人ではアトピー性皮膚炎の治療として
ステロイドの塗り薬による治療が
一般的だけど
動物は毛があったり、
塗り薬の塗った後に舐めたりして
塗り薬が使いにかったりするよね。
それでもステロイドの内服を
飲むよりはステロイドの塗り薬の
方が副作用も少なくていい。
今はアンテドラックステロイドと
言って塗ったところには効いて
体に吸収される時には代謝されて
効果がなくなるから臓器に対する
副作用がない塗り薬もあるんだ。
アンテドラックステロイドは
動物用のもあるのさ。
そういう塗り薬を使うのもいい。
塗り薬って塗った時はいいんだけど
その後すぐ痒みがぶり返しちゃう
こともあって
塗り続けていくと効果が出て
段々症状が出なくなると
止めることが多いんだ。
最近言われてるのが
プロアクティブ療法って言って
症状がなくなっても塗り薬を
継続して塗っていく方法なんよ。
痒い時は毎日塗って
症状がなくなったら
週2回ぐらい塗り続けて
いく方法なんだ。
症状がなくなったら止めるんじゃなくて
症状が出なくなっても塗り続けて
行くことで
症状が出ないように
コントロールしていく方法なのさ。
これ、耳でも同じことで
点耳薬をつけるといいんだけど
止めるとまたなっちゃう子が
多いんだ。
点耳薬をつけてよくなっても
週2回点耳薬をつけ続けることで
いい状態を保つことができるんだ。
当院では、犬アトピー性皮膚炎の
子で耳炎が起きちゃう子に
やってもらってるけど
やらなかった時と
やってもらうのを比べると
断然、プロアクティブ療法
してもらってる時の方がいいね。
ステロイドの点耳薬を
つける回数も減るし
副作用も軽減できるから
かなり効果的なんだ。
アンテドラックステロイドを
使って週2回塗り薬や
点耳でコントロールできるなら
ステロイドに対する副作用は
ほぼ心配なくなるからいいね。
治療の1つとして取り入れてほしい
プロアクティブ療法でした。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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