ぐ~ぐ~ぐ~ぐ~

嫁さんや旦那が口を開けて隣で寝ていると
嫌になったりしませんか?

口を開けて寝ている成人は、

子供の頃からずっとそうですから、

お口を開けてもらうと

歯に寝癖がついていることがハッキリわかります。


口を開けて寝ていると

下唇で下の前歯は常に内側へと押されてしまうため
歯には内側向きの矯正力がかかり続けて

歯は咬合平面より伸びて(挺出)

前歯がガタついてしまいます。

頬の粘膜からも内側へと狭窄する力が

奥歯にもかかり続けますから

歯列も狭くなるのです。

すべて寝方、寝ている間の長い時間の同一方向への自然の矯正力が原因です。

 

 


かつてから食べ物理論というものはありますが、

今は多くの筋機能矯正装置によって

自然とよい歯並びを獲得できる(成長期に夜間8時間程度口に入れておく装置を使っておく予防矯正法)

ことからも立証されたように

睡眠時の呼吸路がどうなって育ってきたのか?

が歯並びや顔つくりの大きな要因となっています。





寝ている時に肩を広げて頸部を伸展させて

鼻から呼吸を深く吸って熟睡できるだけの

頸部筋の伸びと舌関連筋の伸びと

口唇閉鎖力と

鼻の慢性炎症の軽減に

成長期に成功しておくことは

頭への正常なリンパや血流や脳脊髄液の供給排泄を妨げないことに繋がり

将来的な認知症のリスクも低減させてくれます。

 

 

 

顎顔面が作られていく小児期に

さっさとよい口元、よい歯並び、よい顔つき、よい口腔機能を

作って長い人生の重要な土台作りをほぼ完成しておく治療

予防矯正と言います。

 

最近は、歯科医師国家試験でも

出てくる一つの重要な歯科の分野になってきています。

 

上の3Dプリンター模型は

I先生のところに

来院されていた小学1年生頃にすでに歯並びに問題を生じてしまっていた

お子さんのCT撮影データから

情報を抽出して技工所が3D模型を作製して販売されているものを

購入したものです。

 

当院では小児期にレントゲン被爆量が増えるCT撮影を積極的に

行うべき理由をそこまで感じていませんから

例えば、埋伏歯があって

それをどうしても今、抜歯しなければ絶対に問題を生じると予測できれば

撮影する理由が出来ますから撮影するでしょうが、

小学1年で歯茎を大きくめくって骨を開削してまだ十分出来上がっていない歯根の側を

組織侵襲するリスクを犯してまで

外科をする意味を見出すことが今までなかった為に

このように小児でCTを撮影したデータはほぼありません。

またCTを撮影してもそれだけで模型がすぐに出来上がるわけではなく

得られた多様な組織情報から不要な情報を消去して

作り上げたいデータのみ抽出加工して

模型データのデザイニングを行わないといけないのですが

それに結構時間を要したりコツが必要だったりし、

3D模型を作るだけでも手間と機器と材料のコストがかかります。
その費用は数万円必要で高く、

またそれを患者さんの要望で作製して欲しいとお願いされることもありませんから

当院の患者さんのケースでは技工所に高額なお支払いをして

作製する事はしていません。

ですから、

I先生がされるセミナー用か?発表用?か?で製作され複製販売可能とされた製品を購入し

患者さんへの説明用として

院内に展示させていただいております。

常に矯正治療前検査としてCT検査を必要としている歯科医もいますから

その場合は、以下を参考にしていただければきっと多少なりともご安心いただく事が出来るものと思います。

http://www.radiology.jp/content/files/371.pdf

当院ではそこまで必要と判断しない治療法とコンセプトで行っているという見解の違いがあります。
撮影時には防御エプロンも使用されるものと思います。


一般的なパノラマ撮影やデンタル撮影やセファロ撮影時の

被爆線量は日常で外で浴びている線量程度となっており
今どきの歯科用デジタルレントゲン撮影を怖がる人はいなくなっています。
福島の事故後しばらくは福島近郊から転居されて来たという

ご家庭のお子さんのケースで

どうしてもレントゲン撮影はしてほしくないと言われ

当院での予防矯正の契約をお断りした事例が何回かありました。
最近はめっきりそういう方はおられなくなりました。

それだけ歯科のデジタル撮影が安心低線量という認識が一般の方に広く理解されるようになったのだと思います。

福島近郊から避難して来られていたお子さんはすでに他のエリアよりも多くの線量を浴びていることを懸念されていたものと思われます。

そういうエリアのお子さんに甲状腺がんを疑う病理所見が他所より多く見つかったと

医学的な報告を行った医師がおられましたが、

現在はそれは行き過ぎた検査であったと否定的に捉えられています。

 

福島で甲状腺がん診断多発の裏に「過剰な検査」、日本人が知らない“がん検診”の実態2011年の福島第一原発事故後、子どもの甲状腺がんが多く確認されている。これは「原発事故による被ばく」のせいなのか、それとも「過剰なスクリーニング」のせいなのか。がん検査や疫学調査の専門家らの中には、このスクリーニング検査が結果として、子どもたちのその後人生に不利益をもたらしていると警鐘を鳴らしている人も少なくない。リンクdiamond.jp

 


機種によりまたお子さんの体格によって異なる為一概に言えませんが

CT撮影はおよそ10倍くらいの被ばく線量になるという事なので

東京とニューヨークを飛行機で旅をした程度でしょうか。。。。

ですから子どもの被ばく線量などさして気にせずに

どんなお子さんでも必ずCTまで撮影して

説明や分析や研究や発表に使ったほうがよいと判断する歯科医は徐々に多くなってきています。

特に発表をしたがるリーダー系の歯科医の中に

同業から見てもそれは本当に必要なのか?やりすぎでは?

と思われるような傾向がみられるように思います。
まあ、症例発表というものはどうしてもそういう傾向になります。
認定医の資格試験用提出物もそういう事が要求されたりします。

専門医の診断や症例発表に用いる可能性がある場合、

同業者である多数の歯科医らを納得させ唸らせるためには

どうしても術前、術中、術後の資料集めがとても重要とされますからね。

 

もちろん、大人の場合は、すでに感受性が低いので

CT撮影を行うメリットの方がデメリットを必ず上回るというケースがほとんどでしょう。
特に大きく歯を動かす矯正治療前に骨のボリュームを3次元的に把握したうえで

非抜歯での矯正が可能になるかどうか?を検討するためには

とても有用なツールとして

CTはとても役立つものと大いに期待されています。
見えないものを見える化して安心安全に治療を進めていくことを可能にすることが出来るものが

CT撮影である場合は非常に多くのケースであります。



さて、



上の図右側は、初診時の乳歯列期のものです。

セファロ撮影に写っている情報を画像加工しても断面(2次元)情報は得られますが、

ペライ平面情報しか得られません。
CT撮影すると3次元情報(断層撮影)ですから

縦横奥行きの3次元の得られた情報から

模型を製作する事が出来ます。

顔は空気の入れ物と言われますが、
厳しく汚い体外からの空気を

体内に取り込む際に

いきなり気管から肺へ送り込むのではなく

鼻などの腔を通って汚れや細菌やウイルスをある程度取り除き
加湿し、適温にし、肺の毛細血管から取り込まれやすい成分比に変えておくことで

気道へ安心して送り込むことが出来るための十分な構造を持っていれば

喘息にもなりにくいでしょうし、気管支炎や肺炎にもなりにくく

身体にとって優しいでしょう。

十分な腔を作れていますか?

というのを視認可能にするためのレントゲン撮影は必要です。

上の模型では残念ながら鼻腔までで

副鼻腔のモデル化を割愛してあります。

どこのデータをどの程度トリミング加工するのか?

加工のしやすさはどこまでなのか?

という事からの判断があったのでしょう。

また大切な舌に関する情報模型は割愛されています。

 

 

そういえば、以前、東京から来院されたとても洗練されてお綺麗な女性が

ご自身の頭部の3D模型をお母さんと同伴で持参され

外人のスマイル写真のスクラップ帳もお持ちになって

このような顔とスマイルになりたいとご所望されたことがありました。

そうなった場合、外科矯正を行うのか?どこまで美容整形で手を入れても障害を抱えないのか?

というややこしい話になって参ります。

大抵の場合、そういう方は美醜形症(身体醜形障害BDD)の傾向をお持ちですから

当院では治療されないほうがよいですよと

東京のメンターの師匠からもアドバイスいただきましたので

ご縁なく東京に御帰りいただきました。

そのお母さんはそこまで醜形にこだわりを強く訴求されていませんでしたから

後に東京の別の超著名な歯科医のもとその歯科医の初のインビザライン&歯冠修復のケースとして

後に発表されたという事がありました。

様々な歯科医院にご相談に行かれても治療に進んでもらえないという方の中に

このような3D模型&外人のスマイル写真のスクラップ帳を持参される場合があります。
ご自身の3D模型を持参されてご相談に来られる方というのは、

どこか他所の歯科医院でCT検査を受け丁寧に数万円の費用が掛かかる模型を作ってもらい

説明を受けたにも関わらず治療法と説明に納得されず

その歯科医によってうちでは診ないから模型をあげるから他所で積極的に診てもらって欲しいと

縁切りされた方という可能性があるでしょう。
そういう方はどこで治療を受けられても満足されることがない心の問題か?社会的な問題に一時的に陥っておられるのでしょう。

出来ればありのままのご自身をもっと好きになっていただきたいものですし、

そのような外見に囚われる必要がない生活にチェンジしていっていただきたいものですが、

田舎の歯科医にそんな事言われたくもないと思われるのはわかりきっていますから

丁寧にお話をお聞きし東京や韓国に御戻り頂くという事を賢く選択することにしております。
そういうご自身の模型をもって全国の歯科医院にご相談に渡り歩かれる方はお金は比較的十分お持ちなのです。
時には、ご自身のスマイルを変えて欲しいと来院された方の中に

歯の問題ではなくスマイルの作り方の問題や

それ以外の土台の顔の問題(左右差が激しく崩れてきているとか、口がスマイルを作れないくらい機能低下しているとか)

という場合も多く経験しています。

そういう方を満足させる治療となると

全部を削り取る500万円のコースに近くなる

セラミック矯正の選択のほうが可能になることが大いなる場合も多々あります。
ご自身の天然の歯や歯髄を失っていくリスクを飲まないとご本人がなりたい希望のイメージに近づけないという場合も多々あります。
望みの程度によってはご自身の骨や皮膚を削除したりボルトで止めたり切り取ったりしての大改造が必要になる場合もあります。

色々な方が様々なランクの希望をお持ちになって初診来院されます。

歯科医療は本当に奥が深いです。

 

 


さて、

このようなCT撮影を用いた成長期の気道計測に関してですが、

一応、ある程度の規格を期待して

頭の位置を固定して

CTは撮影する事となっていますが、

小児の場合、成長を伴っていきますから

なかなか比較の土台に上がりにくいのではないか?と

思われます。

模型の右左の咬合平面を見ても

目線の違いが判りますし、

顎の位置が前に出たことも想像できます。

乳歯は永久歯よりも硬度が低いのは

顎の位置が成長に伴って発育することに適応できるようにという自然の理です。

昔昔、大学5年の頃、小児歯科の臨床研修期に
母校の教授から乳歯は何故ミロインレー(やわらかい銀)またはレジン充填またはアルミの乳歯冠(やわらかい)

で治療しておかなければいけないのか?と問題を出されたことを懐かしく思い出します。

咬み合わせ形成が終了した大人で使う金銀パラジウム合金(硬い)や

セラミック(硬い)で乳歯を治療してはいけないのか?

その理由は

身体の成長とともに顎の位置も形も大きく変化していく途中だからです。

T4KやMyobraceやプレオルソやEFラインなどの筋機能矯正装置は

その成長余力を上手に使う事を前提とした

予防矯正用装置ですから

それによってCT撮影時の気道の形も幅も異なってくるのは当然でしょう。


撮影時の位置づけも

顔や頭の大きさや形や顎の位置が異なってくるので

気道の形も太さも変化してしまいます。

 

とはいえ、

このように成長期に上手に顎顔面の成長方向をコントロールし

咬み合わせも上手く作り上げ

歯並びもよくし、

日常生活での低酸素状態による慢性鼻炎や炎症体質や扁桃炎を

どんどん軽減させる方向で成長サポートに歯科が入っていくことを

目指すことは間違いではなく

昨今の小児歯科の主流となってきています。

酸素を上手く取り込め呼吸器系免疫系に慢性炎症の負荷がないよい成長に

誘導してあげる事を

歯科がどの程度ルーティーンに可能にしていくのか?

今後のこの分野の発展は大いに期待されているところでしょう。

 

気道の出来方によって

目線も顔の形も

歯並びも大いに変わってしまいます。

成長後に特徴のある形態に悩んで外科矯正に進まざるを得ない人を

多発してしまう事がないように

また、抜歯することによって歯列のアーチを必要以上に狭くされてしまい

前歯のコントロール不良により
舌が後方に落ち込む体調不良になる人を作る出してしまわないように

成長期だからこそできる効果的な予防矯正が

今、歯科では大いに盛んになってきています。

 


口を開けて寝ている嫁さん、旦那の寝顔と歯並びにがっかりしているそこの貴方!!
子どもはそんな風に育っていかないように

予防矯正について

考えてみませんか?

 

good sleep 

 

成長期によい形を作っていくように

歯科が十分なサポート力を発揮する時代に入って来ています!!

 

当院では2万円から
混合歯列期には

12万円で

サポートいたしております。

すでに1000症例以上の実績をもって

非常に多くのお子さん、親御さん、お爺ちゃんお婆ちゃんから感謝していただいております。

対象エリアは広く

遠方のお子さんの場合、ZOOMでの診療(指導・管理)の選択も可能としています。

ベテランの歯科衛生士さんが

子育て応援とともに

お子さんのよい口、よい歯並び、よい口元、よい顔、よい機能、よい呼吸、

そして虫歯ゼロをしっかり管理してくれていますよ!!

岡山大学の小児歯科に長く在籍されていた

岡崎 好秀先生

SNSでも様々な情報を発信されていて

その一つに

CamCamの考案者である吉原正彦先生の本をお勧めする内容が流れてきたので、

お勧めに乗って今回購入して読んでみました。

 

吉原正彦先生は、1941年生まれの大阪歯科大学卒の小児歯科医のようです。

大阪歯科大学や小児歯科では著名な歯科医だったのだと想像します。
1960年代から予防歯科を推進されていたという慧眼の持ち主。

当時の子どもたちと言えば

虫歯の洪水時代

お歯黒状態が当然という時代背景。
What is Baby Bottle Decay | Infant Tooth Care | Hastings Family Dental

小児歯科というものもなく(標榜不可能)、

大人も歯が痛くなったら抜歯して入れ歯の選択が当たり前、

乳幼児などが歯科医院に来ようものなら治療すれば泣きわめく為に
大人の治療だけで疲弊していた歯科医達によって

お歯黒にする薬(サホライド)を塗られて、ハイ終わり。

歯科衛生士の国家資格は存在したが

そんな役に立たない人を雇用するより

近所のおばちゃんやお姉ちゃんを助手さんとして雇ったほうが

よほど役に立つという意識のほうが強く

ロクに歯やお口の健康や発育について系統立てて習った事もない女の人が
歯科医院で歯は削るわ、薬は塗るわ変えるわ、入れ歯は調整するわ、詰め物は詰めるわ、
歯科医の指示に従ってなんでも見様見真似だけでどんどんこなしていた

そういう日本の近代歯科黎明期の無法状態に近いような時代。

歯科医院も数が少なかった為(学費が高い私立が主だったためお金がないと歯科医になれなかった為歯科医師数も少なかった)

1日100人くらいの人が歯科医院の外にまで行列を作って

朝もらいに行った順番札を握りしめて治療の順番が来るのを待っていて

日本国民のほとんどがロクな治療も受けられなかったというようなそんな時代。

そんな時代に、

予防歯科に早くから取り組んでおられたというのですから

時代の1歩も2歩も100歩も先を行っておられた歯科医の方です。
今は、小児口腔機能獲得不全症が保険病名になり

歯科衛生士さんが歯科では大活躍。
世の中は皆予防歯科、予防矯正、矯正歯科、小児歯科へどこの歯科医院もどんどん移行していっていて

政府もかかりつけ強化型歯科診療所の仕組みつくりに向かい

虫歯もCe(エナメル質初期虫歯)の段階から保険で管理できる時代にシフトしていっています。

隔世の感があります。

 

その先生が

昭和時代に本を書かれていて

その本が今でも読めるくらいでとても内容がよく

時代背景は大きく異なって来ていますし、

歯科自体が大きく進歩していますから

合わない内容も少しありますが、

健康な歯の根本をついた内容が書かれていますから

少しご紹介しておきたいと思います。

 

もちろん、

本を購入していただき

読んでいただくのがよいと思いますが、

残念ながらすでに絶版本です。

 

 

750円の本が評価が高く12000円越えです。

 

 

中古市場を探せば安いものもありそうです。
 

内容は、
「母乳は、口の周りの筋肉を発達させ、乳歯の歯並びを綺麗にする
赤ちゃんからのサインを見のがさず、歯が生える前からものを咬ませる

幼児期にしっかりかむと、あごが発達して、きれいな歯並びやかみ合わせをつくる

手と口を動かす歯磨きの動作は、大脳の発達も促す

よくかむ子は頭がよくなり、性格も明るくなる」

 

これを読んで(・へ・)ムカッとすぐになられたお母さんも

多くおられるでしょう。

何?今どき母乳育児~~~~~???!!!

とね。

 

母乳育児と言えばその神様、

岡山の国立病院で永年小児科をされていた山内逸郎先生を

思い出す方がどれくらいおられるでしょうか?

ネット社会になるず~っと以前の偉人の業績の数々は、

なかなか検索してもたどり着けない時代になって参りましたね。。。。

 


今の時代、母乳育児がよいのは相変わらずでしょうが、
医学も歯学も進化していますから

初乳はちゃんと吸わしていただき

その後、入院中くらいは母乳を頑張って飲ませていただき

日常生活に帰られましたら

出来れば母乳で、できなければ無理せず人工乳でもよいので

ご夫婦で四苦八苦しつつ育児放棄せずに愛情をはぐくみながら気長に子育てに取り組んでいただければ

大変ありがたいと思いますと思うような時代になって参りました。

 

愛の形は色々で無理がたたらず

育児鬱にならないようにしていただきたいと思います。

そりゃ~、よい事はよい事で皆わかってますが。。。

時代も多きく変わりました。

 

 

<まえがき>

「年々かわいらしくなっている子どもたち。

でも、小学生の高学年ごろから、りっぱでたくましくなる男の子や、美しくやさしくなる女の子と、

無気力でボンヤリしたり、突然奇声を上げたりする子どもとの

二派に分かれていくようです。

この二派に分かれた子どもたちの顔写真を見くらべてみると、

明らかに顔立ちが違っているのです。

私は、小児歯科医として約20年間、多くの子どもたちに接してきましたが、

一人一人の子どもの口や歯は、その子の育ってきた過程を忠実にあらわしており、

また、顔立ちを決めるたいせつな要素になっていると感じます。」

 

そうだ!そうだ!!

 

まったくその通り!!!

と、今の小児歯科医も歯科医も多くがこの内容に賛同するでしょう。

 

無気力でボンヤリしたり、突然奇声を上げたりする子ども

こういう子どもに育てないように予防してあげる

または、

こういう子どもに育ったのを多少だけど

何とかしてあげるのが

最近の予防歯科の方向性になっています。

 

近年は歯科医師数が多すぎるんじゃないの?

というほど歯科医が増えてきていますし、

国立大学の歯学部が量産されて

医学部には行けないけど歯学部には余裕でいつでも入れるという

非常に頭のよい青年たちが多数歯科医師になり

借金して歯科医院を開業するのではなく

歯科の学問的なエビデンスを積み上げる事を担当したり

歯科医としてではなく様々な海外からの情報を入手したりしつつ

歯科医や歯科医療スタッフからに色々教えて収益を得る人達が次から次へと出てくるまでに

日本の歯科もどんどん進化し変化し続けて参りました。

 

今の日本の歯科の潮流は

乳歯にさえ虫歯を作らせない

ましてや永久歯になんて!

酸蝕のかけらもなく、

修復治療の痕跡すらなく

歯並びも成長期後半にはもうすっかり綺麗になっていて

目もパッチリ活き活きと輝いていて

スマイルなんてハリウッドスターの子役か?くらいの勢いで

キラキラ活き活きとした眼力があり

口元はキリリと引き締まっていて

いかにも頭がよく回っていますという顔をしていて

いびきはかかずに上を向いて熟睡し、

オネショやゴロゴロ転がりまわって寝返りをうつ寝つきも寝起きも悪く

日中、集中して何かをしないといけない時間に

何故か頭がグラグラして寝入ってしまうという事などほぼなく、

活動的にいきいきと動き

その動きは統合的で流れるような動きで

気持ちも常に明るく前向き

食事も偏らず給食時間に十分に残さず食べ、

食後は学校で歯磨きをし間食を好まない・・・

という子がどんどん増えてきていますが、

それはそう、多くの歯科医や歯科医療スタッフたちの頑張りのお蔭でしょう!!!

昭和57年。1982年。
この本が書かれた当時の大阪府全体の3歳児の虫歯は53%もあったそうです。

2人に1人の3歳児が虫歯。

そういう時代に著者が活躍していた大阪府箕面市は

他所と比較して全体的に知的レベルが高い人が住むと言われていたそうです。

箕面市は当時、3歳児検診での虫歯罹患率が低いと有名で、それでも30.5%だったそうです。

更に箕面市の予防歯科センター管理の登録者に限定するともっと低く18.6%だったのだそうです。

昭和の時代では50年代後半でも3歳児の虫歯が10%というのは

大変驚くべき低さで、世界的な低率だと言われていたようです。

 

時代が進んで

令和はどうでしょう?

当時53%約半数の3歳児に虫歯のチェックが入っていた大阪府が

令和2年は14.02%
最も低い東京都では僅か7.18%
我が岡山でも12.12%!!!!!!!

 

これ、凄くないですか!!??

本当に日本の歯科は優秀ですよね!!!

3歳児に虫歯があると今や幼児虐待やネグレクト、育児放棄を疑ってみるまでになっているのです。

激変しましたよね。

驚きでしょう!!

 

 

これが、日本の歯科が成し遂げてきたことなのです!!

音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜

 

凄くないですか!!

凄いでしょう!!!

乳歯虫歯根絶まであともう一息!!

2021年 令和3年における所得金額が200万円未満の世帯は全体の18.5%

 

生活に経済的余裕がある無しに関わらず、

虫歯になる子はどんどんいなくなってきているのです。

 

 

日本の底上げに成功した日本の歯科って

本当に凄いですよね!!!

 

じゃあ、次は何?

 

って事ですよね。

 

次に来ているのが、

予防矯正です。

小学生の成長期にさっさと

よい顔と、よい口元と、よい歯並びを獲得させておき

世界に通用するGOODスマイルで

パフォーマンスの高い子ども→大人で日本が満たされていくことですよ!!

 

Baby Teeth – Magic Dental Care

 

BIG SMILE fusionwrap.ca

小さい頃から虫歯無し!
歯磨き上手!

ビッグスマイルで真っ白で健康な歯!

一生困らず寝たきりにならず美味しく食べ、楽しく笑い、お喋りし、

頑丈な身体で前向きな精神、明るい笑顔。

臭くない息で常に清潔なお口の中!

 

 

こういう人たちが溢れかえる日本に

これからはどんどん近づいていきます。

 

???????

うちの子は大丈夫???

自分は・・・・・・汗

って不安に感じた、そこのあなた!!!

 

温故知新、多少昭和レトロな内容になりますが、

この本を読むことから

まず始ませんか?

 

目次

第一章 環境、知性が子どもの歯を育てる

オシャレにお金をかけても、衛生費に無関心なレディーたち

知的なお母さんは、わが子の歯への関心も高い

わが国でも一般的になってきた小児歯科

子どもの歯を見ると「生まれ」や「育ち」がわかる

甘いものと甘やかしが虫歯のもと

細くてスマートになってきた現代っ子たちの顔

虫歯は減ったが歯並びの悪い子が増えている

食生活の変化が、咬めない子どもたちをつくっている

食が悪いと非行や校内暴力にも結びつく

よくかむ子は成績も伸びる

いい歯科医にめぐりあうには、レベルの高い患者になること

狭い住宅事情でシワ寄せを受けている衛生環境部門

子どもへの気配りではまだ後進国の日本

虫歯のない子に育てるための理想的な父親像

 

第2章 歯の役割と仕組み

 

第3章 赤ちゃんの発達と歯のたいせつな関係

①歯のよしあしはかむ学習で決まる

しゃぶりから嚥下まで・1~2歳ころにしっかり身につけたい,かむ能力・きれいな歯並びは母乳から

②かむことの大きな効果

かむと歯が丈夫になる・かむと唾液が口の中をきれいにする・頭蓋骨とあごの発達

③かむことは大脳の発達も促す

手、指、口と大脳とのつながり・3歳までに目覚ましく発達する脳細胞・歯磨きは脳の発達を助ける・幼児期に噛めない子は一生かめない

➃あごが正常に発達しないと、こんな弊害が

歯列不正、不正咬合、発音がうまくできない・指しゃぶりは知能の発達にマイナス・悪習慣で顔つきがゆがむ

⑤歯と昔ながらの慣習にはこんなに深い関係が

お宮参り・お食い初め・七五三・あごの発達を助けた昔のおやつ

 

第4章 健康な歯をつくるための9つのポイント

①妊娠中のお母さんの心がけが大切

赤ちゃんの歯は母親の胎内でつくられる・薬、酒、タバコは歯に影響を及ぼす

②母乳のすすめ

母乳は赤ちゃんのあごを発達させる・哺乳瓶のダラダラ飲みは虫歯のもと・1才までには断乳を

③離乳期からかませる練習を

自然のままの薄味で・乳首をかむのは赤ちゃんからのサイン・セロリやたくあんをかませる

➃歯が生えてきたら

やわらかいベビーフードはほどほどのに・5歳までにすりつぶしが完成・永久歯を育てるための栄養を・食べたあとは口をきれいにする習慣を

⑤じょうずなおやつのとり方

甘いものは特別なときだけに・健脳おやつのすすめ・規則正しい習慣を

⑥お母さんにもできる子どもの歯と歯ぐきの健康度チェック

⑦歯みがきのしつけ

歯が生える前・上下4本ずつ生えたころ・奥歯が生えだしたころ・犬歯が生えたころ・2歳を過ぎたら・乳歯が生えそろってから・歯ブラシの選び方

⑧歯科医による虫歯予防

年に1度は必ず定期検診を・シーラント(溝うめ)・フッ素塗布

⑨顔立ちをととのえ不正咬合を治す方法

顔のマッサージも効果が・口の筋肉を鍛えるボタン遊び・知的に子どもの口と歯を育てるブラシ

 

第5章 私の診察室からの報告

ユニークな診察室

チューイングブラシの開発

チューイングブラシを使っての治療例

 積極性が出て成績も伸びた肥満児のTくん・双子姉妹の遺伝子の受け口が治った・自立心もついたおばあちゃん子のMくん

子ども向けに開発した歯ブラシと歯みがき剤

 

第6章 赤ちゃん・子どもの歯についてのQ&A

 

 

著者の歯科医院で不正咬合の矯正にかかる費用は流石大経済圏大阪。

昭和50年代でも

チューイングブラシを咬ませて多少の凸凹を修正する程度、

月に1回歯医者に通ってチェックを受けたり、

フッ素を塗ってもらったりするのを入れても、2年で6万くらいで・・・・・・・とありました。

(昭和59年の本です。)

 

 

 

チューイングブラシなどで治せる不正咬合はたかだか知れています。

が、何もしないよりは絶対マシですね!

今は、更に進んでT4K(Myobrace)プレオルソEFラインなどの

上下一体型既製品のトレーナー(筋機能矯正装置)での

より幅広い子どもが無理なく使用できる装置の数々がどこの歯科医院でもたいてい使用されていますし、
小児の口腔機能獲得不全症は保険病名になりましたし、

口腔筋機能訓練やその評価法もよく知られるようになりました。

 

 

これからも日本の歯科は

どんどん良い方向に進化し続けます。

大筋では医療の優等生でしょう。
歯をどんどん削ったり抜いたり治療せずで終わるという時代は隔世の感になってきています。
 


 

 

 

 

 

 

 


 

 


ロンドンにもお約束のキングスクロス駅の9と4分の3線があります。
日本は今頃、行列が出来ているのかもしれませんが、

ロンドンでは割とガラガラでした。

校外学習の生徒さんたちが何個かのグループで撮影していた程度。
まったく待つこともなく記念撮影出来ました。

汽車にも乗り放題。


ほぼ外人なのでそのまま映画に出て活躍しそうな感じ。

広々とした空間なので人のまばらな感じが窮屈でなくてよかったです。

実際にある本当の駅の方が大混雑していますよね。

 

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この記事は、①から続いています。
よかったら読んでみてね飛び出すハート

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そのまま魔法界に行きそうな子供たち

大人になったときにも使われていましたよね。

場所変わって外に出たらバスの展示があったり
回廊があったり・・・

様々な映画のシーンが思い出されますし、

各名場面を思い出しつつ案外人が少なくて記念撮影し放題
お昼は屋外でも食べられます。


こちらはダーズリー家

各シーン、本当に面白かったですよね。

 

 

ここから小物製作エリア

ここからが歯科医が興味のあるモノづくりのエリアです。


何をどうやって作ったか?大体想像できます。

こういうの、歯科が得意とするところですからね。

印象的なシーンを作り出す為に

様々な小物が作製されています。
歯が与えるイメージってとても重要です。

 

そういえば、先日、
カンヌ映画祭のレッドカーペットをにぎわした話題がありましたよね。

久々に登場したジョニー・デップ。
1泊1,000ドル以上のJWマリオネットホテルに美のスペシャリストが集合し、

ジョニーを「身綺麗にさせて」からレッドカーペットに送り出す為に、

タキシードは「ディオール」、

凄腕スタイリストのサマンサ・マクミランがジョニーのスタイリングも担当していたという事でしたが、

歯にスナップオンスマイルをつけなかったのでしょう。
というか意識がそこにいかなかった???

(専門家がいなかった?)
SNSではジョニーのスマイル画像が大変話題となり「ジョニーの歯は腐っている!」とコメントする人が次々と現れたとか。

中にはその写真を見て「気分が悪くなるから投稿しないでほしい」とクレームをつける人もいたとか。

日本以上に綺麗な歯をキープすることに熱心な人が多いアメリカでは、

カンヌの美意識は通用しなかったそうです。

歯の汚れやお手入れ不足を受け入れる人は圧倒的に少ない。。。。
服よりも歯に時間と手間とお金をかけないでどうするんでしょう・・・・
歯のお手入れ不足が如実だと

細菌叢が悪く臭いも想像してしまい、

不健康で気持ち悪さが先に立ちますから、

残念でした。

長年メタル修復を入れ続けていたからでしょうか???


かといってガンガンに削りたくってジルコニア冠修復や

過剰に削るターキーべニアや、

「私達歯を全部抜きました!」でおなじみのオールオン4やオールオンXを

選択してすっかり歯を綺麗にチェンジしちゃうっていうのも

逆に恐ろしい事でしょうから


https://youtu.be/Uv1xJzS3wsM

 

歯を削らずに貼れるスーパーエナメルや

スナップオンスマイルを考えていただければよかったのかも・・・・

海外セレブにも早くこういう日本人技工士の高い技術力を駆使した

歯を削らない極薄ジルコニアべニア治療が普及してくれればよいですよね。

 


とはいえ、

映画の撮影時間だけというわけでもなければ
お食事も出来て、痛みも不快感もなく、

お手入れも割と簡単に可能で

臭い匂いもしないというようにうまく治療するためには、
歯は一朝一夕に綺麗にはなりません。
どんなにセレブで優雅な生活に浸っていて
(まさかとは思うが薬に浸っていたのか?)

人気が高く活躍している人だとしても

日頃から健康に対して高い美意識を持ち続けることが大切になりますよね。
 

 

ハリーポッターに出て来る名前を言えないあの人「ヴォルデモート卿」の歯も

反対咬合で歯が失活していて

着色が多数あり異常咬耗がある

鼻呼吸が下手な精神障害者のイメージで作られていましたね。
目は綺麗なのに、鼻と歯がオカシイと

一気に悪そうなイメージが出来上がりますね。

 


ん?歯だけでもイメージ激変しますね。

とはいえ、

歯に問題を抱える多くの人は

成人に至るまでに

様々な問題を抱え込んでしまい

それは耳の形や目の左右差、

頬の高さ、鼻の形、口唇の上がり具合などなど

様々な顔形に影響を与えていることはよく知られていますから

映画つくりにはその要素がぎゅぎゅぎゅっと詰め込まれてしまいます。

見た目から受けるイメージというのは

非常に強いというのが生物学的です

ところが、昨今の映画はロボットがやたらと出てきますから

一見、普通あるいは普通以上の美男美女が実は人間の皮をかぶったロボットという設定が多くなってきていますよね。

そうなったら

逆に不気味で生物学的な脅威や違和感を感じさせるものが多くなってきていますよね。

ハリーポッターは

まだ昔ながらのなんだか安心感を感じる出来になっているのは

古くからの見た目とキャラクターが連動していて

ある意味裏切りがないからかもしれません。(子供でも安心してみていられる)

 

細かく見ていると何時間でも居れそうです。

 


こういうものつくりは歯科(技工士)が得意とするところですね。
特に歯科医も補綴科に残るとたいてい皆一通りの技工をこなしています。

じゃあ、実際に歯や顔の一部や手や足を失った人が

日常生活に支障なく差別の目を向けられることなく

日本の保険医療がちゃんとカバーしてくれていて

十分で丁寧な技工物を提供し続けてもらえるだけの

十分な医療制度になっているのか?

と言えばなっていません。

患者が満足できる凝ったことはすべて自費治療になるでしょう。
ものつくりに関してはよいものを求められるとご予算は?と聞かれるわけです
治療により歯科医側が膨大な収益を得るわけではないので、

治療のランクを選択いただきご自身が今支払える範囲での選択でとなるわけです。

映画の小物に熱を入れ込むことが出来る人材がいるならば

医療に熱を入れてもらいたいものだと思ったり。。
日本の歯科技工士に十分な報酬がいきわたる日本にならないと

歯科はお先真っ暗でしょう。

(とはいえ、一生補綴とご縁なく予防歯科や矯正歯科の範疇で過ごしていただけるようになれば
歯科のものづくりの技術が途絶えても困らないでしょうから、

どんどん予防や矯正に皆がシフトしていっているわけですね)

 

歯医者さんって物を作れる側なので

つい余計な事を思って見ちゃうのが性です。

お金になるなら人は動ける、お金になるから人は動くという、

綺麗ごとでない厳しい現実を理解できるようになってくるのは

親が苦労して稼いだお金でぬくぬくと映画に熱中していた若者達にはまだ早いでしょうか。

歯科の分野の長年しいたげられ続けてきた日本の国家資格者にまで

その仕事内容に応じた報酬が保障されるときは来るのでしょうか?

などと余計な事を考えつつも

進路に従って進むと

次は、

グリンゴッツの銀行です。

 


使いまわしせずに一々鋳込まれたのでしょうか?

ご苦労な事です。


時々映画の一場面が再現されたりしています。
体験型で楽しいです。

たぶん、東京のほうがこういう体験スタイルが多く採用されているはずです。

何しろ日本、東京ですから。
期待しましょう!!
次はダイヤゴン横丁

次々と見どころが満載です。

 


映画を作り込んだ人たちは立派ですよね。

 



1日居ても飽きませんから
きっと誰もがじゅぶんに楽しめるでしょう!!

東京はどのくらいのものが作られたのでしょう?

とても楽しみですね!!

2025年には大阪の万博もあるし、
日本に居ても楽しみはつきません。
経済効果も大いに期待されています。
 

夢、幻、非現実にお金バンバン使っちゃう人は多いですからね。
 

別業界ですが色々と学びがあります。

 


ついでにこちらも大人気でした。

途中で寝ちゃいましたけどね・・・・・
 

やっぱり現実で人の助けをコツコツと出来るほうがよいです。((笑))
さあて、仕事に戻りますか。

 

 

2023年6月16日 日本初のハリーポッタースタジオツアーが開園したそうです。
大阪USJにもハリーポッターのテーマパークがありますが、大人気ですよね。
東京にオープンしたスタジオツアーも大人気は間違いないでしょう!

そこで、そういえば、

本場ロンドンの

ハリーポッタースタジオツアーに行った時に

写真をたくさん撮影していたなぁ~と

思い出して
本場ロンドンと世界で類を見ないくらいの巨大施設に仕上がっているという旧としまえんの新施設を

比較してもらえたらと思って

今回は2019年に行ったロンドンのハリーポッタースタジアムの写真をご紹介します。


まずは、出発地だったパディントン駅ここから電車に乗って

「ハリー・ポッター スタジオツアー」ロンドンの最寄駅 ワトフォード・ジャンクション駅に行くよ。
 

駅も電車も全くワクワクするものは何もないけど、

駅に着くといきなりオモテナシ感が出てきます。


駅前にはスタジオ行きシャトルバスが複数台待機していますからね。


スタジオに着くと外に居ても もうすっかりハリーポッターの世界に!


チケットチェックがあって中に入ると

お出迎え。


いきなりがお土産屋さん(w)。

帰りに何を買おうかな~とついつい見行っちゃいますよ。


つい、被ってみたりねw

順路に従って歩いていくよ。


ホグワーツ大広間の入り口に到着。

中に入ると撮影スタジオセットがそのままある。
上手く作りこまれていますから
迫力がありますね。
そういえば、大阪USJにも
一部こういう雰囲気の建物が作ってありますよね。
新名所の東京スタジオはどうでしょうか?


私は熱烈ファンというわけでもない為、割とあっさりと素通りしましたが、
ハリーポッターの大ファンならば
細かいもの一つ一つに感動してしまうかもしれません。
何しろ、撮影に使われた小道具や衣装、セット展示なので、

映画ファン度愛によって所要時間は大きく変わりそうです。

中にはなんだ?これ?って印象が薄いものまで。

膨大な展示の数々です。
そういえば、こんなシーンもあったかも・・・・・
と、映画のセットや衣装や小道具作りの大変さを想像したら
それぞれの完成度の高さにため息が出ちゃいましたよ。
映画愛がないと(というか予算がないと)絶対に無理ですよね。

こういうところは歯科のものづくりにも通じていますから

予算がないと良い品や治療に注力してもらえない・・・・

よい技術者も人材も高い時給を要求しますからね。。
ものづくりって出来不出来は絶対に予算に左右されるのでシビアです。

ちなみに
ハリーポッターシリーズの製作費は

『ハリー・ポッターと賢者の石』     $ 125,000,000=178億円

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』    $100,000,000 =142億円

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 $130,000,000 =185億円

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』  $150,000,000=213億円

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』  $150,000,000 =213億円

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』   $250,000,000 =355億円

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』  $250,000,000=355億円

だそうです。上の7作だと(すでに10作は作られていますが)合計で1641億円

シリーズ累計の興行成績は

歴代3位で77億ドル。1兆円越えです。

すでに8000億円以上の儲けを得た余裕の事業だったという事になりますよね。

日本映画の製作費は最高で150億円だったそうです。(興行収入は記録的大赤字)

 

 

 

ちなみに日本の歯科診療医療費総額は2019年版で3兆150億円。
(医科医療費総額はその10倍超)
ハリーポッターよりは高かった。

厚生労働省の調査による「第20回医療経済実態調査医療機関等調査」によると、

歯科医院の平均売上は4879万円

歯科クリニックの場合、1軒あたり引き受けられる患者数は1日平均およそ20人。
月平均の患者数470人・患者単価は7500円程度(自己負担金2250円くらい(3割負担で)と言われていますが、
技工代、材料代、衛生管理費、設備費、家賃、人件費などなど結構な支出が必要な為
医療スタッフの愛だけが頼りという内状になっていないことを祈りたい。
などと考えつつ・・・・
優秀な人材、魅力的なスタッフ、魅力あふれるコンテンツなどなど
歯科が映画の感動と魅力を超えるヒントって何かあるのか?など
常に歯科の事をついつい考えてしまう現役の歯科医((笑))
噛める笑える喋れる食べられる幸せと まったく実益にならない映画の世界はかなり遠いですが・・・
人は夢や幻につい支出したいんですよねぇ

 

まあ、そんな野暮な話は置いておき、

一つ一つデザインが印象的に作られていた事を思い出しますよね。

 

 


ベラトリックスの歯を醜く見せる為のスナップオンスマイル((笑))やつけ爪
もともと、ルミネアーズやスーパーエナメルも
PMMAという樹脂材料でハリウッドメイクに使用されていた

ノンプレップべニアが上等なセラミック素材で永久接着に進化したものなので、
スナップオンスマイルみたいな着脱式カツラ様スマイル小物はメイクアップ小道具(変装小物)とも言えますねw
悪役には悪役用汚れた歯のメイク道具が必要ですからね。

高齢者に見えるようにスナップオンする小物もありましたよ。
誰に使ったのでしょう?

歯医者として

こういうのもちゃんと勉強していますw
まあ、ご要望がある人はいないでしょうが。。

わざと汚したり、ダメージを与えてリアリティーを出した衣装達。

ダメージジーンズは岡山の児島ジーンズが得意とする技法ですが、

こちらは靴墨などでわざと汚してリアリティーを出していたのですね~



スタジオのいたるところに撮影用セットがてんこ盛りです。


あ!あのシーンで使ったものだ!とピンとくるものが多数ありました。
 


猫がネズミをくわえている衣装だったとは…‥映画で気づいた人どのくらいいたのでしょう?w
 

撮影セットと小道具、衣装の展示なので要所要所に

出演者を思い出させてくれるマネキンが置かれていますが、

映画のシーンで印象に残るのはやっぱり

それぞれの名優さんたちの名演技のお蔭ですね。

 

来場された皆さん、思い思いに満喫されています。
ここまででもうてんこ盛りの展示内容にすでにお腹いっぱいになります。


細かい思い出に浸っていると日没に間に合わなくなりそうです。。。。
ガイドを聞いてとどまらずさっさと前に進みましょう。

1場面1場面、作りがとても凝っていますし、
見ているとそのシーンの思い出をついつい思い出しちゃいますよね・・・・

 

 

 

 

こんな小道具どこのシーンで使われていたのでしょう?
記憶にある人は凄いですね!

 

 

小道具全部思い出せる人っているのでしょうか?w

 

 

セットや衣装、小道具の保管展示だけでなく、
小道具が動いたりスモークがたかれたり音楽が流れたり、

結構臨場感あふれる展示になっていて楽しめます。


もう、今日はこの辺にしておきます。
また時間があるときにご紹介しますね。

 

続きは、こちらだよダウンダウンダウン

 

 


ちゃんとした内容のものはコチラを参考にしてみてください。
ロンドンにありますから
すっかり1日楽しめます。

 

 
東京のスタジオツアーの情報も徐々に出てきていますね!!

 

 

 

どちらも是非、行ってみてください!!

日本の技工士さん達って顎顔面のプロテアーゼを作ったり義歯を作ったり

人工の歯を作ったり本当に器用で上手い人たちがたくさんおられるのですが、

それぞれの技術者さん達により良い納得できる仕事をしてもらうためには

ちゃんとした技工代を支払う必要がありますが、

今の日本の歯科保健制度では技工士さんの生活が成り立たず(保険医療を担当すると、もちろん自費歯科技工物ならば問題ない)
技工士学校はどこも欠員です。

そのうち、日本人のお口の健康を守れる技工士さんが

十分に育たない環境になっていくのではないか?と危惧されています。

まあ、そうなったらインビザラインみたいにすべて自費技工物になって

海外の雑貨物扱いで海外から技工物が送られてくる時代になっていくのかもしれませんがね・・・
ついでに:現在の歯科の厳しい現状(特に技工士)
低く抑えられた保険点数により委託技工における技工料金は信じられないくらい低く抑えられている。過度な価格競争を国が放置しているため、低収入や異常な長時間労働を強いられている。国民の健康を守るための国家資格である歯科技工士学校を卒業して5年足らずで若い歯科技工士の7割が離職していく。なりたいと考える人はいなくなり養成学校が続々と廃校になっている。
3人に一人が週81時間以上働いており過労死ラインをはるかに上回っている。
日本の保険診療を担う【技工士の切実な声】として
●しわ寄せはいつも技工士に来る。「他はもっと安い」と言われ値下げを拒むと「他へ出すからもういい」と言われる。
●「はっきり言ってもいいですか。生活が苦しいです。本当に苦しいです」

●朝8時から夜中の12時まで働いたとしても15万円。技工は時間がかかる仕事なので、単価の安い仕事だと続かない。

●もう寝る時間も休みも無く働いているのにこれ以上、技工士に負担をかけるようなことはしないでもらいたいです。

●保険点数の中では納得のいく仕事ができないと、見切りをつけた

●労働時間は長いし、収入は少ないし、生活が厳しいです

●技工料金を安く希望する歯科医があまりに多いのは、歯科の診療報酬そのものが低いためかもしれません

●有床義歯(入れ歯)は倍の料金でも製作したくないのが現実です。

●自分の子どもには技工士をさせたくありません。

●自分の同期の技工士もほとんどが辞めてしまった

●ラボ以外に仕事に出ています。

https://hodanren.doc-net.or.jp/news/teigen/180131_sikagiko.pdf

 

 

映画の世界で歯につけたり被せたり、顔を変えたりするシリコンプロテーゼやエピテーゼを作ったりする仕事は

安定した仕事ではない為小遣い稼ぎで見た目だけのものを

作る技術者がいるのでしょうが、

歯科治療の場合は見た目だけでなく

安全でできるだけ不変でちゃんと噛めてちゃんと笑えてちゃんと食べれてちゃんと健康を増進できる技工物を

自然感あふれて作りこんでいかないといけないので

歯科技工のほうが滅茶苦茶難しいのですが、

ちゃんと十分な報酬を払えている業界になっているのか?

な~んて考えちゃう歯医者さん。
スーパーエナメルはちゃんと高い技工代を支払ってますから

決して技工士さん泣かせになっていません。
院内スタッフ泣かせの患者さんが時に来られるので結構しんどい事も多々ありますがね。。。。

 

映画もあれこれ大変でしょうが、

歯科のものづくりも大変です。
スタジオツアーはその大変さの共感の場でした。

よい製品よい作品を期待していくならば

働く人達に感謝しましょう!

 


 

ライトタッチレーザー!!
国内大手メーカーが機器の本体部位に発振体を設置している為に

本来のErYAGレーザーの特性を十分に発揮できず

発熱を生じてしまっていたのですが、

そのマイナス点がないものがこのライトタッチレーザーであることは

海外ではよく知られていて大変評価が高い医療機器なのです。

ハンドピース

歯科医の手元に発振体があるので

力価が減弱せずに変な波長が混じることなく

そのままのErYAGレーザー光がサファイヤチップから

対象へ届くので

その効果は素晴らしいものがあります。

『レーザーの発振体がハンドピースに直接連結されたことで、

ロスのない効率的な切削力および切開力を実現。

純粋なEr:YAGレーザーが出せることで、

水への吸収性能を最大限生かした熱侵襲のきわめて少ない治療が可能。』

 

機械のハンドピース部に発振体があるのではなく

本体にあると対象物に本来ないはずの熱侵襲が生じてしまっていることが知られています。
本来ならば健全な生体にとって為害性がない予定なのに

機器の設計が悪かったためにパフォーマンスが低下しているだけでなく

熱が出ているとは歯科医もビックリ仰天です。

 

ライトタッチレーザーではそういう事が起きていないので、

より安心、より効果的に施術が可能になっています。

 

高かったけどこれを選択して本当によかったと思います。

 

 


熱刺激がないため、痛みなく損傷なく虫歯を除去出来たり、

軟組織を切開できたり、

インプラント体や金属に当てても組織に損傷なく歯周治療が行えたり

色々な出力と時間設定を細かく変えることで

何にでも有効に使えるレーザーなのですが、

 

やっぱり、これが一番有難いですよね!

 

歯を傷めることなくべニアを除去できる!!!!!

 


とへいえ、べニア除去の機会は滅多にないので、

その他の事で、

毎日の診療にとても役立っています。

こういうのが、まさに

機械による技術革命というものなのでしょう。