Totoronの花鳥風月 -402ページ目

小文字の大文字草 ~立派に独立しました~


昨年12月のブログ、


「寒ボケ咲く ~冷気に冴える深紅の花~」  の中で、


ボケの鉢に


こぼれ種で芽を出した


大文字草の事を書いた。





そのブログを


ちょっと覗いてから次に進んでいただきたい。




覗いていただけましたでしょうか?





その大文字草が


花の時期を迎えて、


開花し始めた。





だから、


ボケの鉢から外し


小さな素焼の鉢に移植したら、


小さいながら


もう立派な大文字草である。


Totoronの花鳥風月-dai3


昨年の株と比べれば、


見違えるほどしっかりした株になっているのが


お分かりだと思う。




花もたくさん咲いている。




でも、


株が小さい分、


花も小さい。



Totoronの花鳥風月-dai4


だから、小文字の大文字草。




親株は


今年も元気に花芽を出し始め、


昨日


一番花が開花した。


Totoronの花鳥風月-dai5

左が


ボケの鉢から移植した大文字草。


右が親株。





親株には、


今からたくさん


花芽が上がってくる。


Totoronの花鳥風月-dai1

その一番花。





こちらはその名のごとく


きれいな 大文字の大文字草。


Totoronの花鳥風月-dai2

普通、


大文字草は


種から育てると、


先祖返りする恐れがあるため、


株分けして育てるのだが、


このこぼれ種から出た株は、


親の血を立派に引き継いで、


小さいながら


同じ奇麗な花を咲かせた。






ボケから


エネルギーをもらって育ったのかもしれない。





数ミリに満たない小さな花だけれども、


大文字草という


大きな名前を持った


きれいな花。





これから満開の時期を迎える。



食品と放射能について ~九州物産展に思う~



「ふるさとの訛りなつかし停車場の人込みの中にそを聴きにゆく」


漂泊の詩人石川啄木の


一握の砂に収められている歌。





昔も今も、


いつまで経っても


故郷はなつかしい。





否、


いつまで経っても、というより、


時が経てば経つほど


故郷はなつかしい。





新聞で


「九州物産展」 が


渋谷は代々木公園で開催されると報道された。




九州各県が


全県参加して


物産販売をするのだという。





本場九州のラーメンを食べたくて、


早速行ってみた。





その


代々木公園に入ったすぐのところで、


若者たちが


通りになにか絵を描いている。


Totoronの花鳥風月-kyu1


訊ねてみたら、


東京都の職員で、


舗装面に


自由なデザインの


長く伸びる木々を描いているのだという。





白いペンキではなく、


厚めの白いシートを、


思い思いに切り取り、


舗装の上に置いていき、


後で熱をかけて


地面に密着させるものらしい。



Totoronの花鳥風月-kyu2


材質は


舗装道路の横断歩道などに使う材料で、


それをシート状にしてあり、


非常に切りとりやすそうだった。





都の職員の


これも仕事なのだろうな。





さて、


九州物産展の会場。



Totoronの花鳥風月-kyu3


目的が明確なので、


ラーメンを提供しているところを探す。




熊本ラーメンと


博多ラーメンを食べてみたが、


何しろ屋台で


そろりそろりと作るため、


出て来た時には、


すっかり麺が伸びきって


余りおいしくなかった。





九州のラーメンは


麺が極端に細いので、


時間をおくと伸びてしまう。





だから、


食べるのに時間のかかる「大盛り」はなく、


大盛りを食べたい人は


普通サイズを食べ終わる寸前に


「替え玉」を注文する。




替え玉とは、


身代わりの人のことではない。




麺の玉だけを注文すれば


今食べている丼の中に


ゆがいた玉だけを入れてくれる。





伸びたラーメンを


お客に食べさせないための知恵である。





私の故郷の鹿児島にも


コムラサキやら


ザボンラーメンやら、


美味しいラーメン屋さんはあるのだが、


残念ながら出店はなかった。



Totoronの花鳥風月-kyu4


あったのは、


知る人ぞ知る「鶏飯」。




「とりめし」ではなく


「けいはん」という。






九州物産展が、

新聞で報道されたのは、


この方が新聞社を訪問されたから。



Totoronの花鳥風月-kyu5


指宿(いぶすき)の「花の女王」。


なんの花かは分からないが、


何かの花のように美しい。


(当然並んで撮った写真もあるが、とてもお見せできない)






新聞社は、


美人が訪ねてくれば、


少しだけ紙面を割いてくれる。





テレビで放映する


高校野球やプロ野球でも


観客席を写す時には、


決まってそこには


若くて奇麗な女の子がいる。





新聞もテレビも、


画面は


お偉いさんの男目線である。





原発の事故では、


御用学者や解説者は、


どれだけ放射能が高くても、


「直ちに健康に影響はない」と、


国民をだます決まり文句を言い、


東京などは


7か月も経ってから、


線量測定をする


政府目線の報道と対策。





国は、


決して国民目線では


行動しない。





このことを


国民ははっきりと認識しなければ、


命を失う。






あの事故の


決定的瞬間は、


3月11日から


3月16日の間の爆発で終わっており、


その時に


広島型原爆の20発分の放射線が降り注ぎ、


放射性セシウムなどは


広島の原爆の


168倍も降り注いだのに、


そんなことは分かっていて、


「国民の不安をあおらないため」という言い訳で、


近隣の人々を見殺しにしている。





このことは、


間違いなく見殺しと言っていい。





5年、10年経ったら


必ず人体に、


命のかかわる影響が出てくる。


特に子供達には。






今頃になっても


牛が


ホウレンソウが、


シイタケが、


お茶が、と


発生主義で個別に対応しているが、


本当は、


何でもかんでも間違いなく汚染されており、


もうすでに


国民の口の中には


たっぷりと放射性物質が入っているものを、


それも知らんふり。






関東以北の食べ物は、


農産物でも


畜産物でも、


水産物でも、


とても食べられないし、


子供には


絶対に食べさせられない。







九州物産展の看板に


「with 東北2011」などと書いてはいるが、


何をいまさら、


東北支援を売りにしているようで、


親切ごかしがちょっと空しい。





そんな九州物産展だった。


ツマグロヒョウモンの熱愛 ~いつも恋する蝶~


ほとんどのヒョウモン蝶は、


春先から夏にかけて


素敵な相手を見つけ、


ペアリング後に


幼虫が無事に育つために


食性の植物に卵を産み付け、


次世代を残すのだが、


秋を迎えるこの時期でも


恋する蝶がいる。





「ツン」。



Totoronの花鳥風月-tuma1


この時期の蝶は、


ほとんどが羽を痛め、


場合によっては


かわいそうなくらいに


ボロボロになっているのも見かけるのだが、


このペアは


実にきれいな羽をしている。




Totoronの花鳥風月-yuma2

それは、


春先に生まれて、


今まで生き延びて来たのではなく、


きっと近頃生まれた


若いペアだろう。





ツマグロヒョウモンは、


4月頃から11月頃までの間に、


4、5回発生する


多化性という特徴を持つ


特別な蝶である。






オスメス所を変えて逆転。


Totoronの花鳥風月-tuma3


大体、


昆虫や鳥類は、


オスの方が色もデザインも


メスよりも派手なのだが、


ツマグロヒョウモンだけは、


デザインでは


完全にメスに負けている。






私は、


高校時代


生物部に所属し、


生活圏内の蝶や蛾は


昼行性、夜行性を問わず、


ほとんどの種類を集めたのだが、


この蝶だけは、


オスメスの認識が


自分の思い込みで


全く逆であった。




Totoronの花鳥風月-tuma4

ツマグロヒョウモンの名前は、


褄(着物の先端部分)が黒くなっていることから来ているが、


当然代表する名前は、


オスからの命名と思い込んでいた。






ところがである。



Totoronの花鳥風月-tuma5

この写真右側の方が


オスであると分かった時には


私の


動植物の認識が


瓦解したみたいで


ちょっと驚いた。






そのツマグロヒョウモンが、


我が家の二階の


ベランダの手すりで、


一休み。






そんなところでのんびりしてると、


鳥の餌食になるよ、と気をもむが、


ツマグロヒョウモンのデザインは、


あの毒性を持ったカバマダラに似せているらしく、


余り鳥達に狙われないらしい。






カバマダラとは


生息域が異なるのだから、


似せたところで


その蝶を見たことのない鳥達に


危険だという認識があるとも思えないが、


ま、


精一杯気を付けて


生き抜いてほしい。






食性がスミレで


野生のスミレも


パンジーもビオラも


冬を平気で越す植物だから、


今から誕生する子供達も


餌に困ることはないと思うが、


幼虫やさなぎで越冬する


次世代の子供たちが、


無事に春を迎えることを祈りたい。

バングラデシュ視察 13(最終回) ~最期の晩餐・帰国~


日数にすれば、


わずか3日間のバングラデシュ視察。



内容を言葉でしゃべれば


30分もあれば事足りるかもしれないが、


文章にすると、


どうしても長くなる。



連続13回にわたる


だらだらと長いブログに


最後までお付き合いいただき


ありがとうございました。



今回のブログが、


最終回です。



バングラでの


スケジュールがすべて終わり、


最後の夜の食事会。



Totoronの花鳥風月-kikoku1

誰がよんだか 「最後の晩餐」。




やめてくれ!


最後の最後に


私の一番弱い飛行機が待っているのに、


その前に


「最後の晩餐」 なんて縁起でもない。



ホテルに帰ってきて、


ある程度荷物をまとめて、


反省会という名の飲み会。




私はこの時とばかり酒を飲む。




酔わなきゃとても


飛行機などには乗ってられない。




夜中の零時すぎ、


搭乗手続き開始。




まずはドラゴンエア。


Totoronの花鳥風月-kikoku2


ドラゴンは


空の守り神というイメージがあるので、


名前の分だけ少し安心。




他愛ない心理である。



Totoronの花鳥風月-kikoku3


飛び立って


いくらもたたない香港辺りで、


夜が明けてくる。



Totoronの花鳥風月-kikoku4


太陽に向かって飛んでいるのだから、


夜明けも早く来る理屈。






そして香港に着陸。


乗り継ぎまでに約1時間。




Totoronの花鳥風月-kikoku5

旅慣れた理事に、


香港空港には


熊本の「味千ラーメン」があることを教えてもらい、


早速食べてみたが、


やはり少し香港味にアレンジしてあるのか、


本場の味千ラーメンとは違い、


コクがない。






でも、


トウガラシぎんぎんの食べ物ばかり食べていたから、


何となくほっとする。



Totoronの花鳥風月-kikoku6

香港から乗るのは、


来た時と同じ 「キャセイパシフィック」




これに乗ったら


もうすぐ日本。




この頃は


体のアルコールが切れて来て、


少し飛行機の怖さが増してきたが、


強がってそのまま乗る。






途中で、


「気流が悪いのでシートベルトを着用願います」 のアナウンス。




アテンダントも


飲料の配布をやめたため、


いよいよ怖さが増してくる。




飛行機の旅は、


車輪が大地にしっかり付いて、


飛行機が止まらなければ


無事に終わったとはいえない。




心配をよそに


飛行機は成田に無事到着。



「無事に着いた~!」 と


大げさに喜んだら、


連れがじろっと私を見て、


「信じられない!」 とひとこと。




みんな、


よくもあんなでかい乗り物を


信じて乗っていることよ。




Totoronの花鳥風月-kikoku7

成田では


麻薬犬が二匹で、


入国者を全部


大忙しで嗅ぎ回っていた。




我々の体からは、


麻薬ではなく


強烈なトウガラシの臭いがしたかもしれない。





とにもかくにも、


5日間の視察旅行が無事終わり、


事もなく帰国できたことは


当たり前と言えば当たり前だが、


素晴らしい結果であった。




迎えの車が来ている人もおり、


空港で一塊りになって


めでたい関東一本締めで


解散式。




それぞれ帰宅の途に付いた。




13回にもわたる


くどくて長いブログに、


最後までお付き合いいただき、


本当にありがとうございました。


重ねて御礼を申し上げます。




明日からは、


平和的な蝶々や小鳥たちや、


花々に付いて語るブログに戻りますので、


また時間を見て寄って下さい。




感謝をこめて


最後のページを閉じます。

バングラデシュ視察 12 ~ヒンドゥー教のお祭り~


ジェトロのダッカ事務所を訪ねている時、


外から


大音量の音楽が聞こえるので、


何かお祭りでもあるのですか、と尋ねたら、


ちょうど


ヒンドゥー教のお祭りが


始まったところです、とのこと。




まるで


日本の盆踊りの時の


賑やかさと同じ。




こんな機会には


そうそう巡り合わないだろうから、


せっかくだからと


ジェトロを退出してから


ちょっとだけ覗いてみました。


Totoronの花鳥風月-hin1


即席に作られたという寺院。


祭りが終わったら


跡かたもなくかたずけられるのだそうな。




なんでできているのかと思って、


壁に触ってみたら、


何と布。




骨組みに布が張られただけのもの。


遠目には立派な建物。




なかなかやることよと、


変に感心。




中に入って見た。


Totoronの花鳥風月-hin2



敬虔な信者の方で中はいっぱい。




この時期のお祭りで、


祭壇の奥に見える


千手観音のような女神像から判断すると、


ドゥルガー・プージャー祭りかもしれない。


Totoronの花鳥風月-hin3

ヒンドゥー教には、


女神がたくさんいるけれど、


ドゥルガーとは、


戦さをつかさどる女神。





おしゃれなサリーで着飾って、


親類縁者がみんな一緒に参加し、


まるで盆踊りのような雰囲気を醸し出す。



Totoronの花鳥風月-hin4


戦の神で、


怒りを現わす神なのですが、


デザインは洗練されており、


頼りがいのある表情です。




珍しい機会に出合って、


良い経験をしました。








会場にいる時、


上空を輸送機が通過。





遠い被写体だったが、


引きよせてみた。



Totoronの花鳥風月-hin5

バングラデシュ軍の輸送機でしょう。




参考までに記すと、


バングラデデシュ軍は


志願兵からなり、


現在の兵力は約14万人。




ちなみに日本の自衛隊は


陸上自衛隊  約15万人


海上自衛隊  約 5万人


航空自衛隊  約 5万人 が定員であるが、


この平和な時期には、


定員割れになっているかもしれない。





日本と比べても、


バングラデシュ軍の


人数は少ないが、


PKOにも積極参加。



過去何度も軍事政権を樹立し、


今でも政治に


大きな発言力を持つ。





貧しい国で、


軍が強力な力を持つのは、


赤の国や


北の国と同じ。





胴体に描かれている模様は、


国旗と同じ色調のデザイン。



Totoronの花鳥風月-hin6


日本だったら、


四角い国旗をそのまま描くのだろうが、


バングラデシュは


すべて丸くデザインしてある。




国が


自由の名のもとに、


国民も政府も、


みんな丸くまとまってくれることを願うばかりである。