スターダムのステーションボード(広告)は高田馬場駅で撮ってきた。
この33駅の中で俺的に一番行きやすいのは新宿駅なんだけど、1日の乗降者数世界1位&巨大な新宿駅構内で特定の広告だけ見つけ出すのも撮影も難しいんで、他の駅で撮ろうと。
撮りやすいように平日の昼間(2/11)に行ったのだが、家出て数十メートル歩いた時点でなんかおかしいなと、今日祝日じゃね?と。住宅街の中の路地だってのに数十人とすれ違う勢い。(後で調べたら建国記念の日とやらだった。そんな祝日あったっけ? 今年できましたか?)
高田馬場駅。
初めて降り立ったが、早稲田口の方の通りは思ってたより“東京っぽい”。(画像は逆方向)
撮りやすさからいって新宿・渋谷・池袋はアウト。高田馬場をチョイスしたのは、早稲田口から出てちょっと歩くと早稲田松竹という名画座みたいな映画館があるんで、ついでに観てくっかと。
早稲田松竹。
キン・フー監督特集やってたんで観に行ってもいいかなと思ってたんだけど、どうもタルくて上映開始時間に合わせて到着できず、まぁ高田馬場にせっかく来たし何もしないのもなんなんで写真だけ撮ってきたけど。
2/24(水)
立川のシネマ・ツーという映画館で『マッドマックス』(1作目!)やってる!
ただねぇ… スクリーンのサイズを確認しようと設備記載を見たら、上映されるb studioってスクリーンが、デジタル上映が○でフィルム上映が×となってる。ということは上映するのはブルーレイというわけだ。それってもう「スクリーン」ではなく「モニター」といってよく… 自宅で観るよりはモニターサイズはデカく音響もいいけどさ。だから観に行くのやめっかと思ったんだけど、
「スクリーン」でなければならないか否か、フィルムでなければならないか否か。これがねぇ、まぁ今ユナイテッド・シネマとしまえんで『ブレードランナー ファイナル・カット《IMAX》』が上映中だけど、IMAXなら話が別かなと思うけど、こじんまりとした劇場でブルーレイ流すというなら、これどうよ?ってとこで… 逆にあえて確認すべく観てみっかというところもあるけど…
旧作なのに通常料金ってのはいかがなもんでしょうかね。
ここの「音響設備:KICリアルサウンド」とはなんぞや?と調べてみたら、映画のレコーディングスタジオで鳴っている音をそのまま再現しようというコンセプト(だから○番スクリーンという言い方でなく○スタジオという名称になっている)、使用しているスピーカーは強力、場内の吸音のシステムも全然違う、等々。
この劇場は音のこだわりで有名と初めて知った。だから旧作でも通常料金?
それは体感してみたい、と思った。俺はIMAXの音響がいいと思ったことは一度もなく、それで観に行ってみることにした。
ヒュー・キース・バーン追悼として『マッドストーン』 『マッドマックス』 『マッドマックス 怒りのデスロード』上映。
ヒュー・キース・バーンを追悼する映画館も他にないと思うが(笑)、2021年にバイオレンス映画の古典名作マッドマックスの1作目を映画館で観れるというのも素晴らしいが『マッドストーン』まで上映しちゃうってのがまた凄いね(笑)。『マッドストーン』なんてかなりなB級映画ファンでないと知らないよ普通。
チケット買う時 従業員に、音的に席はどの位置がいいですかね、やっぱり真ん中ですか?と聞くとやはりそうですね真ん中がいいですねとのことなんで真ん中の席を買った。
場内はイスに照明が点いていて教会のキャンドルのようだ。
スクリーンは思ったよりデカかった。普通に劇場のスクリーンってデカさ。ブルーレイを流してるのだとしても、この巨大さなら「映画鑑賞」と言ってまったく差し支えない。
だけど音は別に、という感じだった。ショットガンの音はまぁいい感じかなぐらいで。古い映画だから(元の音声の質が低いから)しょうがないのかな…?とか思ってガマンして観ていた。
あとムカついたのが同じ列の右側にバカが現れてさ。もう予告編も終わって映画始まって最初のナイトライダーと警察がやり合ってる最中に入ってきて席に着き、やおら外から持ち込んだらしい食い物を食いだして、包装のフィルムかなんかガサガサずーっと鳴らしながら。てめェん家の茶の間とカン違いしてんのか?
平山夢明がなぜかキチガイによく遭遇するとかって言ってたが、俺の近くには馬鹿がよく出没する。
映画を観てる時だと(その中でさらにブログに書いたやつだと)『ブレードランナー』の時、『侠女』の時なんか。
そいつを視界に入れないよう右手を顔の右側に当ててたが、これやってると疲れて眠くなってきちまうんだよ、今回もそれで起きていられず、なんのために¥1800も払って(交通費も入れれば¥2000以上かかってる)観に来たんだって。バカ1匹のせいで全部ブチ壊し。その1匹だけだもの。あと他の客全員静かに観てた。1匹だけ。それもなぜかよりによって俺と同列。2月24日上映のH列の右側に座った奴だよ。
劇場側も、なんでもう本編始まってから客入れるかね? 昭和の映画館じゃねェんだから、今時本編始まってから客入れるかぁ?
だいたいさ本編始まってから入ってくるって時点ですでに常識が疑われるわけだよ。実際その通りで、その後の体たらくったらな。
遅れた時点でもうシャットアウトしてれば迷惑被らなかったのによ。
っつーわけでこの劇場は俺的に印象悪い。好きな映画を「爆音」と銘打って上映されればまた行く可能性はなくもないが、でないならわざわざ行く気はもうないかな。
ちなみに『マッドマックス』という作品そのものは、今のCG・デジタル・ワイヤー・切り刻みカット割りで作られた映画では体験できなくなった、生なリアル暴力性の鑑賞・体感。
フィクションであっても本当にやっているスタント。ワイヤーも使ってない。転倒したバイカーの頭部に転がってきたバイクがぶつかるカットは今観てもヒヤリとする。
また荒涼としてるというか辺鄙というか、なオーストラリアの田舎町とバイオレントな設定・物語が相乗りし独特な世界観が映像的にも出ていて、このあたりもまた映画足り得ていて、テレビドラマみてェな映画が氾濫するようになった00年代以降の映画に対してポテンシャルの違いを見せつける。
(テレビドラマはお話を堪能するものだが映画は映像と音像を堪能するものである。
ちなみに俺に言わせると『マッドマックス』1~3の中でもちろん一番スクリーン映えするのはパート2。自宅のモニターでなく劇場のスクリーンで観るべき。でも2番目はパート1ではなくサンダードームだと思うんだよね。あの映像のスケール感、それもサンダードームを評判悪くしている後半なんかまさに劇場鑑賞向き。
これって、テレビドラマと映画は違うという事が如実に現れてる。ランボーシリーズもそうだけど。話がつまんないから一番評判悪い『ランボー3』こそ映画的にはむしろシリーズナンバーワンというね。)
ところで立川と神奈川県川崎を結ぶ南武線という電車がある。
これは途中多摩川を渡る。
俺もご多分に漏れず(?)多摩川のこっち側までが都内であっち側は神奈川県だと思ってた。
実際には川を越えてもまだ南多摩駅・稲城長沼駅・矢野口駅までが東京都稲城市という市で、ここを抜けると本当に川崎市に入るらしい。
で、稲城長沼駅にキテレツなものがあると知って(『ジモトぶらぶらマガジン サンポー』というサイトの「稲城長沼を散歩しました」という記事を読んで)、ちょっと見に行ってみたりなんかしたんである。
稲城長沼駅。
ちなみに俺、稲城市って知らなかったよ。あと清瀬市、福生市なんてのも図をよくよく見て知った。今 東京都水道局の「東京の水道水源と浄水場別給水区域」とかいう図を見てるんですがね。都内の各自治体の名前や位置がわかりやすいんで俺は都内の自治体を確認する時これを見るのだけど。
よくイジられるのが町田市とかだったりするわけだけど、いやいや上記3つとかなんてそもそも存在自体知らなかった。ホントに東京か?っていう。ついでに言えば前回部屋探しした時に初めて西東京市というのが存在することを知ったぐらいで(苦笑)。
さて稲城長沼駅、それなりの大きさの駅に見えたりなんかしちゃったりなんかするかもしれないが、騙されてはいけない(苦笑)、これ高架であって、建物の長さや高さがこんなにあるわけじゃない。中には改札とドラッグストアとコンビニが1件しかない。
外に出たら見事に何もない… 地味な住宅地しかない。それも空間がやたらなんか広々してる。駅前なのに店がほとんど見当たらない。こんなとこでどうやって生活してくんだ…と思うが、なんか近くにイオンタウンがあるらしいんだよね。
…立ち尽くしていると、道路1本挟んで向こうに公園が。
そしてこの公園が目的の場所と知った。
高架の下にガンダムと、これなんだっけ? ザク? ドムではない? ガンダム興味ないんでよく知らないんだよ。ザクか。
そうだな…3メートルぐらいある。ただ、すでにもっととんでもないシロモノを見てるとこじんまりとした感がある。
もっととんでもないシロモノとはダイバーシティんとこにあるやつだよ。以前あったのがコチラ、今現在あるのがコチラ。
とはいっても地方都市で3メートルのガンダムが鎮座してる町なんてないと思うんだよね。さすが腐っても東京。
実際の町の様相と「MECHANICAL CITY INAGI」と書かれてる壮絶なギャップ…。
「稲城なしのすけ」というらしい。稲城市の公式イメージキャラクターだそうで。
これデザインしたの大河原邦男という稲城市出身のメカニックデザイナーで、ガッチャマン、タイムボカンシリーズ、ガンダム、ボトムズ、その他いろいろ代表作のあるアニメ界の大物な方でございました。
こちらボトムズ。…らしい。
しかし…地味な住宅地にこういうのがいきなりポツンとあるのは異様っちゃ異様だし、牧歌的でむしろ違和感ないといえなくもないし。
メカニカルシティ建造までは出来なかったが、この造形で3メートルあるシロモノを3体(+1体)こしらえて設置ってのは稲城市及び稲城長沼、結構気合い入ってたことがうかがえる。
ところでこの公園、地元の特に主婦と思われる方々がベンチで憩いでいらっしゃいましたが、俺が撮りだしたら次々いなくなってく(爆苦笑!)
俺をアニオタか何かだと思ったのか? どう見ても俺はアニオタには見えねェだろう。それとも俺は地味な町ではどうにも浮くのか!?
…この日2月22日だってのに気温が24度だか22度だかあって、俺 半袖Tシャツ1枚で出かけたのよ。ところが都民がみんな冬の上着着てて、俺は神経疑ったけど。この気温でよくそんなの着てられるな!
2月に半袖はあり得ないっていう固定観念か? いやいや何月かより気温でしょ。
それで異様に思われたのか? でもマンション出る時すれ違った他の住人からは普通に挨拶されましたがね。
…ともかく、あまりに何も無いんで撮ったらそれ以上することもなく、とっとと帰りましたよ。(あ、ボロボロな長沼駅前飲食店街のラーメン屋に寄ってくるの忘れたよ… 横丁みたいなのあるらしくて、記事に載ってる写真がいー感じでさ、そこで食事しようかと思ってたんだけど。横丁ある気配なんか皆無だったもんな…。)
ついでに、南武線は稲城市に入る前に府中市を抜けるのだが、京王線府中駅と東府中駅の間にドン・キホーテ府中店があるんだけど、
実はココ、なんとドンキの第1号店なんである! 有名なドンキだけど、最初はココなんである。かつて府中に住んでた者としてはちょっと驚いたヨ。
(ちなみにそれを知ったのは『サンポー』の「東京チェーン散歩~ドンキ府中一号店と武蔵野を歩く」という記事を読んだから。
このサイトは「カマンベールチーズの安いスーパーを探しながら、国分寺を散歩する」とか「ベランダ散策紀行」(散歩してて見かけるベランダを鑑賞する)とか「自転車を引き取った帰りに色々する」(世田谷区で自転車を盗まれた人が渋谷区から自転車を保管しているという通知がきて、引き取ってきて「知らない道を自転車で帰ってみよう」散歩)とか「くそサイコ野郎と歩く聖蹟桜ヶ丘」とか「自由が丘は本当は「不自由が丘」かもしれないから調べてみた」とか「スマホあるから絶対大丈夫だし、深夜に道に迷いたい」とか面白い記事が多い。
観光地としての東京ではなく生活圏としての“リアルな東京”を知りたいならこの『サンポー』とか『東京Deep案内』(「首都圏の街と人種がひと目でわかる!東京タウンマトリックス」(の2ページめ)は爆笑!)などのサイトがオススメ。)