百舌勘定(もずかんじょう)という四字熟語を知っていますか?
百舌というのは、鳥の名前です。
百舌と書くとおり、芸達者で他の鳥の鳴き声を真似できる鳥なのです。
そういった特徴から、話しがうまいなどに転じて用いられる鳥です。
話がうまいというのは、悪い意味です。
百舌勘定とは、その百舌のずる賢い昔話しからきている四字熟語です。
ある日、百舌は、鳩と鴫(しぎ)と3羽で15文の買い物をしました。
百舌が言いました。
「鳩はハトだから八文を払ってね。 鴫はシギだから七文ね。」
そう言って、まんまと支払いをしなかったという昔話しです。
なんとも百舌のずる賢い話しです。
さて、こういったテクニックは、どこで身に付けたのでしょうか?
日頃から他人をおとしいれようと思っていると、こういった悪知恵が出てきます。
皆さんも、日頃研鑽をしていると思います。
身に付けた知識も、使いようによっては悪い事に使うこともできます。
悪だくみをする人は、悪い事に知恵を活かし、また悪い知識ばかりを探して勉強します。
悪い事をしようとしなくても、世の中で起きている事件のニュースを聞いているだけでも、その知識が入ってきます。
日頃から気を付けていないと、頭の中は悪い情報ばかりになるのです。
私も色々なトヨタの手法をセミナーで教えていますが、テクニックばかりを身に付けても、会社で活かせない人が多いのをみています。
それは、「使ってみよう」としていないのです。
失敗したらどうしようとか、恥ずかしさがあったり、折角の知識も活かせないのです。
そんな人が大半ですが、2割くらいの人は知識をどんどん活かして成果を上げています。
その人達はなぜ成果を出せるのか、観察してみました。
すると、分かったことがあります。
動機があるのです。 使いたいという動機。
それは、やる気ではなく、「人の為に使いたい」という動機が動かしているのです。
「あの人の作業は辛そうだ」、「あの人はクタクタになっている」、「あの工程は品質が悪く、いつも叱られている」
そういった事をなんとかしたい、その思いが手法を使う動機になっているのです。
自分のためではなく、自分の知識を活かして他人を楽にさせたい。
セミナーに来る前からそう思って参加しています。
だから、受講中は目が真剣です。 どんどん質問をしてきます。
すぐにその手法を使って、仲間を助けようと思っているからです。
皆さんは、日頃何を勉強していますか?
それは、自分のためだけですか?
誰かを助けるためですか?
今の世の中を見ていると、自分、自分と言っている人が多くなったと思います。
誹謗中傷も酷くなって来ましたね。
あちこちで戦っています。
そういう人達が会社で働いているのです。
すると、サービスも物も良いものが提供できないと思うのです。
そういう世の中に加速して行っていると感じています。
だから毎日のように会社で唱えないとならないのです。
すべては人間力
自分以外の誰かのために
せめてあなただけでも、1日1度は誰かを助ける。
それが会社を良くし、社会を良くすると思うのです。
