ふるさと干溝

ふるさと干溝

路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

梅雨も明けないのに秋近し

越 後ではまだ梅雨明けが宣言されていませんが暦はもう間もなく立秋、秋に入ろうとしています。気象の話をすれば個々の所ずっと、異常気象と言う言葉が当たり前のように繰り返されていて、またそれに伴う災害の発生なども各地で発生していて、心配の種は尽きません。

 

 扨て、私事ですがこの2か月余り、病院にお世話になる機会が多く、先日には一週間ほどお泊りして来ました。重大な病気ではないのですが、それでも少し大人しくしていまして、アルコールもしばらく遠ざけています。

 

 表に出ないと退屈しますので、図書館で本を借りてきまして、読書の秋には少し早いものの暫くは読書の量が増えています。

 此処の所、肩肘の張らない軽い読み物が多く、宇江佐真理さんのシリーズ物など

中心に読んでいます。

 

 

(余談※ 物語の主人公の髪結い伊三次とその恋仲の深川芸者の文吉がある事件を機に深川をはなれることになった時、深川を去る時文吉が深川の町に向かって「あばえ」と言って手を合わせる下りがある。この「あばえ」は「あばよ」という別れの挨拶だが、私の地元魚沼の方言では「あばや」という。時代小説の江戸人情噺などに市井の会話の中に私の地方の方言と同じような言葉がちょくちょく出てきます。そんな言葉が出て来るとその作品が尚一層一層身近に感じられ、興味が深まります。

宇江佐真理さんの「髪結い伊三次捕り物余話

 

 

 

里の山で咲き始めた百合の花など

 扨て、少し時期遅れの記事になってしまいましたが、先月下旬の里の山に行った時の写真を記事にしました。

 

 

 梅雨明け前だというのに「秋の七草」のオミナエシ(女郎花)が咲き始めました。もちろん秋の七草でもキキョウ(桔梗)やカワラナデシコ(河原撫子)やクズ(屑)などももうとっくに咲いています。

 オミナエシはこの辺りでは野生のものは見たことが無くて、いつもお庭に育てている方の庭のものを写真に拝借しています。

オミナエシ(女郎花)

 

 

コオニユリの咲く渓流の斜面

 先回に訪れた守門岳ふもとの地区ではその時にはまだコオニユリは咲いていなくて、コシジシモツケ(越路下野)が盛りでしたが、この時にはシモツケは終り、今回はコオニユリもすでに終りが近くなっていました。

 渓流沿いに咲くコオニユリを私は何度もアップしていますが、私は夏に湿地帯に咲く涼しそうなこの花が大好きです。

コオニユリ(その1)

 

コオニユリ(その2)

 

 

ヤマユリ(山百合)

 山百合も盛りになって来ました山百合はなかなかゴージャスな花で香りもとても強いのが特徴ですね。山道などを歩いていると漂ってくるその香りで花の存在がわかるほどです。香りが強いことと雄蕊の花粉が衣服に着くと厄介なことから家に飾らない方も結構あります。

 しかしお盆には欠かせない花のひとつです。花が一つ増えるのに一年はかかるともいわれますが、ものすごく大きな一叢におよそ100個はあろうかと言う株を見たことがありますが、それはとても見事な花株でした。

ヤマユリが豪華に咲いていますね

 

 

ミヤマカラスアゲハ

 この後この奥にミヤマカラスアゲハが吸水に寄ってくる場所がありますので、覗いてみることにしました。途中に草木の花が咲くところがありまして、花が咲くと枯らすアゲハが寄ってくるのですが、この時は花には少し早い時期でした。

 それでも暑い日には路面に染み出てくる水には沢山の蝶が寄って来ます。これは水分の補給と、アスファルトの下に敷かれている骨材に含まれるミネラルのカルシウムが溶け出しているのを求めているのでしょう。

ミヤマカラスアゲハ(もしかするとカラスアゲハかも)

 

 残念ながら今日は一匹だけでしたが、また来てみようと思っています。

 

 

 途中に池があります。この池には結構大きな真鯉が棲んでいます。ここを通る時時折覗くのですが、こうした池に住むのも餌が豊富な我が家の鯉に比べると大変だなと思いますが,やはり長生きして欲しいものです。

山の池の鯉

 

 

 その先の路面にアサマイチモンジが見えました。この時期もっともポピュラーな蝶の一つです。

アサマイチモンジチョウ

 

 

 トンボがいました。マユタテアカネの雄でしょうか。もうしばらくすると真っ赤に変身します。姿の良い蜻蛉です。

マユタテアカネかな

 

 

 梅雨明けが何時になるのか、いちいち気を揉ませる最近の気象です。

 

 扨て若い衆の祭りの太鼓の稽古の音が聞こえる季節になりました。最近何事も縮小模様で寂しくなっていますが、盛大に元気な祭りであればと願っています。

 

 

 

 

 

2026年7月21日(水)晴れ/曇

 

万年雪の残る銀山平中荒沢の渓

 連日の猛暑、報道機関では危険な気温などと繰り返し報道していますね。以前ならこんな時は竿を抱えて渓流に入りイワナ釣りで涼んでいたものでしたが、最近では体力低下に加え、熊の脅威で渓流に足を運ぶのを躊躇しています。

 

 

 そんな中で山の会のメンバーで、銀山平に詳しいHさんの案内で中荒沢の雪渓に足を延ばして来ました。

 私が、町内会の行事やら病院やらと、スケジュールの都合が良くなくて、急遽私の都合に配慮したお誘いが来まして、これ幸いと参加しました。

 

 

 中荒沢の万年雪の雪渓のことは随分以前から知ってはいたものの、足を運んだことが無かったので、この度が初めての訪れ、と言うことになりました。

 

 中荒沢はかつて多くの売店などで賑った銀山平の船着き場手前に流れ込む沢で、奥に一年中雪があるため、飛びあがるほど冷たい水が流れています。

 この地域は夏には夕立が来ると突然の鉄砲水が発生して要注意の沢です。こうした悪天候は渓谷に大きな負担が掛かりますので、この中荒沢の護岸は耐久性や景観、また魚道の機能にも細かい配慮がされている素晴らしい渓流です。

中荒沢の風景

 

 

中荒沢の遊歩道

 国道352号線の中荒沢の橋を渡って直ぐ銀山平船着き場で右折してキャンプ場に進みます。ここにゲートがあります。国道から2km弱で遊歩道の入り口です。此処から中荒沢は二つの支流に分かれ西本城沢の奥に万年雪の雪渓があるようです。

 

遊歩道入口

 

  両側にはノリウツギの白い花や真っ青なアジサイが咲いています。エゾアジサイのようですが、あまり大きくないのでヤマアジサイでしょうか、私にはよく分かりませんが花のきれいなことは分ります。

ブルーが鮮やかなアジサイ

 

 それからノリウツギも沢山咲いています。緑の中の白い色はよく目立ちます。

ノリウツギ(糊空木)

 

 

 遊歩道に入り少し進むと西本城沢に単管パイプで組まれた橋が架かっていました。

 

 

 

 緩い斜面の歩きで概ね30分ほどで雪渓が見えました。

雪渓が見えました

 

 下の川原に降りると涼しい風が雪渓から吹いてきます。涼しいというより少し吹かれていると寒くなりました。

 

 Sさんの沸かしたコーヒーを頂きながら周辺を見渡すと対岸の斜面にハクサンコザクラやモミジカラマツが見られます。また岩肌にキンコウカも咲いているのが認められます。また左岸には京鹿子かシモツケソウか分りませんが鮮やかにピンクの色で咲いています。展望の良く効く場所からは滝が見えます。足元にクガイソウも咲いていました。

ハクサンコザクラ(その1)  

 

ハクサンコザクラ(その2)

 

右岸の斜面にモミジカラマツ

 

 左岸の斜面にはシモツケソウかなと思いまして検索したら、京鹿子と出ましたが、詳しく観察していませんのでほんとの所よくわかりません。

鮮やかな色で目だちました

 

 左岸にはこのほかにクガイソウやカラマツソウかな、なども見られます。

 

カラマツソウ(唐松草)

 

クガイソウ(九蓋草)

 

 上流に見られるのが本城の滝でしょうか。

三段の滝が見えます

 

滝が涼しそうですね

 

 

 

 

 帰る道中にも何枚か花の写真などを写して下ります。

 

 サンカヨウ(山荷葉)はほとんどが黒い実になっていましたが、左岸に僅か一輪花のままなのがありました。先日西吾妻山に登った時にはガラス状なっていて楽しめましたが、今日は乾いています。

サンカヨウ(山荷葉)

 

 

それからソバナも紫の花を咲かせています。この花もあちらこちらでよく見かける花ですが、林の中で見つけると嬉しくなる花の一つです。

ソバナ(蕎麦菜)

 

 クサアジサイは木ではなくてアジサイ科の草本なのだそうです。

クサアジサイ(草紫陽花)

 

 

 

 思いがけずに涼しい場所に来られまして、なぜか得した気分です。今年の梅雨は入るのも開けるのも遅いようです。すっかり梅雨明けしたかのような日が続きますが、どうなるのでしょうか。

 

 

 

 

 

2026年7月10日(金)晴れ

 

コオニユリの咲く頃

 越の梅雨明けはまだ発表されていませんが、梅雨明けしたかのように雨が遠のき、暑い盛夏がやって来ています。

 水辺ではヤゴが殻を脱ぎ捨てた抜け殻が目立ちます。夕方にはヒグラシの寂しそうな鳴き声が林内に響きます。

 

 集落のはずれの湿地帯、ノリウツギ(糊空木)の白い花、緑の中に鮮やかに咲くコオニユリが、遠くからでも認められました。

 

 「ああ、今年もまた時期になったんだな」

 

 と、嬉しくなりまして、早速写真機片手に出かけてきました。

集落はずれの圃場の横にコオニユリ

 

 ちょうど見頃だったので少しアップにしてみました。

コオニユリ8その2)

 

 

 

 近くにはノリウツギ。空木のような芯を抜くと空洞が出来る幹と樹皮に含まれる糊を利用して製紙用の糊を製造したことからこの名が付いたノリウツギ(糊空木)、緑の中に涼しそうに咲きます

ノリウツギの白い花と装飾花(萼)

 

 近くの小川の草むらの中に大型の花が咲いています。シシウドです。かなり背が高くなり自分の身長よりも大きな花を見ると迫力を感じますが、花は傘状に小さな花が無数に咲きます。花を下から見上げると星空を見ているようです。

シシウド(猪独活)(その1)

 

シシウド(猪独活)(その2)

 

 

 その近くにもコオニユリが咲いていましたので、毎年この花を写しに行く場所に、今年もまた行って見ようかなと思います。

 

 

 

夏の蝶やトンボは

 トンボがたくさん飛んでいます。一斉に羽化したアキアカネのようです。これから当分の間高い山に棲みかを移し避暑暮らしが始まるようです。

 

 堀の草にはオニヤンマの脱皮が見られました。そして「響きの森公園公園」ではショウジョウトンボが今年初めて見られました。

ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)♂

 

 それからオオシオカラトンボかな、同じ公園の池に飛んでいたものです。ギンヤンマもいましたが素早すぎて写真は一枚も無しです。

オオシオカラトンボ♂

 

 

 集落のあちらこちらで今一番目立つのはハグロトンボです。真っ黒な姿はよく目立ちます。以前にハグロトンボのハグロは時代劇に登場するご婦人の鉄漿(かね)お歯黒から来ていると聞いたことがありましたが、検索してみると、羽が黒い羽黒が多く一般的なようです。トンボを見ると一番特徴的な黒色の翅の「羽黒蜻蛉」が違和感が無いと思いますが如何でしょうかね。

ハグロトンボ

 

 

 蝶では今の時期もっともポピュラーな蝶の一つベニシジミが飛んでいました。ほかの蝶も飛んでいましたが、今日はこの一枚だけ。

ベニシジミ(紅小灰蝶)

 

 

 

 それにしても毎年毎年今年の夏は、とか今年の冬は、とか季節がいつも通りでない事がしょっちゅうです。やはり温暖化の影響を大きく受けている気象なのでしょうね。これから先どうなることやら、といつも心配させられています。

 

 

 

 

2026年-7月6日(月)曇

 

 

ナワシロイチゴの花の頃

 私どもの地域ではこのナワシロイチゴのことをヤカンイチゴと呼んで、子供の頃にはこのイチゴをおやつとして楽しんでいました。

ナワシロイチゴの花の頃

 

 花が咲くといろいろな蝶たちがやって来ます

ウスバシロチョウとナワシロイチゴ

 

ウラギンヒョウモンとナワシロイチゴ

 

 

ヒメシジミとナワシロイチゴ

 

 

 

真っ赤なナワシロイチゴ

 今では毎年この実が生る頃になると懐かしさも手伝って、川原や野原に出かけて写真を写したり、摘んで来て生食やジャムにしたりして楽しんでいます。

 

ナワシロイチゴは日向が大好き

 

 

 バラ科キイチゴ属の 野イチゴで日当たりの良い河原の石張り護岸などの場所によく出ます。バラ科と言うことで棘は結構固く触ると痛いのですが、当時の子供たちはそんなことはあまり苦にしませんでした。

 河原での水遊びの子供らには実に魅力的なイチゴでしたから、そのまま摘まんで口に放り込みました。

 

夏のイチゴ、いつも光っている

 

 子供の頃の思い出が、四季折々の路傍の風景に蘇ります。

 

 

音木に掛かる月にささやく 乙女の願いを蛍に翔ぶ夜に

あーあ 大池の清き流れに 思いを乗せた おとめの姿よ

 

水浴び、カジカ追い、夏の祭り きれいな先生 かまくら凍み渡り

あーあ 風が流れ 大人になっても 忘れないで故郷干溝

 

故郷の四季、「ふるさと干溝」より

 

 

イチゴのジャムにしてみました

 昨日集落行事の「山の道普請」が終わって、その足で覗いてみた場所にとても沢山のイチゴが見られました。

 

 きれいな実が沢山生っていました。もうすぐ終わってしまうのかな。

タッパにあっという間にいっぱい

 

 摘んだイチゴでジャムを作り、ヨーグルトで食べてみました。少し酸味が効いてとても爽やかです。

 

イチゴジャムとヨーグルト

 

 

 故郷は春夏秋冬季節の恵みに預かりながら、心豊かに暮らしています。

 

 

 雪が融け、緑の世界に、そして花が咲き、蝶が翔ぶ、なんとも贅沢な世界を平和に生きています。こんな日々が壊されないでいつまでも続いて欲しいと願わずにはいられない今の世界ですね。

 

 

 

 

 

2026年6月25日(木)

 

西吾妻山4G(4爺)の山と湯の旅

 久しぶりの山旅は東北の山形県と福島県境の深田百名山の西吾妻山(2035m)。メンバーは4人(4爺)、爺と言っても一番若いS氏は体力トレーニングに励む、かなりの体力の持ち主で、私みたいな本物の爺などは足元にも及びません。今回も愛車を出してもらいドライバーもお願いしています。

 

白布湯元から西吾妻山(2035m)へ

 今回の西吾妻山の登山ルートは幾つもありますが、私がすっかり体力低下で、厳しいコースは全くだめ、(但しお酒とお湯は全く問題ないのですが)と言うことで初心者コースの米沢市の天元台からロープウェイとリフトでいきなり標高1810mの北望台登山口まで行き、そこから西吾妻山山頂(2035m)を目指すルートと言う事にしてもらいました。

 

 私は50年ほど前に友人たちと、この天元台からの登山に訪れたものの、雨風の悪天候でリフトが動かず登山を断念したことがありましたので、そのリベンジを果たせる機会と思いまして、是非山頂を踏みたいと思っていました。

 

 折から季節は入梅を迎えて、天候が気になるところではありましたが、最悪の事態で山は断念しても酒と湯は逃げない、と割り切るつもりでいました。

 

 

魚沼出発は朝4時に関越自動車道「魚沼IC」

 関越自動車道魚沼ICに朝の4時前に上がるとのことで久々にアラームを設定して眠りに就きましたが、私はいつ寝ているのか分からないほど睡眠が下手で、どこに行く時にでもアラームが鳴る前に目が覚めます。

今回は3時10分に起床し、食事などを済ませて3時40分に自宅前にて迎えを待ちました。4時10分前にインターチェンジの駐車場で同行するS氏の車に荷を移し、定刻に出発出来ました。

 

 途中小千谷を過ぎた辺りで東の空が真っ赤に朝焼けしていまして、実に綺麗な風景に見送られての出発となりました。新潟から磐越道に路線を変えて福島県の猪苗代方面へ進む途中で工事中のため一般道へ下ろされまして、時間は余計に掛かりましたが、「県道2号米沢・猪苗代線」から檜原湖畔から白布峠方面へ別称「西吾妻スカイバレー」をS氏は快調に車を操り、目的地の天元台ロープウェイ乗り場には始発の8時20分に大きな余裕を持って到着しました。ロープウェイ・リフトの代金は5000円と結構な額です。

 

 心配される台風の影響も今の所は大丈夫そうですが、改札で上部強風の為リフトを停止しているので始発を10分遅らせるとのアナウンスが有って、やはり天気は変わりやすい山なのだと再認識したものです。

天元台ロープウェイ湯元駅

 

 

登山開始は9時半

 10分後にロープウェイは動き始め、途中強風で徐行運転もあって1時間ほどで終点の北望台に到着です。リフトの下方には多くの花の名前が書かれた立札があって退屈しません。途中のスキー場のゲレンデには猿の姿があって、帰りのリフトが運転出来ない場合は此処を歩いて下らないといけないのだと思うと少し心配になりました。

ゲレンデ内には猿の群れが

 

 

 リフトは2人掛けで強風の時にはやや安定感がありました。風が冷たく素手では手が冷えてしまうので手袋を装着しました。終点で帰りのリフトが動かない時には徒歩で下って貰い、その場合でも返金はしない旨の説明を係員さんから受けました。

 

登山開始(リフト終点北望台)

 終点の北望台を9時半に出発です。標準コースタイムは登り下りとも概ね1時間半程ですが、私の最近の脚力では無理は出来ません。

登山口のルート看板

 下りのリフト最終は15:40の表示があります。

 

登山開始(北望台登山口)

  霧の為しっとりと湿った外気はとてもに冷たく、上着を一枚増やして歩きます。緑に挟まれた石を敷き詰めたような登山道をしばらく上ると

両端緑に挟まれた樹林帯の登山道

 

 林の中にはやや次期遅れではありますがサンカヨウがしっとりと、ややガラス状になりながら咲いていました。

サンカヨウ(山荷葉)

 

 

 そして15分ほどで岩がごろごろして開けた所に出ます。カモシカ展望台と言う所でしょうか。残念ながら一面ガスに覆われて視界はありません。

 

カモシカ展望台でしょうか

 

 そこから下りに入りまして花が沢山咲いている湿原の木道を下ります。コバイケイソウが咲き始めたと途中登山道の整備をしながら歩く方の情報を頂きまして、其処彼処に咲くコバイケイソウを写真に写します。私の地元の魚沼にもコバイケイソウは沢山見られますが、こちらの花の方が柔らかく穏やかな感じがしたのは、まだ咲き始めの若い花だったからでしょうか。

コバイケイソウ(小梅蕙草)

 

 その近くにサラサドウダンが満開でした。なんでも先ほどの方によると此処は一番見事だとか。なるほど確かに見事な花を咲かせています。

サラサドウダン

 

 ルート上にはチングルマやコイワカガミ、ワタスゲやガクウラジロヨウラク、ショウジョウバカマ、などが足元一面に咲いていて、ガスが晴れればさぞや見事であろうと少し残念でした。花の百名山と呼ばれる片鱗を見せられた思いです。

 

 この山のコイワカガミは私どもの地方の物と比べると花色がとても鮮やかに感じられました。

コイワカガミ

 

ワタスゲ

 

チングルマとコイワカガミ

 

ショウジョウバカマ

 

ベニバナイチゴ

 

 

キヌガサソウ(衣笠草)

 それから分岐後の大凹の水場から少し登った所に咲いていたこの花も、先ほどの方に教えていただきました。登山道から少し離れていて、注意しなければ見過ごしてしまいそうな斜面の先に一叢見事に咲いていました。奈良時代、高貴な人に差しかけた衣笠に見立てたのが由来とのこと。大きな萼片が花のようです。

キヌガサソウ(衣笠草)

 

 此処から大きな石の道の急坂を登りきり、少し緩くなった石畳と木道の湿原帯に出まして、池塘も幾つか見られました。天気が良ければ絶景が広がっているのだろうに、と思ったところです。

 

 足元にはここでもチングルマが沢山咲いていました。

 

梵天岩手前の湿地帯に咲くチングルマ

 

 

梵天岩で昼食

 湿地帯を抜けて少し行くと大きな岩がゴロゴロとしている場所に着きました。梵天岩と言う所です。先行していた2爺は待ち草臥れた様子でした。なんとも「あい済まないことで」恐縮です。

梵天岩到着11:00

 

 この先は頂上では展望も無い為ここで昼食にしてしまい、周回は止めて山頂ピストンで下ろうということになりました。

 30分ほど休憩の間にS氏はコーヒーを沸かしてくれました。コーヒーの芳香に通り掛かった女性が

 

「あっ、いい香り」

 

 と、おっしゃって通り過ぎて行きました。

 

 

西吾妻山2035mに到着

 梵天岩の付近にはゴゼンタチバナやシラビソが目に止まります。

シラビソの赤い実

 

 出発しておよそ10分で天狗岩方面と山頂方面の分岐に出ます。此処より一旦下り、そこから平坦の道を歩き15分ほどで西吾妻山山頂に到着です。山頂では眺望もなく、ただ山頂到着記念の1枚を撮影して下山に掛かります。

 

西吾妻山(2035m)到着12:00

 

 4爺で記念撮影の後、今来た道を引き返します。

梵天岩を通過12:35

 

 帰路は相変わらずのガスの中で眺望は望めないままですが、それでも足元の花に癒されながら歩きます。キヌガサソウの場所には鉄の棒で柵がしてありました。登山者の安全の為と植生保護の為と思われます。

 ここでもう一度キヌガサソウの写真をゆっくり撮影して帰ります。大凹の水場にいた単独行の女性にも情報を提供しました。

 

 人形石分岐から少し手前の大凹の湿原帯は遅くまで雪の残る所だそうで、その雪解け水のお陰で豊富な植物が育っています。左側の斜面には残雪が少し見られました。

 

 分岐を過ぎて県境の緩い登りに差し掛った所で、とうとう雨に捕まりました。雨と風がかなり強くなって来ましたのでカメラをリュックにしまい、雨具を装着して歩きます。この分だと帰りのリフトは運行中止かな、などと思っていましたが、峠を過ぎて樹林帯の下りに入ると雨風はさほどには感じなくなりました。

 

 樹林帯を抜けると北望台のリフト乗り場です。幸い運転をしていましたので無事に乗ることが出来ました。下りでは眼下に広がる米沢市の街並みが良く見えました。

 

 ロープウェイは15:00の運転に間に合いました。山頂駅から湯元駅まで一気に運んでもらいまして山行は終りです。

 

 

宿泊は猪苗代の中ノ沢温泉

 今宵の宿泊は日本第一級の温泉湧出量を誇る福島県の中ノ沢温泉です。昨年は同じ温泉の大阪屋さんに宿泊しましたが、今年は近くの「磐梯名湯リゾートボナリの森」です。源泉かけ流しの大露天風呂が自慢、とのことです。

 

 朝走った県道2号米沢・猪苗代線を猪苗代方面に帰り、国道115号線を一旦南下して磐梯猪苗代IC少し手前のスーパー「リオン・ドール」で夕方の宴会用の食糧を買い求めます。自分たちの食べたい物、飲みたい物をてんでに買い物籠に詰め込みます。

 ここで購入した「山椒のニシン漬け」が好評で翌日も此処に寄りまして残りの在庫も全部購入してお土産にしました。

 

 リオン・ドールでの買い物の後、再び北上して中ノ沢温泉「磐梯名湯リゾートボナリの森」に到着です。

磐梯名湯リゾートボナリの森

 

 到着して早速風呂に行きますと、程良い湯加減の温泉で「あー、じょんのび、じょんのび」です。じょんのびは寿命が延びるほどリラックスしている、と言った様子のこと。

 

 自慢の露天風呂は渓流を見下ろす位置にあって、程よい湯加減は実にいい湯だな、と思います。

大露天風呂は湯加減んも風景も良かったです

 

 温泉を楽しんだ後は乾杯です。私は少し早めの9時頃に布団に入りましたら、普段に似ずあっという間に眠りに落ちてしまいまいました。

 

 

 50年前に断念した西吾妻山を50年後の今日にリベンジして、山頂に立たれたことをじっくりと反芻しています。丁度50年前、青春の真っただ中にあった私が、今こうして当時を遠い過去として振り返る年齢となって、その時間の中に生きたことの重さを、実感として感じています。

 

「よく頑張ったよな。大したことは出来なかったけれど。それでもよく頑張ったよな・・・ でももう少し頑張れるかな」

 

「えーっ・・・」

 

長々とお付き合い頂きまして有難う御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

2026年6月20日(土)曇

 

渓流沿いの林道の花や蝶たち

 新潟の梅雨は6月20日に開けたとの発表がありました。これは平年より9日、昨年より29日遅かったようです。しかし此処魚沼市では夕方まで雨は落ちて来ず、梅雨入り前に今年出会いの少なかった蝶を探しに守門岳の麓に出かけて来ました

 

 途中の寄り道はしないで真っすぐに目的の林道に向かいます。林道入り口の赤い橋を渡ったばかりの所にヒメシジミが出る場所があるので、路傍を注意して見て行きましたら、早速蝶の姿が見られました。シロツメグサが一叢生えている所に数頭の蝶が素早く飛んで居ました。どうやら目当てのヒメシジミのようです。よく見るとどれもメスのようで、ばらばらに行動していました。

シロツメグサにヒメシジミ雌

 

 

 その少し先に咲くナワシロイチゴ、こちらには雄雌並んで花に夢中です。

ナワシロイチゴにヒメシジミ左が雌、右が雄

 

 

   ヒメシジミ雄

 

 今日の目的の一つヒメシジミに出会いまして、少しほっとしたところで、奥に向かいます、沢筋の道はサカハチチョウなども期待出来ますので、注意しながら走ります。

 

 

 岩肌の湿った所にヤマブキショウマやシモツケソウ、オオバギボウシなどが良い景観を作っている所があります。毎年此処ではじっくりと時間をかけます。

花の目立つ草付きの崖

 

 コシジシモツケは過去何度も写真を撮りに来ていまして、葉をひっくり返してみたりしながら図鑑と首っ引きの時もありました。今日もきれいに咲き始めてよい時期になったようです。

コシジシモツケ

 

 そしてその付近一帯にはヤマブキショウマやウルイ(オオバギボウシ)が白く咲いています。トリアシショウマやこのヤマブキショウマは渓間の緑によく似合い、そよ風に吹かれている様は実に爽やかです。

ヤマブキショウマ

 

 

ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)

 ここでも蝶が見られました。ルリシジミのメスでしょうか。ヒメシジミのように花に寄って来ているのでなくて、単独で飛び回っていました。

 

  

ルリシジミ♀

 

 

サカハチチョウ(逆八蝶)

 渓流沿いでは定番のサカハチチョウですが今日は一頭だけ見られました。春型の雄のようです。あまり良いモデルで無くて、ちょこちょこと移動を繰り返して、何とかカメラに収めるまでには暫く掛かりました。

 

サカハチチョウ春型♂

 

 

ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)の集団

 ずっと前のことになりますが、道路の水が湧きだして居る所でルリシジミが集団で吸水しているのに出会ったことがあります。今日は吸水行動ではありませんが20頭位の個体が集まっているのに遭遇しました。狙って出遭える光景ではないので幸運な遭遇でした。

   

ルリシジミの集団

 ルリシジミの集団

 

サワラン(沢蘭;別名アサヒラン)

 ここで渓流を少し離れて道が登って行きます。この先に岩肌がかなり湿ってキンコウカやモウセンゴケなどが見られる所がありまして、そこに咲くサワランやカキランなどが目当てです。今日はカキランの咲く時期にはほんの少し早かったのかもしれませんが、サワランの方は鮮やかに色を付けていました。

サワラン(沢蘭;別名アサヒラン)

 

 

モウセンゴケ(毛氈苔)

 その付近にはモウセンゴケやヒカゲノカズラなどが咲きます。今日もモウセンゴケが小さな花を咲かせていました。

 

 

モウセンゴケの葉と花

 

 

 

守門岳麓、二分集落で

 此処で場所を移してもうひと場所、狙いの地域に行ってみます。かつてヒメシジミの集団が見られた場所ですが、ここ数年ほとんど見られなくなってしまった所です。以前にこの付近で河川工事が頻繁に行われていた頃、エリアの草が適度に刈られていた場所にはシロツメグサなどが多く咲き、ヒメシジミも沢山いたのですが、最近どこも茅などの草が蔓延って蝶の生息環境が悪くなって殆ど見られなくなってしまったのです。

 今日はほんの僅かにヒメシジミが見られましたが、以前のような集団は見られませんでした。

 

 

桑の実は子供の頃にはおやつでした

 桑がたわわに実を付けています。マルベリーと言うそうです。どこか郷愁を誘う桑の実。間もなく盛りになります。

桑の実がたわわです

 

 

ナミアゲハ(揚羽蝶)

 少し下って二分林道の起点付近に鮮やかな紫の花が植えられていまして、そこに沢山蝶が寄って来ていました。私は園芸種の花は特に苦手ですが、検索するとムシトリナデシコと言うようです。

 

アゲハ(揚羽)

 

 モンキチョウもいました。どこにでもいる蝶ですが今日も一応載せておきます。

モンキチョウ(紋黄蝶)

 

ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋蝶)

 先日里でも見かけたウラギンヒョウモンです。魚沼では今が盛りでしょうか

ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋蝶)  

 

 

モンシロチョウ(紋白蝶)

 この辺り、標高400m位ですがスジグロシロチョウがよく見られます。今日はモンシロチョウでした。ひらひらひらとなかなかカメラには収まってくれません。やっと捕まえたのが下の写真です。

モンシロチョウ(紋白蝶)

 

 

ミドリヒョウモン(緑豹紋)

 ミドリヒョウモンがオカトラノオの花に止まっています、この地域ではよく見かける蝶です。翅裏の模様が特徴の一つですね。

ミドリヒョウモン

 

 

 しばらく蝶たちを追い回していましたが、きりが無いので入広瀬経由で帰路つきました。

エゾアジサイの鮮やかなブルー

 

 

 途中エゾアジサイが鮮やかなブルーで咲いていました。この花で今日のブログは仕舞にします。長々とお付合い下さいまして感謝です。

 

 

 

 

 

2026年6月16日(火)晴

 

なかなか梅雨入りできない「越後」です

 今年は雪解けが早かった割には梅雨入りが遅いようで、今年はまだまだ入梅とはいかないようです。木曜日辺りに雨マークが見られるので、もしかすればその頃入梅宣言がなされるかも知れませんが顕著な雨マークの連続ではないのでどうでしょうか。

 

 私事ですが、6月の初めに体の一部に痛みを感じまして、レントゲンの結果ドクターの所見では小さい剥離骨折が見られるとのことでした、それで現在は痛み止めの薬とシップで養生をしています。今日はまだ多少の痛みが残るものの日々の暮らしには差しさわりの無い程度なので、もう暫らくおとなしくして様子を見ていようと思います。

 

 

ナワシロイチゴと蝶

 扨て、そんなコンデションですので、あまりハードな行動は慎んでいます。軽い散歩などで路傍を見ていると、それでもそれなりの風景に出会います。

 ナワシロイチゴの花が咲いていました。 この花はなぜか造花のような雰囲気があって目を引きます。

ナワシロイチゴの花

 

 当地ではヤカンイチゴと呼んで、かつて子供達には人気のイチゴでしたが、今ではもっと甘くて美味しいイチゴが手軽に購入出来るので。子供は手を出しません。私は赤く実ったイチゴをタッパに詰めて持ち帰りジャムにして食べます。

ナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 どうです、美味しそうではありませんか、少々の酸っぱさが爽やかです。

ナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 写真は以前のものですが間もなく時期になります。

 

 また、いろんな蝶がこの花を好んでいるようです。先日の散歩ではウラギンヒョウモンの雄がやって来ていました。

ウラギンヒョウモンとナワシロイチゴ

 

 以前よく行った所ではヒメシジミがこの花に来るのでそれを楽しみにしていました。

ヒメシジミ雌(左)雄(右)とナワシロイチゴ

(※写真は以前のものを使用しています)

 

 

ルリシジミ

 それから今の時期にこの辺りではルリシジミがよく見られます。小さい蝶の上に素早くてしかもなかなか止まってくれないので写真では苦戦させられます。

ルリシジミのメスのようです

 

 

モンシロチョウやモンキチョウ

 白蝶科のモンシロチョウやモンキチョウは春から秋までほぼ一年中と言ってよいほど当たり前に見られます。この蝶はひらひらとしている割に人にはなかなか近寄って来ません。

 ところが不思議なことに、畑の周辺などで機械による草刈りをしていますと、寄ってきて、今まさに刈り取ろうとしている花に。止まるのです。機械が大きな音を発てて花に近づいても逃げず、そのまま機械に打ち叩かれてしまうのです。

 

 蝶には不思議なところが沢山ありますが、このことも不思議な一面です。それから蝶は交通事故にもよく遭います。そして蝶とぶつかると意外に大きな音がします。

ヒメジョオンとモンキチョウ

 

モンシロチョウとナワシロイチゴ

 

 

ヒョウモンチョウ

 ウラギンヒョウモンの雄がシロツメグサにいました。ウラギンヒョウモンは里や山を冠する分類があってなかなか難しいようなので単にウラギンヒョウモンとしておきますが、けっこうみられます。

ウラギンヒョウモンの雄

 

 

 クモガタヒョウモンは生息域は広いようですが私はあまり見かけません、ヒョウモンチョウなので表はヒョウ柄ですが翅裏に雲のような模様があります。また後翅の頂部が角ばる特徴もあります。

クモガタヒョウモン(雲型豹紋)

 

 

大湯公園の花など

 此処の所ご無沙汰していました大湯公園のロックガーデンを覗いてみました。前回来たときはシラネアオイが咲き始めた頃でしたが、もう大抵の花は終わっていました。

大湯公園ロックガーデンの木陰

 

 ヤマオダマキがいくつか見られます。

ヤマオダマキ

 

 近くでは都忘れの花も見られます。なんとなく情緒を感じさせる花名ですね。

ミヤコワスレ(都忘れ)

 

 そしてカワラナデシコも咲いていました。秋の七草ですがずいぶんと早い時期に咲きます。

カワラナデシコ

 

 

 コシノカンアオイと思われますが、いくつも咲いていました。ものの本に拠るとコシノカンアオイとユキグニカンアオイが新潟県では見られ、その分布はフォッサマグナの東縁を走る新発田小出構造線の東側と西側で植物の分布が大きく異なるそうです。そして西にはコシノカンアオイ、そして東側にはユキグニカンアオイが分布するのだそうですが、此処はそれからみるとユキグニカンアオイの分布域となりますが、公園で移植された株もあれば一概には決められません。

コシノカンアオイでしょうか

 

 

 そしてオウレン、キクバオウレンが沢山ありますがすでに花はとっくに終わってしまいまして、特徴のある姿を見せています。

キクバオウレン(菊葉黄連)

 

 

 

 間もなく「越」も梅雨入りするでしょうが、梅雨に入れば今度は梅雨明けが気になります。これは雪国の民に限ったことではありませんが、人々はいつも空を見上げては天気と相談しながら暮らしています。

 

 駆け足で過ぎ去る雪国の短い夏。今年から暦に「酷暑日」という分類が加わりました。毎年同じようにやって来て同じように過ぎて行くと思われている季節の移り変わりは、この僅か半世紀にでさえも大きく変化しているようです。

 

実に脆い物の上に成り立っている私たちの未来が少しでも恙無きようにと願ってやみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年6月8日(月)晴れ

 

 5月は晴れの日が多く、絶好の行楽日和となって、多くの方々はじっとしておられなかったのではないかと思います。

6月に入って西の方からの梅雨入りの便りが聞かれるようになりまして昨日には私どもの「越」を除いて関東甲信も梅雨入りしました。この時期の魚沼は春らしい花から夏らしい花に衣替え、そんな感じで路傍の花が移ろって行きます。

 

 例年のことですが、この時期になると行く場所があります。私どもの小出郷から北に位置する旧守門村の長岡市の手前の地域で、休耕田にカキツバタが咲く所があります。群生とまでいきませんが此処のカキツバタに会いに来るのが毎年の行事のようになっています。

 

 今年は5月の好天続きにも関わらずなかなか思うような所に行かれずにいましたので皆さんのアヤメ、カキツバタ、などの記事を見ていると、ああ今年も時期になって来たのだなと心騒ぎ、それではと、件の場所のカキツバタの様子を見に足を延ばしてみました。

 

 

 自宅からは北東方向に県道70号小出守門線を走り旧守門村の破間川にダムがかかる大倉沢と言う所で国道252号線に入り、福島方面に少し走り、須原から県道57号栃尾守門線に入り、途中星の家のある須原スキー場に立ち寄った後、県道に戻って福山新田に向かいます。

途中須原スキー場から小出郷の方向を眺めます

 

 県道に戻り車を進め、須原峠と言う所では福島方面や魚沼三山(越後三山)などの山々が連なっているのが見られます。今日も三山が残雪をまだ頭に乗せているのが見られました。先ほど立ち寄ったスキー場リフト終点と星の家の建物が三山の手前に見えます。

須原峠から魚沼三山(越後三山)右から八海山、中ノ岳、駒ケ岳(頭文字からハナコ山とも)

 

 須原峠から下りまして集落に出ます、集落手前の農道を少し走ってみましたが特に変わった風景も無くて、すぐに引き返し目的の場所に向かいました。

 

 若干早かったかな、と言う感じでしたがなんとか花姿は確認出来ました。

休耕田のカキツバタ

 

 カキツバタは短歌の「折句」と言う技法での在原業平の「からごろも…」の歌で有名ですが、高校生の時に古典の授業で教わったことを思い出します。

カキツバタ

 

 例年ですと、この界隈で蝶などとの出会いもあったのですが、今年のそれらは影を潜めていました。

 

 

 雪桜で知られるようになった大平峠に出て、そこから県道356号半蔵金入広瀬停車場線を正面に守門岳や浅草岳を見ながら下ります。

 

 路傍には鬼アザミが咲いていました。

路傍の鬼アザミ

 

 とりあえず今日の目的は済ませましたが、ここまで来たので守門岳のふもとの集落に足を延ばしました。同じ魚沼市でもここまで来ますと田植えがようやく済んだ所とこれからという田んぼも見られまして、同じ市内でも季節のギャップに改めて驚かされます。

 

 標高500m程の圃場にやって来ました。ココは0年ほど前に圃場整備が行われ、標高500mと言う稲作ではかなり厳しい所ですが30町歩程が作付けされています。水源は2Km程離れた西川の上流で、山の中腹に敷設された水路によって用水が流れて来ます。

 南の方角に魚沼駒ケ岳(越後駒ケ岳)が見られます。

魚沼駒ケ岳(越後駒ケ岳)

 

 以前にこの下の西川の畔に蝶のヒメシジミが沢山見られるところがあったのですが、最近ではカヤなどの草が蔓延って、蝶の集まる場所が無くなってしまいました。

 

 ここにはまだノアザミが鮮やかな紫色の花を付けています。

ノアザミ

 

この辺りではこの花にはウラギンヒョウモンチョウが寄って来るのですが、今日はいません、

下の方で見つけたウラギンヒョウモンを紹介しておきます。

ウラギンヒョウモンの雄

 

 

 

 例年この地域に咲く花のいろいろを時期になったと思われる頃にドライブでやって来ます。今回はカキツバタでしたがこれからコシジシモツケ、コオニユリ、サワランや白いツリフネソウ、シロヒゲソウなどが咲く時期にも来てみようと思っています。

 

その時には蝶やトンボも出て来てくれると嬉しいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年5月31日(日)晴れ

 

奥只見レク都市公園「響きの森公園」の花

 2026年の5月は概ね好天の中に過ぎて来ました。1月の大寒の集中的な雪降りの後は穏やかになった冬。雪の量も前年に比べて少ない積雪、でしたので雪解けも早く、樹木も草花も今年はとりわけ元気の良さが目立っています。

 

 

ユリノキ(百合の木 別名チューリップツリー)

 先日紹介したユリノキは花が終わり、種子をつけ始めました。

盛りであったチューリップツリー

 

今、花期は終り実を付け始めました。木の実は落ちるとあまり綺麗ではありませんが、花の内は豪華で人気があります。

先日まで盛りだったチューリップツリー

 

 

バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)

 先日来公園に咲き始めたバイカウツギが満開の時期になりました。白い豪華な花はなかなか見事で、毎年咲くのを楽しみにしていました。

 家で写真を整理しながら花の資料を見ていましたら、とても香りの良い花だと書かれた資料が在りましたので、どんな香りなのか、その香りを確認しようと昨日行ってみましたが、でも残念ながら私には確認は出来ませんでした。

バイカウツギ(梅花空木)(その1)

バイカウツギ(梅花空木)(その2)

 

 

 

 

ヤマボウシ(山法師)

 そして今は公園に限らず町中にヤマボウシが満開です。ヤマボウシは秋に食用になるオレンジ色の実を付け、鳥などが喜んで食べるようです。春によく似たハナミズキがありますが、秋に実を付けるとその違いは一目瞭然です。

 花弁のように見える白い総苞片は髪飾りやブローチのデザインに利用されることもあって、人気です。

ヤマボウシ(山法師)(その1)

 

ヤマボウシ(山法師)(その2)

 

ヤマボウシ(山法師)(その3)

 

 

丘を埋め尽くした黄色い花

 今年は特にブタナとハナニガナが盛りで公園の丘を埋め尽くしています。

丘一面のブタナとハナニガナ

 

 

ブタナ(豚菜、キク科エゾコウゾリナ属、帰化植物)

 ブタナは繁殖力が旺盛で、丘を埋め尽くしています、公園では雑草として刈り取られていますが、地面にピタリと張り付いた根生葉は刈り取ることは不可能に近い厄介者です。

この帰化植物の原産地はフランスでサラダ・デ・ポーク(豚のサラダ)と呼ばれることもあるそうでヨーロッパでは食用とされているそうです。

ブタナ(豚菜)(その1)

 

ブタナ(豚菜)(その2)

 

ハナニガナ(花苦菜)キク科ニガナ属)

 こちらも公園の丘にブタナと並んで蔓延っています。花として咲いている間は見目も良いのですが枯れた後は見た目が良くないので刈り取られています。

ハナニガナ(花苦菜)(その2)

 

ハナニガナ(花苦菜(その2)

 

 

コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)

 公園にコウリンタンポポが少しずつ増えて来たように思います。ヨーロッパ原産で、市内でもあちらこちらで見られています。繁殖力旺盛なため在来種への影響が心配されているようです。

 ウィキペディアでは別名エフデギク、アメリカではデビルズペイントブラシ(悪魔の絵筆)とも呼ばれているとの記述もありました。

 

コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)

 

 

 

 雪国の春や夏は短く、季節は目粉しく(目まぐるしく)移って行きます。つい先日に春の花が、と思っていたら、すぐに夏の花が追いかけて、少し涼しくなってきたと思えばすでに秋。年齢とともに年々早く過ぎていくかのような時間の流れが少々気になるこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

2026年5月21日(木)雨

 

 ここしばらく暑い日が続いていましたが、今日はまとまった雨が降っています。この雨じゃ家の周りの片付けも出来ず、とぐろを巻いています。

 

 

しばらくぶりの大力山

 今日は、先日しばらくぶりに登った大力山のことを書いてみます。大力山に登った日は平日ということもありまして、晴天にかかわらず静かな東屋でした。

 

 以前は月2回を目標にして登っていた大力山ですが、最近軟弱ぶりが板についてめっきり回数は落ちてしまい、今年はようやく2回目という有様です。

 

 

大力山、宝泉寺口を9:30に出発

宝泉寺口「中部北陸自然歩道」の看板

 

 この日は日が高くなってからの出発でしたが、爽やかな風があった所為かあまり暑さは感じられませんでした。路傍のシュンランやアズキナシ、ガマズミ、アオダモ、ヤマツツジの花など、たくましさを増した緑の中で咲く花を眺めながら登りました。

東屋のフレームに駒ケ岳(2002.7m)

 

 

 東屋はとても静かで爽やかな風が吹いていました。山ノートにはオーストラリアから来られた、と言う方の記入もしてありました。

干溝集落の圃場はこれから田植えの時期です

 

 

熊蜂に向かって行く蝶

 山頂ではアゲハ蝶とカラスアゲハが追いかけっこをしていましたが、私の近くには来なくてカメラには収まってはくれませんでした。目立ったのは熊蜂です。何匹も飛び交っていましたが見た目ほど狂暴では無いので、ちょっかいを出さないでいれば危険はありません。

 

 その熊蜂に向かって行く素早い黒い影、なんとそれは蝶です。蝶はよく飛翔するものに飛び掛かっていくものが多いのですが、この時の蝶はヤマキマダラヒカゲでした。

 この蝶は7合目の少し下のネジキのある日向をテリトリーにしていて、そのあたりを歩いていると寄ってくることがあります。手を挙げると止まって汗を舐めるのです。

 今日はその場所では見ませんでしたが、今日は東屋付近にいました。

ヤマキマダラヒカゲ

 

 

 

 静かな東屋でゆっくりと時間を過ごし、下りに掛かりますと、ブルーの蝶がホツツジの葉に止まりました。見ると春限定の蝶コツバメです。太陽の光を多く浴びるため、光に直角に羽を傾げて止まることがよく知られています。

コツバメ

 

 

 近くではダイミョウセセリ(関東型)の姿も見られました。

ダイミョウセセリ

 

 

 

この日目立った花たち

 この日は白い花、アズキナシやガマズミなどが目立ちました。アズキナシは秋から冬にかけて沢山の実を付けます。この付近の山ではごく一般的な樹木です。

アズキナシ

 

 

 それからこの時期ヤマツツジも鮮やかで見事なものが多いです。早春には雪国ミツバツツジが鮮やかですが季節が進みまして、このヤマツツジが盛りになって来ます。

ヤマツツジ

 

 

 それからウラジロヨウラク、写真はガクの大きいガクウラジロヨウラクです。これからしばらく遊歩道脇で目を楽しませてくれます。

ガクウラジロヨウラク

 

 

 

大力山バッヂ、と大力山のキーホルダー状小プレート板

 数年以上の間皆さんに趣旨をよく理解いただき遊歩道整備に役立ててきました大力山バッヂが若干の在庫はありますが、ほぼ完売となりまして、当「大力山友の会」では新しく大力山の記念になりますように、と写真の物を作成し、今までと同じように登り口近く、のK君宅前の通路横物置前に置かせてもらっています。

 

 デザインは5種類、1個200円頂いています。これは今までの冠バッヂ同様遊歩道の保守に使って行きます。

新しい記念プレートです

 

 記念小プレート5種類のデザインです

イワカガミ  ショウジョウバカマ

 

イワウチワ  カタクリ  イワウチワ

 

 

 今後とも大力山を愛し、楽しんでいただければと「大力山友の会」一同は思っています。先日メンバーが遊歩道でたばこの吸い殻を見つけたそうです、全国で山火事騒動が多発している折、くれぐれも注意して何時までもきれいで安全な遊歩道であって欲しいですね。