質問大会ということで参加させて下さい。
15歳になるミニチュアダックスフンドと
暮らしています。
椎間板ヘルニア(二型の多発性)で
9歳の頃手術しました。
今もレーザー治療は続けているので
普段はとても元気ですが
毎年この梅雨時期になると腰の痛みが出ます。
どんなに気をつけていても毎年必ずと言っていいほど
痛みが出るので私の中では恐怖の6月、7月です。
湿気が多くなるので除湿機もかけて湿度も下げて
何とか元気で過ごして欲しいとできる限りのことは
しているのですが
梅雨の季節はやはりヘルニアの痛みが
出やすいのでしょうか?
お部屋の湿度を下げる以外にもできる予防とかありますか?
歩けないわけではないので痛みがある際は
痛み止め飲んでヘルニアとうまく付き合って
いくしかないのでしょうか?
痛みがある時は安静にさせるようにしてますが、
散歩を1ヶ月くらいお休みすると
足の筋肉がなくなってしまい
若いうちはすぐ復活してましたが年齢がいくにつれて
歩けなくならないか心配になったりします。
って質問をもらった。
この季節になると病気が出るとか
この季節になる調子が悪くなるとかあるね
最近流行りの気象病ってヤツ。
気象病は、梅雨時期に腰や
関節が痛くなることが多い。
気温、気圧、湿度など天気によって
体調が悪くなったりして、腰の痛み、関節の痛みもある。
ぼくは、気圧が下がると腰が痛くなる。
梅雨時期は、ゲリラ豪雨など急に気圧が下がったり
雨が降る前に気圧が下がると腰が痛くなる。
質問の子もぼくと同じようにこの時期に
腰の痛みが出るなら湿度の他にも
気圧も関係あるかも。
腰の痛みが出た時に天気や気圧を
チェックしておくといい。
そうするといつ痛くなるかがわかってるのさ。
ぼくは気圧が下がるときだった。
体は気圧が下がると血圧も下がるので
血圧と心拍数をあげようとして交感神経の活動を活発にして
血管を収縮して血圧を上げようとしたり
副腎からアドレナリンが出て
痛みを感じる感覚を敏感にしたりするの。
血管が収縮して血圧を上げるのはいいけど
血流が悪くなって血流障害が起きて痛みが出たり
痛みの間隔を敏感にするから痛く感じたりするのさ。
腰が痛くなる時期がわかってるので、
対応はしやすい。
この時期に入る前ぐらいから鍼灸をして血流をよくしたり
漢方薬や薬膳をして腰の痛みが出ないように
ケアしてあげることができる。
ここは東洋医学の得意なところ。
西洋医学だと
痛くなったら痛み止めを使うことはできるけど
痛くなる前のケアはできない。
血管を収縮することで血流が悪くなってる時は
鍼灸までじゃなくてもマッサージも効果がある。
背中を頭からお尻に向けてブラッシングして
あげるだけでもマッサージになる。
血液の流れが悪くなってる時は
背中を蒸しタオルなどで温めて拭いて
あげるのもいい。
どうしても痛い時は痛み止めを使って
痛くならないようなケアしてあげるといい。
温度、湿度、気圧、天候は
ぼくらにはどうすることもできないから
悪くなる時期がわかっているなら
その時期になる前から
マッサージや鍼灸、漢方、薬膳などの
ケアをしてあげると痛みが軽減できるのさ。
できることをやってあげてみて。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
東洋医学に関する話
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