過去記事の修正 28 クラシック編
小生のブログを訪問していただける人は特定のアーティストを検索してきていただいているのでしょうか、同じアーティストに続けてアクセスをいただいているようです。今回のチエックではストコフスキーやクレンペラーへのアクセスが複数ありました。
99歳までCBSと録音契約をしていたストコフスキーのほぼ最後の録音がビゼーのカルメン組曲とアルルの女組曲でした。意外にもステレオでの録音がこれが最初で最後です。
いろいろなレーベルに録音を残しているストコフスキーですが、中堅の「ヴァンガード」にも録音を残していました。オリジナルはバッハ・ギルドというレーベルで発売されていました。
シューマンの交響曲では第4番が一番好きです。ということでクレンペラーの4番を聴きたくて購入しました。クレンペラーにしてはテンポが重たくなくて拾い物でした。
クレンペラーはリアルタイムではあまり興味がなくレコードで所有していたのはベートーヴェンの交響曲全集ぐらいでした。CD時代になって見直した指揮者といってもいいでしょう。これも、そうやって手に入れた一枚です。最晩年の巨大なブルックナーが繰り広げられます。
現役の指揮者で一番実演を聴いている指揮者でしょう。最近の指揮スタイルでは指揮棒を使わないのがシユ流のようになってきていますが、コバケンは頑なに握り玉のでかい指揮棒を使い続けています。そういうこだわりが彼の音楽を形成しているのでしょう。名フィルと録音したショスタコの名園の一つです。
物の本でクリュイタンスは欧米ではそれほどでもないのに日本での評価が以上に高い指揮者のようです。晩年にばり音楽院管弦楽団との来日がよほどインパクトがあったんでしょうなぁ。ここでは、モノラルながら本家のEMIからは見放されている録音のサンサーンスのオルガン交響曲を取り上げています。録音がデッカだったらステレオ収録されていただろうにと思ってしまいます。
スクロヴァチエフスキーは、晩年とみに来日が多くなり、評価の上がった指揮者でしょう。これも、読響とのライブを収録したものです。
バッタものの雄、ナヌートの指揮する「シエエラザード」です。これは意外に掘り出し物です。多分原盤はイタリアのストラディバリでしょうが、ナクソス以上のいい仕事しています。
異端児アーノンクールが名門コンセルトヘボウを指揮したモーツァルトの後期交響曲シリーズの一枚です。どちらかというとバロック作品を演奏していた時代のアーノンクールはそれほど好きではありませんでしたが、この一連のモーツァルトにはびっくりしました。多分一流オーケストラがピリオドスタイルを取り入れた最初のものではないでしょうか。
作曲家に焦点を当てたマスターピースシリーズの一枚です。EMIということで、豊富な音源を惜しみ無く投入しています。本家イギリスEMIだから実現したCDでしょう。この内容は国内版ではありません。
バーンスタインの初のデジタル録音によるショスタコーヴィチでしかも東京文化会館でのライブというレコードです。この時ソニーはCBSの一ディストリビューターでしかありませんでしたが、デジタル機器はソニー製が世界をリードしていました。そういう画期的な録音でもあったわけです。
マゼールはその長い指揮生活の中で色々変遷していますが、このフランス国立管弦楽団との演奏はデジタル直前の1979年の録音ということで、マゼールが残した5種類の「巨人」の中では今では一番忘れられているものではないでしょうか。
ビルスマの70歳を記念したボックスセットに含まれていた一枚です。プロデュースはエリック・エリクソンですからビリオドスタイルの演奏で、この演奏の響きは古色蒼然としています。最初は違和感がありますが、自然とメンデルスゾーンの時代にタイムスリップしていきます。
小澤征爾はカラヤンやバーンスタインに可愛がられましたが彼が師と仰いだのはこのシャルル・ミュンシュでした。ここでは晩年のミュンシュ/ボストン響の力強いメンデルスゾーンが響きます。こういう演奏を聴いているとミュンシュの中にはドイツ人の血が流れているなぁと感じてしまいます。