国営昭和記念公園散策 8 ~ハッピーエンド~
昭和記念公園の
シャーレーポピーの花畑の
一番高いところには
木々が木陰を作り
ポピーの花園を見ながら休憩できる
心地よいクローバーの丘になっている。
「シロツメクサ」
通常はクローバーと呼ぶが
日本名ではシロツメクサ。
「シロツメクサの花」
私は幼い頃、
この花の形状を見て
動物の爪のように尖っているから、
だから「白い爪草」から
シロツメクサというのだろうと思い込んでいた。
そのように思うには、
ある伏線があった。
自分の家の周りや
隣近所の庭でよく見た
「ホウセンカ」
子供の頃、
この花を摘んで爪に塗り
赤く染めて遊んでいたのを思い出す。
この花のことを
私の故郷の方言では
「爪切り草」と呼んでいた。
「ツマクレナイ」とか
「ツマベニ」とも呼ばれている。
この花の名前の印象が残り、
シロツメクサも
当然「白爪草」だと思い込んでしまったわけだが、
長じてそれが間違いであることに気付いた時には
ショックであった。
本当は
「白詰草」
1846年に
オランダから献上されたガラス製品の包装に、
緩衝材として詰められていたことに由来するらしい。
なんとも色気のない名前であることよ、と言わざるを得ない。
いつも言っているが、
花の名前を最初に付ける人には、
感性の豊かな人はまるでいないようだ。
「オオイヌノフグリ」しかり、
「ベンケイソウ」しかり、
「ヘクソカズラ」などに至っては、
恨みつらみが出ていて、
感性の豊かさはかけらも感じない。
さてそのシロツメクサ。
幸い名前を言い合うことはあっても
字で書いて表現することはなかったので、
間違いを他人に悟られることはなかったが、
長い間勘違いをしていたことを思うと、
冷や汗ものであった。
シャーレーポピーの花畑を散策しながら、
クローバーの丘で小休止。
クローバーの上に腰をおろして
戯れに周りを探してみた。
何十年振りかの
四葉のクローバー探しである。
そうそうあるものではないが、
あるところには群れてあっても不思議ではない。
なぜなら
クローバーは
ラテン語の「tres」(三)と「folium(葉)」という名前を持っており、
三枚葉が当たり前で
四枚葉は言って見れば奇形。
奇形が生まれる株からは
何枚もの奇形が生まれてもおかしくはない理屈。
探し始めて1分もしないうちに
4つ葉のクローバー 1枚発見。
ティッシュに挟んで持って帰って来たので、
そのまま乾燥してしまい、
シワシワになってしまったが、
久しぶりに見る四葉のクローバー。
あるところにはある理屈を証明するため、
更に探索は続く。
更に1分くらいで
もう一枚発見。
もう少し上手に乾燥させれば
バランスの取れた四葉のクローバーができただろうが、
ティッシュでこんなになろうとは、
その時は思いも及ばない。
驚きは
それから2分後。
5枚葉のクローバー 発見!
あるところにはあることを
しっかりと証明できた。
この後10分くらい探すも
収穫なし。
ま、
誰かにやる当てもないから、
これで探すのは終了。
普通、
「4」の数字は「死」を意味し、
日本では忌み嫌われる数字なのだが、
四葉のクローバーだけは
幸運の印として喜ばれるのはなぜ?
キリストの十字架をイメージして
4つ葉は幸運を呼ぶクローバーになっているらしいが、
日本人の考えは、
いかにも軽い。
外国から伝わって来た考えであれば、
不吉な数字と言っていたものを、
ころっと幸運の数字に変える。
個人的な考え方だが、
私は自分の姓の「いわもと」から、
小学校、中学校を通して、
いつでも名簿順位が「4番」だったことから、
4に対する馴染みができて、
4を特に嫌うということはなかった。
だから
4つ葉も簡単に受け入れられる。
ちなみに
5つ葉のクローバーは、
金銭面の幸運をもたらすという言い伝えがあるらしいので、
その幸運がやってくるのを
じっくりと待つことにしよう。
昭和記念公園の最終回は
ハッピーエンドで終わりにします。
長い時間お付き合いいただき
ありがとうございました。
国営昭和記念公園散策 7 ~ハクセキレイとの遭遇~
昭和記念公園は
散歩がてらに
お弁当・飲料持参で行くと
わずか400円の入場料で
大人も子供も
1日中楽しめるところである。
だから、
天気の良い日は
中を散策している人で溢れるが、
散策しているのは
人だけではない。
のんびりと、
こんな鳥も散策している。
「ハクセキレイ」
日本で観察されるセキレイは、
大まかには次の3種に分けられる。
「キセキレイ」
「ハクセキレイ」
「セグロセキレイ」。
日本で観察されるハクセキレイを
更に細かく分けると、
次の5亜種になる。
「タイリクハクセキレイ」(通常「ハクセキレイ」というとこれを指す)
「タイワンハクセキレイ」
「ホオジロハクセキレイ」
「シベリアハクセキレイ」
「ネパールハクセキレイ」
それぞれ本来の生息域が違うため、
デザインは少しずつ違うが、
ここではそれには触れない。
ハクセキレイの散策。
ハクセキレイと言うぐらいだから、
白くなければいけないはずだが、
なぜこれに
ハクセキレイの名前が付いたのか分からない。
ちなみに
セグロセキレイを見ていただこう。
「セグロセキレイ」
セグロセキレイは、
名前の通りに背が黒いから
それは分かる。
しかし
ハクセキレイだって背は黒い。
今回のように
1匹だけの出現だったら、
みんなセグロセキレイかと思ってしまう。
ハクセキレイの白は
一体何を指して白なのか。
違いは顔の黒い模様くらいだと思う。
セグロセキレイは
眼下部がすべて黒く、
ハクセキレイは
過眼線の下部がみんな白い から識別はできるが、
だからと言ってハクセキレイはないだろう。
敢えて言うなら
「眼下白セキレイ」。
名前にケチをつけるのは
ここら辺りでやめましょう。
敢えてこんなことを書いたのは、
こう書くことによって、
ハクセキレイと
セグロセキレイを見分けられなかった人が、
見分けられるようになること期待してである。
このハクセキレイ、
私の2mほどのところまで近づいてきて静止し、
ポーズをとってくれた。
そのポーズを2連写。
顔も足も微動だにしません。
ハイポーズで
片目のカメラ目線。
さてここで問題。
上の2枚の写真は
ほとんど同じ写真だが、
実は1か所違うところがあります。
ちらっと見て
ここまで来るまでの間に
違うところがお分かりだったでしょうか。
お分かりだった人は、
素晴らしい観察眼をお持ちです。
非常に注意力があり
全体的な配慮に富んだ人であると断定してもいい。
その力は、
大事に生かしていただきたいと思います。
分からなかった人は、
もう一度挑戦。
何秒で発見できるかによって
能力が分かります。
お試しください。
国営昭和記念公園散策 6 ~ヘリコプター離陸~
昭和記念公園の前身は、
日本陸軍の施設であったことは前に述べた。
敗戦により
一時米軍に接収されていたが、
後に国に返還され、
「緑の回復と人間性の向上」をテーマに
1978年、
公園として整備することを閣議決定、
現在に至っている。
しかし、
陸軍施設のすべてが公園化されたのではなく、
今でも隣接して
陸上自衛隊立川駐屯地として
国のために活用されている。
だから、
昭和記念公園を散策し、
芝生に腰をおろして休憩していると、
ふと、
ものすごいエンジン音がすることに気が付く。
「ぐお~~~~ん」、というエンジン音に
あの特徴のある
「パタパタパタパタ」が混ざって来ると、
それはヘリコプターの音であることが分かる。
公園にいる間に
4機のヘリコプターが離陸し、
どこかへ飛び去って行った。
皆さんは
ヘリコプターの話題などに触れることは
きっと少ないでしょうから、
機会ですので、
少しご紹介しましょう。
最初飛び立ったのはこのヘリ。
少なくとも、
自衛隊の戦闘色に塗られていないので、
よそからのゲスト機か、
あるいは一般輸送用に使われている事務方のヘリかもしれない。
(私のブログにいつもお出で頂いているitokoさんからのご指摘で、このヘリは警視庁所属のヘリであることが分かりました。その形から、「Agusta AB139」であると思われます。
全国の警察署のヘリが青色にオレンジの縦線というデザインで統一されているようです。)
2機目以降は同じ型のヘリ。
見ると一目瞭然。
このヘリは、
米国ベル・エアクラフト社製の
「UH-1」。
通称
「ヒューイ」と呼ばれる
多用途ヘリ。
ボディのマークが違いますが、
ヘリには、
観測・偵察用やら、
兵員・物資輸送用やら
いろいろありますが、
多用途ヘリとは
要するに攻撃性も兼ね備えている、ということである。
ベトナム戦争時に大活躍したヘリだが、
今だに世界60カ国以上の国で
現役である。
ただ、
攻撃性を兼ね備えているとは言っても、
日本では
戦地に出動することはないので、
多分そんな武器は
日常は外しているかもしれない。
大震災などが起きたら、
救助のために各基地から
一斉に飛び立つのが
このヘリである。
へりの話のついでに
攻撃型ヘリの最強ヘリをご紹介しましょう。
通称、
「アパッチ」
世界広しといえども、
これの右に出るヘリはいない。
世界最強の攻撃型ヘリ。
対戦車ミサイル「ヘルファイヤー」を装備し、
山一つ向こう側の戦車を
相手に自分の姿を見せることなく
容易に攻撃できる機能を持ち、
これに狙われたら、
戦車であろうと人であろうと、
絶対に逃れられない。
レーダーに捕捉されない
低高度5m~15mを高速で移動し、
更にホバリングして敵に狙いを定める。
向かうところ敵なしである。
その次に怖いのがこのヘリ。
通称
「コブラ」
前からの姿を見てお分かりと思うが、
アパッチと同じように
純攻撃型ヘリ。
地上からの砲弾などは
蚊の刺すほども感じず、
ミサイルを発射する。
このようなヘリのパイロットは、
自分が地上からの攻撃でやられることはないという
絶対的な安全性に信頼をおいているため、
少しも命の心配はしないという。
前2機より少し前の機種だが、
このヘリも強い。
通称
「ブラックホーク」
ソマリア内戦の支援などで活躍した実績を持つが、
このヘリは
暗視航法装置を備えており、
まっ暗闇でも平気で飛行できるつわものである。
前述の
アパッチやコブラ、
そして
ブラックホークなど
このような攻撃ヘリが
多用途ヘリとして
日本の自衛隊にも配備されているのだから驚く。
出番が災害救助だけとは
なんとも勿体ない話だが、
実際に使うことにでもなったら
それこそもっと大変なことだから、
その程度でお茶を濁している事を
良しとしなければいくまい。
昭和記念公園散策から、
話題がいきなりヘリコプターになりましたが、
少しはお分かりになったでしょうか。
Totoronのブログは、
何でもありのブログです。
またのお出でをお待ちしています。
(アパッチ・コブラ・ブラックホークの写真は、ネットよりお借りしました)
国営昭和記念公園散策 5 ~虞美人草の顔・顔・顔~
ポピーの群れ咲く様の美しさは、
前回と前々回でご覧いただいた。
今日はその
1つひとつの顔の美しさを
ご覧いただこう。
美しさを現わすのに
言葉は要らない。
見て頂くだけで充分だろう。
前日の暴風雨に耐えて、かろうじて姿勢を保っていますが、
美しさは微塵も失われていない。
倒れてもすぐに花だけは起き上がります。
見た目以上に強い花です。
泥の上でも、きれいなものは奇麗。
匂い立つような美しさ。
倒されても更に燃え上がります。
一つ一つが、似ているけれど非なるもの。
それぞれが自然のままに美を競います。
否、
花自体は競い合ってはいません。
自然に己の誠を咲くだけ。
それが自然であるだけに美しい。
真っ赤なシャーレーポピーの絨毯は
こんな花ばかりかと思ったら大きな間違い。
こんな花だってあります。
これなどは、八重の衣をまとっています。
人であれば十二単みたいなものだろうか。
こんな模様は、ミッソーニが手本にするかもしれないような繊細さ。
シンプルなひと色もまた良し。
アンバランスなバランス。
足を運ぶ先々で、
みんな美しくて、
これは写真に撮っただろうか、などと考えておられないため、
似たようなものが重複しているかもしれないが、
そんなことは気にしない。
見る人も
気にしないで見てください。
赤にもいろいろあります。
手を触れればやけどしそうな・・・。
周りだけ燃やすおしとやかさ。
紅蓮の炎に焼かれて、隣の花も無事ではおれない。
花というものは、
およそどんな花も、
色が違えば、
あるいは模様が違えば、
それぞれに自分の名前をもっているものだが、
ポピーはそれぞれに
名前など付いていないのだろうか。
余りにも変化が激しく、
名前など付けられないのか、
それとも
その模様を固定できていないのかもしれない。
咲いてみなければ分からない、
そんな不安定さがこの花の魅力。
そうだとしても多様だ。
花だけ見れば
ボタンともシャクヤクとも、
イングリッシュローズとも言えるような咲き方。
色調が豊かで、見あきない。
紙面の都合もあるので、
これで締めよう。
前回のブログでも登場願った、
シャーレーポピーの代表写真。
こんな花が
花壇を一面朱に染めて、
昭和記念公園に咲き誇っています。
私がポピーを見に行った日の前日は、
午後から突然の暴風雨が吹き荒れ、
雷神までも大暴れして、
みんな恐れをなして家の中に閉じこもったばかりだったので、
この日も前日と同じように
暴風雨・雷注意報が出ていたため、
昭和記念公園みたいな
広い広い場所に
花の観賞なんかに来る酔狂な人も少なく、
そのため
だれにも邪魔されずに心ゆくまで観賞できたのは
幸いであった。
これで昭和記念公園の
ポピーの連載は終わりますが、
あと、付録を一つ二つ掲載しますので、
また時間を見て
遊びに来て下さい。
たくさんの写真を
最後まで見ていただいて
ありがとうございました。
国営昭和記念公園散策 4 ~シャーレーポピーの花畑~
散策も
3回目にしてようやく
前回アイスランドポピーの花畑に到着しました。
4回目は
シャーレーポピーの花畑をお届けします。
「みんなの原っぱ」の東側を
少し北へ向かいます。
森のゾーンの中に、
「こもれびの里」があり、
そこの花畑では、
今、
シャーレーポピーが満開の時を迎えている
「シャーレーポピー」
アイスランドポピーが、
オレンジ、
白、
黄色などの
ほんのりした色合いだったのに比べ、
ここの花畑は、
ほとんど赤一色に見える。
「シャーレーポピー」は、
一般的には
「ひなげし」と呼ばれ
別名
あの有名な夏目漱石の小説
「虞美人草(ぐびじんそう)」の名でも知られる。
ちなみに
「虞美人」とは
中国の三国時代の
劉邦の宿敵で
秦を滅ぼした
西楚の覇王
項羽の愛人(妻とか恋人の意)のことで、
項羽はかたときも彼女を手放さなかったという。
しかし、
虞美人は
その項羽の足手まといにならないために
自殺したとある。
項羽は天下を劉邦と争い
最初は圧倒的に優勢であったが、
劉邦と違い
人心を得ず
次第に劣勢となって敗死した。
その虞美人草の花畑は、
はるか遠くまで広がり、
一体幾らくらいの株数があるものやら、
考えも及ばない。
これだって
きっと人の手で植えられたものだろうから、
その御苦労がしのばれる。
花畑の中を
行ったり来たり、
あるいは上ったり下りたり、
自由に散策すると、
なんといっても
こんな奇麗な花に囲まれているのだから、
心はればれ、
雷注意報なんて
心の端にも浮かばない。
赤い花中心ではあるけれど、
この花の群れの中には
多種多様なデザインの花があり、
それを皆さんにお目にかけるには、
今日はちょっと紙面が足りない。
だからと言って
こんなに奇麗な花をお目にかけないのも
もったいないので、
一輪ずつの花の紹介は、
申し訳ありませんが次回に回します。
パノラマ写真をお見せしますので、
大きい画面にしてご覧ください。
こもれびの里の
シャーレーポピーは
アイスランドポピーよりもちょっと強いので、
前日の暴風雨にも
ビクともしなかったようです。
赤い花ばかりのように見える花畑ですが、
1つひとつの花は
実に見事です。
たとえばこんなに奇麗な花が、
一面に咲いています。
1つひとつの花を眺めていると、
いつまで見ていても飽きないほど、
いろいろなデザインの花にお目にかかれます。
次回のブログでは、
そんな花を20種以上ご紹介しますので、
どうぞまたお出で下さい。


















































