こんにちは!彩苑です。初めての方はこちらもどうぞ→プロフィール


桜、満開です


昨日のブログに引き続き

『コンビニ兄弟』の話です。



著書の町田そのこさんと言えば

『52ヘルツのクジラたち』が

2021年に本屋大賞を受賞されています。

映画化もされています



まだ読んでいませんが

児童虐待の描写がありそうだな…と想像して

積極的に読む気にはなれない私


『コンビニ兄弟』を読む前も

52ヘルツ〜みたいな

重い内容だったらどうしよう…と

及び腰でしたが


なんのなんのおいで


ハートフルコメディ?


人間模様は

時に深刻な悩みを見せますが

最後は明るい方向に収まる

読後感が良いです。


志波兄弟の

強烈な個性が

ストーリーを明るく

引っ張っているのです







さて、

私が1番好きな話ですが

少しネタバレしますのでご了承ください


漫画家になる夢を追う

桐山良郎


夢は叶わないまま

別の仕事をしながら

漫画家を目指しますが


応募しても選考には外れ

仕事の方でも小さな衝突があり


コンビニで店長から受けた励ましを

素直に受け取れずに

逆に感情を爆発させてしまいます。


何もかも嫌になり

仕事は辞めた


夢は捨ててしまおうとした時に

店長の兄から言われたのが


「諦めなくていいじゃん」

「いままででも仕事しながら描けてたんなら、

 できるじゃん」

「成功した人はみんな言ってる。

 どんなことも、続けられなきゃ

 どうしようもないって。

 その年まで報われなくても

 続けられたってだけで、

 才能って呼んでいいんじゃないの?」




私が続けている

書道にしても

司書の仕事にしても


報われているかと言えば

NOです


だけどこの年まで

続けられたってことだけで


才能って呼んでいい⁈






最近思うのは

人は

ほんとに些細なことがきっかけで


諦めたり

手放したり

降りてしまうんだな ということ。


もちろんそれが

次のステップにもなるのですが


そんな姿を追って

自分も同じことはしなくていい


続ける自分が時代遅れ?

ダサい?と思ったら


才能を捨てていいのか?


・・・・・・・・・・・・


漫画家志望の桐山も

この言葉に救われて

夢を諦めないでおこうかな…と

気持ちが変わる


ドラマにはありがちな

パターンですが


この後別のストーリーで

意外な展開になって登場します。


報われなくても

続けていれば

意外な展開があるかも⁈


痛快な話です。











トピックス▶︎書道ブログ