気管支喘息(?)による息苦しさ(呼吸困難)の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

●当院は「整体治療」と、「2年制整体学校」を運営しています。
●各疾患・症状に対しての研究-治療成果、患者さんとのエピソード、コラムなどを掲載しています。
●当院での治療(左下欄参照)、又は学院への入学希望の方は専用メールか06-6180-6880までお電話下さい。

気管支喘息(?)による息苦しさ(呼吸困難)の整体治療
3診目で、ほぼ改善した症例の解説です。
患者Rさん=48才-女性-主婦の症例 
 

● 不整脈、高血圧、胸痛、呼吸困難の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 
 
 
① Rさんの病歴・・・
患者Rさんは、20年ほど前にお子さんを産んでから気管支喘息になったそうです。その後一旦は改善したそうですが40才の頃に再発したそうです。この2回目の時も数か月で改善していましたが、最近になってまた呼吸がしにくくなり、かかりつけの病院で診察したところ「気管支喘息になりかけていますね」と言われ、抗アレルギー薬と去痰剤を処方されたそうです。しかし、それを服用してもほとんど息苦しさは改善しなかったそうです。
 
 
 
② Rさんの診察
・咳や痰あるいは喘鳴・喘息発作は起こっていないそうです。しかし、胸の奥の方で何かが詰まっている感じがして、そのせいで息を吸うのがしんどいそうです。
・Rさんは食道裂孔ヘルニアと逆流性食道炎に罹患していて、当院に通院中でした。
・お腹のつっかえ感があり、その位置はみぞおち(鶏卵大)と左季肋部のR6~7付近(5-6cm横に細長い)だそうです。
・Rさんの身長は147cm、体重は62kgです。
・血液検査ではコレステロール値がやや高めだそうですが、その他の検査で異常はなく、アレルギーの検査もされていません。血圧は120/80mmHgだそうです。
・皮膚の血色はやや悪いですが、発疹や黄染などの皮膚所見はありませんでした。
・ゲップはよく出るそうですが、呑酸はあまりないそうです。
・食欲はどちらかというと普通だそうです。食後に背中が(T10の高さ)横一文字的に1時間前後ほど痛くなるそうです。
・便秘傾向で、数日に一度のペースの排便だそうです。
・頭顔面や下腿の浮腫はありませんでした。眼球結膜の黄染はありませんでした。
・甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。
・胸部や腹部の血管雑音、あるいは心音・呼吸音に異常はありませんでした。グル音はやや小さめに聴取出来ました。
・腹部触診上、全般的に膨隆-緊満傾向でした。心窩部は緊張していて圧痛が強くありました。それ以外にも所々に緊張と圧痛がありました。左右の鼠径靭帯内側に著明な緊張と圧痛がありました。
・月経周期は28日周期で月経期間は平均5日だそうです。生理痛や排卵痛はほとんど無いそうです。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
 
   ⑴ 縦郭の圧迫状態を解放し気道の通気を改善する
     ⑵ 頸部または縦郭内を走行する迷走神経の緊張(?)を解放する

・縦隔解放テクニック
・迷走神経解放テクニック
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・初診治療後、「胸の奥深くが軽くなった感じで、息がしやすくなっています」と仰っていました

・2診目来院時、「大分ましでした。ただ、胸の下の方が少し息を吸いにくい感じがありました」と、仰っていました。

・3診目治療後、「すごく息が吸いやすいです。もう、問題はありません」と、仰っていました。

・その約2か月後に別件で来院された際に、今回の息苦しさについてお聞きしたところ、「その後全く再発はありません、スムーズに息が出来ます」と、仰っていました。
 
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・まず、今回の気管支喘息と考えられている「息苦しさ」という症状ですが、しかしそれは以下の理由から気管支喘息の可能性は低いのでは、と考えられます。
   ❶…抗アレルギー剤や去痰剤の効果が現れない
   ❷…そもそも、喘鳴・喘息発作や咳などが生じていない。痰も排出されていない
   ➌…心不全を想起させる所見が見当たらない

・では、今回の息苦しいという愁訴ですが、それは以下の❹,❺の理由から
   ❹…食道裂孔ヘルニアに罹患している
   ❺…肥満傾向である
仮説A-縦隔容積の圧力の軽度上昇による「気道の圧迫」
か、
仮説B-縦隔容積の圧力の軽度上昇、あるいは食道裂孔ヘルニアによる「迷走神経の刺激過多」
が原因しているのでは、と考えます。

・先述した様に痰の排出は無いので、迷走神経刺激による杯細胞や気管支腺からの粘液分泌、つまり上記Bの可能性は低そうです。従って、以上の考察から今回のRさんの息苦しさは上記Aの「縦隔容積の圧力の軽度上昇による気道の圧迫」が主因ではないか、と考え、その圧迫を解放する整体テクニック
   ⑴ 縦郭の圧迫状態を解放し気道の通気を改善する
   ・縦隔解放テクニック
を、施術しました。
 

 
 
念の為にBの「迷走神経刺激による気管の収縮による気道閉塞=息苦しさ」の可能性も考慮して、
 
 ⑵ 頸部または縦郭内を走行する迷走神経の緊張(?)を解放する
   ・迷走神経解放テクニック
も、施術しました。
 
 

・ただ、診察の項でも記した様にRさんはやや肥満傾向ですので、これらの整体テクニックや食道裂孔ヘルニアの治療だけでは不充分かもしれません。つまり、肥満による過剰な脂肪組織が狭い縦郭内内で増えると縦郭内の圧力が上がっていると、それが気道の圧迫に影響する可能性が考えられるからです。ですから、ダイエットをする事で縦郭内にも浸潤して縦郭内の圧力上昇に一役買っている可能性のある「過量な脂肪組織」を燃焼-消失させる必要があるのでは、と思いました。Rさんにはこの点も説明し、いずれダイエットに挑戦して頂くようにお話ししておきました。
 
 
 
----------------------------------------------------------------------

※ その他の関連愁訴のご案内

胆石症、慢性肝炎の整体治療=総合案内はこちら

● 泌尿生殖器の整体治療=総合案内はこちら

● アレルギー性皮膚炎、手湿疹、皮膚疾患、膠原病の整体治療=総合案内はこちら

 

● 関連整体コラム

  ストレートネック/スマホ首…ならぬ「義務教育首」とその関連愁訴

 

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県