小腸が悪くなると食物アレルギーが起きやすい | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

人は赤ちゃんのときに牛乳や

卵、小麦にアレルギーが起こっても

 

 

 

小学校になるころには食べられる

ようになったりする子もいるよね。

 

 

これって赤ちゃんの時にはまだ

胃腸の消化したり、吸収したりする

機能が発達途中だから

 

 

十分に分解できないことで

アレルギー反応が起きちゃうんだ。

 

 

大きくなるにつれて胃腸の消化

吸収機能が発達してくると

 

 

消化吸収できるようになって

アレルギー反応が出なくなるのさ。

 

 

ただ、中には小学校になっても

大人になってもアレルギー反応が

起きちゃう人がいるね。

 

 

それは大人になっても胃腸の消化

吸収する機能がうまくいかない人が

いるんだよね。

 

 

卵や牛乳、小麦が悪いのもあるけど

十分に消化吸収できない体の問題も

あるんだ。

 

 

 

食べた物って胃で小さく小さくして胃酸や

消化酵素と混ぜて小腸に送られて

 

 

 

 

小腸で膵液や胆汁と混ぜられて細かく

細かくして分解していく。

 

 

タンパク質はアミノ酸まで分解されて

初めて小腸の粘膜から吸収されて

血管に入っていって

 

 

栄養として全身に届けられていくのさ。

 

 

小腸の粘膜はタンパク質はアミノ酸に

ならないと通過することができないんだけど、

 

 

小腸の粘膜がただれたり、

炎症が起きたり、

悪玉菌が小腸の粘膜にダメージを

与えたりしてると

 

 

小腸の粘膜の細胞と細胞の間に

隙間ができてその隙間から

 

 

ホントは通過できないタンパク質が

入っちゃうことがあるんよ。

 

 

 

そのタンパク質はホントは体の中に

入ってこない異物になっちゃうので

 

 

体の中は

「異物が侵入してきた!!」

「大変だ」

「異物の攻撃から身を守るぞ」

 

 

って免疫をフル稼働して体の中に

入ってきた異物に戦いを挑んでいく

のがアレルギー反応になるね。

 

 

体としては自分の身を守るための

反応なのに過剰に反応して

 

 

体にとっては困る状態になっちゃうのさ。

 

 

それでは困るから治療するけど

今までは小麦を食べないようにして

アレルギー反応が出なくして

 

 

その後少しづつ小麦成分を舌の下に

入れてちょっとづつ反応しないように

していくというのが一般的だけど

 

 

時間もかかるしうまくいかないことも

多い

 

 

それは胃腸を整えてるわけじゃなくて

牛乳や卵、小麦などに反応しない

ようにしただけで

 

 

胃腸を整えてるわけじゃないんだ。

 

 

根本的に胃腸の機能を整えたり

回復させたりすることが大事になるので

 

 

人では胃腸の環境を整えて、

腸の炎症を抑えて

腸の粘膜を修復して

腸内環境を整える

 

 

治療がやられはじめてる。

 

 

 

こういう治療をすることで食べられ

なかったものが食べられるように

なったりするんよ。

 

 

動物もそんな治療ができるように

なるといいね。

 

 

この治療、人でも時間とものすごい

費用がかかるから

 

 

動物ができるようになるのは

だいぶ先のことになるかな。

 

 

 

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

 

 

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