過去記事の修正 43
クラシック編
不思議なものでEMI時代のカラヤンはほぼCDで揃えていますが、DG時代となると70年代の録音はありますが、その前後はほとんどありません。これは例外の方のカラヤンです。コンサートではあまり取り上げなかったシューマンというところがいいですなぁ。
カラヤンのチャイコフスキーはほぼありません。興味がないからです。でも、ウィーンフィルと残したこの5番はなぜか取り上げる気になった一枚です。
カラヤンに見出されたムターは少女時代はヴァイオリンより食い気の方が優っていたのか、すこぶるぽっちゃり体型でした。このジャケットにはそんなムターがデザインされていますが、音楽とのギャップに驚いた一枚です。
ミュンシュといえばフランスものというイメージがありますが、こういうジャケットがそういうイメージを作ったのではないでしょうか。ドイツものを演奏するときは重厚なイメージがあったのですが、フランスものだとスマートさが前面に出てくるという不思議な指揮者でした。
デ・ワールトは元々はコンセルトヘボウのオーボエ奏者でした。最初はオランダ管楽合奏団の指揮をしていましたが、後にフルオーケストラの指揮者になっています。
シャイーはコンセルトヘボウを退任してから、ちょっと精彩を欠いているような気がします。世間からはコンセルトヘボウの音を変えてしまったと批評されていますが、世界の流れからは当然だったのではないでしょうか。
デッカ時代のマークが一番輝いていたとは思いますが、その後のマークも好きでした。VOXに入れたシューベルトなんか、小型のオケによる演奏の先駆けのような存在で好きです。このメンデルスゾーンもその流れの演奏です。
朝比奈隆は何度もブルックナーの交響曲全集を録音していますが、このキャニオンのものは、ほぼ忘れられているのではないでしょうか。90年代にDGの4Dの向こうを張って、5D録音を謳っている珍しい録音です。
佐渡裕はベルリンフィルやこのパリ管弦楽団などに登場して一時は輝いていましたが、その後はさっぱりです。現状を突き抜ける何かかだりないんだろうなぁ。パリ管とのこの演奏も全体としては空回りしています。修正にあたり、佐伯班の兵庫県立芸術劇場管弦楽団との演奏を貼り付けました。こちらの方が出来がいいです。
これは最近はCDも発売されているようですが、Youtybeで見つけたときは狂喜しました。正規ではグルダはシュタインと録音していますが、この組み合わせで正規セッションがなされていれば歴史に残る名盤になったのかな?これはたらねばでしょうなぁ。