合志マンガミュージアムで打ち合わせをさせてもらい、確固たる確信を持ったのが「マンガ・アニメ・ゲーム・特撮のアーカイブ・ネットワーク」(正式名称:メディア芸術連携基盤等整備推進事業)の必要性です。

 

既に横手市増田まんが美術館では、2020年7月に横手市増田まんが美術内にマンガ原画アーカイブセンター(通称「MGAC」)を設置し活動を開始されています。
また、熊本大学では「マンガ刊本アーカイブセンター」の創設を進めています。今回、お話を伺った合志マンガミュージアムの鈴木寛之副館長は熊本大学文学部の准教授でもあります。

熊本大学では、2023年10月の「マンガ刊本アーカイブセンター」設立を目指し、秋田県横手市の「マンガ原画アーカイブセンター」と両輪で、日本のマンガ文化を保全・発信する態勢づくりを進めておられます。

熊本大学では、まずは2022年10月に「熊大 国際マンガ学研究教育センター(研究組織。まずは事務所のみ)」を設立し、その一年後の2023年10月にそのセンター内に「マンガ刊本アーカイブセンター(全国的なアーカイブを担当する設備)」をつくるという、2段構えの構想になっています。

また、このネットワークには、立命館大学ゲーム研究センター、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)なども参加されるようです。
日本の大きな財産であるマンガ・アニメ・ゲーム・特撮などを保管する体制を作って行きます。