ぼくら飼主は、共に暮らす動物に
無意識のうちに癒しを求めて
しまうことがある。
動物と共に生活する中で
ぼくら飼主が勝手に癒される
のはいいけど
共に暮らす動物に癒しを
求め過ぎるとバランスが
おかしくなる。
動物に癒しを求めるあまり
精神的に依存してしまい
動物がいない生活が
考えられなくなってしまう。
ぼくら飼主が動物がいないと
ダメなのに動物がぼくら飼主が
いないとダメだと思い込み
「この子は私がいないとダメなの」
「この子は私がいないと安心できないの」
「この子は私がいないと不安になるの」と
勝手に思い込んでしまう。
ホントは動物ではなく
「私が、この子がいないとダメなの」
「私が、いないと安心できないの」
「私が、不安になるの」と
ぼくら飼主が動物に依存することで
動物はぼくら飼主に依存してしまう。
決して動物が勝手にぼくら飼主に
依存するわけじゃーない。
動物が依存するようにぼくら飼主が
仕向けている。
特に犬は、癒しを求めると
全力で返してくれる。
猫は、抱っこしたくても
抱っこさせてくれなかったり
膝の上にいてほしくても
いてくれなかったりして
ぼくら飼主の癒しに答えて
くれないこともあるけど
犬は、抱っこもさせてくれるし
膝の上にいてくれるし
返ってきたら玄関まで
迎えに来て思いっきり
喜んでくれたり
ぼくら飼主にべったりくっついて
くれてうれしいし、癒される。
その健気さにたまらなくなり
ぼくら飼主は癒しを求めすぎて
しまうようになる。
家に帰ってくるなり、犬が喜んで
きてくれるのを見てうれしくなり
手を洗ってうがいする前に
犬に「ただいまー、いい子にしてた」
って声をかけながら抱っこしたり
わしゃわしゃと触りまくる。
そんなことをすると
分離不安症になる。
仕事から疲れて帰ってきて
その疲れを犬が癒してくれるのが
たまらなくうれしくて
真っ先に犬に癒しを求めて
かまいたくなるけど
まずは、手を洗ってうがいして
服を着替えて、先にやること
やって犬が落ち着くまで待つ。
自分がかまいたいのを優先せず
分離不安症にしないために
犬のことを第一に考える。
ぼくら飼主の気持ちを優先して
癒しを求め過ぎず、ぐっとこらえる
ことも動物のためには必要な
ことなのさ。
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