犬アトピー性皮膚炎の治療も
どんどん進化していってる。
副作用の少ない内服や注射が
発売されて多くの犬が
副作用の少ない薬で皮膚炎を
コントロールできる時代になった。
医学の進歩と言うのはすばらしい
ものだ。
犬アトピー性皮膚炎の治療が
ステロイドがメイン治療だったころは
ステロイドによる副作用によって
病気になることで動物を
苦しめる時代があった。
いかにステロイドを使わないで
犬アトピー性皮膚炎の治療を
するかめちゃめちゃ苦慮した。
ヒスタミン剤を使ったり
漢方薬を使ったり
ホモトキシコロジーを使ったり
腸内改善したり
サプリメント使ったり
シャンプー療法したり
保湿したり
食事療法したりして
何とかステロイドを使わないで
犬アトピー性皮膚炎の
コントロールができないか
試行錯誤してた。
それが獣医の腕の見せどころ
でもあり、他の病院との
違いになっていたのさ。
今はいい薬があるので
それを使えばだいたい
犬アトピー性皮膚炎の
コントロールはできるようになって
どこの病院の治療も変わらなく
なってきた。
いい薬ができることで
犬アトピー性皮膚炎の管理は
昔よりよくなってる。
今までも外用薬はあったけど
犬はなめたり、べたべたしたり
気にしたりするから
あまり外用薬をぼくは使って
いなかったけど
新しく発売されたステロイドの
外用薬はとてもいい薬。
ステロイドって抵抗あるし
外用薬と言っても今までの
ステロイドの外用薬は
皮膚から吸収されて全身に
運ばれていくから副作用が
問題になっていたけど
アンテドラックと言うステロイドで
局所で優れた効果を発揮した後
皮膚で代謝されると速やかに
薬の効果が消失するように
作られたステロイドで
全身に対する副作用がないのさ。
ピンポイントで痒みに使える。
全身的は内服や注射を使っても
首だけはかゆがるとか
足先だけはかゆがる
と言うことがどうしてもある。
特に梅雨時期や暑くなってくると
コントロールできていても
かゆみが出やすい。
今までは、薬の増量をして
対応してたけど
ピンポイントなら外用薬を
使うことでかゆみが収まるなら
薬の増量をしなくてもいい。
更に副作用が少ないと言うのは
とてもいい。
新しい外用薬はべたべたしないし
塗りやすいから犬もそんなに
気にしない。
動物の医療もどんどん変化していく。
副作用がほとんどない薬が
誕生することで動物の負担も
少なくなってきていいことだ。
動物が楽になるなら西洋医学の
いいところもぼくは使っていく。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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