ポスチャースタイリス ト古谷維久子です。
今の大阪城公園は桜一色ですが、季節を外しても楽しめます。
季節に関係なく楽しめるのは、《石》
前回の大人の遠足~飛鳥編の、
》》》この時にも、《石》には感激しましたが、
大阪城にも、たくさんの歴史を見てきた《石》がありました。
大阪城・大手門のすぐ外。
戦国時代なら、一番に狙い撃ちされる場所です(笑)
ガイドの安藤さんの、恒例クイズで《石》を楽しみます。
お題は、こちらの石に掘られた紋について。
石垣には、家紋がたくさん掘られています。
これは全員正解だったかな。
スタートは、みんなに甘いガイド安藤さん(好き・笑)
次のお題は、こちらの石垣について。
よくよく見ると、こんなにたくさんの《石》が積まれています。
みんな、一生懸命石垣を見るけど、
『いくつの石がある?』なんて、だれも数えることができません。
これは、2割の正解率。
ぎりぎりを攻める安藤さん(笑)
大手門をくぐると、この大手見付石。
大阪城で、4番目に大きな石なのだとか。
この大きさで四番目って。
どれくらい大きいかというと、
人が前に立つと、なんとなくわかるかと思います。
高さは、参加者の皆さんの背丈の二倍くらい。
横は四倍以上?
この石、実は左側の石と一枚だったことが
研究によって判明しているそうです。
その証拠を教えてもらって、見入る皆さん。
ここでも、『へ~~』の連続です。
巨石の上部に、ずらっと並ぶ矢穴
機械も、クレーンも、何もない時代。
ここに 「石ノミ」 を打ち込んで、石を割ったそうです。
人力での作業、想像を絶します。
桜に覆われた石垣。
この石も、何度、春を繰り返し、
どれだけの時の流れを見てきたのでしょう?
先ほどの、大手見付石は大きさが第四位。
では、一位は?
もちろん、一位の石も見てきました。
大阪城内で、一番大きな石がこちら。
少しすすけたような、黒くなったこの石垣。
しかも、キレイにそろっていません。
凸凹した石垣。
これは、第二次世界大戦の爆撃の後なのだとか。
大阪のど真ん中にある大阪城。
爆撃に合わないはずがない。
こんな大きな傷を負いながらも、
その上の天守閣が焼け落ちなかったのは、
1931年(昭和6年) 再建当初
反対する人も多かったそうですが、
鉄筋コンクリートで再建したからだとか。
この石垣は、徳川時代から、明治、大正
そして、世界大戦と、どれだけの歴史を見てきたのでしょうか?
石に話ができるなら、『当時の様子を聞いてみたい』
なんて、思いました。
大人の遠足~大阪城編。
桜だけではなく、石のほかにも、たくさん楽しめました。
ここだけの遠足のご紹介は、まだまだ続きます。
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