十勝川に沿いながらトムラウシ温泉へ向かう途中、2つほどダムを見かけたので、東大雪荘にて温泉を楽しんだ帰りにちょっとだけ立ち止まってみました。

 

 

こちらはダム湖である東大雪湖。上の写真はトムラウシ温泉方向です。

 

 

トムラウシ温泉から最も近いコンビニ(セイコーマート)のある新得町屈足方向。

先にダムの堤体が見えますね。

 

 

「十勝ダム」です。

ダムの天端は道道718号線が通っています。

 

 

 

天端の道道を渡った所にあるダム建設記念公園にて。

十勝川の治水と水力発電(発電事業者は北海道電力)を目的とした特定多目的ダムの十勝ダムは、1984(昭和59)年にダム本体が竣工、翌年に水力発電所が竣工しました。

 

 

記念公園からトムラウシ温泉方向を望みます。

十勝ダムの形式は「ロックフィルダム(中央コア型)」で、堤高84.3m、堤頂長443m、総貯水容量11200万m3になります。

 

 

上流側のダム堤体。

 

 

こちらは先ほどとは反対の下流側堤体。

この下の方にはキャンプ場などが広がっており、ダム堤体を下流側から見上げる事が出来たのですが、ダムには全く興味のない嫁をいつまでも待たせておく訳にもいかないので、このあたりで十勝ダムの撮影は切り上げ。

 

十勝ダムから十勝川下流へ道道718号線を進むと、すぐに次のダム湖が見えてきます。

 

 

周囲の山の緑が綺麗に湖面に映えていますね。

岩松湖です。

 

 

湖面上の水の動きが殆どない為、はっきりと周囲の景色が映っているようです。

 

 

ただしダム近くにやって来ると、湖面には結構ゴミが浮かんでいました。

 

 

「岩松ダム」です。

水力発電専用のダム(北海道電力)で、竣工は1941(昭和16)年という古いもの。

戦時中の建設なので、雰囲気が同じく戦時中に竣工した「雨竜第一ダム」に似ている感じがします。

 

 

 

民間の電力会社の管理なので、天端通路は侵入できません。

 

 

 

型式は「重力式コンクリートダム」で、堤高は37.2m、堤頂長190.5m、総貯水容量902.6万m3という諸元です。

 

 

下流側堤体です。

型式が重力式コンクリートの場合は、個人的に下流側からもしっかりとしたものを撮りたかったのですが、道はこの後、堤体を写せる角度からは外れてしまい、これ一枚。

 

実は岩松ダムの更に下流には「屈足ダム」(電源開発)があったものの、道道718号沿いに位置していた訳ではなかったので全く気付きませんでした。

 

さて、最後に話は変わります。

道道718号から多少は外れるものの、地理的には十勝ダム及び岩松ダムの近くに「オソウシ温泉」というのがあるのを、今回の十勝行きで知りました。

何でもそこはpH値10という、温泉としてはかなり強いアルカリ性の泉質なのだそうで、ツルツル感が”半端ない”という噂。pH値10は石鹸と同じ値です。

いずれ再びこの地にやって来たいものです。

 

 

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