私には
お気に入りの美容院がありました
ご夫妻で経営されていますが
実は
長年髪を整えてくれた奥様
急に亡くなられました。
年が近くて
好みも似てる
と私は思っていた
いつも髪を切ってもらいながら
話をするのが楽しくて楽しくて
髪を整えてもらう以上に
喋って笑って満たされる時間が
2ヶ月に1度の楽しみでした。
たくさんの顧客が
彼女を失った悲しみと喪失感で
呆然としたはずです。
これから
新しい美容室を開拓するのか
迷った結果
旦那さんである店長さんに
お願いすることに決めました。
店長さんとは
挨拶と二言三言会話する程度で
髪を切ってもらったことはありませんでした。
でも
お店に行くことで
彼女を忘れないでいることが
供養になる気がしたのと
1番悲しんでいる店長の
ささやかな応援が出来れば…という
気持ちからでした。
あれから1年ほど
今もお店は私のお気に入りのままです。
不思議なことに
旦那様(店長)とも
同じように喋り、笑い
癒されて帰って来ます。
同じような人が多いのか
かつての常連客で引き続き
施術してもらう人が多いのだそう
お1人で何もかも切り盛りして
以前にも増して
忙しそうです。
店長は
女性の顧客は奥様の担当で
自分が妻のようにカット出来るか
心配だったけど
ハサミを持つと
不思議なように手が動き
(カット)出来る と言い
もちろん日頃の勉強と
確かな技術があるからですが
奥様が見守ってくれているんですね、と
話したものでした。
昨日も
いつものように髪を整えてもらいに行くと
何と 移転(移店)する と
言われるではないですか。
思いの外
前置きが長くなりました
この話明日に続きます。
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