仙骨の痛みと整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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仙骨の痛みと整体治療

大腰筋の整体治療で改善した症例の解説です。
患者Sさん=40才-女性-会社員/主婦の症例

 

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①    Sさんの病歴・・・
患者Sさんは別件(
逆流性食道炎頻脈の整体治療)で来院されていましたが、5年前の出産後から仙骨が後方に飛び出て、仰臥位では仙骨の突出部が布団に強く接触して、仰臥位では痛くて寝れないそうです。産科を始め幾つかの医療機関を受診されましたが打つ手が無く、現在はあきらめている状態だそうです。

 



②    Sさんの診察 (仙骨痛関連の所見のみ)
・仙骨のS3~4付近が一番強く接触し、痛む部位だそうです。立位や座位では、仙骨が何かにあたらない限り、痛みは無いそうです。
・お風呂の湯船につかっている時も仙骨部が湯船後壁に当たって痛むそうです。
・出産後に骨盤ベルトで補正されていたそうですが、それは効果が無かったそうです。
・子宮収縮剤を処方されましたが、出産時間は27時間ほどかかったそうです。鉗子分娩・他はされていないそうです。
・排便・排尿障害は無いそうです。
・生理痛は、以前はかなり強かったそうですが、現在は治療により解消しているそうです。
・触診上、仙骨のS3~4部分が後方に突出していました。S5~尾骨は前彎していました。左右仙腸関節に圧痛は無く、フィクセーションもありませんでした。
・仰臥位で、下部胸椎から腰椎の前彎カーブが増強し、下部胸椎-腰椎と床の間に数センチの間隙が開き、その間隙に手が余裕で入りました。腰椎の前彎増強についてはSさんも気づいていたらしく、「出産後にベッドで寝ていると手が腰の下に入るようになり、腰の前彎が増強している事に気づきました。こんな事は妊娠する前はありませんでした。」と仰っていました。しかしその前彎が下部胸椎から始まっている事は、今回初めて知ったそうです。。




➂ 治療目標と整体治療

  ⑴    大腰筋の緊張を解放し、下部胸椎から始まる腰椎の前彎増強を正常に矯正する
・大腰筋テクニック





④    経過と結果・・・
・初診の整体治療後、

下部胸椎の前彎はほぼ解消されて床に接触し、下部胸椎と床の間には手が入りませんでした。腰椎部は前彎が少しありましたが「仙骨の痛みがほとんどありません」と仰っていました。触診上、後方に突出していた仙骨のS3~4部分はほぼ正常の後彎状態に回復していました。


・2診目来院時、

前回の治療で改善されていた下部胸椎~腰椎の前彎増強はやや悪化していましたが、整体治療後にはほぼ完全に正常な状態に矯正され、仙骨のS3~4部分は正常の後彎状態に回復していました。またSさんも「(治療後)全く痛くありません」と仰っていました。


・4診目来院時、

「この一週間、一度も痛みはありませんでした。」と仰っていました。また、仰臥位での脊椎の触診で、胸椎から腰椎の前彎カーブの増強はほぼ解消し、床との間の間隙もほぼ無くなっていました。


・5診目以降、

緑内障の治療が終了するまで就寝時の仙骨部の疼痛は一切ありませんでした。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・当初、仙骨痛=仙骨の後方への突出の原因を、仙腸関節における仙骨のサブラクセーションを考えました。しかし、仙腸関節部でのサブラクセーションを示す所見が見当たらなかったので、他に原因があるのでは、と考え、改めて仰臥位になって頂くと腰椎だけでなく、下部胸椎から前彎が始まり(☚通常胸椎は後彎している)、下部胸椎から腰椎全般にかけて床との間に相当の間隙が生じ、それは下部胸椎でも床との間隙に手が入るくらい、脊椎が前方に反り返っていました。そのあおりを受けて仙骨が後方へ突出する羽目になったのでは、と思われました。

 

・Sさんのお話では「妊娠前にはこんな事は無かった」との事ですから、これは妊娠中の何らかの原因によって下部胸椎から前彎が生じるようになったものと推定できます。その「何らかの原因」とは現段階で究明する事は難しいですが、その影響を受けた部位は予想できます。それは第12胸椎椎体および第1~5腰椎椎体前面から起始し、大腿骨小転子に停止している大腰筋です。
 

・この大腰筋が持続的な緊張状態に維持されると起始部である第12胸椎から、停止部である大転子を常時牽引する事になり、それは弓の弦のように第12胸椎~小転子にかけて強く引っ張り、その結果下部胸椎から腰椎前彎が増強する事になって脊椎が前方に反り返り、仙骨が後方に突出する理由になります。以上の事から、上記③「治療目標と整体治療」に掲げる目標で治療に当たることにしました。
 

・運よく、初診の治療で反応があり、ほとんど脊椎の反り返り=仙骨の後方突出は解消され、その後も治癒傾向は続き、5診目以降はほぼ完治状態であったので、上記仮説でおおむね妥当であったのでは、と思われます。

 

 

 

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