何十年も前からの花粉症(アレルギー鼻炎)の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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何十年も前からの花粉症(アレルギー鼻炎)の整体治療

9診目で、花粉症状が解消した症例の解説です。

 

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①    Yさんの病歴・・・
患者Yさんは、逆流性食道炎の治療で来院されていましたが、何十年も前からの酷い花粉症なので、これも併せて治療する事になりました(Yさんが来院された時期は1月の下旬で、スギ花粉の飛来が始まる頃でした)。

 



②    Yさんの診察
【花粉症の所見】
・今まで耳鼻科を始め、漢方・鍼灸・サプリ・整体など、多くの治療をされていたそうですが、どれも効果が無かったそうです。
・Yさんのお住まいしている所は山が近いため、例年2月にはベランダなどが花粉で黄色く染まるそうです。
・花粉症状は鼻づまり、鼻水、眼の痒みなどで、初診来院時も、鼻づまりと眼の痒みが強かったそうです。
・アレルゲンはスギ花粉が主で、ヒノキなどには反応しないそうです。


【逆流性食道炎の所見】
・内視鏡検査では噴門が大きく開いていて、グレードCの状態ですが、バレット食道は無いそうです。また、食道裂孔ヘルニアもあるそうです。胃粘膜は表層性胃炎の状態だそうです。
・血圧は102/60mmHgで、血液検査で特段の異常は指摘されていないそうです。
・ゲップが多く、一日に50~80回は出ているそうです。
・就寝中に呑酸が多く、それで眼が覚めるそうです。
・食後に心窩部で動悸を強く感じるそうです。
・胸やけは強くないそうですが、咽喉が詰まったような違和感は強いそうです(☚耳鼻科では咽喉部に異常無しとの診断)。
・5年前から食欲は低下し、食後直ぐに膨満感が強く出るので食事量も減少し、体重が5kgも減っているそうです。
・排便は毎日あるそうです。
・数年前に閉経していますが、お子さんは3人あり、何れも安産だったそうです。また生理痛もほとんど無かったそうです。
・尿路結石の既往歴があるそうです(手術等はせず、飲水などで自然治癒させていたそうです)。父と叔母も尿路結石の既往があり、お子さんに一人にも血尿の既往歴があるそうです。
・腹部聴診上、グル音は微弱に聴取でき、血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上、腹部(特に下腹部)全般が膨満傾向にあり、下腹部の消化管には浮腫感がありました。心窩部に握り拳大の著明な緊張と圧痛があり、右恥骨結節上方5cmの深部にも1cm大の著明な緊張(腫瘤?)と圧痛がありました。腹部の消化管全般に軽度の柔軟性/弾性の欠如がありました。
・飲水時の心窩部の排泄音は聴取できませんでした。また、嚥下の際、胸につっかえ感があり、スムーズに飲むことが出来ないそうです。

 



➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    小腸バイエル板の交差免疫応答を減弱させる
  ⑵    頸部交感神経幹の緊張を解放し、肥満細胞の遊離を減少させる
・小腸バイエル板解放テクニック
・頸部交感神経解放テクニック

 



④    経過と結果・・・
・2診目来院時、

「(一度しか治療していないですが)いつもの年よりかなり鼻づまりなんかがましな感じがします」と仰っていました。


・3診目来院時、

鼻づまりや眼の痒みなどが「いつもの半分程度です。」と仰っていました。


・4診目来院時、

「眼の痒みはほとんどありませんでした。鼻づまりと鼻水が少しある程度です。」と仰っていました。


・7診目来院時、「ほんの少し、鼻がムズムズとするくらいです。例年と比べたら、全然マシです」と仰っていました。
・9診目来院時、

「この一週間、一度も花粉症の症状はありませんでした」と仰っていました。これ以降、Yさんの主訴である逆流性食道炎の治療が終了する19診目まで、一度も花粉症上はありませんでしたので、本件の治療も終了することにしました。

 



⑤     今回の症例の概説、、、
・当院でのⅠ型アレルギー(花粉症&アトピーなど)の整体治療の定番が、上記➂ 治療目標と整体治療の
  ⑴    小腸バイエル板の交差免疫応答を減弱させる
  ⑵    頸部交感神経幹の緊張を解放し、肥満細胞の遊離を減少させる
 ・小腸バイエル板解放テクニック
 ・頸部交感神経解放テクニック

です。


・ただ、⑴    「小腸バイエル板の交差免疫応答を減弱させる」の小腸バイエル板解放テクニックによる治療は、長期的に効果が現れるので、今回のYさんの様に2診目にはその効果が確認でき、その後もスムーズに花粉症が解消したのは⑴ではなく、⑵の「頸部交感神経幹の緊張を解放し、肥満細胞の遊離を減少させる」頸部交感神経解放テクニックが著効を示したのでは、と考えます。

 

 

 

・⑴の「小腸バイエル板の交差免疫応答を減弱させる」手法は、Ⅰ型アレルギーの三要件(1.アレルゲン、2.Ig-E抗体、3.肥満細胞)の一つ「Bリンパ球の分泌するIg-E抗体を減少させる」手法ですが、これはBリンパ球の寿命にも関係するので、それを減少させてⅠ型アレルギーの体質を解消するには数か月以上の期間を要する、長期的な反応だからです。

 

 

 

・それに比べて⑵の「頸部交感神経幹の緊張を解放し、肥満細胞の遊離を減少させる」頸部交感神経解放テクニックは即効性があると思われます。それは先述のⅠ型アレルギーの三要件の一つである「肥満細胞の遊離」はサイトカインや神経的な刺激で調整される、極めて短期的な反応だからです。

 

 

 

・肥満細胞はその細胞内にヒスタミンなどの炎症を誘発させる化学物質を内在し、組織を遊離(パトロール)しつつ、抗原(アレルゲン)を見つけるとBリンパ球由来のIg-Eと協同してヒスタミンを分泌させ(脱顆粒)、炎症反応を誘発して、組織の防御を図る使命を帯びています。
 

・ただこの肥満細胞は、その多くは組織近傍の血管内壁に集合して待機状態にあり、組織内を遊離-パトロールしている肥満細胞は少数なのが普通ですから、この状態ではアレルギー反応は起こりにくいです。しかし、何らかの要因で血管内壁から肥満細胞が大量に遊離し、組織内(☚例えば鼻腔粘膜or眼瞼結膜など)に大量に侵入すると、それだけアレルゲンやIg-Eとの接触する機会(可能性)が増大し、それがⅠ型アレルギー体質の元凶の一つとなります。

 

 

 

・その肥満細胞遊離の刺激の一つが、当該血管を支配している交感神経の刺激です。同神経の刺激が強いと、その神経末端からサブスタンスP(SP)と呼ばれるサイトカインが分泌され、それが肥満細胞の遊離の刺激源となり、肥満細胞は血管内壁から遊離して、鼻腔や結膜などの粘膜組織にせっせと侵入し、それだけIg-Eやアレルゲンとの接触の機会が増え、アレルギー反応を生じさせることになります。

 

頸部交感神経幹 (上頸神経節) 

 

・従って、不要な交感神経の刺激を減弱させる事、今回のYさんのケースでは花粉症ですから、鼻腔や結膜などの顔部の血管を支配している交感神経である「頸部交感神経幹(☚特に上頸神経節)」の刺激を解放する整体手技が、鼻腔や結膜に分布する交感神経の刺激を減らし、サブスタンスP(SP)の分泌を抑制し、もって肥満細胞の遊離を抑制することが出来るはずです。
そして結果的に、わずか2診目にはその効果が現れ、4診目には概ね改善し、9診目には完治状態に至ったのだと思います。

 

 

 

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