猫の拘束型心筋症の質問を
LINE@でもらったよ。
猫はねー
心筋症が多いね。
先に行っておくけど、今日の話も
いつになく難しい。
猫の心筋症って難しくて更に
文字だけで説明しろっていっても
絶対無理。
だからなるべくわかりやすく
ザックリと話すけど
わかりにくいと思う。
心筋症といっても4種類あるんだ。
肥大型心筋症
拡張型心筋症
拘束型心筋症
未分類型心筋症
の4つがあるんだ。
猫で一般的に多いのが
肥大型心筋症だね。
質問の方の猫ちゃんは拘束型心筋症
って言うことで多くはないね。
そんなに多くないからネットで
調べてもあまり載ってないよね。
拘束型心筋症のポイントは
・心臓の筋肉がだんだん繊維に
置き換わっていって動かなくなる
・心臓は縮んだり広がったりしてるん
だけど、縮むことはできるんだけど
広がることができない
・心臓の左も右も悪くなるので
左が悪くなることで胸水がたまったり
肺水腫になったり
右が悪くなることで腹水が
たまったり、むくんだりする
・血液の塊が詰まってしまう
血栓症になりやすい
このあたりがポイントになる
んだけど、
何言ってるかわかるかな?
今後気を付けることは、
相談の方が書いてあるように
安静、投薬、ストレス回避、
食事をしっかり食べる
になるんだけど、
安静をどう考えるかだよね。
動き回ったり、遊んだりしてるのを
止めさせるのかどうか。
もちろん心臓のことを考えたら
安静にしておくことはいいことに
なるけど
その子にも意志があって、
動いたり、遊んだりすることが
楽しいと思ってたら、
その楽しみを奪っていいのか
とうなのかはその飼主さんの
考えになるんだろうと思うんだ。
の話にもあったんだけど、
猫は長生きしたいわけじゃない。
今を楽しく生きたい。
明日、明後日のことを考えてない。
今この時を楽しく生きたいと思ってる。
って言ってた。
確かに猫って「明日何しよう」とか
考えてないと思うんだ。
長く一緒にいたいというのは
人間の考えであって猫は
今を一緒にいたいと思うけど
明日一緒にいたいとか、
1カ月後、1年後も一緒にいたいと
思ってないんだよね。
そう考えると安静がいいというのは
もちろんそうなんだけど、
楽しそうに遊んでるのまでも
止めさせた方がいいのかどうかは
難しいところだよね。
遊んだ後に呼吸が苦しくなったり
するかもしれないし、
死んじゃうかもしれないって
考えると
う~どうしようって思うよね。
死んじゃうってイヤだし
死んじゃったらどうしようって
不安になるよね。
その不安は猫の不安じゃなくて
自分の不安なんだよね。
猫が自分が心臓が悪くて安静に
してないと死んじゃうかもしれない
って不安だったら安静にするよね。
遊んだり、動き回ったりするって
ことは自分が死んじゃうかもしれない
って不安に思ってないってことだね。
猫の意志を尊重するのか
人間の意志を尊重するのか
これはどっちがいい悪いじゃ
ないと思うから飼主さんが
決めるしかないね。
正直、相談の方が書いてる通り
拘束型心筋症は「予後が悪い」
「予後が悪い」って言うのは
これから病気が悪くなる可能性が
それを踏まえてこの病気と猫と
どう付き合っていくのか考えて
猫ちゃんと過ごしてもらいたいね。
~心臓の病に関する参考記事~
小型犬で高齢になると普通に診られる心臓の病気の僧帽弁閉鎖不全症
小型犬で「心臓から雑音が聞こえます」と言われた時はどういう時なのか
心臓が悪くなると咳が出やすくなる
この時期影響を受けるのは
循環器の病気ってどんな症状
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