「たんぽぽぐみのみなさ〜ん、よごれるからおくつをはきましょーね」
「やだー、ハダシがいいも〜ん」
「まぁ、おギョーギのわるいこと」
ごく普通のサラリーマン、外資系企業勤務、ドレッドヘアのサラリーマンなどを経て、エベレストからのマウンテンバイクをしたプロアスリートの後に保育園経営に失敗し、借金を抱え、失意の底から起業したツアービジネスがヒットし、日本のTop10にランクイン、外国人向けツアー作りのコンサルタントをしているボク、三浦岳人。
どん底からようやく掴んだ ”しばられない自由な生き方” を話しちゃいます〜
さあ、自由への旅路話はまだまだ続きますよ〜
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前回、第1話からの続き。
ブラックに片足をつっこんだ人生を取り戻すべく、憧れていたアメリカのアウトドアウエア会社パタゴニアの日本支社にモーレツアタック開始。
2回目の面接が終わってすぐに、感謝と熱い想いをぶつけた便箋10枚の手紙を送りつけました。
今、思うと超ハズい〜
続いて、これが最後ですからって言われた3回目の面接が終わり、今や遅しと連絡を待っていたボク。
プルルルルっ♪
キターーー!
「ミウラガクトさんの電話ですか?」
「ハイっそうですっ! 先日はありがとーございましたっ!」
「面接は通ったんですが….」
(が…??? おおっと、何事???)
「2週間後に本社の副社長が来る予定となっておりまして、パタゴニアとしても重要なポストですので彼がどうしてもミウラさんと面接がしたいと申しておりまして…」
「……わっ…わっかりましたっ」
なにぃぃぃ、面接の最後の仕上げは、予定になかったカリフォルニア本社の副社長とだってぇ????
ひぇぇ〜
ピンチすぎるー
ボクちゃん、英語できないっス!
ノーイングリッシュの代わりに、彼にキョーレツなイエスな印象を残そうと、う〜むと頭をひねりにひねり、賭けにでることにしました!
前日入りして鎌倉にあるオフィス近くのビーチにテント&寝袋泊。
テント&寝袋入りの巨大なバックパックを背負ってラスボスに臨んだですねぇ。
あたかも「こんなんフツーですけど?」っておすまし顔で :-)
その異形に彼は思わず笑みをもらし、♡をつかんだボクは日本支社に潜り込むことに成功。
ラスボスとの対峙の日、ホントは目覚めてから、面接が終わるまで心臓バックバク、食べ物も全く喉を通らなかったんだけど、そんなことはもちろんおくびにも出しませんとも。
でも、潜り込んだもん勝ち、やったぜ!
で、ワクワクの出社初日。
なんじゃこの職場〜
なんとビーサン履きどころかハダシもありありなハングルースさに感動!!!
スーツなブラック軍隊から一転、おギョーギわるくもイカかしたピッピー調な会社での生活が始まりました〜