問題解決ができない脳
オリンピックを観ていると、つくづくアスリート達は凄いなぁと感動しています。怪我をして選手生命も終わりかと思われた選手も、リハビリをして立ち直り、金メダルを取るなんて、とんでもない鋼の精神を持っていますよね。毎日毎日、何時間も苦痛に耐えながらトレーニングをして、それを何年も続けるなんて、それを考えるだけでも発狂しそうです。どうやって、その精神を鍛えたのかというエピソードも聞きました。苦痛に耐えるだけでも精神が鍛えられるようですが、アスリート達は精神を鍛える啓発本も読んで勉強をしているそうです。なるほど。 啓発本を読んで勉強をするのは、我々にも出来そうです。要は、考え方を学び、いかに脳を鍛えていくかということだと思います。私も、脳科学に大変興味がありますので、その類の啓発本を何冊も読んでおります。その知識と、私が経験している知見とを合わせた話しをします。タイトルにもあります「問題解決ができない脳」というのがあります。これは、単にアイデアが浮かばない脳ということではありません。アイデア以前の問題なのです。言い換えると、「あきらめの早い脳(思考)」です。問題に直面するや否や、「あー、もうダメだ。解決なんて無理だ。」と思ってしまう人が6割以上です。そして問題が、お金に関することや人手不足に関することだと、9割の人が解決が出来ないと思ってしまうのです。「予算が無いから、改善は不可能」、「俺一人しか居ないのに、改善する時間なんて無いよ」といった話しです。改善の入り口であきらめてしまうのです。私は、「あきらめ脳」と呼ぶことにしています。その思考に陥ると、もうアイデアなんて浮かびません。 逆に、否定する言葉やアイデアは、どんどん湧いてくるのです。では、どうして「あきらめ脳」になってしまうのでしょうか?人間は、1日に12,000~60,000もの考えを持ちます。その内80%が、ネガティブに考えます。そして95%が、前の日と同じことを考えているのです。元々、ネガティブ思考なのです。 そして、日本人は特にネガティブに考えるたんぱく質が脳内に多いということが分かっています。そもそもが、「あきらめ脳」なのです。では、どうやって「あきらめない脳」にするか?多くの書籍に書いてあるのは「ポジティブ思考」です。「あー、それは分ってるんだけど、出来ないんだよね」という人が多いと思います。そんなに簡単に出来るわけがないですよね。 理解していても、実行できない。ポジティブ脳になるには、成功体験が無いとなれません。成功した記憶も無いのに、思考だけ変化させることは出来ないのです。体験があるからこそ、より具体的にその時の感情を思い返すことが出来るのです。そして、それが多いほど、「自分は出来る。」と信じられるのです。これがいわゆる「自信」です。ということは、成功体験を多くすれば良いのです。「どうやって?」目標を手前に置くのです。 要は、目標のハードルを低くして、成功し易くするのです。いきなり「俺は、いつか社長になる」と思っても、夢のまた夢でしょう。まずは、係長になる。 その前に、依頼された仕事は、100%納期内にこなす。 納期内だけではなく、質の高い仕事に拘る。 その前に、エクセルの知識をつけて、仕事を早くしなければならない。 まずは、エクセルの本を買ってこよう。目標が、社長になるからエクセルの本を買うになりました。「え? エクセルの本を買うのが目標?」と思われるかもしれませんが、そうです、このくらいに設定するのです。そして、本を買ったら、まずは成功なのです。 拍手!「千里の道も一歩から」 千里先を想像するよりも、一歩足を出すことです。 そこから、物語が始まるのです。とにかく、小さな事をこなし、それを成功だと思うこと。バカにしてはいけません。 それを繰り返すのは、大変なのです。オリンピックの体操選手は、いきなりバク転を練習するのではなく、逆立ちを1時間するそうです。(支え無しで)足で立っていると思えるぐらいになるまでなるそうです。小さな成功を、我慢強くやってみる。それが結果として、大きな成功になります。「できる脳」とは、アイデア豊富な脳ではなく、成功体験をふんだんにした脳です。あきらめない脳にすることです。 かならず解決できると思える脳にすることです。だから、目標を手前に置いて、ハードルを下げるのです。ハードルは、徐々に上げれば良い。 2kgでトレーニングして、慣れたら5kgにする。すると、「どうせダメ」、「仕方がない」、「会社が悪い」、「世間がだめ」という考えが無くなってきます。デフォルトは、これ等の考えをし易いということを念頭に置いて下さい。それから、もう一つ。私が実践している事をお話しします。私は、1日の中で、「思いっきり考える時間」と「全く何も考えない時間」を作ります。これは、左脳だけ働かせる時間と、右脳だけ働かせる時間を作っているのです。高度な修行です。 私もまだ出来ません。ですが、トライを続けます。世の中には、これが出来る人が居ます。自分の脳を使い分けることが出来るなんて、凄いと思いませんか?腕立て伏せを続けて胸筋を鍛え、右胸と左胸を想いのまま動かせるボディービルダーが居ますよね。同じようなイメージをしています。まずは、あきらめない脳のトレーニングをしましょう。アイデアは、その次です。