なかなか遠い花の便りですが | ふるさと干溝

ふるさと干溝

路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20240327日 (水)曇

 

なかなか穏やかな日差しが帰って来ません

 三国峠の向こう側ではそろそろ花の便りが聞こえ始めましたが、当地魚沼では桜どころか路傍の早い花でもやっと蕾がほころび始めたばかりです。

なかなか暖かな日が続かず、やっと晴れの日に恵まれたと思うとまた寒い日に戻ります。

 

ちょっと遠めに散歩道

 一昨日、薄曇りで今にも雨が落ちてくるかなという空模様でしたが、運動不足からの体力低下の兆しに焦り、ちょっと遠めの散歩に出かけました。国道352号線の通称湯之谷街道と呼ばれる道に沿って佐梨川右岸を上流に向かって歩いて見ました。

 

 私の家から1.5Kmで魚野川の支流の佐梨川に出ます。まだ圃場の消えやらぬ雪を見ながら右岸側の遊歩道をてくてくと歩きます。今か今かと降り出して来そうな空は暗く風は冷たかったですが、なかなか雨は落ちては来ませんで、そのまま路傍に春はないかと探しながら歩きました。

 ここはサイクリングロードになっているようで、こんな看板がありました。看板の大沢橋のすぐ上流のキツネの描かれている辺りが鳴倉山になります。

サイクリングコース案内版

 

 自宅から3Kmほど歩くと鳴倉山登山口の明神コースや突き分けコースのある集落になります。登山口までの道にはまだ残雪があります。何人か歩いたようで足跡が点々と雪の上についていました。

 今日は鳴倉山登山をする目的ではないので先に進みます。道端に早い花などを探しながら歩きましたが、この辺りまでの道中にはまだ花の姿もありません。そんな道端を歩いていたらフクジュソウの花が数株見られました。家の近くではありませんでしたが、株ごとにどなたかが植えたのでしょう。

フクジュソウの花が一息付かせます

 

 一時間半近く歩いて川沿いの道から湯之谷街道に合流する近くまで来ました。この辺りの佐梨川の風景はなかなかの場所もあって、時折風景を見にやって来ます。

佐梨川の流れの風景

 

 ここから上流側には迂回道はありませんので、国道に出て大湯方面に向かいます。この辺りまで来てようやくフキノトウに出会いました。フキノトウには雌株と雄株がありまして、綿帽子を作るのは雌株です。

 花は雌花が一斉に咲き形がややいびつなものが雌株です。雄株は黄色がかっていまして真ん丸な感じで、花は外側から開きます。

フキノトウの雌株

 

フキノトウの雄株

 

 フキノトウの写真を写してから少し川の崖の上を歩きましたら、まだ咲き始めようとしているカタクリの蕾やキクザキイチゲの幼いものが見えました。でもこの辺りの春はもう少し先のことになるようです。

カタクリの蕾

 

キクザキイチゲがわずか一輪

 

 それから雑草として嫌われ者ですが、この時期にはなんとなく可愛げのある、ヒメオドリコソウが咲いています。

ヒメオドリコソウ

 

 

 このすぐ上流の芋川地区に湯之谷ダムがありまして下流の葎沢地区に発電所があります。このダムの歴史は古く、案内板によると1924年に建設されまして、その後2011年の新潟・福島豪雨で施設の発電機能が破損しましたが、2021年災害復旧が完了し再び発電が行われるようになったとあります。

湯之谷発電所ダム今は増水している佐梨川の水が溢れていました。

 

        

 案内看板が立てられていました。

 

 

 ここの休憩ベンチに腰掛けて持参のコーヒーを頂きます。しばらく水遊びする鴨の姿を眺めていましたが、今日はここまでとして引き返すことにしました。

 

 

 帰路は少しルートを変えまして歩きます。いろんな道順を歩くのは新しい出会いもあるのです。販路拡大のセールスマン心得の「獣道を作るな」といった所です。

 

 その後地図上で計測しましたらおよそ12Km、18000歩ほどの行程でした。

 

 

 

翌日は久しぶりの晴天に大力詣です

 扨て、昨日は散歩道をぶらぶらと歩きましたが、久しぶりに晴天の予報が出まして、山友と大力詣でです。待ち合わせの場所に着き、8時から登り始めました。下の雪は無くなりましたが、上の方にはまだ50cmくらいでしょうか、残雪があります。

 

 あずまやに到着すると、今日は思いのほか三山がきれいに見えました。

 

 

 大力山のことはいつも書いていますので今日の三山だけ紹介して、その他の詳細は省きます。

八海山

 

八海山(その2)

 

中ノ岳

 

駒ヶ岳

 

 

 私どもは山ノートに記帳し、小休憩の後山を下りました。下る途中では相変わらず沢山の方々に行き会いまして、名残の雪の山を楽しむ方々とすれ違う度に立ち止まり挨拶を交わしながらの下りになりました。