ふるさと干溝

ふるさと干溝

路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

2026年6月25日(木)

 

西吾妻山4G(4爺)の山と湯の旅

 久しぶりの山旅は東北の山形県と福島県境の深田百名山の西吾妻山(2085m)。メンバーは4人(4爺)、爺と言っても一番若いS氏は体力トレーニングに励む、かなりの体力の持ち主で、私みたいな本物の爺などは足元にも及びません。今回も愛車を出してもらいドライバーもお願いしています。

 

白布湯元から西吾妻山(2035m)へ

 今回の西吾妻山の登山ルートは幾つもありますが、私がすっかり体力低下で、厳しいコースは全くだめ、(但しお酒とお湯は全く問題ないのですが)と言うことで初心者コースの米沢市の天元台からロープウェイとリフトでいきなり標高1810mの北望台登山口まで行き、そこから西吾妻山山頂(2035m)を目指すルートと言う事にしてもらいました。

 

 私は50年ほど前に友人たちと、この天元台からの登山に訪れたものの、雨風の悪天候でリフトが動かず登山を断念したことがありましたので、そのリベンジを果たせる機会と思いまして、是非山頂を踏みたいと思っていました。

 

 折から季節は入梅を迎えて、天候が気になるところではありましたが、最悪の事態で山は断念しても酒と湯は逃げない、と割り切るつもりでいました。

 

 

魚沼出発は朝4時に関越自動車道「魚沼IC」

 関越自動車道魚沼ICに朝の4時前に上がるとのことで久々にアラームを設定して眠りに就きましたが、私はいつ寝ているのか分からないほど睡眠が下手で、どこに行く時にでもアラームが鳴る前に目が覚めます。

今回は3時10分に起床し、食事などを済ませて3時40分に自宅前にて迎えを待ちました。4時10分前にインターチェンジの駐車場で同行するS氏の車に荷を移し、定刻に出発出来ました。

 

 途中小千谷を過ぎた辺りで東の空が真っ赤に朝焼けしていまして、実に綺麗な風景に見送られての出発となりました。新潟から磐越道に路線を変えて福島県の猪苗代方面へ進む途中で工事中のため一般道へ下ろされまして、時間は余計に掛かりましたが、「県道2号米沢・猪苗代線」から檜原湖畔から白布峠方面へ別称「西吾妻スカイバレー」をS氏は快調に車を操り、目的地の天元台ロープウェイ乗り場には始発の8時20分に大きな余裕を持って到着しました。ロープウェイ・リフトの代金は5000円と結構な額です。

 

 心配される台風の影響も今の所は大丈夫そうですが、改札で上部強風の為リフトを停止しているので始発を10分遅らせるとのアナウンスが有って、やはり天気は変わりやすい山なのだと再認識したものです。

天元台ロープウェイ湯本駅

 

 

登山開始は9時半

 10分後にロープウェイは動き始め、途中強風で徐行運転もあって1時間ほどで終点の北望台に到着です。リフトの下方には多くの花の名前が書かれた立札があって退屈しません。途中のスキー場のゲレンデには猿の姿があって、帰りのリフトが運転出来ない場合は此処を歩いて下らないといけないのだと思うと少し心配になりました。

ゲレンデ内には猿の群れが

 

 

 リフトは2人掛けで強風の時にはやや安定感がありました。風が冷たく素手では手が冷えてしまうので手袋を装着しました。終点で帰りのリフトが動かない時には徒歩で下って貰い、その場合でも返金はしない旨の説明を係員さんから受けました。

 

登山開始(リフト終点北望台)

 終点の北望台を9時半に出発です。標準コースタイムは登り下りとも概ね1時間半程ですが、私の最近の脚力では無理は出来ません。

登山口のルート看板

 下りのリフト最終は15:40の表示があります。

 

登山開始(北望台登山口)

  霧の為しっとりと湿った外気はとてもに冷たく、上着を一枚増やして歩きます。緑に挟まれた石を敷き詰めたような登山道をしばらく上ると

両端緑に挟まれた樹林帯の登山道

 

 林の中にはやや次期遅れではありますがサンカヨウがしっとりと、ややガラス状になりながら咲いていました。

サンカヨウ(山荷葉)

 

 

 そして15分ほどで岩がごろごろして開けた所に出ます。カモシカ展望台と言う所でしょうか。残念ながら一面ガスに覆われて視界はありません。

 

カモシカ展望台でしょうか

 

 そこから下りに入りまして花が沢山咲いている湿原の木道を下ります。コバイケイソウが咲き始めたと途中登山道の整備をしながら歩く方の情報を頂きまして、其処彼処に咲くコバイケイソウを写真に写します。私の地元の魚沼にもコバイケイソウは沢山見られますが、こちらの花の方が柔らかく穏やかな感じがしたのは、まだ先始めの若い花だったからでしょうか。

コバイケイソウ(小梅蕙草)

 

 その近くにサラサドウダンが満開でした。なんでも先ほどの方によると此処は一番見事だとか。なるほど確かに見事な花を咲かせています。

サラサドウダン

 

 ルート上にはチングルマやコイワカガミ、ワタスゲやガクウラジロヨウラク、ショウジョウバカマ、などが足元一面に咲いていて、ガスが晴れればさぞや見事であろうと少し残念でした。花の百名山と呼ばれる片鱗を見せられた思いです。

 

 この山のコイワカガミは私どもの地方の物と比べると花色がとても鮮やかに感じられました。

コイワカガミ

 

ワタスゲ

 

チングルマとコイワカガミ

 

ショウジョウバカマ

 

ベニバナイチゴ

 

 

キヌガサソウ(衣笠草)

 それから分岐後の大凹の水場から少し登った所に咲いていたこの花も、先ほどの方に教えていただきました。登山道から少し離れていて、注意しなければ見過ごしてしまいそうな斜面の先に一叢見事に咲いていました。奈良時代、高貴な人に差しかけた衣笠に見立てたのが由来とのこと。大きな萼片が花のようです。

キヌガサソウ(衣笠草)

 

 此処から大きな石の道の急坂を登りきり、少し緩くなった石畳と木道の湿原帯に出まして、池塘も幾つか見られました。天気が良ければ絶景が広がっているのだろうに、と思ったところです。

 

 足元にはここでもチングルマが沢山咲いていました。

 

梵天岩手前の湿地帯に咲くチングルマ

 

 

梵天岩で昼食

 湿地帯を抜けて少し行くと大きな岩がゴロゴロとしている場所に着きました。梵天岩と言う所です。先行していた2爺は待ち草臥れた様子でした。なんとも「あい済まないことで」恐縮です。

梵天岩到着11:00

 

 この先は頂上では展望も無い為ここで昼食にしてしまい、周回は止めて山頂ピストンで下ろうということになりました。

 30分ほど休憩の間にS氏はコーヒーを沸かしてくれました。コーヒーの芳香に通り掛かった女性が

 

「あっ、いい香り」

 

 と、おっしゃって通り過ぎて行きました。

 

 

西吾妻山2035mに到着

 梵天岩の付近にはゴゼンタチバナやシラビソが目に止まります。

シラビソの赤い実

 

 出発しておよそ10分で天狗岩方面と山頂方面の分岐に出ます。此処より一旦下り、そこから平坦の道を歩き15分ほどで西吾妻山山頂に到着です。山頂では眺望もなく、ただ山頂到着記念の1枚を撮影して下山に掛かります。

 

西吾妻山(2035m)到着12:00

 

 4爺で記念撮影の後、今来た道を引き返します。

梵天岩を通過12:35

 

 帰路は相変わらずのガスの中で眺望は望めないままですが、それでも足元の花に癒されながら歩きます。キヌガサソウの場所には鉄の棒で柵がしてありました。登山者の安全の為と植生保護の為と思われます。

 ここでもう一度キヌガサソウの写真をゆっくり撮影して帰ります。大凹の水場にいた単独行の女性にも情報を提供しました。

 

 人形石分岐から少し手前の大凹の湿原帯は遅くまで雪の残る所だそうで、その雪解け水のお陰で豊富な植物が育っています。左側の斜面には残雪が少し見られました。

 

 分岐を過ぎて県境の緩い登りに差し掛った所で、とうとう雨に捕まりました。雨と風がかなり強くなって来ましたのでカメラをリュックにしまい、雨具を装着して歩きます。この分だと帰りのリフトは運行中止かな、などと思っていましたが、峠を過ぎて樹林帯の下りに入ると雨風はさほどには感じなくなりました

 

 樹林帯を抜けると北望台のリフト乗り場です。幸い運転をしていましたので無事に乗ることが出来ました。下りでは眼下に広がる米沢市の街並みが良く見えました。

 

 ロープウェイは15:00の運転に間に合いました。山頂駅から湯本駅まで一気に運んでもらいまして山行は終りです。

 

 

宿泊は猪苗代の中ノ沢温泉

 今宵の宿泊は日本第一級の温泉湧出量を誇る福島県の中ノ沢温泉です。昨年は同じ温泉の大阪屋さんに宿泊しましたが、今年は近くの「磐梯名湯リゾートボナリの森」です。源泉かけ流しの大露天風呂が自慢、とのことです。

 

 朝走った県道2号米沢・猪苗代線を猪苗代方面に帰り、国道115号線を一旦南下して磐梯猪苗代IC少し手前のスーパー「リオン・ドール」で夕方の宴会用の食糧を買い求めます。自分たちの食べたい物、飲みたい物をてんでに買い物籠に詰め込みます。

 ここで購入した「山椒のニシン漬け」が好評で翌日も此処に寄りまして残りの在庫も全部購入してお土産にしました。

 

 リオン・ドールでの買い物の後、再び北上して中ノ沢温泉「磐梯名湯リゾートボナリの森」に到着です。

磐梯名湯リゾートボナリの森

 

 到着して早速風呂に行きますと、程良い湯加減の温泉で「あー、じょんのび、じょんのび」です。じょんのびは寿命が延びるほどリラックスしている、と言った様子のこと。

 

 自慢の露天風呂は渓流を見下ろす位置にあって、程よい湯加減は実にいい湯だな、と思います。

大露天風呂は湯加減んも風景も良かったです

 

 温泉を楽しんだ後は乾杯です。私は少し早めの9時頃に布団に入りましたら、普段に似ずあっという間に眠りに落ちてしまいまいました。

 

 

 50年前に断念した西吾妻山を50年後の今日にリベンジして、山頂に立たれたことをじっくりと反芻しています。丁度50年前、青春の真っただ中にあった私が、今こうして当時を遠い過去として振り返る年齢となって、その時間の中に生きたことの重さを、実感として感じています。

 

「よく頑張ったよな。大したことは出来なかったけれど。それでもよく頑張ったよな・・・ でももう少し頑張れるかな」

 

「えーっ・・・」

 

長々とお付き合い頂きまして有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

2026年6月20日(土)曇

 

渓流沿いの林道の花や蝶たち

 新潟の梅雨は6月20日に開けたとの発表がありました。これは平年より9日、昨年より29日遅かったようです。しかし此処魚沼市では夕方まで雨は落ちて来ず、梅雨入り前に今年出会いの少なかった蝶を探しに守門岳の麓に出かけて来ました

 

 途中の寄り道はしないで真っすぐに目的の林道に向かいます。林道入り口の赤い橋を渡ったばかりの所にヒメシジミが出る場所があるので、路傍を注意して見て行きましたら、早速蝶の姿が見られました。シロツメグサが一叢生えている所に数頭の蝶が素早く飛んで居ました。どうやら目当てのヒメシジミのようです。よく見るとどれもメスのようで、ばらばらに行動していました。

シロツメグサにヒメシジミ雌

 

 

 その少し先に咲くナワシロイチゴ、こちらには雄雌並んで花に夢中です。

ナワシロイチゴにヒメシジミ左が雌、右が雄

 

 

   ヒメシジミ雄

 

 今日の目的の一つヒメシジミに出会いまして、少しほっとしたところで、奥に向かいます、沢筋の道はサカハチチョウなども期待出来ますので、注意しながら走ります。

 

 

 岩肌の湿った所にヤマブキショウマやシモツケソウ、オオバギボウシなどが良い景観を作っている所があります。毎年此処ではじっくりと時間をかけます。

花の目立つ草付きの崖

 

 コシジシモツケは過去何度も写真を撮りに来ていまして、葉をひっくり返してみたりしながら図鑑と首っ引きの時もありました。今日もきれいに咲き始めてよい時期になったようです。

コシジシモツケ

 

 そしてその付近一帯にはヤマブキショウマやウルイ(オオバギボウシ)が白く咲いています。トリアシショウマやこのヤマブキショウマは渓間の緑によく似合い、そよ風に吹かれている様は実に爽やかです。

ヤマブキショウマ

 

 

ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)

 ここでも蝶が見られました。ルリシジミのメスでしょうか。ヒメシジミのように花に寄って来ているのでなくて、単独で飛び回っていました。

 

  

ルリシジミ♀

 

 

サカハチチョウ(逆八蝶)

 渓流沿いでは定番のサカハチチョウですが今日は一頭だけ見られました。春型の雄のようです。あまり良いモデルで無くて、ちょこちょこと移動を繰り返して、何とかカメラに収めるまでには暫く掛かりました。

 

サカハチチョウ春型♂

 

 

ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)の集団

 ずっと前のことになりますが、道路の水が湧きだして居る所でルリシジミが集団で吸水しているのに出会ったことがあります。今日は吸水行動ではありませんが20頭位の個体が集まっているのに遭遇しました。狙って出遭える光景ではないので幸運な遭遇でした。

   

ルリシジミの集団

 ルリシジミの集団

 

サワラン(沢蘭;別名アサヒラン)

 ここで渓流を少し離れて道が登って行きます。この先に岩肌がかなり湿ってキンコウカやモウセンゴケなどが見られる所がありまして、そこに咲くサワランやカキランなどが目当てです。今日はカキランの咲く時期にはほんの少し早かったのかもしれませんが、サワランの方は鮮やかに色を付けていました。

サワラン(沢蘭;別名アサヒラン)

 

 

モウセンゴケ(毛氈苔)

 その付近にはモウセンゴケやヒカゲノカズラなどが咲きます。今日もモウセンゴケが小さな花を咲かせていました。

 

 

モウセンゴケの葉と花

 

 

 

守門岳麓、二分集落で

 此処で場所を移してもうひと場所、狙いの地域に行ってみます。かつてヒメシジミの集団が見られた場所ですが、ここ数年ほとんど見られなくなってしまった所です。以前にこの付近で河川工事が頻繁に行われていた頃、エリアの草が適度に刈られていた場所にはシロツメグサなどが多く咲き、ヒメシジミも沢山いたのですが、最近どこも茅などの草が蔓延って蝶の生息環境が悪くなって殆ど見られなくなってしまったのです。

 今日はほんの僅かにヒメシジミが見られましたが、以前のような集団は見られませんでした。

 

 

桑の実は子供の頃にはおやつでした

 桑がたわわに実を付けています。マルベリーと言うそうです。どこか郷愁を誘う桑の実。間もなく盛りになります。

桑の実がたわわです

 

 

ナミアゲハ(揚羽蝶)

 少し下って二分林道の起点付近に鮮やかな紫の花が植えられていまして、そこに沢山蝶が寄って来ていました。私は園芸種の花は特に苦手ですが、検索するとムシトリナデシコと言うようです。

 

アゲハ(揚羽)

 

 モンキチョウもいました。どこにでもいる蝶ですが今日も一応載せておきます。

モンキチョウ(紋黄蝶)

 

ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋蝶)

 先日里でも見かけたウラギンヒョウモンです。魚沼では今が盛りでしょうか

ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋蝶)  

 

 

モンシロチョウ(紋白蝶)

 この辺り、標高400m位ですがスジグロシロチョウがよく見られます。今日はモンシロチョウでした。ひらひらひらとなかなかカメラには収まってくれません。やっと捕まえたのが下の写真です。

モンシロチョウ(紋白蝶)

 

 

ミドリヒョウモン(緑豹紋)

 ミドリヒョウモンがオカトラノオの花に止まっています、この地域ではよく見かける蝶です。翅裏の模様が特徴の一つですね。

ミドリヒョウモン

 

 

 しばらく蝶たちを追い回していましたが、きりが無いので入広瀬経由で帰路つきました。

エゾアジサイの鮮やかなブルー

 

 

 途中エゾアジサイが鮮やかなブルーで咲いていました。この花で今日のブログは仕舞にします。長々とお付合い下さいまして感謝です。

 

 

 

 

 

2026年6月16日(火)晴

 

なかなか梅雨入りできない「越後」です

 今年は雪解けが早かった割には梅雨入りが遅いようで、今年はまだまだ入梅とはいかないようです。木曜日辺りに雨マークが見られるので、もしかすればその頃入梅宣言がなされるかも知れませんが顕著な雨マークの連続ではないのでどうでしょうか。

 

 私事ですが、6月の初めに体の一部に痛みを感じまして、レントゲンの結果ドクターの所見では小さい剥離骨折が見られるとのことでした、それで現在は痛み止めの薬とシップで養生をしています。今日はまだ多少の痛みが残るものの日々の暮らしには差しさわりの無い程度なので、もう暫らくおとなしくして様子を見ていようと思います。

 

 

ナワシロイチゴと蝶

 扨て、そんなコンデションですので、あまりハードな行動は慎んでいます。軽い散歩などで路傍を見ていると、それでもそれなりの風景に出会います。

 ナワシロイチゴの花が咲いていました。 この花はなぜか造花のような雰囲気があって目を引きます。

ナワシロイチゴの花

 

 当地ではヤカンイチゴと呼んで、かつて子供達には人気のイチゴでしたが、今ではもっと甘くて美味しいイチゴが手軽に購入出来るので。子供は手を出しません。私は赤く実ったイチゴをタッパに詰めて持ち帰りジャムにして食べます。

ナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 どうです、美味しそうではありませんか、少々の酸っぱさが爽やかです。

ナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 写真は以前のものですが間もなく時期になります。

 

 また、いろんな蝶がこの花を好んでいるようです。先日の散歩ではウラギンヒョウモンの雄がやって来ていました。

ウラギンヒョウモンとナワシロイチゴ

 

 以前よく行った所ではヒメシジミがこの花に来るのでそれを楽しみにしていました。

ヒメシジミ雌(左)雄(右)とナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 

ルリシジミ

 それから今の時期にこの辺りではルリシジミがよく見られます。小さい蝶の上に素早くてしかもなかなか止まってくれないので写真では苦戦させられます。

ルリシジミのメスのようです

 

 

モンシロチョウやモンキチョウ

 白蝶科のモンシロチョウやモンキチョウは春から秋までほぼ一年中と言ってよいほど当たり前に見られます。この蝶はひらひらとしている割に人にはなかなか近寄って来ません。

 ところが不思議なことに、畑の周辺などで機械による草刈りをしていますと、寄ってきて、今まさに刈り取ろうとしている花に。止まるのです。機械が大きな音を発てて花に近づいても逃げず、そのまま機械に打ち叩かれてしまうのです。

 

 蝶には不思議なところが沢山ありますが、このことも不思議な一面です。それから蝶は交通事故にもよく遭います。そして蝶とぶつかると意外に大きな音がします。

ヒメジョオンとモンキチョウ

 

モンシロチョウとナワシロイチゴ

 

 

ヒョウモンチョウ

 ウラギンヒョウモンの雄がシロツメグサにいました。ウラギンヒョウモンは里や山を冠する分類があってなかなか難しいようなので単にウラギンヒョウモンとしておきますが、けっこうみられます。

ウラギンヒョウモンの雄

 

 

 クモガタヒョウモンは生息域は広いようですが私はあまり見かけません、ヒョウモンチョウなので表はヒョウ柄ですが翅裏に雲のような模様があります。また後翅の頂部が角ばる特徴もあります。

クモガタヒョウモン(雲型豹紋)

 

 

大湯公園の花など

 此処の所ご無沙汰していました大湯公園のロックガーデンを覗いてみました。前回来たときはシラネアオイが咲き始めた頃でしたが、もう大抵の花は終わっていました。

大湯公園ロックガーデンの木陰

 

 ヤマオダマキがいくつか見られます。

ヤマオダマキ

 

 近くでは都忘れの花も見られます。なんとなく情緒を感じさせる花名ですね。

ミヤコワスレ(都忘れ)

 

 そしてカワラナデシコも咲いていました。秋の七草ですがずいぶんと早い時期に咲きます。

カワラナデシコ

 

 

 コシノカンアオイと思われますが、いくつも咲いていました。ものの本に拠るとコシノカンアオイとユキグニカンアオイが新潟県では見られ、その分布はフォッサマグナの東縁を走る新発田小出構造線の東側と西側で植物の分布が大きく異なるそうです。そして西にはコシノカンアオイ、そして東側にはユキグニカンアオイが分布するのだそうですが、此処はそれからみるとユキグニカンアオイの分布域となりますが、公園で移植された株もあれば一概には決められません。

コシノカンアオイでしょうか

 

 

 そしてオウレン、キクバオウレンが沢山ありますがすでに花はとっくに終わってしまいまして、特徴のある姿を見せています。

キクバオウレン(菊葉黄連)

 

 

 

 間もなく「越」も梅雨入りするでしょうが、梅雨に入れば今度は梅雨明けが気になります。これは雪国の民に限ったことではありませんが、人々はいつも空を見上げては天気と相談しながら暮らしています。

 

 駆け足で過ぎ去る雪国の短い夏。今年から暦に「酷暑日」という分類が加わりました。毎年同じようにやって来て同じように過ぎて行くと思われている季節の移り変わりは、この僅か半世紀にでさえも大きく変化しているようです。

 

実に脆い物の上に成り立っている私たちの未来が少しでも恙無きようにと願ってやみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年6月8日(月)晴れ

 

 5月は晴れの日が多く、絶好の行楽日和となって、多くの方々はじっとしておられなかったのではないかと思います。

6月に入って西の方からの梅雨入りの便りが聞かれるようになりまして昨日には私どもの「越」を除いて関東甲信も梅雨入りしました。この時期の魚沼は春らしい花から夏らしい花に衣替え、そんな感じで路傍の花が移ろって行きます。

 

 例年のことですが、この時期になると行く場所があります。私どもの小出郷から北に位置する旧守門村の長岡市の手前の地域で、休耕田にカキツバタが咲く所があります。群生とまでいきませんが此処のカキツバタに会いに来るのが毎年の行事のようになっています。

 

 今年は5月の好天続きにも関わらずなかなか思うような所に行かれずにいましたので皆さんのアヤメ、カキツバタ、などの記事を見ていると、ああ今年も時期になって来たのだなと心騒ぎ、それではと、件の場所のカキツバタの様子を見に足を延ばしてみました。

 

 

 自宅からは北東方向に県道70号小出守門線を走り旧守門村の破間川にダムがかかる大倉沢と言う所で国道252号線に入り、福島方面に少し走り、須原から県道57号栃尾守門線に入り、途中星の家のある須原スキー場に立ち寄った後、県道に戻って福山新田に向かいます。

途中須原スキー場から小出郷の方向を眺めます

 

 県道に戻り車を進め、須原峠と言う所では福島方面や魚沼三山(越後三山)などの山々が連なっているのが見られます。今日も三山が残雪をまだ頭に乗せているのが見られました。先ほど立ち寄ったスキー場リフト終点と星の家の建物が三山の手前に見えます。

須原峠から魚沼三山(越後三山)右から八海山、中ノ岳、駒ケ岳(頭文字からハナコ山とも)

 

 須原峠から下りまして集落に出ます、集落手前の農道を少し走ってみましたが特に変わった風景も無くて、すぐに引き返し目的の場所に向かいました。

 

 若干早かったかな、と言う感じでしたがなんとか花姿は確認出来ました。

休耕田のカキツバタ

 

 カキツバタは短歌の「折句」と言う技法での在原業平の「からごろも…」の歌で有名ですが、高校生の時に古典の授業で教わったことを思い出します。

カキツバタ

 

 例年ですと、この界隈で蝶などとの出会いもあったのですが、今年のそれらは影を潜めていました。

 

 

 雪桜で知られるようになった大平峠に出て、そこから県道356号半蔵金入広瀬停車場線を正面に守門岳や浅草岳を見ながら下ります。

 

 路傍には鬼アザミが咲いていました。

路傍の鬼アザミ

 

 とりあえず今日の目的は済ませましたが、ここまで来たので守門岳のふもとの集落に足を延ばしました。同じ魚沼市でもここまで来ますと田植えがようやく済んだ所とこれからという田んぼも見られまして、同じ市内でも季節のギャップに改めて驚かされます。

 

 標高500m程の圃場にやって来ました。ココは0年ほど前に圃場整備が行われ、標高500mと言う稲作ではかなり厳しい所ですが30町歩程が作付けされています。水源は2Km程離れた西川の上流で、山の中腹に敷設された水路によって用水が流れて来ます。

 南の方角に魚沼駒ケ岳(越後駒ケ岳)が見られます。

魚沼駒ケ岳(越後駒ケ岳)

 

 以前にこの下の西川の畔に蝶のヒメシジミが沢山見られるところがあったのですが、最近ではカヤなどの草が蔓延って、蝶の集まる場所が無くなってしまいました。

 

 ここにはまだノアザミが鮮やかな紫色の花を付けています。

ノアザミ

 

この辺りではこの花にはウラギンヒョウモンチョウが寄って来るのですが、今日はいません、

下の方で見つけたウラギンヒョウモンを紹介しておきます。

ウラギンヒョウモンの雄

 

 

 

 例年この地域に咲く花のいろいろを時期になったと思われる頃にドライブでやって来ます。今回はカキツバタでしたがこれからコシジシモツケ、コオニユリ、サワランや白いツリフネソウ、シロヒゲソウなどが咲く時期にも来てみようと思っています。

 

その時には蝶やトンボも出て来てくれると嬉しいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年5月31日(日)晴れ

 

奥只見レク都市公園「響きの森公園」の花

 2026年の5月は概ね好天の中に過ぎて来ました。1月の大寒の集中的な雪降りの後は穏やかになった冬。雪の量も前年に比べて少ない積雪、でしたので雪解けも早く、樹木も草花も今年はとりわけ元気の良さが目立っています。

 

 

ユリノキ(百合の木 別名チューリップツリー)

 先日紹介したユリノキは花が終わり、種子をつけ始めました。

盛りであったチューリップツリー

 

今、花期は終り実を付け始めました。木の実は落ちるとあまり綺麗ではありませんが、花の内は豪華で人気があります。

先日まで盛りだったチューリップツリー

 

 

バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)

 先日来公園に咲き始めたバイカウツギが満開の時期になりました。白い豪華な花はなかなか見事で、毎年咲くのを楽しみにしていました。

 家で写真を整理しながら花の資料を見ていましたら、とても香りの良い花だと書かれた資料が在りましたので、どんな香りなのか、その香りを確認しようと昨日行ってみましたが、でも残念ながら私には確認は出来ませんでした。

バイカウツギ(梅花空木)(その1)

バイカウツギ(梅花空木)(その2)

 

 

 

 

ヤマボウシ(山法師)

 そして今は公園に限らず町中にヤマボウシが満開です。ヤマボウシは秋に食用になるオレンジ色の実を付け、鳥などが喜んで食べるようです。春によく似たハナミズキがありますが、秋に実を付けるとその違いは一目瞭然です。

 花弁のように見える白い総苞片は髪飾りやブローチのデザインに利用されることもあって、人気です。

ヤマボウシ(山法師)(その1)

 

ヤマボウシ(山法師)(その2)

 

ヤマボウシ(山法師)(その3)

 

 

丘を埋め尽くした黄色い花

 今年は特にブタナとハナニガナが盛りで公園の丘を埋め尽くしています。

丘一面のブタナとハナニガナ

 

 

ブタナ(豚菜、キク科エゾコウゾリナ属、帰化植物)

 ブタナは繁殖力が旺盛で、丘を埋め尽くしています、公園では雑草として刈り取られていますが、地面にピタリと張り付いた根生葉は刈り取ることは不可能に近い厄介者です。

この帰化植物の原産地はフランスでサラダ・デ・ポーク(豚のサラダ)と呼ばれることもあるそうでヨーロッパでは食用とされているそうです。

ブタナ(豚菜)(その1)

 

ブタナ(豚菜)(その2)

 

ハナニガナ(花苦菜)キク科ニガナ属)

 こちらも公園の丘にブタナと並んで蔓延っています。花として咲いている間は見目も良いのですが枯れた後は見た目が良くないので刈り取られています。

ハナニガナ(花苦菜)(その2)

 

ハナニガナ(花苦菜(その2)

 

 

コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)

 公園にコウリンタンポポが少しずつ増えて来たように思います。ヨーロッパ原産で、市内でもあちらこちらで見られています。繁殖力旺盛なため在来種への影響が心配されているようです。

 ウィキペディアでは別名エフデギク、アメリカではデビルズペイントブラシ(悪魔の絵筆)とも呼ばれているとの記述もありました。

 

コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)

 

 

 

 雪国の春や夏は短く、季節は目粉しく(目まぐるしく)移って行きます。つい先日に春の花が、と思っていたら、すぐに夏の花が追いかけて、少し涼しくなってきたと思えばすでに秋。年齢とともに年々早く過ぎていくかのような時間の流れが少々気になるこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

2026年5月21日(木)雨

 

 ここしばらく暑い日が続いていましたが、今日はまとまった雨が降っています。この雨じゃ家の周りの片付けも出来ず、とぐろを巻いています。

 

 

しばらくぶりの大力山

 今日は、先日しばらくぶりに登った大力山のことを書いてみます。大力山に登った日は平日ということもありまして、晴天にかかわらず静かな東屋でした。

 

 以前は月2回を目標にして登っていた大力山ですが、最近軟弱ぶりが板についてめっきり回数は落ちてしまい、今年はようやく2回目という有様です。

 

 

大力山、宝泉寺口を9:30に出発

宝泉寺口「中部北陸自然歩道」の看板

 

 この日は日が高くなってからの出発でしたが、爽やかな風があった所為かあまり暑さは感じられませんでした。路傍のシュンランやアズキナシ、ガマズミ、アオダモ、ヤマツツジの花など、たくましさを増した緑の中で咲く花を眺めながら登りました。

東屋のフレームに駒ケ岳(2002.7m)

 

 

 東屋はとても静かで爽やかな風が吹いていました。山ノートにはオーストラリアから来られた、と言う方の記入もしてありました。

干溝集落の圃場はこれから田植えの時期です

 

 

熊蜂に向かって行く蝶

 山頂ではアゲハ蝶とカラスアゲハが追いかけっこをしていましたが、私の近くには来なくてカメラには収まってはくれませんでした。目立ったのは熊蜂です。何匹も飛び交っていましたが見た目ほど狂暴では無いので、ちょっかいを出さないでいれば危険はありません。

 

 その熊蜂に向かって行く素早い黒い影、なんとそれは蝶です。蝶はよく飛翔するものに飛び掛かっていくものが多いのですが、この時の蝶はヤマキマダラヒカゲでした。

 この蝶は7合目の少し下のネジキのある日向をテリトリーにしていて、そのあたりを歩いていると寄ってくることがあります。手を挙げると止まって汗を舐めるのです。

 今日はその場所では見ませんでしたが、今日は東屋付近にいました。

ヤマキマダラヒカゲ

 

 

 

 静かな東屋でゆっくりと時間を過ごし、下りに掛かりますと、ブルーの蝶がホツツジの葉に止まりました。見ると春限定の蝶コツバメです。太陽の光を多く浴びるため、光に直角に羽を傾げて止まることがよく知られています。

コツバメ

 

 

 近くではダイミョウセセリ(関東型)の姿も見られました。

ダイミョウセセリ

 

 

 

この日目立った花たち

 この日は白い花、アズキナシやガマズミなどが目立ちました。アズキナシは秋から冬にかけて沢山の実を付けます。この付近の山ではごく一般的な樹木です。

アズキナシ

 

 

 それからこの時期ヤマツツジも鮮やかで見事なものが多いです。早春には雪国ミツバツツジが鮮やかですが季節が進みまして、このヤマツツジが盛りになって来ます。

ヤマツツジ

 

 

 それからウラジロヨウラク、写真はガクの大きいガクウラジロヨウラクです。これからしばらく遊歩道脇で目を楽しませてくれます。

ガクウラジロヨウラク

 

 

 

大力山バッヂ、と大力山のキーホルダー状小プレート板

 数年以上の間皆さんに趣旨をよく理解いただき遊歩道整備に役立ててきました大力山バッヂが若干の在庫はありますが、ほぼ完売となりまして、当「大力山友の会」では新しく大力山の記念になりますように、と写真の物を作成し、今までと同じように登り口近く、のK君宅前の通路横物置前に置かせてもらっています。

 

 デザインは5種類、1個200円頂いています。これは今までの冠バッヂ同様遊歩道の保守に使って行きます。

新しい記念プレートです

 

 記念小プレート5種類のデザインです

イワカガミ  ショウジョウバカマ

 

イワウチワ  カタクリ  イワウチワ

 

 

 今後とも大力山を愛し、楽しんでいただければと「大力山友の会」一同は思っています。先日メンバーが遊歩道でたばこの吸い殻を見つけたそうです、全国で山火事騒動が多発している折、くれぐれも注意して何時までもきれいで安全な遊歩道であって欲しいですね。

 

 

 

 

 

2026年5月16日(土)晴れ

 

奥只見レク都市公園「響きの森公園」の花

 ここにきて日本列島は猛烈な暑さに覆われてしまったようで、日中は何とも熱くて堪りませんね。家の周辺の雑草の始末も滞りがちで、逞しい草はあっという間に伸びてしまい、とても厄介なことになっています。

 

 そんな暑さで季節の進み方は加速度的に過ぎてしまい、身の回りの植物もあっという間に様変わりです。

 

そんな中、魚沼市の「響きの森公園」でブロ友「魚沼の里山」さん、にお会いしました。そこで公園のユリノキが盛りと言う情報を頂きまして、早速行って来ました。

 

 今年はレンゲツツジが綺麗に咲いたところが多く、「響きの森公園」や隣接する「響きの森文化会館」では見事に咲いたものが多かったようです。

 

「響きの森文化会館」入口のつつじ、品種名はよく分かりませんが鮮やかな紫が見事です。背後の山は干溝地区のシンボル的な山「大力山」です。

魚沼市「魚沼市響きの森文化会館」

 

実に鮮やかな紫です

 

 そこから階段を上り公園内「雪のコロシアム」の横に咲いているつつじがこれまた見事です。このツツジは今年は特に綺麗で、こんなに満開の姿はここ何年も見ていなかったので感激です。

コロシアム東側に咲くツツジ(その1)

 

(その2)

 

 

(その3)

 

 

(その4)

 

 

 それから公園内あちらこちらに咲いていたレンゲツツジ、こちらの花々も今年はひと際きれいに咲いています。レンゲツツジはこの地方では「馬ツツジ」と呼びます。有毒な植物にウマを冠して呼んでいますので「ウマゼリ」なども同様有毒な植物です。ちなみにこの地方では「う」のことを「ん」と発音する年寄りが多いので「馬」を「んま」、生まれる、を「んまれる」などと言い、孫たちにひんしゅく(顰蹙)を買うこともありますね。

レンゲツツジ

 

キレンゲツツジ

 

 

ユリノキ(チューリップツリー)

 扨て、「魚沼の里山」さん、に教えて戴いたユリノキを私も見て来ました。モクレン科ユリノキ属に属する落葉高木で45mにも達するそうです。公園内の木もおそらく30mは超えているのでは無いか、と推察されます。

ユリノキ(チューリップツリー)(その1)

 

ユリノキ(チューリップツリー)(その2

 

ユリノキ(チューリップツリー)(その3)

 

 

 確かにこの花はどう見てもチューリップツリーの方がしっくりくると思いますが、なぜかと思い、検索してみましたら、この木が日本に渡来した明治時代には頃はチューリップが一般的でなかったためにギリシア語由来の属名からユリノキの標準和名となりました。とウィキペディアに書かれていました。

 

 

 それから里山エリアには白い花でホオ(朴)やミズキ(水木)が見えます。水木はこの地方にはあちらこちらで目立ちますがこちらはその樹姿から別名テーブルツリーと呼ばれているようです。

ミズキ(水木)

 

 この水木を好んで食べるガの幼虫があるようで、キアシドクガと言うそうです。ただし毒蛾と言っても毒毛ばりは無いので人間には害が無いそうです。

脱線しますが、因みにリンゴドクガと言う蛾も毒毛ばりを持たず、危険を感じると体の一部分を赤くして威嚇します。しかしその姿は実に愛らしいものです。

 

 植物や昆虫などの名前のいわれにはいろいろありますが、どうしてこんな名がつけられたのかな、と首をかしげるものも多いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年5月16日(土)晴れ

 

4月、5月の山菜シーズンは

 例年4.5月の月は山菜でにぎわうシーズン最盛期ですが、今年は昨年よりずいぶん少なかった雪は、山菜の時期を少し早めたようです。

 春に食卓を賑わせる山菜も限りないほどありまして、調理方法も各家庭の味で、いろんな食べ方がありますね。

 

 

今日は私の好きな山菜のことを少し

 アケビの新芽(きのめ)

 最初は当地で「きのめ」と呼ばれるあけび(木通)の新芽です。これは雪深い魚沼産が美味で、雪の少ない地方のものは少しランクが下がるようです。

 アケビは風情のある秋の味覚として人気ですが、春にはこのように新芽を山菜として楽しみます。私は湯掻いたものを生卵と一緒に食べるのが一番好きですが、マヨネーズなどで食べる方も多いですね。

アケビの新芽

 

 

 そしてシオデ(牛尾菜)は漢字表記の牛の尾のような菜という通り、姿はなるほど、と頷けます。

シオデの食べごろの頃

 

 シオデは根気よく摘んで、後で下の硬い所は切り捨ててゆでて、それから丁度食べやすい長さに切り揃え。

採取したシオデ〈牛尾菜〉

 

醤油とマヨネーズ

 

 シオデは食べ頃を過ぎると蔓になって伸び、球状に花を咲かせ、やがて実は黒くなり葉は白くなります。

シオデの花

 

シオデの黒い実

 

シオデの黄葉

 

 

 

 

ウド(独活)

 ウド(独活)も好きな山菜です。葉や芽の柔らかい所は天麩羅、茎は煮物でもきんぴらでも様々。また皮や葉などを佃煮に、と実に多くの調理法がある人気の山菜です。

 ウドは保存するのにも都合がよく沢山塩漬けで保存して、食べるときは塩抜きした物を銅鍋(アカナベ)で煮ます。色が戻り美味しさが増します。

若いウド(独活)

 

 ウドは若い時柔らかい葉と芽を天麩羅にします。

独活の天麩羅など

 

 

独活の煮物

 

 

 

ネマガリ(千島笹)

 ネマガリは千島笹のタケノコで、柔らかく、アク(灰汁)も少ないので食べ易い食材です。煮物、みそ汁と鯖缶、天麩羅、焼きタケノコ、タケノコご飯と、こちらも幅広く使われています。

皮を剝いたネマガリ

 

 ネマガリの味噌汁はツナ缶や鯖缶と相性が良いようで、この時期缶詰が品薄になる、などの話もあるようです。

ネマガリの味噌汁

 

 

 

 今年も早い時期から山菜を楽しんで来ました。雪深い里であるが故に恵まれた食材も多く、最高の食卓を楽しんでいます。

ネマガリを使った煮物

 

 

 我が家ではよくタケノコご飯を作ります。

ネマガリのご飯

 

 

 

うるい(大葉擬宝珠)

 山菜は種類が多いので紹介し始めるときりがありませんので、最後にウルイ(オオバギボウシ)を紹介しておきます。

 

 ウルイは渓流の水のきれいなところに生えています。夏には白っぽい花を咲かせます。

うるい(大葉擬宝珠)

 

 

採ったウルイは清流で洗って持ち帰ります

 

 ウルイもいろいろな料理で食べますが、酢味噌や三杯酢で頂きます。

ウルイの酢味噌和え

 

ウルイを三杯酢で

 

 雪深い里故の恵まれた味覚を楽しんでいます。雪国の春は駆け足。あっという間に初夏。もう少し山の幸を楽しんでいたいですね

 

 

 

2026年5月9日(土)雨

 

 

 魚沼干溝歌舞伎(やまびこ座)再発進公演を終えて

https://www.himizo.com/

 

 12年前の「全国地芝居サミット」の魚沼開催から12年、パンデミックのコロナ禍の影響など諸般の事情で大々的な活動が出来ていなかった「干溝歌舞伎やまびこ座」でしたが、昨年春より準備を進めて来た公演がこの4月11日に12年振りに無事開催の運びとなりました。

 

 干溝歌舞伎は新潟県北魚沼郡の干溝地域、現魚沼市干溝地域の地芝居で、その昔地域で100歳の方が出ると芝居を興行して長寿を祝って来たそうです。

 昭和30年代に興行されて以来、しばらく興行されていなかったようですが、平成15年に干溝町内からお二人の100歳の方を輩出したお祝いに「100歳歌舞伎公演」を執り行ったことから干溝歌舞伎保存会としての活動が始まりました。

 

 以来二十数年に亘って京桝屋三代目三桝京昇師匠や、三枡清次郎師匠の指導の下、1000人規模の大きな興行なども含め活動を行って来ました。

 

 今回は12年振りの復活公演と言うことで子供歌舞伎「やまびこ三番叟」と「忠臣蔵大石東下り」大人たちの「双蝶々曲輪日記 引窓」そして、友情出演の和楽路保存会の皆さんによる舞踊が催されました。

魚沼干溝歌舞伎(やまびこ座)ポスター

 

 4月11日の公演は新潟県、魚沼市、多くの魚沼市内外の団体や個人の皆様の支援を頂き、900人からのお客様も来て頂き好評の内に行われました。

 またNHKさんや新聞の「新潟日報」さん、地元誌「越南タイムズ」さんなどに取り上げて戴きました。

会場入り口の風景

 

 

新聞「新潟日報紙の記事

 

 

中村芝翫さんの「新たなる挑戦 魚沼市小出編」

 この干溝歌舞伎公演の一年前に、歌舞伎俳優の中村芝翫さんを魚沼にお招きして中村芝翫さんの「新たな歌舞伎への挑戦」と題した公演を行って戴きまして、一年後の「干溝歌舞伎やまびこ座」の演目予定の「双蝶々曲輪日記 引窓」を熱演されプロの芸を披露してくれました。

 この新たな挑戦とは芝翫さんが衣装かつらなどは付けず、一人で様々な役を演じ、セリフのみで作品の魅力を引き出すという新たな歌舞伎です。出演は中村芝翫さん、京枡屋の三枡清次郎師匠(義太夫)です。三枡清次郎さんにはずっと干溝歌舞伎のご指導を頂いています。

地元誌「越南タイムズ」さんの記事より

 

 

地元誌「越南タイムズ」の記事より

 

 干溝歌舞伎はこの中村芝翫さん、三枡清次郎さんの公演を糧に一年後の公演に向けて活動を進めて行きました。

 

 

神谷町小歌舞伎観劇

 神谷町小歌舞伎は歌舞伎俳優中村芝翫さんの成駒屋本拠地のある神谷町で中村芝翫さんのご子息3兄弟、橋之助、福之助、歌之助さんたちによる自主公演で、いつか大歌舞伎に、という決意も込めて2,023年から行われている公演で、今年4回目を数え、さらに来年2027年には新宿のミラノ座『THEATER MILANO-Za』において、待望の第五回『神谷町小歌舞伎』が開催されることが発表されています。

 

神谷町小歌舞伎とは - 検索 

 

 

 5月2日、緑風のそよぐ爽やかな五月晴れの中、東京浅草に「第4回神谷町小歌舞伎」を観劇してきました。

第四回 神谷町小歌舞伎 2026/05/01()2026/05/03() | チケット GETTIIS

 

 

 当日5月2日は八十八夜、「夏も近づく八十八夜・・・」で立夏目前の緑も逞しさを増して来た爽やかな連休の初日ということでした。早朝6時過ぎに魚沼IC.から関越自動車道に乗って、一路東京浅草へ向かいました。

 途中では何か所かSAにもゆっくりとして、ゆとりの関越道通行で目的地浅草に到着しました。浅草では「木馬亭」前、毎年お邪魔している君塚食堂さんで、開場前に少し早く軽めの昼食を済ませました。

 

 

 開場には観劇が初めてという若いお嬢さん方も多く、歌舞伎人気が高いことが感じられました。公演は昨年もそうでしたが若い3兄弟の切れの良い芝居が爽やかでした。

 

幕間に表を眺めますと賑やかな通りに人力車なども見られ、活気が溢れています。

浅草公会堂付近の通り

 

 

 当干溝歌舞伎は12年ぶりの大きなイベントを終えました。これからますます緑の濃くなる魚沼の夏に入っていきます。保存会会長以下大勢の関係者などが一丸となって行われた行事は、地域の文化振興に大きなインパクトとなっているようです。ご協力を頂きました多くの方々に、干溝歌舞伎の一員として

 

「ほんとに有難う御座いました。そしてご苦労様でした」と申し上げます。

 

 

「干溝歌舞伎やまびこ座」は大勢の方々に支えられて頑張っています。

 

 

 

 

2026年4月19日(日)晴れ

 

18日は集落内の林道に

 昨年よりずいぶん少なかった雪は、2週間ほど早く積雪ゼロとなりまして、一気に進んだ春に桜は あっという間に開花、そして満開を迎え、そしてすでに散り始めました。

 少し雪消えの遅い林道に車を走らせて先日行われた十二山神様祭りの社の前を通り、干溝の林道を走り、その後大池川に沿って帰って来ました。

12日の十二山神様の安全祈願の行事

 

 十二様の広場では桜の他にコブシなどの花が咲いていました。

十二様の広場の桜や辛夷の花

 

 例年まだ雪の残る時期の山は、まだ春の訪れがやっと、という所で、路傍の草花もまだまだこれからといった感じでした。

 

 アブラチャンの花が咲き始めています、この時期に咲くアブラチャンの花は、結構好きな花で、道路脇には沢山咲いています。

アブラチャンの花

 

 ツノハシバミの花は雌花、雄花と別れていますが、あまり目立ちません、しかしよく見ると赤い糸くずを集めたような雌花はとても愛らしい花です、

ツノハシバミの雌花

 

 

 この時期に杣道などを歩くのはとても気持ちが良いものです、間もなく路傍の草花も一気に増えてきます。そして山菜も盛りになって来ますが、この日は山菜などにはあまり手を出さずに林道脇の風景に目を向けながら走って来ました。

 

 旧林道の途中に馬頭観音が祀られていますが、そこには馬頭観音の猛々しい姿とはずいぶんと違い、優しく穏やかな観音像が道行く人の安全を願い両手を合わせておられます。

優しく穏やかな観音像

 

 

板木遊歩道のコシノコバイモ

 そして19日には友人たちの情報で板木遊歩道に「コシノコバイモが咲いたよ」との情報を頂いていましたので散歩がてら、3kmほど離れた林道に徒歩で行って来ました。

 

 この日も天気は良く温かいとの予報でしたので、遊歩道までの3kmをゆっくりと歩いて行きました。

 

 今の時期にはいたるところにオオイヌノフグリが咲いています。あまりかわいそうな名前なので別名「星の瞳」という愛らしい名前を頂いたようで、喜んでいるようですね。

オオイヌノフグリ (別名星の瞳)

 

 

 隣の集落までの道中、賑わっている大力山が萌黄色の装いで急速に木々の緑を深めています。今年も大力山はずいぶんと賑わいました。これから雪が解けた山もオオカメノキの白い花や、ナナカマドの白い花が稜線の爽やかな風に吹かれていることでしょう。

板木までの道中の大力山

 

 

 隣の板木集落の遊歩道入口は集落から300m位山側に向かって圃場の中を歩きます。

遊歩道入口付近の佇まい

 

 目当てのコシノコバイモは遊歩道の入り口付近に沢山見られまして、付近にはキクザキイチゲやカタクリ、ミヤマカタバミなどの花も多く咲いていますが、それらにも負けず、花の数も今が一番かな、と思うくらい沢山咲いていました。

カタクリの花も実に艶やかです

 

 キクザキイチゲは白い花や紫の花がいずれ劣らぬ豪華さで咲いています。子供の頃から春を伝えてくれる嬉しい花です。

白花のキクザキイチゲ

こちらは紫色のキクザキイチゲ

 

 ミヤマカタバミもこの時期には定番の花ですから沢山咲いています。

ミヤマカタバミ

 

 コシノコバイモは嬉しいことに沢山咲いていまして、今日の目的を十分満足させてくれました。

コシノコバイモ

 

 帰路、付近にアケビの花が咲いていたのでカメラに収めました

アケビの雄花

アケビの雌花

 

 アケビの新芽はこの地方では山菜として珍重されています。私も大好きで、山菜ベスト5に数えています。

 

 帰り道、こぶしの花が綺麗でしたのでカメラに収めました。

こぶしの花

 

 たらの芽も少し伸びたようですが何本か見られます。ただし私はタラの芽は嫌いではありませんが、あえて食べないようにしています。

タラの芽

 

 

今日は目的の写真を手にしましたので、あとはまたのんびりと帰る予定です。

 

板木集落内を歩いていましたら、私を呼ぶ声がしましたが、どこで呼んでいるのかな、なんて思いながら少し進むと知り合いの奥様でした。急ぎで無ければ家に旦那様もいるので、お茶でもどうかと言われまして、ありがたいことにお邪魔させていただきまして、お茶をご馳走になりました。

 

 家まで送ってくれるとおっしゃるのですが、それでは私の散歩の意味も薄くなりますので、丁寧にお断りして、我が家までの3kmほどを帰って来ました。