あっという間に過ぎ去って行った5月 | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20240602日(日)晴れ

 

 

あっという間に過ぎ去って行った5月

 5月はゴールデンウィークの頃には晴天が続き、その後も.若干雨模様の日はありましたが、やはり好天続きで山々の雪も一気に見られなくなりました。暦は今、既に夏になって暫らく日数が過ぎました。昨年の梅雨入りは11日でしたが今年の梅雨も気になる処ですね。

 

 扨て、駆け足で過ぎた魚沼の春から、爽やかな五月晴れの日が多かった初夏の5月、もう一月余り前のことになりましたが、魚沼市根小屋にある奥只見レク都市公園の「花と緑と雪の里」で毎年行われている芝桜祭が賑わいました。

魚沼三山(越後三山)をバックになかなかきれいでした

 

 これは5月2日の魚沼三山(越後三山)と荒沢岳の姿ですが、いつもの年ですと山々の雪がまだ厚く残るのでしたが、今年はずいぶん少なく稲作への悪影響が想像される状況でした。

右から八海山、中ノ岳、駒ケ岳、そして荒沢岳です

 

 その連休が終わり、すぐに雨の日がありましたが、その後はまたしばらく快晴の日が続きました。11日の快晴の日には権現堂山に登りましていい汗を流しました。

 

それから数日した17日、守門岳の方面に走ってみました。途中で大倉沢ダムから守門岳が見えますが、東洋一の大雪庇と言われる守門岳の雪庇ですがご覧のように雪はもうほとんど見られませんでした。

大倉沢ダムから守門岳

 

 

林道権現道北線のカンアオイ

 権現堂山登山口のある、林道権現堂北線を少し覗いてみました。この時期、晴天続きの山里にはタニウツギが満開でした。

満開のタニウツギ

 

 私はこのタニウツギの花が咲いているのを見るといつも白花も咲いていないか探すのが常になっています。そしてこの日も、近くに白花も咲いているのを見つけました。沢山咲いている場所にはこうした白花もよく見かけますが、毎年白くなるのではないような気がします。

白花のタニウツギ

 

 昨年はこの道の先にカンアオイを見つけました。その葉にギフチョウがやって来ていまして葉の裏に潜って行きました。その葉の裏には卵が産み付けられていました。

カンアオイの葉にやって来たギフチョウ

 

葉裏には産み付けられたギフチョウの卵がありました

 

 今年も確認しましたが今年の葉には卵はありませんでした。

 

 

 25日にはあてもなく車を走らせてみました。その日は自宅から南の方面を走ってみます。特に目的があった訳ではありませんので、時々目についた風景があれば車を止めて、カメラを向けます。

南魚沼市の坊谷山(ボタンヤマ)の麓ではノアザミが奇麗でした。

ノアザミが時期を迎えています

 

魚沼スカイラインを途中まで

 その後、上沼自動車道を妻有十日町方面に走りましたが、思い直して途中から引き返し魚沼スカイラインを魚野川に沿って越後湯沢方面に走りました。雲海ビュースポットの表示がたくさんあるスカイラインでしたが、この日の眺望はいま一つでした。越後湯沢の近くに聳える飯士山が舞子のスキー上の先によく見えていました。

舞子スキー場と飯士山

 

 

三国川ダムから十字峡

 この日はスカイラインの途中、六日町の栃窪峠から下りて国道17号線を横切り巻機山の麓から戦国武将の上杉謙信、直江兼続などでも有名になった曹洞宗の禅寺雲洞庵のある大月集落から金城山の下、大月トンネルをくぐり三国川(サグリガワ)ダムのある三国川に出ます。途中五十沢川のキャンプ場付近まで寄り道をした後再び三国川に戻りダム方面に向かいます、

 ダムに近づいていくと前方に巨大なロックフィルダムが見えて来ました。

前方に巨大なロックフィルダムが

 

 ダムの下流の分岐に案内看板があります。ダムバックウォーター十字峡には丹後山登山口もあります。三国川ダムは湛水部分をシャクナゲ湖と呼んでいるようです。県内下田村の巨大ロックフィルダムの大谷ダムはヒメサユリ湖と呼ばれていて、こちらも有名です。

三国川ダム案内看板

 

ここからダム湖の左岸と右岸方面に別れ周回出来るようです。管理事務所は左から行くのが近いようですが、私は右側の道を上って行きます。途中のトンネルをダムが見える所で寄り道しますと、看板に上越国境の山々が案内されていました。丹後山から大水上山の間には利根川水源の碑があります。

上越国境の山々中ノ岳、日向山、兎岳、大水上山、丹後山など

 

 ダムはすごく渇水していました。今年の梅雨で水位はどのくらい回復出来るのでしょうか。

満水時のラインから現在の水面ではかなりの落差です

 

 この後さらに上流に向かい、下津川を横切り十字峡トンネルをくぐり、丹後山登山口のある三国川に出ます。三国川はきれいな水が流れていますが、さすがに今年の少雪ではダムの水を充実させるには全く足りないようです。

丹後山登山口のある三国川の駐車場付近

 

十字峡から奥の山々

 

 ここで「おちあいばし」を渡って三国川右岸から戻ってきました。十字峡の丹後山登山者と思われる車は5~6台、下流の中ノ岳登山口には1台車が停まっていました。

 

 

6月1日湯沢トレッキング

 水無月(みなつき)、6月になりました。以前、水が多い季節なのになぜ水無月なのだろうかなんて疑問に思ったことがありましたが、調べるといくつかの説があるようです。旧暦の水無月は現在では7月の頃で一月余りの差があります。7月の頃は暑くなり、水が枯れてしまうようになるそれで水無し月、そんな所から来ている、といった説や、古典では「な」は「の」のことで水無月は水の月ということ。と言ったことなどだそうです。

 

 

トレッキング湯沢Ⅰ

 扨て、本題に戻ります。1日は天気も良く自宅でゴロゴロとしているのも憚られまして、どこか出かけようと思うのですが、山は少し億劫、街に買い物も特に欲しい物も無く、それならば涼しそうな場所でも歩こうかと思い、清津川の上流越後湯沢のトレッキングコースに出かけました。

 出発前にHさんを誘って、国道291号線を湯沢方面に向かいました。国道291号線を走り、湯沢町で国道17号線に出て、其処から関東方向に走り、道の駅「みつまた」手前で八木沢という集落で清津川に架かる大島橋手前で右折すると、すぐ駐車場に出ますここは工事現場なのか舗装はされていませんが、看板があってすぐ分かります。

 このコースは、湯沢町のホームページや新潟県のホームページで紹介されていますのでそちらを参考にして下さい。またこの下流に越後妻有大地の芸術祭の有名な人気の場所がありますので。そちらの清津トンネルを観光される方はとても多いようです。

トレッキング湯沢Ⅰ案内図

 

 トレッキングコースに出発するとすぐ草の多い道になりまして、少々期待外れな感じ。まあそれでも先に行けばと期待して歩きます。杉の林の中の道はそれでも涼しいので暑さには悩まされずに歩かれそうです。

歩き始めのころの杉木立の道

 

暫く歩くと清津川が下方に見えてきました。さすがに懐の深い河の水量は滔々と流れ見事です。途中渓流釣りの二人に会いまして釣果を訪ねると「まずまず」とのこと、水量が多いので、「こんなに川が太くて大丈夫でしたか」と尋ねると、さすがに難儀したようでした。

 

清津川の水は澄んでいました

 

清津川の流れ(その2)

 

清津川の流れ(その3)

 

 私はここは初めて歩いたコースなので、事前調査不足と相まって、魅力的なことには出会いませんでしたが、後日詳しい方に話を伺ったところ、なかなか珍しい植生もあって好きな所だとおっしゃっていました。

 

 この日はフタリシズカやホウチャクソウ、モミジガサ、ヤグルマソウ、ラショウモンカズラなどが見られました。アズマシロカネソウも花は終えていましたが沢の所で見つけました。

フタリシズカ

 

ホウチャクソウ

 

モミジガサ

 

ヤグルマソウ

 

 

 およそ1時間を歩きまして、予定の場所まで行けませんでしたが引き返すことにしました。

 

 後で聞きましたら、この先も良い所があったのだそうですが、丁度カメラのBAT.も予備を車に置き忘れたこともありまして、「潮時かな。」との判断です。

 

 今年は蝶との出合いも少なく、なかなか写真に納まってくれない蝶たちですが、沢の所にはサカハチチョウが見られました。それから入り口付近の草叢ではハルジオンにウスバシロチョウがいましたので何とかカメラに収めました。

ウスバシロチョウとハルジオン

 

 

 6月、夏とはいえ朝はとても涼しく、と言うかむしろ寒いくらいで暖房器具を片付けられません。

 昨年当地では6月11日に梅雨入りしました。今年はどうなるのか、真夏の渇水期のことが気に懸る方が多いと思います。昨年のような猛暑、酷暑にはならないことを願うばかりです。

 

 今回はざっとひと月分の記事になりました。ひどいずぼらですがご容赦下さい。