ココ3日間立て続けに
犬猫たちが旅立って逝った。
凹むし、辛いし、悔しい。
連チャンはしんどい。
開業して19年
子犬、子猫の時から
来てくれていた子たちが
旅立って逝くのは寂しい。
開業したばかりのころ
来院してくれて
ぼくが不安と希望を胸に診察して
思い入れのある子たちが
旅立って逝くのは
我が子を亡くすようで
心に穴が開いたようになる。
もっと何かできたのか？
これでよかったのか？
ベストは尽くしたのかなど
いつも自問自答する。
答えは出ないんだけど考える。
答えが出ない問いは堂々巡りになるのは
わかるんだけど
それでも考える
取ってつけたような理由をつけて
自分のせいにしたり
やっぱりと納得したり
きっとそうだとこじつけたりする。
ホントにそうかどうかわからないのに。
自分を納得させようとする。
きっと飼主さんも
これでよかったのか？
もっとできることはなかったのか？
もっと早く気がつけばよかったなど
と考えるんだろう。
病院では気丈にふるまわれて
「ありがとうございました」と
おっしゃっていただいたが
それでも後悔したり、悔やんだり
自問自答されるだろう。
決して出ない答えを考える。
正解を求めたくなる。
それでいいんだと思う。
それが当たり前なんだと思う。
大切な人や動物が亡くなって
「やったー！超うれしい」って言うのは
レアケース。笑。
悲しいし、辛いし、しんどいし
寂しいし、悔しいし、ムカつく。
大切なものを失ったときの
ごく自然な人の反応なんだと思う。
生きていれば必ず大切なものを失う
体験はする。
失ったものがぼくにとって
どれほど意味が深くて大切だったか。
愛する動物に出会えたという証。
愛する動物が亡くなれば
ペットロスは病気ではなく自然な反応。
衝撃、ショックを受けて
悲しみや嘆き、後悔などの悲痛な思いを経て
現実を理解し、受け入れ回復していき
再出発していく。
この過程を丁寧に経験していくことで
次第に心は癒されていく。
これを無理に元気にふるまったり
悲しまなかったり、がんばったりすると
心は癒されず
悲しみの底なし沼にハマってしまい
抜け出せなくなる。
大切なものを失うのは悲しいし
辛いし、しんどいし、イヤだけど
失ったものが自分にとってどれだけ
大切な存在だったんだと
改めて感じることができる。
愛する動物に出会えた証。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
ペットロス、グリーフケアの話
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