卯月穏やか日和、魚沼の空 | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20240413日 (土)晴

 

4月になって季節は急ぎ足

 4月になって穏やかな日々が戻って来ました。あちらこちらで雪囲い外しが進み、冬タイヤから普通タイヤへの交換もほとんど済んでいるようです。

 

 ブログ更新を暫くしていませんでしたので、その間に季節は駆け足で過ぎていきました。一週間もすれば風景もがらりと変わってしまいます。更新を休んでいたこの一週間余りのことを振り返ってみます。

 8日の月曜日、小出公園で白花のカタクリの花が咲き始めたとの情報を得て、行って来ました。地図まで書いてもらって行ったのですが、すぐには見つけられませんでした。それでも目を凝らしてみると僅か3本でしたが見つけることが出来ました。法面の途中で道より離れていました。他の花を傷めるわけに行きませんので、望遠を使用して写しました。

 その後の皆さんの情報を見ていますと、本数はだいぶ増えているようです。

小出公園の白いカタクリ

 

 この日は近くにオクチョウジザクラが見られました。私どもの地方では山桜と呼んで好かれています。雪の多い年にこの花が咲いているのを見るとまた今年も春がやって来たんだなあと思わされて、嬉しくなりますね。

オクチョウジザクラ(奥丁字桜)

 

 それから2日後の10日、魚沼市のあちらこちらで暖かい日差しの下、桜の蕾がほころび始めたようでした。満開の花をもうすぐに見られるなと思っていました。

ほころび始めた桜の蕾

 

 

 八海山の雪もずいぶんと減ったようで、下から望遠で眺めましたら、険しい山並みの手前に千本檜小屋も確認出来ました。写真では少し見づらいかも知れませんが、一番手前の岩峰の根もとに見えます。

八海山の険しい岩峰

 

 そしてこの日、妻が山菜のキノメ(ミツバアケビの新芽)とコゴミを採って来まして、頂き物の青菜と一緒に緑主体の夕餉になりました。いよいよこれから本格的に山菜の季節が始まろうとしています。実に嬉しい季節です。

10日の夕餉は山菜主体

 

キノメ(ミツバアケビの新芽)

 

ワラビと青菜

 

ウドの煮物

 

 

 それから当地では12日は十二講の日で十二山神様の祭りです。

 集落の奥、林道の途中に祀られている十二様の所で行事が執り行われました。

当地で祀られている十二様

 

 「テッチョックリ、カナックリ、カラスの面玉めがけてストトンガトーン」

カラスの目玉に見立てた的を弓矢で射ます

 

 近くの池にはザゼンソウや水芭蕉が咲いていました。ここの池は何年か前に機械を入れて整備した池で、その時に水芭蕉やザゼンソウを移植したものです。

ザゼンソウ(座禅草)

 

林道の入り口付近にはキクザキイチゲが一叢、目を引きました。

キクザキイチゲの一叢

紫の色合いが強い一群でした

 

 

 隣の集落にコシノコバイモが盛りだとの情報を得ていましたので、確認に行って来ました。ちょうど盛りで沢山咲いていました。近くに一輪白いカタクリも見つけて、いい春の出会いとなりました。

コシノコバイモ

 

 

 取り急ぎこの一週間のことを書きましたが、気になっていたサクラはあっという間に開花し、満開を迎えます。春の便りが目白押しの今日この頃です。