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現在の市場ではマスレベルで好まれる様な商品はなく、それぞれの趣味趣向に合わせたインタラクティブ型の商品が主流となっている中、まさにこのNESPRESSOはその典型的な例と言えるでしょう。
このコーヒー豆のパッケージは、その点で大きな位置を占めていて、言わばNESPRESSOのアイコン的存在です。
このデザインが消費者心理と最もマッチングしたので、NESPRESSOのイメージが普及したのだと思います。

では、他のマシーンはどうでしょうか。
本体のマシーンしかり、どれも印象的では無い様に思います。
このマシーンのデザイン依頼が来たとしたら、僕達は最も困るでしょう。
古いコーヒーメーカーを彷彿とさせるデザインでも良く無い。
そこで、新しい時代のエスプレッソマシーンが食卓に存在する。そんなイメージがし易いデザインで無ければ、消費者はピンと来ないはず。
さらに消費者層を考えると、この様なマシーンがキッチンに居座っても困らない広さを持った家。
朝からエスプレッソを味わい「やっぱり、美味しいね」と会話が楽しめる家族や、友人関係を持った人に絞られます。
そこまでのマーケティングはできるでしょうが、これを具体的な形状にする作業が至難の業と言えるでしょう。
その為もあるのでしょう。
ネスプレッソ社ではこれらのデザインは、学生コンペにより製品化しているとのこと。
それは、メーカーにとって正しい手法だと思わされます。
余談ですが、、、
これが日本のメーカーなら、先ずあり得ない。
ネームバリューの有るデザイナーに、デザインさせて少しでもリスクヘッジする。
デザインWEB SITEやtwitterで、デザインについてメディア的スタンスをとる人が「○○さんデザインのネスプレッソで、エスプレッソを頂くと、豊かな気分になるのは何故だろう」等と言うコメントを書く。
学生やデザイン好きの人は、そのコメントを頼りに購入する。
そんな感じの日本とは、大きく違っている所が素晴らしい。

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本題に戻り
このNESPRESSOマシーンが、そんな豊かさの象徴として的確なデザインであるかどうかは、まだまだケーススタディ状態で、数年の内に何らかの答えが社会からレスポンスされるのでしょうが、豊かさを見事に描いている製品である事には間違い有りません。

そして、東京事務所に続き京都事務所もお祝いとして頂いたNESPRESSOですが、お祝いするには適した商品だということも理解出来ます。

実際に入れると美味しいので、お客様とのミーティング用としてGENETO京都事務所で大活躍してくれる事と期待しております。


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山中コ~ジ

スタディーを繰り返す中でみえてくるモノ  by 山中悠嗣

11月の発表にむけて急ピッチで進められている家具のプロジェクトに関わりながら、スタディーということの必要性を再確認しています。
この計画は、当初もっとスムーズに出来上がる印象を持って進めていました。
それは、家具の計画のわりに含める要素が多い分、拘束されることがらが多いので、必然的に形が導きだされると思っていたからです。
それで途中まで進めていた計画もありました。
しかし、本格的にスタディーを始めると様々なことが浮き彫りになってきました。
それは、今回のプログラムに関わることであり、当初から決まっていた材料であり、途中で盛り込まれたマーケティングの視点であり、様々な要件を小さなモノの中に詰め込もうとしたときに逆にソコに収まりきらないということなど。
大きく方向転換を強いられて、現在も模索を続けています。
ほぼ出来てくる形態の予想はできるものの、決定的なものがまだ決まっていない。
そんな中、山下と澄江さんはスタディーを繰り返しています。
途中には、色々なものがありました。
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アイコンとして動物を取り入れてみたりした頃のものです。
これでは、目的の一端を達成したに過ぎないという話になり、また次のステップに進みました。

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こうして、仕口のスタディーもいくつも作りました。作り方も新たな可能性を探ってのことです。
このように、一つの物を作るためにいくつもの水準でいくつもの模型を作り、スタディーを重ねます。
それには、時間と労力が必要ですがその先に有るものをぼんやりと見ていて、見えているモノをはっきりと捉えるためにやっています。

家具でもそうですが、建築にしてもインテリアをつくるときにも必ず踏む手順です。

今回のcoyaa projectもようやくまとまりつつあります。家具でここまで様々なスタディーをしたのは初めての経験です。それだけ内容の有るモノが出来てきているように思います。
ありそうでなかったモノになってきていると思います。

まだお見せできませんが11月には発表が決まっていますのでご期待ください。

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山中悠嗣

鯨料理 ”よしみ” by 山中コ〜ジ

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Ancaと過ごす最後の夜は、仲間数名と居酒屋へ行きました。
居酒屋と言っても普通の居酒屋ではなく、鯨料理を多く扱っている居酒屋です。
反捕鯨論者ではないAncaですが、やはりイギリスで鯨を食べる事はできないらしく、せっかく日本に来たからには食べてもらおうと、連れて行きました。

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僕も始めて行った”よしみ”ですが、想像以上に鯨メニューが充実しています。
まずはお化けとベーコンを頂き、お刺身盛り合わせを食べた後は、カツです。
どれも、食べ慣れない味ですが、なかなか美味しい。
とくに、サエズリのお刺身が美味しかった。

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Ancaも興味津々に食べていました。
味の評価はどうだったか分かりませんが「磯の香がする」としきりに話してました。

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鯨を食べる事は、日本の食文化のひとつなので、この経験をイギリスで話してくれればと思います。
昨年になりますが、和歌山県太地町を訪れた時、鯨について色々なことを知ることができたので、妙な親近感が湧きます。

それでも、僕達世代にとっては食べる機会が無い鯨ですが、同行した方の小学生時代はよく給食に出たらしく、懐かしい味だそうです。
僕達からすると珍味に近い感覚と言えば良いでしょうが。

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”よしみ”は鯨の他にも色々な居酒屋メニューが充実している老舗居酒屋です。
インテリアもなかなか風情があって良い。
三条河原町のすぐ側にあるお店だとは考えられない情緒は、地方都市を訪れた印象にさえなります。
是非とも京都在住の方に行ってもらいたいお店でした。

最後の夜になってしまいましたが、Ancaに鯨料理を食べさせてあげるという約束が果たせて本当に良かった。
どれだけ良い経験や、体験をさせてあげられたか些か不安ですが、この夜も少しだけ日本で経験ができたんじゃ無いかと個人的に胸を撫で下ろした夜でした。


居酒屋”よしみ”についてはコチラ



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