振り返ってみれば昨年、一昨年と初詣には出かけていませんでした。

昨年はその時期に自身の体調が良くなかった為と世の自粛要請によるもの、一昨年は難病を発病した社長の退院直後だった事が理由です。

 

3年ぶりの今年はこれまで初詣に行った事のない神社へ行ってみる事にしました。

鷹栖神社(旭川市末広8条3丁目783-2)です。

北海道以外の人には分からないネタ話ですが、”鷹栖神社”でありながら現在の鷹栖町にこの神社が所在している訳ではなく、住所としては旭川市の末広地区になります。明治期に鷹栖村の鎮守として創建された際、この場所は当時の鷹栖村の範疇だったからなのでしょう。

 

 

訪れたのは元旦から一日明けた1月2日16:00頃。

駐車場の位置関係で、社殿に向かって左側から境内を進みます。

こちらに社号標はありましたが、大鳥居はありませんでした。

 

 

 

(左)社号標には「縣社(県社)」とあります。

これは1945(昭和20)年の敗戦まで使用されていた近代社格制度(国家による神社の格付け)による分類で、1942(昭和17)年には北海道の農村部の神社で初めて郷社から県社へと昇格指定されました。

現在の上川地方全域を見ても旧県社に指定されていた神社は指定順に、上川神社(大正12年)、鷹栖神社、永山神社(昭和20年)の3つだけです。県社指定順を考えるとこの地方では北海道護国神社(指定護国神社)を除くと、上川神社に次ぐ”格”を持っていたのはちょっと意外でした(「北海道神社庁HP」などを参照)。

(右)境内社の六號神社。

 

 

手水舎になります。

この時期の北海道ですから、当然使用は出来ません。

 

 

 

(左)立派な社務所。

(右)拝殿に向かって右側にある神札などの授与所。

 

 

拝殿になります。

真冬の北海道ですから、そうそう多くの人がいる訳ではありません。

ほどなく参拝終了。

 

 

拝殿・境内を正面参道から。

車の駐車場とは全くの逆方向になりますが、少し正面参道を進んでみます。

 

 

参道先の大鳥居をくぐり、改めて拝殿方向に向かって。

 

 

ここは旭川市内の高台部なので、木々の間から市内住宅地が垣間見えます。

まあ、この道を登って参拝する人は数少ないと思いますが。

 

 

以下は初詣とは関係が無い、”北海道あるある”を。

年初の記事や新年のご挨拶コメントで「今冬の旭川は雪が少ない」ような事を書きましたが、少ないと言っても実は上の写真のレベルです。これで「少ない」のです。

そして一般に北海道の場合は、雪が多いと”暖か”く、雪が少ないと”寒い”のです。

雪が降らない(つまり雪雲が上空にない)と放射冷却現象で、徹底的に地表の熱が奪われてしまうので。現に2日朝の最低気温は-19.8℃でした・・・

ふう~、寒くてたまらん。