その子のその子の正常値を知っておくことの大切さ | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

おはようございます。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

 

 

今、猫の健康診断してるんだけど

血液検査には、基準値ってものが

あって、

 

 

その基準値より高いとか低いとか

で異常とか、病気とか判断してる

んだけど、

 

 

基準値は所詮基準値でしかなく

その子その子で違ってくるん

だよね。

 

 

だからその子その子の正常値を

知っておくことは大切なんだ。

 

 

元気な時のいつもの値が

どのくらいなのか知っておく

ことはとっても大事なんだよね。

 

 

例えば、腎臓をみる血液検査の

中にクレアチニンって言うものが

あるんだけど、

 

 

そのクレアチニンの基準値は

だいたい2.0ぐらいが多いんだ。

 

 

クレアチニンの値は

腎臓が75%以上悪くならないと

高くならないんだよね。

 

 

機能している腎臓が1/4以下

になっちゃう。

 

 

腎臓が機能しなくなったら

亡くなっちゃうから、

 

 

残りの腎臓で生涯を過ごさなくちゃ

いけなくなっちゃう。

 

 

毎年、血液検査をしてて

クレアチニンの値が9歳までは

ずっと0.8だったのに

 

 

10歳になった時に検査したら

1.2になったら例え基準値内でも

それは明らかにおかしいから

 

 

尿検査したり、超音波検査したり

腎臓の追加検査して、

 

 

腎臓が悪くなってきてるか

チェックして

必要なら治療していくね。

 

 

今まで血液検査したことなくて

10歳になって初めて血液検査したら

クレアチニンが1.2だったら

 

 

基準値の範囲だし、1.2だったら

問題ないと判断しちゃうね。

 

 

そしたらそこで治療開始が遅れて

気づいた時には腎臓病がだいぶ

進行しちゃってた

なんてことはよくある。

 

 

猫の腎臓病はまだ何とかして

あげることもできるんだけど

 

 

犬の腎臓病は何ともならないこと

が多くて、

 

 

犬はいかに初期の腎臓病から治療を

することができるかによって変わって

きちゃうね。

 

 

猫は慢性腎臓病のステージ3と

言ってまあまあ悪くなってから

治療をしても

 

 

当院ではホモトキシコロジーを

使うから2、3年はもたせてあげる

ことが多いけど

 

 

犬は慢性腎臓病のステージ3に

なっちゃったら1年もたせて

あげるのは難しいことが多いね。

 

 

犬はいかにステージ2の段階で

治療が開始できるかによって、

違ってきちゃう。

 

 

血液検査の基準値なんて

所詮基準値でしかなくて

 

 

その子その子の正常値を

知っておくことがとっても

大事なことで、

 

 

若い時からその子の血液データを

蓄積して知っておくことが

 

 

その子の未来の寿命が変わって

くることになるから

 

 

毎年の健康診断は大事だから

健康診断毎年していきましょう。

 

 

 

 

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