感動の小学生マーチングバンド ~被災地から感謝をこめて~
先のブログで、
「アラブ・デー2012」の様子を書いた。
その時、
南相馬市から来たという
吹奏楽団に
少しだけ触れたが、
ここで改めて皆さんに
ご紹介しましょう。

まず、
このマーチングバンドを指導しておられる
先生から挨拶。
「子供達は3・11で被災し、肉親や友達や大事なものや
楽器などたくさんのものを失いました。
そして仮設住宅などに住み、みんなバラバラになってしまいました。
でも、全世界からの、全国からの、そしてこのセレモニーの主催者であるアラブ連盟様からも、
たくさんの支援を頂き、改めてマーチングバンドを再結成しました。
なかなか一緒に集まって練習はできないけれども、それでも精一杯練習を重ねました。
ご支援いただいた方々に、感謝の気持ちを込めて一生懸命演奏します。
どうぞお聞きください」
再結成されたバンドの名は、
「H-Seeds」。
名前の由来は聞かなかったが、
容易に推察できる。
きっと
「H」は原町第一小学校の頭文字だろう。
「Seeds」(種子)とは
どこにいても
必ずそこで大きく根を張り、
どんな環境にも負けずに
元気な芽を出して、
未来に花を咲かせると、
約束をした種子の集まり(子供達)なのだと。

演奏を指導している指揮者からもご挨拶。
「子供達はバラバラになって、たくさんのものを失い、今でも苦難を強いられています。
しかし、いろいろなところから贈られた新しい楽器を手に、その気持ちを励ましに、
みんな立ちあがりました。
こんなに元気になった姿を、皆さんに見ていただこうと、精一杯頑張ってきました。
おかげさまでみんな笑えるようになりました。
どうか彼のそして彼女の笑顔を見てやってください。」

その挨拶を聴く子供達の真剣な顔。

合間に見せるみんなの笑顔。
被災した子供たちなのに、
そんな苦痛は微塵も見せず、
会心の笑顔で観客の感動を誘います。

二人の旗手の旗が上がり始めます。

そして頭上で直立したまま静止。
このあと、
本演奏が始まります。
曲目は
「天空の城ラピュタ」

この笑顔。
苦難を強いられているのに、
苦痛の顔ではなく
笑顔でみんなに感謝の気持ちを伝える。
見ている我々が、
彼らを彼女らを元気づけなければいけないのに、
反対に笑顔で元気づけられるなんて・・・・・。
何と言うことだ。

この真剣な顔。
現状にみんな真剣に立ち向かっている様が伝わり、
何かが胸に刺さる。
安全地帯にいて、
我々は何をしてやれたというのだ。

何の屈託もないこの笑顔が、
笑顔であるが故に、
見ている人々の心を打ち、
涙を禁じえない。
この子らのため、
政府は、
東電は、
できるだけ早く、
強力な支援をして、
早く元の状態に戻してほしい。
そう願わずにはおられない。
その演奏の様子を
ユーチューブにアップしました。
画像をブログ内に持ってきましたが、
できればユーチューブに飛び、
画像がぶれていてもいい、
画面を大きくして、
そして大きな音で
彼らの、
そして彼女らの音を聴いてほしい。
そう思います。
ユーチューブのURLは
下記です。
是非行って、大きな画面で、大きな音量で見てください。
http://youtu.be/hCd9M7C2F18
この演奏の後、
観客から万雷の拍手鳴りやまず、
遂にアンコール曲をもう一曲演奏することになった。
その曲目は
「ありがとう」
支援に対する感謝の気持ちが
ひしひしと伝わってきた。
このメンバーが退出する時は、
最初から最後まで拍手が鳴りやまず、
最後の一人がドアの外に出ていっても、
なお拍手は続いていた。
彼らに幸多かれと祈るばかりである。