2023年の年始は元旦が夜勤でした。

夜勤入りの日中は夜勤準備の為の睡眠と休養 (夜勤は16時間ぶっ続けで仕事し、仮眠も全く取れない)、夜勤明けの日は体調回復に時間を費やさざるを得ない性質の業務です。

よって1月3日の公休日が梅之助に取ってのお正月でした(4日から日勤業務が続く)。

 

3日はのんびりと箱根駅伝に声援を送るのが世間様でしょうが、実質1日しかない貴重な休日、YouTubeの動画ネタの撮影に午前中から出かけ、それを終えてからの初詣です。

昨年同様、今年も”今まで初詣に出かけていない神社”に行く事にした結果、2023年は永山神社(旭川市永山4条18丁目2-13)への参拝と相成りました。

 

 

 

1月3日、時刻は16:30頃。

上2つの画像は神社の駐車場です。露店が一つ出ていました。

 

 

北海道道37号鷹栖東神楽線に面した第一鳥居。

 

 

少し歩いて、第一鳥居と第二鳥居の間にある「永山武四郎像」。

ここの地名の由来となった明治の軍人で、北海道屯田の生みの親です。

ただし薄暗がりと積雪の為に、像の造形はあまりよく分かりませんでした。

 

 

左側の池のカモたち。

いやぁ~、ホント寒そう・・・

 

 

 

なんでも永山神社は、この地区に入植した岡山県出身の屯田兵たちが1891(明治24)年に祠を建てて出身地の氏神様(天照大神、大國主神)を祀ったのがルーツとされ、北海道上川地方では最古の歴史を持つ神社なのだそうです。

また、大正時代には永山武四郎も祭神として加えられました。

 

 

戦前の近代社格制度(国家による神社の格付け)では、1945(昭和20)年4月に県社へ昇格しています。これは上川地方において上川神社鷹栖神社に次いでの指定でした。

 

 

境内外末社の金刀比羅神社(右側)と秋葉神社(左側)。

 

参拝を終えて車に向かう途中、露店で焼き芋を売っているのが目に入りました。

一瞬、心が動いたものの、この後外食の予定だったので、後ろ髪を引かれる思いでスルー。

 

それにしても写真全般の基調が薄いブルーになってしまって、ホント寒々しく感じますね。

いや実際、寒いんだけれど。

2022〜23年にかけての年末年始は、いわゆる"一般的な”お休みなど梅之助にはありません。通常勤務です。

おまけに元旦は夜勤シフトです。

 

さて、今年最後のお休みが本日29日でして、所用で外出したついでに昼食はラーメンという事に。

 

 

今年の10月中旬にオープンした「ラーメン 天竺(てんじく)」(旭川市東鷹栖3条3丁目632-12)です。

以前は「らー麺 くさび 東鷹栖店」が営業していた物件ですが、元々は40年位前にお鮨屋さんとしてスタートした建物です(お鮨屋さん時代に行った事があります)。

時刻は丁度12:00頃、駐車場には結構車が停まっていました。

 

 

 

(左)入口からの正面の店内風景。

(右)カウンター席。

車の数から先客はそれなりにいたものの、店舗が元来広いので座席数も余裕があり、グループ客も多くさばけます。元お鮨屋さんの店舗だからねぇ~。

店内の様子は「くさび」さんの時とあまり変わっていないようでした。

 

 

ラーメンメニューがかなり多いのですね。ただ、そこは初めての訪問なのでオーソドックスに「らーめん」のしょうゆ(850円)を。

 

 

美味しそうなラーメンが着丼しました。

スープも麺もかなり好みに近かったですね。美味しいです。

ただし欲を言えば、もう少しスープにインパクトがあれば申し分なかったと思います。

これは勿論、個人的趣向の観点からですが。

 

飲食店は大変な業界ですが、是非頑張って欲しいと思います。

ご馳走さまでした。

11月11日に撮影した動画がやっと編集を終えたので公開しました。

 

国道を走行するというメインテーマの他に、本動画では2023年3月末に一部廃止となるJR留萌本線の消えゆく駅の探訪をサブテーマに据えています。

 

サムネ画像

 

道・未知 チャンネル / 梅之助

【車載動画・国道233号②】迫る廃線「留萌本線」、国道233号を走りながら消える全駅巡り!

 

 “一部廃止“とは言っても、路線名となっている留萌市からは留萌駅を始め市内の全ての鉄道駅が消える事になります。

加えて4月以降に存続する区間も2026年3月には廃止予定なのだから、北海道の特に地方路線の未来は非常に暗いです。

最盛期の留萌駅は留萌本線の他に国鉄羽幌線、天塩炭砿鉄道、留萠鉄道海岸線が乗り入れるターミナル駅でした。

留萌駅の栄枯盛衰は近代以降、物凄い勢いで開拓と産業の隆盛を極めた北海道が現在、急速に衰えているのを象徴しているように思えてなりません。

 

本動画を撮影した時はまだ積雪状態ではありませんでしたが、今は当然白銀の世界。

という事は、来年3月末では北海道はまだ雪が残っている為、廃線区間の雪の無い時期の車窓はもう見れない訳です。

梅之助は鉄道ファンではありませんが、廃線までに一度乗車しておこうかな、と思った次第です。

 

それにしても仕事をしながらの動画編集はなかなか捗りません。

今年の2月に好きなというか、よく見ているYoutuberをジャンル別の「鉄オタ編」、「登山編」、「その他諸々(音楽系、アウトドア系、車・バイク関連)編」、「特別編」の4回に分けて紹介しました。

あれから10ヶ月ほど経ちますが、見なくなったチャンネルもあれば新たに見るようになったYoutuberもいるので、そのあたりを再度整理して改めて紹介したいと思います。

よって記事の性質上、今回はあらゆるジャンルの動画が貼りまくり状態です。

 

 

●特別編

地元のYoutuberにリスペクトを込めて紹介したチャンネル。

「世界一の村をつくろうTV」

半年間くらい更新されていなかった期間がある関係で、結果的にさほど見ていません。ただ更新されれば見るようにはしています。

 

●その他諸々編

☆ 音楽系

「ヨメトオレ」

もう見ていないですね。

ヨメちゃんのギター奏法を解説した動画だけ興味があったので、そうなるのもある意味当然か。

 

☆ アウトドア系

「ヒヌマフウフ」

北海道の人気キャンプYoutuber夫婦。

ただ梅之助自身はキャンプ自体の興味は「それほど~」だったので、今ではたまにチラ見する程度。

でも実際、キャンプはやってみるとハマるんだろうなぁ。

 

☆ 車・バイク関連

「ウエマツチャンネル」

旧車バイクの専門店によるチャンネルで、定期的に関心のある動画はしっかり見ています。

旧車バイク乗りたい!RZ乗りたい!でも免許がない!

 

「独ヲタ女子【※アッキーch※】」

定期的にチェックはしていますが、最近は個人的に見たいと思える動画が少ない(勿論、サムネとタイトルで判断)感じ。

ただし、興味を持って視聴してみた動画は最後まで楽しませて頂いています。

流石はアッキー。

 

 

「稀に暇なOL_なっちゃん」

今は見ていません。

この方、2月に紹介した時は大企業を退職して別の仕事を求職中でしたが、今回この記事を書くために久々にチャンネルを訪れたら、無事に就職されていました。おめでとうございます。

登録者が約40万人いるので、退職された時は「ひょっとして専業へ?」と思ったけれど、チャンネルから受ける印象とは異なり、実際は堅実な方なんですね。

この人の言葉の比喩表現がユニークで見ていたのだけれど、今は別の人の話術を色々と勉強させてもらっているのに加えて、元々モトブログ動画が多い訳でもなかったので、取りあえずこのチャンネルは卒業といたしました。

 

で、このジャンルで新たに見ているチャンネルを取りあえず3つほど以下に紹介。

 

「原付専門店 げんチャんねる」

仙台の原付専門店が運営しているチャンネルです。

声のみ出演の社長さんと従業員(だと思う)「ちょこみ」さんのやり取りが楽しいです。

またバイク業者さんの運営なので、知識的に役立つことも多いですよ。

 

 

「脳筋ライダー 【No King Rider】」

「ごじゃし!【モトブログ】」

 上のアッキーさんの動画にてコラボ出演しているモトブロガー男性2人で、2月の頃も時々は見ていたものの、最近は更新動画をほぼ視聴している(多分、アッキーよりも)ので今回改めてチャンネル紹介。

特に脳筋ライダーさんはトークが巧みで、言葉の形容詞と話のオチが面白いです(下ネタトークもあるので注意要)。

 

●登山編

「かほの登山日記」

登山系Youtuberとして恐らく最も多い登録者のあるこのチャンネル。

しかし2月頃まではよく見ていたものの今はあまり見ておらず、事実上の卒業です。

理由は最近の彼女の登山系Youtuberとしての方向性が、個人的にマッチしなくなってきたと感じたから。

それでも梅之助に登山の魅力を映像や言葉で再認識させてくれる切っ掛けを改めて与えてくれた事、動画の構成自体も非常に親しみやすいオーソドックスなスタンスを貫いている事や、これは余談に近いですけど現時点では全く中華系メーカーの製品案件を受けていない(来てはいるのだろうが、かほさん自身の方針だろう。彼女がTwitterでフォローしているアカウントを見れば分かる)点など、このチャンネルへのリスペクトの想いは変わらず持ち続けていたいと思っています。

どういう登山を目指すのかは所詮ご本人が決める事、続けざまのチャレンジ頑張って欲しいものです。

 

「あどちゃんねる 【登山】」

更新チェックを今でもしっかり行い、視聴しています。

特に今年の夏に北海道の山々を登った動画をアップしていたので、とても楽しみに拝見しました。この人を見ていて思うのですが、本当に山が好きなんだなと実感されます。

現在、日本百名山92座登頂との事。

 

 

今回新たに紹介する登山系Youtubeチャンネルは以下の2つ。

 

「登山のYouTuberりょーじ」

登山系男性Youtuberでよく見るのはこのチャンネルですね。

現在日本300名山登頂中で、この記事の時点で約230座登頂のはず。

近年は登山に対する安全啓蒙にも非常に力を入れておられ、関連動画を幾つも上げておられます。

丁度、今年の夏にまとまった期間北海道に登山に来られたので、その際何度かツイッターでやり取りさせて頂きました。

可愛らしい奥様との登山動画も結構な頻度でアップされています。

 

 

もうね、北海道の山はこれがあるから怖いのよ。

とても一人じゃ、里山にさえ入れない・・・

 

「山広Yamahiro」&「JURI Camper」

山広さんとJURIさんご夫婦による登山&キャンプ動画チャンネルで、2人がそれぞれチャンネルを開設して動画を上げています。

どちらかというと山広さんがやや登山動画が多め、JURIさんがキャンプ動画が多め、という印象です。今回は山広さんの動画を貼り付け、JURIさんのチャンネルをリンク、にしておきます。

JURIさん、キュートだな~。

 

 

登山動画は見ているだけでも美しい景色が共有出来るので、その他にも不特定のチャンネル動画を数多く見ております。特に年齢問わずご夫婦やカップルで仲良く登山をしているチャンネル・動画を多く見ていますね。

一つのジャンルに夫婦仲良く共に取り組むのはとても素晴らしい事で、かつ人生においても大切な事。そういうチャンネル・動画は個人的にとても微笑ましく、無条件で好感度アップです。

 

●鉄道・交通編

2月の時は深く考えずに「鉄オタ編」と書いたので、ここでは文言修正をしておきます。

で、その時はこのジャンルの第一人者・スーツ氏のチャンネルのみ紹介したので、ここでは新たに頻繁に視聴するようになったチャンネルの紹介を先に。

 

「トラ猫 鉄道ちゃんねる/Travel_Cat」

この方の「ひと駅歩く」シリーズはかなり過酷な企画で、まあそれをやってしまうのだから凄いです。北海道民なら分かると思いますが、白滝~上川間ですよ(下の動画)。

このチャンネルの北海道関連の動画を見ると、製作者の北海道に対する愛情が何となく感じられます。調べてみると、あら北海道出身だったんですね。

基本的には動画に顔は出されませんが、時々顔出し動画がアップされているようです。

 

 

その他に鉄道・交通系動画は登山系動画と同様、”おすすめ”や”関連動画”で表示された不特定のチャンネル動画も数多く見ております。

おかげで鉄道車両には全く興味のなかった梅之助もJR北海道という会社が好きになったし(そこの労組の一部は大嫌いですケド)、使用車両の名称も大体分かるようになりました。

 

そして真打ち、スーツ氏。

この人の動画を見ていると日本の国土に対する愛情と、そこに鉄道・橋梁・道路を造ってきっちりとした定時運行システムを作り上げてきた先人たちへのリスペクトが感じられます。それは北海道に対しても同様で、JR北海道や使用車両に対する評価や言葉、道東の車窓に対する最大級の賛辞を見ても分かります。

現在スーツ氏は幾つか複数のチャンネルを運営していますが、最もメインとなる「スーツ交通チャンネル」は登録者100万突破。

 

 

ここで名曲の誉れが高いスーツ氏の動画で使用されている「Only You Train」を最後に紹介します(冒頭の2曲)。

 

 

「Only You Train」にはいくつもアレンジの若干異なるバージョンが多数存在しますが、やはりオリジナルともいえる冒頭の2曲が好きですね。

 

 

【関連記事】

好きなYoutuber④~特別編(2022/02/28)

好きなYoutuber③~その他諸々編(2022/02/25)

好きなYoutuber②~登山編(2022/02/22)

好きなYoutuber①~鉄オタ編(2022/02/20)

※ 現実の日本史を題材とした古典文学のアニメ化なので、ストーリーのネタバレは作品の性質上「問題なし」と判断し、ネタバレ全開で記載しています。

 

アニメ「平家物語」は2021年9月からフジテレビオンデマンドで先行放映され、今年の1月~3月にかけてフジの深夜枠アニメで放映されました。全11話。

梅之助個人は今年の4月頃にdTVにて視聴しています。

結論から先に書きますと、個人的にはとても素晴らしい作品だと思いました。

 

 

監督は山田尚子氏。

山田氏の他の監督作品としては、TVシリーズ及び劇場版「けいおん!」や映画「聲の形」が挙げられます。

また今作品は作家・古川日出男氏の現代語訳「平家物語」を基礎としているとの事。

 

 

ストーリーは古典原作「平家物語」そのものですが、アニメ独自の登場人物とそれに付随する設定も存在します。

その人物は琵琶法師の少女「びわ」。

未来を見通す能力を兼ね備えるオッドアイ(虹彩異色症)の眼を持つびわは、琵琶法師の父親を平家の武士に殺害された後に平清盛の息子・重盛と出会います。ここで注目すべきは出会った重盛もオッドアイを持つ設定になっている事。重盛のオッドアイは死者や亡き者の怨念を見ることが出来るというものです。

びわに自身が持つ能力と相通じるものを感じた重盛は彼女を屋敷に迎え入れ、重盛の息子である維盛・資盛・清経の兄弟らと共に生活させる事にします。

こうして、びわの眼を通して平家の栄枯盛衰が描かれるのがこのアニメ「平家物語」です。

 

 

平家全盛の世にあって「死者」を見る事の出来る、つまり”過去・原因”を知る能力を持つ事で平家の行く末を憂慮する平重盛。そして”未来・結果”を見通せるびわの能力。

2人の”眼”によって描かれる作品前半の進行は、平家の栄華と滅亡を歴史として知る現代人の眼と同じ立場である事に気付かされるでしょう。

 

 

”平家の良心”として描かれた重盛はやがて病死し、その際にびわは重盛の能力である”眼”を受け継ぎます。

それにより、作品後半はびわが過去と未来を知る者としての「狂言回し」の立場となって、後世の我々視聴者の代弁者として「平家物語」を見つめていくのです。

恐らくそういった作品上の立場ゆえに、びわと共に幼少期を過ごした平維盛・資盛・清経らが少年から青年に容姿が成長していくのに対し、びわは時が経っても平家が滅亡するまで容姿・言動が全く変化しません。何故なら、びわは歴史的史実として平家の滅亡過程を俯瞰する視聴者の立場なのだから。

これは非常に秀逸な作品構成だと思いますね。

おかげで視聴者はその時々で描かれる登場人物の感情に共感しながら、この「平家物語」という一大叙事詩にスッと入っていけます。

 

 

上の画像シーンは有名な平家物語「敦盛最期」の部分。

この時の平敦盛と熊谷直実の哀切なる邂逅シーンは「日本人とアツモリソウ」という記事にも詳しく書いています。

 

 

 

上画像は壇ノ浦の戦いのシーンですね。

丁度、今年のNHK大河「鎌倉殿の13人」の前半部分がアニメ「平家物語」と同時代だったので、それに関連して視聴する人もいたかもしれません。梅之助はNHK大河には殆ど興味が無いので、NHKがどんな風に描いていたのかは全く知りませんけれど。

 

 

古典「平家物語」の構成は巻第一~巻第十二とプラスして最後の灌頂巻で構成されており、上画像シーンは灌頂巻「大原御幸」~「六道之沙汰」の部分です。

壇ノ浦の戦いにて死にきれなかった平徳子(平清盛の娘、安徳天皇の生母)は後に出家して建礼門院となり、そこへ後白河法皇が訪ねた際のやり取りが心を打ちます。

 

下村観山 『 大原御幸 』(1908年) 東京国立近代美術館 所蔵

 

また、仏像の手に掛けた5色の糸を手に取って建礼門院が亡くなるシーンは、平家滅亡を見届けた際に盲目となった(と思われる)びわが琵琶法師となって「平家物語」を語り継ぐ姿と交互に描写され、視聴者にとても深い余韻をもたらしています。

 

 

オープニングテーマの羊文学による「光るとき」も、作品にマッチしていて良かったですね。

 

 

 

上2つはアニメのPVですが、特に下の第二弾の出来がとても素晴らしいです。

これを見ると、本編見たくなるわ。声優陣の声当ても素晴らしく、傑作です。