大文字草 ~親子で満開~
先日のブログ、
親子の大文字草が
咲き始めたことを書きましたが、
今、
その花が
両方とも満開を迎えています。
花自体は非情に小さいので、
他の鉢物に埋没しそうになり
ややもすると見逃されそうですが、
良~く見ると、
小さな花の集合体は、
とてもきれいで、
花が少なくなるこの季節、
貴重な存在になっています。
表舞台に出して、
写真をパチリ!
親の鉢がこれ。
子供の苗は
この親からのこぼれ種で、
隣にあった寒ボケの鉢の
端っこで芽を出したものですが、
先日小さな鉢に
移植してやったばかりです。
ちょっと見では、
すでに一人前の鉢植えに見えますが、
親子が並ぶと
差は歴然です。
普通、
大文字草は
種で増やすと
先祖返りをする恐れがあるため、
株分けで増やしますが、
これは本当の親子。
親の方の花の群れ。
1つひとつが、
立派に大の字の形で、
美を競い合っています。
そして
子供の株の花の群れ。
親花と全く同じで、
少しも先祖返りをせず、
純粋にその血を受け継いで
きれいなまま生まれてきました。
品種改良された植物は、
品種の固定がしっかりしていないと、
ややもすると
改良前の血が出てくるものですが、
この大文字草は、
きれいに血統が固定されているようです。
昨年の12月、寒ボケの鉢に居候していた時の姿です。
「寒ボケ咲く ~冷気に冴える花~」 でご紹介致しました。
昨年の末の寒いさなか、
寒ボケの鉢の隅っこで、
けなげにも1輪だけ花を咲かせた大文字草が、
一年経ったら、
こんなに立派に成長しました。
大事に育てていると、
それに応えて株を大きくしたり、
株が増えたりしてくるものですが、
皆さんのところの植物たちは、
ちゃんと増えてくれていますか。
もし、
そうなっていなかったら、
少しだけ、
育て方を考えてみた方が
いいかもしれません。
やさしい風にふかれて ~ホットリップスとチロリアンランプ~
前回のブログに、
素朴なツワブキの話題を書いたら、
いろいろな方から、
「食べられるのですか?」と
驚きのコメントを頂きましたが、
今ツワブキは、
春になっても
ワラビやゼンマイや、
ツクシほども
食べられてはいないと思う。
ワラビやゼンマイやツクシは
季節の香りや味として、
珍しがって食べるのであろうが、
ツワブキは、
食べる物のない時代、
お腹を満たす食べ物として食べていてため、
どうしても貧しかった頃のイメージが付いて回る。
だから
ものが豊かな今頃は、
季節になっても
その頃を思い出したくなくて、
食べようという気が起らないのかもしれない。
さて、
いろいろなコメントの中で、
purpleさんから、
「清らかな風が届きました。」 と、
うれしいおほめの言葉を頂きました。
だから今日の
私のブログのタイトルは、
purpleさんのブログ からお借りして、
「やさしい風にふかれて」 としました。
昨日の
多摩総合医療センターからの帰り道。
やさしい風に乗りながら、
帰路、
チャリを走らせていると、
かわいい花に出合いました。
「チェリーセージ」
個体によって
赤や白など
花色はいろいろありますが、
いずれもかわいい花を咲かせます。
その代表作。
日本語に訳したら、
「熱きくちびる」 とでもいうのでしょうか。
小さい花ながら、
情熱的な名前をもらっています。
その葉をこすると、
ミントの香りがする
花も葉も洒落た植物。
そこから少し走ると、
こんな花も。
「アブチロン」
名前に馴染みはないと思いますが、
多分
今日を境に、
その名前が脳にしっかりと刻まれると思います。
花の形から、
この種類は
こんなかわいい名前で呼ばれています。
暖かなイメージの、
素敵な名前ですね。
名付け親が
風流を解する人でよかった。
以前、
かわいい花なのに、
オオイヌノフグりや
ヘクソカズラなどと名前を付けられた植物が
かわいそう、と書いたら、
オオイヌノフグりが
余りにもかわいそうな名前だから、
私達は
「天からの贈り物」だったか、
「天の落し物」だったか、
記憶は定かではありませんが、
そのような名前を付けています、というやさしい方や、
ヘクソカズラがそうなら、
山芋だってヘクソカズラだ、と憤慨しておられるやさしい方が
いらっしゃいました。
花を愛する人たちは、
間違いなく
みんなやさしい人ばかりです。
昨日は、
そんな
「やさしい風にふかれて」、
かわいい花たちと出合った、
春のように暖かな
秋の一日でした。
ツワブキの花 ~多摩総合医療センター~
今日は久しぶりに病院通い。
行き先は
多摩総合医療センター。
府中市にある
最先端の医療施設である。
そのビルの威容が素晴らしい。
見ただけで、
どんな病気でも治してくれそうな、
そんな感じがする。
チャリで行っても
20分ほどで着ける場所。
私がそこの産科に行ったわけではない。
入口の自動ドアの名前を撮影したら、
たまたま産科が一緒に写っていただけなので、
誤解のないように。
私が診察を受けたのは
形成外科で、
背中の腫瘍診察。
わずらわしいので
切除して下さいと、
無理にお願いし、
部分麻酔で切除手術。
幾針か縫って
来週抜糸するとか。
良性か悪性かは後日の判断になるが、
それはどうでもいい。
今日の話題はそれではなく、
その玄関横の花壇。
秋も紅葉の時期を迎えると、
野に咲く花も少なくなってきているが、
この医療センターを管理する造園業者は
ここに通ってくる人たちの
心の中を良く理解していると見え、
ホッと気持ちのなごむ
こんな花を植えてある。
ツワブキの花。
野山が
木の実ばかりになるこの時期、
今を盛りに花を咲かせる。
この花は
我が故郷の山に
本当にたくさん咲いていた。
あの頃は
花を見るより先に、
その茎を
煮物にして食べていた。
皮をむく手が
そのアクで
真っ黒になったのを覚えている。
漁師町では
前の海で魚がいくらでも獲れるから、
ゼンマイやツクシや
ワラビなどという山野草は
食卓に上ることはなかったが、
唯一このツワブキだけは、
季節になれば
食べていたことを思い出す。
その花が、
多摩総合医療センターの
玄関横の花壇で
今満開の時を迎えている。
造園業者の主の
優しさが感じられる花壇である。
鹿児島では
この植物をただ 「ツワ」 と呼んでいたが、
何と沖縄では、
「ちいちいぱっぱ」 と呼ぶらしい。
それってまるで
スズメの学校ではないか。
なぜツワブキを
「ちいちいぱっぱ」などと呼ぶのか、
知っている人がいたら
是非教えてほしいものである。
ボケジャムの行方 ~最後の挑戦~
思いもかけないボケの実が生り、
読者からの後押しもあって、
試食と
ジャム作りに挑戦したが、
試食結果も
出来上がったジャムも、
「酸っぱ~~い!」 もので、
とてもパンなどには付けられそうもないと
悩んでいたら、
またもや読者から、
ロシアンティや
梅干し代わりに
おにぎりの具にしたら、などと
挑戦せよとばかりの
積極的な?アドバイスをいただいた。
たとえそのアドバイスが、
自分はやらないけれども、
人様に言うのは自由だからと、
非情なる親切心であったとしても、
たかが酸っぱいジャムごときで、
言われて怯んでなどおられない。
挑戦の
1度目は試食、
2度目はジャム作り、
そして
3度目に挑戦!
まず
ロシアンティ。
大体私は、
ロシアンティなるものが、
どんなものか知らなかった。
聞けば紅茶にジャムを入れるのだという。
レモンティがあるのだから、
酸っぱいジャムを入れても同じだし、
甘いのだから
砂糖も要らない。
考えてみれば
使えないことはない。
そこで挑戦。
紅茶は
インド土産のダージリンティ。
カップは
リチャード・ジノリのイタリアンフルーツ。
それに
スプーン大盛りのボケジャムを入れてみた。
左側が入れた後の紅茶。
幾分茶色が薄くなっているのは、
レモンの時と同じで
酸による漂白効果と思われる。
連れ合いも
道連れにしようと、
説得して飲ませる。
右のカップは
同じくリチャード・ジノリの
アンティロックローズ。
ジャムの量はこれくらい。
そして飲んでみた。
顔がまともではおられない。
やっぱり、
「酸っぱ~~い!」
砂糖代わりと思って入れたから、
レモン一切れとは違う酸味の多さで、
酸っぱかった。
それに、
お湯に溶けない固形物が下に沈んで、
品よく飲めない。
ロシアンティって
ナンボのものだ?
それに、
味は器ではリカバリーできなかった。
さて、
それならと、
おにぎりに挑戦。
使うお米は
宮崎産コシヒカリ。
何も入れなくても
充分おいしいお米。
その中に
具材としてボケジャムを入れてみた。
梅干しが合うのだから、
今度は大丈夫だろう。
一口かじってもぐもぐと味見。
二口目にかじって
充分に味わう。
「ウム、これはいける!」
酸味も
美味しいお米の味に中和され、
ほど良い甘みも出て、
なかなかいける味になっている。
酸味と甘みが相まって
水を飲まなくても良い程の
唾液の出具合。
おにぎりの美味しさは、
飲み物が無くても
食べられることが肝心で、
そのような具材でないと
喉に詰まって
美味しいと感じないものである。
その点、
ボケジャムは合格。
ボケジャムも、
やっと良いパートナーに巡り合えた感じだが、
その時には、
ボケジャムの在庫は
もうほとんど無くなっていた。
結論。
紅茶にはちょっと難あり。
おにぎりにはばっちり!
これで
ボケの実に端を発した
一連の挑戦記録も
無事終了。
皆様方におかれましては、
強引なご声援を頂き、
ありがとうございました。
何とか無事に終了しましたこと、
厚く御礼を申し上げます。
観音竹(カンノンチク) ~心安らぐ姿~
仏教とも、
観音様とも
直接的には関係ないけど、
何となく
おごそかな名前の
「観音竹」。
その色合いは、
つやがあり、
緑が深く、
心がなごむ。
それに
白とも黄色ともつかぬ
微妙な縞模様がはいると、
一気に高尚さを増す。
観葉植物で、
女性陣に愛されるのは、
このような和の雰囲気を持ったものではなく、
いかにも洋物なのだが、
私はこの
葉模様が大好きで、
もう何十年も育てている。
緑と黄色がかった白の、
互い違いの葉模様を
特に
刷毛ではいたような模様であることから、
「刷毛目縞(はけめじま)」といい、
一級品とする。
そのような模様の葉が
出てくることはなかなかないので、
貴重な模様なのだが、
株が
そのような葉ばかりで覆われることは
まずない。
何十年も持ち込んでいると、
1年の間に
新しい芽が数本は出るのだから、
動かせないほどの大株になるか、
株分けして
たくさんの鉢数になっているはずだが、
ほぼ5年おきの転勤で、
好きな人に分けて来たので、
今でも我が家には
一株だけである。
そろそろ、
株分けしなければいけない頃。
緑色の葉の繁り方が強くなるので、
緑ばかりの葉の付いた株を避け、
きれいな縞模様の株だけを
2、3鉢に分ける。
そうやって持ち込んできた
観音竹。
もとは
沖縄の観音山の寺院にあり、
姿が竹のような植物に見えたことから
観音竹と呼ばれているが、
本当は
竹ではなく
ヤシ科の植物。
でも、
その涼しげな姿に、
何かしら
観音様が宿っておられるような雰囲気がして、
私の大好きな植物である。





















