30年前から続く顔の浮腫みと顎下の腫脹の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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30年前から続く顔の浮腫みと顎下の腫脹の整体治療
患者Mさん=44才-女性-主婦/パートの症例


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①    Mさんの病歴・・・
患者Mさんは、「1年前から続く胸のザワザワする異常感覚」の治療で来院されていましたが、30年以上前から顔の浮腫みが酷く、内科や婦人科、泌尿器科、耳鼻科、あるいは鍼灸、漢方、整体、カイロプラクティックなど、色々な治療をされてきましたが、効果が出なかったそうです。顔の浮腫みだけでなく、さらに左右の下顎にも腫脹があり、非常に気持ち悪い状態でしたので、本件も併せて治療する事になりました。

 

 



②    Mさんの診察
【顔の浮腫みと顎下腫脹の診察所見】
・左右の頬部と下顎枝の下部およびオトガイ下部に、広い範囲で硬いしこりがあり、これが非常に気持ち悪いそうです(疼痛・圧痛は無い)。特に、顎を下げて下を見る動作をすると、さらに気持ち悪さが増強するそうです。このしこりについて耳鼻科では「おたふく風邪です」と言われたそうです。発熱や咳・痰は無いそうです。
・顔などの皮膚の色はやや黄色調で、特に左右の手掌が極めて黄色が濃く見えました。爪床の色はやや薄めのピンク色でしたが、眼瞼結膜は濃いピンク色でした。
・顎~頸部の触診上、左右の顎下で(顎下リンパ節と思われる)極めて硬い(凹凸は無い)、2~3mm大の腫脹が3~4個触診できました。圧痛はありませんでした。甲状腺の腫脹ありませんでした。
・慢性的に首のコリが強く、度々マッサージ治療を受けているそうです。また、顔の浮腫み(特に左側)が気になるそうです。
・12才の時に酷い「おたふく風邪」に罹患し、その時は両頬部~前頸部にかけて以上に腫脹-肥大したそうです。
・歯ぎしりの癖があり、就寝中に自分の歯ぎしりで眼が覚める事もあるそうです。また仕事中など、気が付くと首から肩に力が入っているそうです。リラックスしても、すぐに力が入るそうです。低学年の頃から緊張タイプで、常に両肩が挙上しているそうです(写真でも常に肩が挙上している)。
・目ヤニなどが多く出るそうです。涙や唾液の分泌に問題は無いそうです。
・耳鳴りや難聴は無いそうですが、両耳の詰まった感じは常時あるそうです。自声強調は無いそうです。めまいはたまにあるそうです。
・鼻から喉の奥にかけて気持ち悪さがあり、後鼻漏のようなネバネバしたものがまとわりついている感じだそうです。
・虫歯の治療は度々していたそうです。


【胸のザワザワ感の診察所見】
・2年ほど前から動悸がするようになり、1年近く前から左胸部の上半分の広い範囲(左鎖骨下窩からR4付近にかけて)に、ザワザワとした気持ち悪い感触が、常時あるそうです(☚胸部X線検査や血液・尿検査/心電図などの検査で異常は無し)。この胸のザワザワ感は、酷い時は左頸部から心窩部にかけて広がる事もあるそうです(☚特に月経時)。呼吸困難などは無いそうです。
・胸頸部聴診上、呼吸音の雑音や心音および血管の雑音はありませんでしたが、左肺上葉の呼吸音は「ス-、ス-、ス-、」と途切れ途切れで聴取出来ました。肺炎や気管支炎などの既往歴は無いそうです。

 



➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    頭顔面の静脈還流を促進する
  ⑵    顎下リンパ節のリンパ還流を促進する

・静脈還流促進テクニック
・翼突筋静脈叢解放テクニック
・左右静脈角(左右リンパ本幹)解放テクニック

 




④    経過と結果・・・
・初診時、時間の関係で浮腫みの強い左の頭顔面だけの治療をしたが、施術後「眼がスッキリと見えます。左顎(フェイスライン)の浮腫みも大分マシになって、右よりスッキリしています。」と仰っていました。また触診上、左顎下の硬かったリンパ節腫脹と思われる硬結が、1/3程度まで縮小していました。

 

・2診目来院時、前回治療した左側の浮腫みは取れたままで、フェイスラインはスッキリと維持され、左顎下のリンパ節腫脹と思われる硬結も縮小したままでした。2診目は左側を治療した結果、右側と同様に、右顎の浮腫みも大幅に改善し、フェイスラインがスッキリとしました。また、「顎を下げて下を見る動作」をしても、気持ち悪さは増強しなかったので、ビックリされて何度もその動作を確認されていました。ただ、右顎下のリンパ節腫脹と思われる硬結は、半分程度しか縮小しませんでした。
 

・3診目来院時、左右の浮腫みは悪化せず、フェイスラインはスッキリと維持されていました。左右の顎下リンパ節も変化はありませんでした。今回は左右両方とも施術する事にしました。その結果さらに左右のフェイスラインは引き締まり、右顎下のリンパ節腫脹と思われる硬結も1/3以下になりましたので、今回の集中治療を終了し、様子をみて頂くことにしました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・顔の浮腫みは、女性の代表的な悩みの一つだと思いますが、Mさんの様にそれが30年以上も前からだとすると(Mさんは44才)、人生の2/3も悩んでおれたのかもしれません。それだけでなく、実際に左右の下顎の腫脹が非常に気持ち悪い、との事ですから、実害もあったわけですので、一日も早く解消したかったと思います。

 

・ところでその浮腫みと左右の下顎の腫脹の遠因ですが、それは小学時代からの緊張癖が直結していると思います。Mさんは、気が付くと首から肩に力が入って、常に両肩が挙上しているそうです(写真でも常に肩が挙上している)から、その頸部の筋肉群の緊張・肥大は生半可なものでは無かったと思われます。その極度に緊張・肥大した頸部筋肉群が内頚静脈の還流を妨げる要因となっても不思議はなく、それが頭顔面からの静脈還流を阻止し、浮腫みの原因になっていた、と考えます。

 

 

 

・さらに顔部では、自分の歯ぎしりの音で目覚める程酷い歯ぎしり癖があるわけですから、当然この部位でも静脈還流は阻害される可能性があります。つまり、歯ぎしりによって閉口筋(特に内・外側翼突筋)の緊張・肥大が増し、それが頬骨下の狭いコンパートメント=側頭窩で生じる為、翼突筋静脈叢からの静脈血が上手く排出できず、頭顔面の浮腫みの一因になっていたのでは、と考えます。

 


 

 

・そこで治療目標として
  ⑴    頭顔面の静脈還流を促進する
を掲げ、整体テクニックとして
 ・静脈還流促進テクニック
 ・翼突筋静脈叢解放テクニック

を施術する事にしたわけです。そして結果的に、3診目でほぼ完治に近い状態にまで、30年に及ぶ浮腫みが改善したので、上記仮説でおおむね妥当であったのでは、と考えます。

 




・「左右の頬部と下顎枝の下部およびオトガイ下部に、広い範囲の硬いしこり」については、触診検査で確認できた「左右の顎下で(顎下リンパ節と思われる)極めて硬い(凹凸は無い)、2~3mm大の腫脹が3~4個触診できました」が原因ではないか、と考えました。これはおそらく、12才の時の重度のおたふく風邪の後遺症ではないか、と推測されます。


・ひょっとしたらですが、12才当時のMさんは、その緊張癖から、その時にはすでに頭顔面からの静脈還流(リンパ還流)がある程度阻害されている状態にあったのでは、と想像されます。であれば、12才時に罹患したおたふく風邪のリンパ還流も充分に静脈角から右心房に戻りにくい状態になっていたのかもしれません。その結果、おたふく風邪の完治後も顎下のリンパ節に若干汚染されたリンパ液が滞留し、それが長期に渡った結果、リンパ節内で硬結したのかもしれません。


・その様な推測から(どれほど効果が期待できるかは不明でしたが)、
 ⑴    顎下リンパ節のリンパ還流を促進する
目的で、
 ・左右静脈角(左右リンパ本幹)解放テクニック
を施術してみることにしました。

 

 


・何せ、数十年も前の出来事ですから、今さら施術してもどれだけ効果が期待できるかは不明でしたが、意外と奏功したのは良かったと思います。
(ただ、上記の顎下の硬い腫脹については、胸部聴診で聴取された「キュ-、キュ-」といった音と共に、念の為に改めて専門医に、一緒に診て頂く事をお勧めしておきました)

 

 

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