大力山(魚沼市干溝504m)のこと | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20240322日 (金)雪/曇

 

 

この冬の山は賑やかだったこと

 この冬は最初の寒波で雪山になった時、折しもBS朝日の「そこに山があるから」というテレビ番組の放映がありまして、金子貴俊さんが訪れました。今年はテレビで紹介されていつもの年よりさらに賑やかになった大力山でした。

 

 しかし雪の方はいつもの年のようには降らず、また期待のマンサクも今年は豊作にならず、雪の里山の魅力が十分に発揮出来ないまま、一番魅力的な雪の春山の時期が終わりに近づいて来ました。

 

 今日は先日上った大力山のことを紹介しますが、最近大勢の方が訪れる大力山になりましたので、周回コースなどのことも少し触れてみようと思います。まずは先日の遊歩道周辺の風景などから

 

 

雪も終わりの時期になって来た大力山

 いつもならまだまだたくさんの残雪がある大力山ですが、今年はもう遊歩道から外れて歩くことは出来ません。それでも里の山の魅力はありますので、やはり沢山の方々が足を運んでいます。

 

 晴れの予報が出ますと、麓には沢山の車が止まっています。休みの日は混雑するので休日は避けるようにしていますが、天気が良ければ多少の混雑は仕方ありません。

19日の朝はうっすらと雪が降りました

 

 秋葉様を過ぎてその先の鉄塔から少しの間は、雪の多い年は狭い尾根にクラックが走るのですが、今日はもう雪が無くなってしまいました。

鉄塔の先、もう雪がありません

 

 ここから少し進んで、プラスティックの階段付近からはまた雪が残っています、階段があるというのは斜面が急ということですので、登るときには目標になります。そしてこの坂を上ると5合目の平坦な尾根になり、其処からもうひと登りで7合目の分岐になります。その付近はまだ雪がありますね。この分岐から階段のところまでを「下の舟窪」「上の舟窪」と呼んでいます。

7合目分岐付近ここから上、下の舟窪が始まります

 

 そして舟窪を抜けて其処から木製の階段になります。階段付近はもう雪がほとんど無くなって来ました。

木製階段の登り口付近の様子

 

 宝泉寺口から1時間、あずまやに到着です。あずまやには常連さんの顔が見えまして、私も談笑に加わってしばらくご一緒しました。

登山道の雪の付き方

 

あずまやから奥の風景

 

 春の山の魅力の一つには春を告げる木の芽や花がありますが、今のところ花はマンサクが

開いていますが、タムシバやオオカメノキ、タカノツメやアズキナシの葉が芽吹きを待っています。

マルバマンサク(その1)

 

マルバマンサク(その2)

 

 アズキナシの実は、今シーズン豊作でした。赤い実は雪の白にとてもよく似合うので、楽しませてもらいました。

アズキナシ

 

 オオカメノキは雪が溶けて無くなった頃真っ白な花を咲かせます。どの花にも言えますが、青空がよく似合うこの花を私は大好きです。

オオカメノキ(ムシカリ)

 

 タカノツメは香辛料の辛いタカノツメもありますが、このタカノツメはウコギ科タカノツメ属の木本です。写真の木の芽の形が鷹の爪に似ているのが名前の由来です。ウコギ科ですのでコシアブラに似ています。コシアブラは五葉、タカノツメは三葉、いずれも食用にはなるようですが、私はあまり食べません、

タカノツメ

 

 

 これらの木々が芽吹くのはもうすぐです。そして雪国の長い冬の終わりとともに山々が一斉に賑やかになってきます。

 

 

 それから次に大力山界隈のことを少し紹介して書きます。

 

魚沼アルプスおよび大力山から黒禿の頭界隈の概要

 最近魚沼アルプスという言葉が聞かれるようになりましたので、ここで大力山から黒禿の頭を周回するコース、そしてそれにアクセスする枝ルートを地図に朱書きしました。

 メインの周回ルートは太い赤の実線、そして赤の破線はそれにアクセスする.ルートがあることを示します。このほかにも最近では笠倉山に登るルートをいくつか開設された方がありまして、さらにいろいろバリュエーションが広がっています。

 (もちろん冬季は当地豪雪地帯なので、危険な個所が沢山ありますので注意が必要です。)

大力山、黒禿の頭付近の周回ルート

 

 

 大力山を下から見たコースです。冬季ルートと夏季ルートを表示してありますが、ブルーの実線雪の多い時の冬季ルートです。この冬のように雪の少ない年には夏季ルートがそのまま冬季ルートになっていました。

大力山の登山ルート

 

 

 宝泉寺から大力山のルートを向かいの鳴倉山から見た写真です。

宝泉寺から大力山

 

冬季はこのルート、および黒禿の頭方面ではなく城山トンネル方面の周回コースが一般的になり、こちらの黒禿の頭方面は危険が多く、状況が分からないと周回は無理です。

大力山から黒禿の頭方面の尾根

 

 

 大力山から奥の風景です。

あずまやから南の方面に向かって

 

 

 

大力山山ポスト・大力山バッジのこと

 

 大力山のあずまやには山ポストがあります。山ノートも2010年から10冊目を迎え、ここを訪れた方々が記念にいろいろ書かれました、魚沼通信さんがPDFにして過去のノートを読めるようにしてくれました。皆さん登られたら記念に書かれてはいかがでしょうか。

 

また大力山バッジを作りまして記念にさせていただいています。

              

ノートへのアク山セスは下記からどうぞ

魚沼スローライフ・魚沼通信(魚沼の民)

https://dairikisan.blogspot.com/