ムスカリは天使のアパート ~香り気高くひたむきに咲く~
先日、
空を見上げて
桜の花見をして来たが、
家に帰ると、
ひたむきに咲くムスカリ。
決して目立とうとはしないで、
背丈が小さいのに
なお下向きに咲いている。
一体だれに認めてもらいたくて、
下向きに咲くのだろう。
一つずつの花を見れば、
小さな小部屋に
天使でも棲んでいそうな雰囲気。
ムスカリの名の由来通りに、
こんな花には考えられない
強い香りを放つ。
数年前から鉢植えで育てていたのだが、
放っておいたら
鉢の中で球根が山盛りになり、
やむなく昨年分球した。
数が増えすぎて、
とてもとても鉢には収容しきれず、
かといって捨てるわけにもいかないので、
やむなく花壇の縁どりにでもしようと、
球根を埋めていたら、
ここにきて一気に開花し始めた。
我が家のフェンスは、
ブロック一個分の高さの上に
形だけのフェンスが付いているだけだから、
南向きのこの庭の
フェンスぎりぎりに植えても、
日当たりは抜群である。
球根を分球した時、
鉢植え用には大きな球を残し、
それ以外の小さなものを
縁どりとして植えたのだが、
地植えの強みで、
花は鉢植えの球根に決して負けていない。
今から
我が家の小さな庭にも
こうしていろいろな花が
少しずつ咲き初め、
色とりどりの花に包まれるのも
もうすぐ。
今日は暖かな一日だった。
藪椿とヒヨドリその後 ~ヤブなれど名花・鳥を呼ぶ~
ヤブツバキ、
蕾の頃の
ヒヨドリの破壊工作にも耐え、
めげずに花を咲かせ始めました。
こちらは数で勝負です。
花が咲くと、
蕾を食い散らす必要もないので、
まともに蜜を吸いますが、
可弱そうに見えて
椿も曲者、
ヒヨドリに
めいっぱいの顔面化粧を施し、
しっかりと仕事をしてもらっています。
今日の椿。
散らされている椿もありますが、
負けずに
次々と花を咲かせます。
ヒヨドリは、
咲いている花から
蜜を飲む時は、
当然正攻法で攻めます。
椿には
それが狙い目。
椿の花は、
奥がふかいので、
ミツバチや
蝶などは当てにせず、
鳥を呼びます
メジロや
ヒヨドリは、
蜜を吸うために舌がくちばしの先まで
長く伸びる構造になっています。
だからこうして
正面から蜜を飲めますが、
シジュウカラや
スズメは
飲みたくても舌が伸びないため、
椿には歯が立ちません。
こうなると
もうヒヨドリの独壇場。
椿も
蕾の頃の犠牲をとり返しつつあります。
ヒヨドリの
花粉化粧をご覧ください。
目元からくちばしの先まで、
一面黄色く染めて、
しっかりと受粉活動の手助け。
頭部を拡大して見ます。
人が見たら、
花粉症になるのではないかと心配したくなるほどの
花粉化粧。
椿もなかなかの曲者。
振り返ってもらっても、
やはり同じ状態。
美味しい蜜と引き換えに
受粉の仕事をしてもらっているのが、
良くわかります。
だからこの
ヤブツバキには、
時期になったら花の咲いた数だけの実がなり、
その実の数の何倍もの種がとれます。
自然の中で行われている
花と鳥の共生。
見事なものです。
和菓子のような椿 ~鳥も虫も呼ばない悲しさ~
我が家には、
ヒヨドリにやられるヤブツバキがあり、
近所には、
ヒヨドリの被害を
全く受けない
紅白の奇麗な椿があることを前に書いたが、
この椿も、
同じように鳥の被害を受けないで、
まるで和菓子のような美しさで
奇麗に咲いている。
一体何と言う名前の椿なのだろう。
完全に
美しくなるために、
オシベとメシベを花びらに替え、
生殖能力を失っているが、
それは彼らの意志ではない。
人が、
人の尺度で美しさを求めて
オシベ、メシベを
八重の花びらに替えているのだが、
だから、
鳥も虫も
当然この花には魅力を感じない。
人の尺度の美しさと、
自然の世界での魅力は
全く違ったものだということが
良く分かる。
生殖能力と引き換えに、
ホルモン剤を飲んで
オリンピックの金メダルを目指したり、
男なのに女になったり、
女なのに男になったり、
人の価値観は
自然に全く反したものだが、
自然はそんなものには目もくれず、
悠久の時間は流れていく。
生殖能力を失えば、
いずれその物は
一代で滅びる運命にある。
「まぁ、自己満足だけで生きればよかろう」、
そんな声が聞かれそうな
自然に逆らった出来事が、
良く見ればたくさんある、
心配な人の世界。
自然の反撃を受ける前に、
早く気付かなければいけない。
感動の小学生マーチングバンド ~被災地から感謝をこめて~
先のブログで、
「アラブ・デー2012」の様子を書いた。
その時、
南相馬市から来たという
吹奏楽団に
少しだけ触れたが、
ここで改めて皆さんに
ご紹介しましょう。

まず、
このマーチングバンドを指導しておられる
先生から挨拶。
「子供達は3・11で被災し、肉親や友達や大事なものや
楽器などたくさんのものを失いました。
そして仮設住宅などに住み、みんなバラバラになってしまいました。
でも、全世界からの、全国からの、そしてこのセレモニーの主催者であるアラブ連盟様からも、
たくさんの支援を頂き、改めてマーチングバンドを再結成しました。
なかなか一緒に集まって練習はできないけれども、それでも精一杯練習を重ねました。
ご支援いただいた方々に、感謝の気持ちを込めて一生懸命演奏します。
どうぞお聞きください」
再結成されたバンドの名は、
「H-Seeds」。
名前の由来は聞かなかったが、
容易に推察できる。
きっと
「H」は原町第一小学校の頭文字だろう。
「Seeds」(種子)とは
どこにいても
必ずそこで大きく根を張り、
どんな環境にも負けずに
元気な芽を出して、
未来に花を咲かせると、
約束をした種子の集まり(子供達)なのだと。

演奏を指導している指揮者からもご挨拶。
「子供達はバラバラになって、たくさんのものを失い、今でも苦難を強いられています。
しかし、いろいろなところから贈られた新しい楽器を手に、その気持ちを励ましに、
みんな立ちあがりました。
こんなに元気になった姿を、皆さんに見ていただこうと、精一杯頑張ってきました。
おかげさまでみんな笑えるようになりました。
どうか彼のそして彼女の笑顔を見てやってください。」

その挨拶を聴く子供達の真剣な顔。

合間に見せるみんなの笑顔。
被災した子供たちなのに、
そんな苦痛は微塵も見せず、
会心の笑顔で観客の感動を誘います。

二人の旗手の旗が上がり始めます。

そして頭上で直立したまま静止。
このあと、
本演奏が始まります。
曲目は
「天空の城ラピュタ」

この笑顔。
苦難を強いられているのに、
苦痛の顔ではなく
笑顔でみんなに感謝の気持ちを伝える。
見ている我々が、
彼らを彼女らを元気づけなければいけないのに、
反対に笑顔で元気づけられるなんて・・・・・。
何と言うことだ。

この真剣な顔。
現状にみんな真剣に立ち向かっている様が伝わり、
何かが胸に刺さる。
安全地帯にいて、
我々は何をしてやれたというのだ。

何の屈託もないこの笑顔が、
笑顔であるが故に、
見ている人々の心を打ち、
涙を禁じえない。
この子らのため、
政府は、
東電は、
できるだけ早く、
強力な支援をして、
早く元の状態に戻してほしい。
そう願わずにはおられない。
その演奏の様子を
ユーチューブにアップしました。
画像をブログ内に持ってきましたが、
できればユーチューブに飛び、
画像がぶれていてもいい、
画面を大きくして、
そして大きな音で
彼らの、
そして彼女らの音を聴いてほしい。
そう思います。
ユーチューブのURLは
下記です。
是非行って、大きな画面で、大きな音量で見てください。
http://youtu.be/hCd9M7C2F18
この演奏の後、
観客から万雷の拍手鳴りやまず、
遂にアンコール曲をもう一曲演奏することになった。
その曲目は
「ありがとう」
支援に対する感謝の気持ちが
ひしひしと伝わってきた。
このメンバーが退出する時は、
最初から最後まで拍手が鳴りやまず、
最後の一人がドアの外に出ていっても、
なお拍手は続いていた。
彼らに幸多かれと祈るばかりである。
「アラブ・デー2012」開催 ~来賓・ゲスト多彩な顔ぶれ~
今日のブログは
一転して
内容が固くなります。
スルーして頂いて結構ですが、
このように世界は動いている、ということを、
少しでも知っていただきたくて、
敢えて記事にしました。
4月3日(火)、18:30より、
アラブ諸国22カ国からなる
アラブ連盟・在京アラブ外交団主催の
「アラブ・デー2012」 が
日本橋の
マンダリンオリエンタル東京で開催された。
強風警報発令の中、
私も招待されていましたので、
出席してきました。
その状況を
写真を主体にアップします。
どうぞご覧ください。
入口には
奇麗な花が並びます。
入場前の
リハーサル中にちょっと中に入って、
司会者の写真を一枚。
皆さんご存知でしょうか。
女性の方は
TVで女性に人気の
確か「朝だ 生です旅サラダ」とかいう番組に出演中の
向井亜紀さん。
申し訳ありませんが、
男性の方は存じ上げません。
でもきっと
プロの方だと思います。
22カ国の国旗が壇上に並ぶ会場で、
セレモニーオープン。
会場の人混みから推察するに、
参加者は300人くらいでしょうか。
22カ国の大使館関係者が選抜した人々ですが、
1カ国平均15人は非常に少ないように思えます。
きっと強風のため
出席できない人も相当いたものと思われます。
各国大使が並ぶ中、
日本の主賓登場。
写真左から二番目の方ですが、
だれだかお分かりでしょうか。
事務総長、
エジプト出身の
ナビール・エル=アラビー氏の挨拶で開会。
アラブ連盟の本部は
エジプトのカイロに置かれている。
アラブ連盟誕生は
くしくも私の生まれた年と同じ年。
さて、
事務総長の挨拶のあとは、
日本の主賓である。
この人をおいて他にない。
野田首相。
消費税率アップを声高に叫び、
支持率は下がる一方だが、
悪名高き自民党のおかげで、
国民はまた自民党に戻るわけにもいかず、
それでかろうじて命をつないでいる人であり、党。
それでもやはり現職の強み。
日本を代表する人であるのは間違いないから、
こうして立派に出番がある。
やるところではちゃんと、
外交もやっているのです。
さてその次は、
3月31まで
JICA(独立行政法人 国際協力機構)の理事長だった
緒方貞子女史。
アラブ連盟から、
その業績に対して、表彰の盾が贈られた。
花束などの
たくさんの贈り物の後、
挨拶に立つ。
もう、80歳を超えておられるのに、
足腰もしっかりしており、
流暢な英語で挨拶。
私などは全く分からなかった。(すみません)
22カ国の各国大使、もしくはそれに代わる人々が
みんな壇上に上がり、
まさに世界が舞台に。
1人1人はとても紹介できませんので、
私の関係する
モロッコ王国の人だけ紹介します。
壇上で
隣の大使と歓談するのは
在日モロッコ王国特命全権大使
Dr.サミール アルール閣下。(写真中央)
招待客と歓談する
モロッコ王国大使館
ショーラク次席(No.2)
私は彼が
まだ参事官だった頃からお付き合いを頂いている。
入口に目を移すと
モロッコ王国大使館の
大使付き料理長で
ミントティを入れさせたら名人の
ディナール氏。
美味しいものだから、
人々がいつも並んでいる。
モロッコのミントティは
本当はとても甘いのだが、
ここでは日本人仕様に
甘さを抜いてある。
アラブ連盟も
招待客にいろいろ気を使っているのが良く分かる。
こんな人物も登場。
読者はご存知でしょうか。
向井亜紀さんが紹介するのは、
俳優で、それ以外でもいろいろなことをこなす
別所哲也氏。
しばらく二人の語りが続きます。
俳優も、
そして司会者も、
このようにいろいろなところで、
いろいろな役をこなしています。
さて今度の出演者は、
遠くからここまで足を運んでくれました。
それも一人や二人ではない。
それは
南相馬市から来てくれた、
児童吹奏楽団。
みんな子供達、
それもこんなに大勢の人数。
約30人。
彼らは、
ほとんどが3.11の被災者で、
このメンバーの多くは
家族とまだ仮設住宅で不自由な暮らしを強いられている。
今日の日のために
久しぶりに一緒になって練習を重ねた。
毎日は苦しみの連続だけれど、
この晴れ舞台での
彼や彼女のはじけるような、
精いっぱいの笑顔。
その熱演には、
客席から割れんばかりの拍手がわき、
鳴りやまない。
音楽発表会ではない、
このようなセレモニーの出演で、
拍手が鳴りやまず、
遂にアンコールとなった。
観客もあちこちで、
子供らのこの頑張りの笑顔に、
訳もなく涙が溢れ、
ハンカチが揺れる。
この状況は
余りにも感動的で、
このブログで通り過ぎるには勿体ないので、
次回のブログで
改めて紹介します。
緒方貞子女史も
お相手が引きも切らない。
元気である。
参考までに記すと、
彼女の血統をたどると、
時の首相
犬養毅(いぬかいつよし)に行きつく。
名字の緒方は、
あの歴史的人物緒方洪庵とは、
旦那様の先祖が接触があり、
その名字を名乗ることを許された人で、
血のつながりはない。
「アラブ・デー2012」は、
このような
アラブ22カ国と日本と、
そして首相と著名人と、
他にもたくさんの出演者があって、
賑やかに過ぎて行った。
外の嵐がうそのような
ひと時が過ぎ、
適当に会場を後にしたが、
その時にはまだ
私の乗るJR中央線は
止まったままであった。
「アラブ・デー2012」
少しは雰囲気を味わっていただけたでしょうか。
相も変らぬ
長い長いブログを
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
よろしかったら
次回の児童吹奏楽団にも
またお出で下さい。































