今日の話は飼主さんからすると
どうでもいい話。
動物看護士の方もぼくのブログを
読んでくれてる人もいるので
動物病院スタッフ向けの話をしてみる。
ブログを書き始めて12年になるけど
初めてスタッフ向けにブログを書く。
初の試み。
飼主さんが受付で
「うちの子にじんましんができたの」
ってこられた時と
「うちの子に湿疹ができたの」
って来られた時では違う
蕁麻疹と湿疹は違うのさ。
スタッフの中でもじんましんと湿疹の
違いがわからない人もいる。
それは医療従事者として恥ずかしいので
違いを話すのと
飼主さんにじんましんと言われた時と
湿疹と言われた時に
落ち着いて皮膚病が出た時の話を
聞けるといい。
じんましんは、突然に皮膚が赤く
かゆくなって(かゆくない時もある)
数時間で症状が出たり引いたりを
繰り返す皮膚炎
原因は食物、薬、感染症、肝臓病、
日光、暑さ・寒さ、運動、ストレス
アレルギーなど様々で
原因がよくわからないこともある。
湿疹は、感染を伴わない皮膚の炎症で
数時間で出たり引いたり繰り返すことは
なくてずっと赤い。
症状が数日以上続いてじゅくじゅくしたり
かさぶたができたりする。
原因は接触してなったり
刺激よってできたりする。
掻いたり、こすったりすることで
皮膚炎ができたり
草や葉っぱに触れることで
皮膚炎になったりする。
熱さ、寒さや乾燥が原因で皮膚炎に
なったりする。
ここまでは、なんとなくわかったかな？
簡単にまとめると
じんましんは、皮膚が赤くなったり
引いたりを繰り返して
感染やアレルギーでなったりする。
湿疹は、皮膚が赤くなったままで
感染症はなくて接触や刺激でなる。
OK？
飼主さんがじんましんと湿疹を使い
分けてる人もいるけど
皮膚が赤くなってることをじんましん
や湿疹と言ってる方もいる。
そこで、飼主さんに聞いてみることは
「赤くなったり、引いたりしましたか」
と聞いて
「出たり、消えたりしました」と言えば
じんましんの可能性が高い
「ずっと赤いです」と言えば
湿疹の可能性が高くなる。
いつぐらいから赤くなってますか？
って聞いて
「2週間ぐらい前からずっと赤い」
って言われたら湿疹の可能性が
高いなと絞り込みができる。
動物看護士も飼主さんからしたら
動物のプロだと思われてる。
医療用語のニュアンスは難しい
ところはあるけど
プロと思われている以上
医療用語を正確に使うことは
大事だと思う。
慢性腎臓病と慢性腎不全の
違いはすぐに答えられるよね。笑。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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