糖尿病になると白内障に
なりやすくなるんよ。
犬は糖尿病性白内障に
なりやすいけど
猫はなりにくい。
犬は糖尿病のコントロールを
しっかりとしないと
すぐに白内障になっちゃう。
白内障が進行すると
目が見えなくなっちゃう。
糖尿病のコントロールを
なるべく早くして白内障に
ならないようにすることが
大事になるのさ。
糖尿病性白内障は進行が
はやくて1か月ぐらいで
すぐにまっ白くなっちゃう。
白内障がどんどん進行すると
水晶体からタンパク質が漏れ
出てきて
水晶体誘発性ぶどう膜炎って言う
状態になってものすごく強い炎症が
起きて目が痛くなったり
炎症産物が詰まったりすると
緑内障になったりするのさ。
ぶどう膜炎ってかなり炎症が
強くてものすごく目が痛くなる。
目って頭に近いから
頭に近い炎症ってかなり痛い。
目が痛くなると食欲が落ちる
ぐらい痛くなっちゃう。
人でも目が痛いのはつらいから
動物でも目の痛みはつらいのさ。
糖尿病性白内障は進行が
はやいから
進行がはやい白内障は
水晶体誘発性ぶどう膜炎に
なりやすいから注意が必要なのさ。
これ犬の話ね。
猫は糖尿病性白内障には
あまりならないのさ。
なんでかと言うと ・・・。
糖尿病性白内障になるのは
水晶体の中での糖代謝が影響
していて
糖尿病になると通常の糖を代謝する
酵素がなくなるから違う酵素を
使って代謝するんだけど
違う酵素を使うとソルビトール
って言うものができて
それが水晶体内で増えて
白くなることで白内障になっちゃう。
猫はこの違う酵素が加齢によって
はやくになくなっちゃうから
糖尿病になって通常の酵素が
なくなっても
違う酵素もないからソルビトールが
できなくて糖尿病性白内障に
なりにくいのさ。
それでも猫でも糖尿病性白内障
になる子もいるけどね。
違う酵素がなくなる前に
糖尿病になれば糖尿病性白内障
になっちゃう。
犬と猫は同じ生き物じゃないし
酵素も代謝も違うから
犬と猫で使える薬が違うのは
当たり前だね。
犬も猫も糖尿病になる子は増えてる。
糖尿病になると食事療法はもちろん
するけどインスリンの注射を毎日
打たなくちゃいけなくなって大変だから
太ってる方がかわいいからと言って
おやつをあげ過ぎたりしてメタボに
しない方がいいよ。
糖尿病になってつらいのは
犬猫だからね。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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