「ガクちゃん、大きくなったら何になりたいの? あんまりよくばらないで答えて」
「トウメイにんげん!」
「そんなんじゃなくて、ちゃんとしたのあるの? 電車の運転手さんとか。」
「う〜ん、う〜ん、じゃあ、ちゃんとしたトウメイにんげん!!!」
「………」
「あっそっか、よくばらないでかぁ。じゃあ、ほんのちょっとトウメイにんげんっ!!!」
ごく普通のサラリーマン、外資系企業勤務、ドレッドヘアのサラリーマンなどを経て、エベレストからのマウンテンバイクをしたプロアスリートの後に保育園経営に失敗し、借金を抱え、失意の底から起業したツアービジネスをヒットさせ、日本のTop10にランクイン、外国人向けツアー作りのコンサルタントをしているボク、三浦岳人。
どん底からようやく掴んだ ”しばられない自由な生き方” を話しちゃいます〜
さあ、自由への旅路話はまだまだ続きますよ〜
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前回からの続き。
スーツなブラック軍隊会社から始まった自由への旅路話の6話目♪
まじでクビ覚悟、決死のドレッドヘア・チャレンジだったけど、さすがは懐深いパタゴニア。
おとがめナシ!
ギリギリをせめたったぜ。
しかしだ…
社外で、ドレッドな髪型ゆえにビミォーなことに直面するケースが何度かでてきたんス。
環境保護団体の方々とあるプロジェクトをすることになってさ。
お初にお目にかかります、ないくつもの団体の方々とミーティングをするんだけど、顔を合わせる前に電話やメールで入念なやりとりを先にしておくわけだ。
一緒にプロジェクトを組む環境保護団体の方々は、その性質上、自分たちの取り組みはもちろんのこと、パタゴニアとのプロジェクトも真面目にとらえてくださっているわけです。
ボクも襟を正さなきゃっ、てことで顔合わせ前には、よりていねい対応を心がけてみたんだな。
すると本当にありがたいことに電話口で「お会いするのが楽しみです」と言っていただけたの。
で、相手先に出向いての初のミーティングの日。
ドアを開け、入り口付近で背を向けている方に声を掛ける。
「パタゴニアのミウラと申します。佐藤様と10時にお約束させていただいているのですが。」
振り向きざま、ボクが視界に飛び込むと…
明らかにハッ!っとした顔のまま5秒フリーズ。
その方の心の声が聞こえたボク。
(えっっと……. 上方は見なかったことにしよう…)
「えっ、あっ、はい….. 佐藤ですね、
えっと、、、
いま呼んで参りますので少々お待ち下さい」
と逃げの足取りでサササッ。
だよねぇ。
すると資料に目を通しながらがら、こちらに向かって歩いてくる女性の方を発見。
顔はわからないけど、きっとあの方が佐藤さんだな。
で、顔を上げ、ボクを見る。
「あっ!」
「パタゴニアのミウラと申します。
お電話では何度も有難うございました!」
と、ドレッドながらも、口調をちゃんとしておく。
「さっ、さっ、さっ、佐藤です。」
また、心の声。
(えっっと……. 上方は見なかったことにしよう…)
ママー、ボク、かおのまわりだけ、ちゃんとトウメイになれたよ〜!
ちなみに写真は同僚の結婚式の司会をした時の。
他の参列者から「あのぉ、プロのDJの方ですか?」って声かけられました〜
「新郎新婦の同僚で勤め人です」って言ったんだけど信じてもらえなかったっス...
まぁそう思うかもねぇ。
ドレッド話、まだまだあるんだけど、またいずれっ!
ってことで次回は
<えっ、ボクちゃんってトラの威を借るキツネっすか?>の巻〜