突然の来訪者・コリウス ~金襴錦の豆剣士~
「なぜそなたはここに居る?」
突然の来訪者は、
何も語らない。
奇麗な錦をまとった
小さな剣士は
「コリウス」。
何も植えずに置いていたプランターの
土が余りにも乾燥していたので、
戯れに水などかけてやっていたら、
ある日、
正体のわからない芽が出て来た。
次第に大きくなり、
一つは名を知らない草、
一つは花壇に植えてある松葉ボタン、
そして
もう一つは
小さい頃から色気づいて
はっきりとその正体が分かった。
上が 「コリウス」。
下は名も知らぬ草。
小さいながら
もう色気が出て来ている。
なかなかの血筋とみられる。
これがなぜ剣士かというと、
「コリウス」の名の由来による。
コリウスの花は
こんな花。
シソ科の花で、
コリウスとは
この花が剣の鞘(Coleus)に似ているところから名づけられたものらしい。
日本人の感覚で、
この花が剣の鞘に似ているかと問われると、
ちょっと首をかしげるが、
ラテン系の人達の
剣の鞘はこんなものなのかもしれない。
しかしコリウスというと、
日本では
花を愛でる植物ではなく、
飽くまでも
その美しい葉を愛でる植物である。
「シソに似た藤色の花が咲くが、
観賞価値が低いばかりでなく、
花茎が伸びるに従って
葉の色が褪せてくるので、
花は出てきたらつみ取るようにする。」
そこまで言われる花なのに、
命名者は
その花から名前を付けるなど、
一体どのような感覚の持ち主だったのだろうか。
日本名は、
「金襴紫蘇(きんらんじそ)」とか、
「錦紫蘇(にしきじそ)」と呼ばれるが、
この名前の方が
名は体を表す、で
よくよく勝っている。
直訳して
「鞘紫蘇(さやじそ)」なんて付けられたら、
目も当てられないところであった。
どこから飛んできたやら、
突然に我が家を訪れた
豆剣士の話でした。
米軍横田基地日米友好祭 7 ~A-10サンダーボルト 近接航空支援攻撃機~
横田基地日米友好祭では、
両日ともに
多彩な催し物が開催された。
音楽を苦手にしている私でも、
唯一好きなものがあり、
戦闘機のほかに
それを聞くために横田基地に行ったと言ってもいいほど、
私はそれが大好きだ。
それとは
和太鼓の演奏。
飛行機を見ないで、
和太鼓の演奏を聞く人で
格納庫は満員。
クラシックは分からなくても、
和太鼓のリズムは、
感覚ではなく
直接腹の底に響いてきて、
私でも乗れるのだから、
よくよく本能に訴えるようなリズムなのだろう。
出演は、
「在日米軍横田基地 サムライ太鼓」 のメンバーと
「八王子陣馬太鼓」 のメンバーの
混成チーム。
赤い法被が サムライ太鼓
緑の法被が 陣馬太鼓
息もぴったり揃い打ち。
格納庫内は、
ドンドンドン!
カツカツカツ!
ド~~ン!カツ! ド~ン!カツ!
腹が震えるほどの音が響き、
爽快この上ない。
バチを持つ奏者の、
懸命な顔が
顔と言えば、
攻撃機にだって顔がある。
「A-10 サンダーボルトⅡ」 近接航空支援攻撃機。
この恐ろしげな顔をご覧下さい。
米軍は、
ベトナム戦争において、
核兵器搭載の爆撃機や
超音速の戦闘機は
地上戦の戦闘員を支援できず、
長時間の空中待機、
低速での運動性能、
強力な機関砲、
卓越した生存性を持つ
近接航空支援戦闘機の開発を迫られた。
そして完成したのが
このA-10サンダーボルト攻撃機である。
機首に
劣化ウラン弾を弾芯とした
ガトリング砲を主要武器として内蔵し、
赤外線誘導のマーべリック空対地ミサイルも装備している。
地上部隊支援に欠かせないこの武器は
装甲車や戦車の車体を貫くほどの威力を持ち、
敵部隊に
壊滅的な打撃を与える攻撃機である。
化粧をしていないない素顔は、
何かしら愛着が持てて、
記念撮影がひきも切らない。
敵陸上部隊には
超音速の戦闘機や
攻撃ヘリコプターなどより
はるかに怖い存在だが、
そんな怖さなど
微塵も感じさせない変わりよう。
この顔の
底に秘めたる強さは、
敵しか知ることはないのだが、
戦場でこの顔を見た時は
命はないものと思わなければいけない。
でも、
見学者は
そんなことは知らなくても良い。
兵隊さんと
「はい、ポーズ!」
日本の暑い夏のひと時です。
米軍横田基地日米友好祭 6 ~C-130 ハーキュリーズ 戦術輸送機~
前回のブログで
輸送機のことを書きましたので、
もう一度
この輸送機に登場してもらいましょう。
最初のブログの動画で、
パラシュート部隊を乗せて飛び立った飛行機。
「C-130 ハーキュリーズ」 戦術輸送機。
ハーキュリーズとは、
ギリシャ神話に出てくる英雄
「ヘラクレス」 (Hercules) のこと。
勇ましいその名前に恥じず
素晴らしい能力を持つ。
短い滑走路での離着陸能力や
輸送力と運行性能の高さから、
プロペラ機ながら、
「世界最高の輸送機」との呼び声も高い。
航空母艦での発着艦実験で、
カタパルトや
アレスティング・ワイヤーを使うことなく、
発艦・着艦に成功し、
空母に乗ることが前提になっている艦上機でさえ
その多くが不可能なことをやってのけたことは
特筆に値する。
その優秀さゆえに
世界69カ国で使用され、
日本の自衛隊も
現在16機を保有している。
パラシュート部隊を乗せて
離陸準備。
あとはゆっくりと
写真をご覧ください。
2機編隊で離陸。
滑走路のはるか前方で態勢を整えて、
基地上空に帰ってきます。
風力、風向などを読みながら、
隊員が基地滑走路に降りられる辺りで、
飛行機のお腹から、
パラシュート部隊が
順番に飛びおります。
1人目が飛びだすと、
後は何の躊躇もなく、
ほとんど1秒もおかずに
次から次に飛びだします。
あれよあれよと言う間に、
空にはパラシュートの花がたくさん開きます。
訓練すると、
こんなことが平気でできるようになるのだから
驚きです。
彼らは、
戦場への応援部隊であったり、
敵の後方に降り立って、
敵を後方からかく乱したりと、
国のために
命がけで戦う兵士たちです。
弾の飛び交う
危険なところには絶対に行かない
日本の自衛隊とは
その強さに格段の差があります。
平和だから
それに越したことはないのでしょうが、
韓国と中国相手に
領土問題が顕在化してきた今、
平和ボケした日本人は、
戦争は絶対にないと思い込んでいる人がほとんどで、
危ういことこの上ない。
竹島が韓国に取られ、
尖閣諸島が中国に取られでもしたら、
日本は沖縄だってそのうちに取られかねない。
ネズミでも
追い詰められれば猫をかむ。
しかし、
牙を抜かれた日本人は、
相手はまさかそんなことはしないだろう、という
能天気な考え方で、
噛むことを忘れている。
逃げてばかりのウサギは
オオカミやタカから身を守れない。
今こそ
中国と韓国は
いつでも現実の敵になりうるのだと、
はっきり認識しなければいけない。
パラシュート部隊を降下させた輸送機は、
反転して基地に戻ってきます。
そして着陸態勢に入ります。
静かに静かに降下。
プロペラ機ですから、
ジェット戦闘機のような音は出しません。
見守る観客の目の前に着陸して、
パラシュート部隊の航空ショーは終わります。
この様子を動画でご覧になりたい方は、
御面倒でも
前のブログ、
「米軍横田基地日米友好祭 1 ~圧巻・パラシュート部隊降下~」 か
you tubeの
「gansan0101のチャンネル」 へ行ってご覧ください。
米軍横田基地日米友好祭 5 ~C-17グローブマスター軍用大型長距離輸送機~
横田基地には
いろいろな乗り物がある。
遊園地を思わせる
こんな、
多分米軍手作りの乗り物も、
見学者用に
走り回っていました。
「手作りトレーラー」。
入口あたりから、
わずか100mくらいの距離を走り、
片道100円。
ベニヤで作り
塗装を施した製作代くらいは
取り返せるかもしれない。
これに乗るために
並んで待つほどの人気。
待っている間に100mくらいは歩けるのだが、
初めての人は、
基地を一周してくれるのかと思い、
すぐに下ろされて、
「えっ?これだけ?」 と
驚くかもしれない。
でも、
100円だから文句は言えない。
こんな乗り物には
決して乗らないように
充分気をつけないといけない。
1日10万人も来訪者があり、
カンカン照りの天気だと、
熱射病で気分の悪くなる人もいるだろうが、
さすがにここは、
好きで来ている人ばかりで、
私は2日間の間に、
この救急車が出動したのを見たのは
これが1回だけ。
わが身は自分できっちり守っている人たちばかりで
心強い限り。
さて
航空機。
今日は乗り物にかこつけて
輸送機の登場。
「C-17グローブマスター」 軍用大型長距離輸送機。
お腹に人をどんどん飲みこんで行く。
福島の3・11以後、
米軍はこの飛行機で、
何百トンもの救援物資を運びこんでくれた。
自衛隊は
この時は完全に負けていた。
C-17の特徴は、
最大で77トンもの貨物を積載できるという点。
77トンというと
大型貨物10トン車7台以上の荷物を一度に運べ、
大型戦車1両や
装甲車なら3両、
攻撃ヘリコプター3機などが運べ、
航続距離は
最大の貨物を積んでなお
4,400km。
機体だけだと
10,000km近くの航続が可能である。
更に
離陸にはわずか500m弱の滑走路があれば良いし、
荷物を積載しての着陸でも
1,000mほどの滑走路で降りられる。
いわゆる
空母での離着陸が可能な
万能輸送機である。
その輸送機。
後学のためにと
私も行列の最後尾に並んだのだが、
この時は
なんとも残念な出来事で終わってしまった。
炎天下、
随分長く並んで、
もうすぐ乗れると思った時に、
にわかに搭乗中止の命令が出た。
「何で?」
「落雷の危険があるので、搭乗は中止します。
早急に滑走路から退避してください。」
確かに小雨が
降ったりやんだりしていたが、
落雷の危険があるような気はしなかった。
でも、
後から思うと
賢明な判断であったと思う。
この日、
全国で何名かの人が
雷に打たれて亡くなっていた。
もうちょっとで乗れるところだったので、
ちょっと残念な出来事ではあったが、
事故が起こったら
日米友好どころの騒ぎではなくなる。
無事これ平和。
それでよかったのだろう。
今日は
横田基地の
いろいろな乗り物の話でした。
米軍横田基地日米友好祭 4 ~最新鋭戦闘機F-22ラプター~
横田基地日米友好祭。
2日目は晴天だっただけに、
暑さがすごかった。
飛行場だから、
解放された1か所の格納庫以外には、
とにかく避難できる影がない。
傘や帽子や
無ければハンカチ、タオルなどで、
日光を防ぐしかないのだから、
見学も楽じゃない。
唯一影のできるところ、
それは
展示してある飛行機で、
戦闘機以外の近寄れる飛行機の翼の下、
あるいは
ヘリコプターのプロペラの下。
ヘリコプターのプロペラは、
見た目以上に大きいので、
前日は、
雨が降った時の雨宿りの場所にもなっていた。
ヘリのプロペラの大きさを見てください。
多機能ヘリ「ブラックホーク」 自衛隊仕様。
プロペラの幅が、
大人の肩幅ほどは優にあるので、
しっかりと雨宿りができます。
2日目は
カンカン照りで、
みんな熱中症は大丈夫だろうかと
心配するほどだったのだが、
米軍が
粋な気遣いを見せた。
放水車による放水。
まさかの事故に備えて
このような車両がいつも待機しているのだが、
今日は特別サービス。
大音響のサイレンを鳴らしたので、
なにごとかと振り向くと、
放水車がいきなり放水し始めた。
このような時の
人の反応が面白い。
ある人は逃げ出し、
ある人は中に入って行く。
どのような人が逃げ出し、
どのような人が入って行くのかは、
大体察しがつくと思います。
しばしの涼。
さて
戦闘機。
今日は最新鋭の戦闘機をご覧に入れます。
「F-22 ラプター」
前のブログで書いた
世界最強の戦闘機
「F-15イーグル」 の後継機として開発・配備されたもので、
理論的には
すべての能力に置いて
F-15を凌駕すると言われているが、
残念ながらまだ実戦での実績がない。
ただ、
2006年にアラスカで行われた
「ノーザン・エッジ演習」においては、
延べ144機を「仮想撃墜」し、
F-22は1機の損害も出さなかったほどに
高性能の戦闘機である。
この戦闘機の極めつけは、
そのステルス性(レーダーに映らない飛行性能)で、
全方位のステルス設計となっている。
レーダー探知を可能な限り避けるため、
レーダー波を吸収するレーダー波吸収素材(RAM)を使用するだけではなく、
吸収しきれなかったレーダー波を
内部反射と減衰を繰り返して吸収する
レーダー波吸収構造(RAS)も採用してある。
更に、
機体表面にはレーダー波吸収素材を含んだ塗料が用いられ、
レーダー波は熱へと変換され、
これもレーダー反射断面積を低減させている。
なんといっても、
相手からはレーダーでも自分が見えず、
自分からは相手が丸見えなのだから、
ミサイルを先にロックオンして発射しさえすれば、
相手が自分に気がつく前に
それで一巻の終わり。
はなっから勝負にならない。
こんなものが日本に配備されたら、
ただでさえF-15に脅威を抱いている中国などは、
どうにも打つ手がなくなるのだが、
どうしても必要なのかと問われると、
疑問符がつくので
きっと日本は
購入しないだろう。
いまだ実戦経験はない戦闘機だが、
理論上は世界最強の
F-22の話でした。
ちなみに
愛称の「ラプター」とは
イーグルを含む「猛禽類」のこと。
参考まで。







































