目は口のほどにものを言うと
昔から言うけど
東洋医学でも目の場所によって
内臓の状態をみることができるのさ。
目頭や目尻は心臓
黒目は肝臓
白目は肺
瞳孔は腎
まぶたは脾
と関係してる。
目の状態によって内臓の状態を
予測することができるって
すごくない？
例えば目がはれぼったくて
ツヤツヤしてる時は
血液の流れが悪くなって
循環障害を起こしているから
心臓や消化器が悪いかもとか
まぶたが赤く腫れて熱っぽくなってる時は
消化器の脾が熱っぽくなって
胃から熱が出て胃炎や腸炎を起こして
ないか。
まぶたがぼやっと柔らかく腫れてる時は
脾虚と言って消化器が弱って
消化不良を起こしてないか。
ってまぶただけでもいろいろ内臓の状態を
予測できる。
目頭や目尻が赤くなってる時は
心臓の病気や感染症や肺炎などの
体の中で炎症が起きて熱が出てる時に
赤くなったりする。
目頭や目尻が白くなる時は
東洋医学では血虚と言って
血液が少なくなってると考える
いわゆる貧血だね。
目の球の中が赤く見える時は
東洋医学では肝火で赤く見える
ことがあって
緑内障やぶどう膜炎になる時に
赤く見えることがある。
白目全体が赤くなる時は
体の中に熱がこもってる状態で
肺炎、気管支炎などの呼吸に
問題があったり
猫風邪などの感染症や
熱中症などの急性な熱の病気が
起こってたりする
白目が黄色くなってる時は
東洋医学では湿熱内盛って言って
肝臓や胆嚢に問題があったり
下痢や浮腫みや赤血球に問題が
あったりする。
目の中が白く濁るのは
東洋医学では腎虚と言って
腎臓が弱ってる状態で
腎臓が弱ると水晶体が白く濁って
白内障になったり
核の硬化症になったりすると
考えるのさ。
目の透明感があってすみきって
見える時は
東洋医学では寒証と言って
体が冷えている時だったりする。
こうやって目を見ることで
内臓の状態や体の状態を
予測することができるのさ。
まさに目は口ほどにものを言うだね。
これは目を見ればいいだけだから
ぼくら飼主でもできる。
動物の目をよく見てもらって
当てはまるような症状があったら
動物病院で診てもらって。
東洋医学をやってる先生なら
よくわかってくれると思うけど
西洋医学しかやってない先生に
「まぶたが赤く腫れてるから
胃腸が悪くなってると思うんです～」
なんて突然言うと
「やべーやつ来た」と思われるから
気をつけてね。笑。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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