それでは第8回「そうなのかカタン!用語解説マニアック編!」です。


・道王
最長交易路をもつ人。

カタンでは4人に1人は、道を伸ばすのが好きな人がいる。

日本列島改造計画よろしく、縦横無尽に道を伸ばしていく。

最近彼らに共通した口癖があるのに気づいた。

「とりあえず道伸ばしとくわ。」

そう、彼らはやることがなくなったら道を作るのである。

豆知識だが、道は最大15本である。
真の道王なら、一度は15本を直列でつないでみたい。



・騎士王
最大騎士力をもつ人のこと、なかなかとるのが難しいが、

一度とるとそうそう逆転されない頼りになるボーナスポイント。

騎士をひくには、鉄と麦をつかう。鉄と麦は都市建設にもつかう。
都市と騎士とのバランスは、非常に難しい。

このバランス感覚を良くすることが、

都市戦略&発展カード戦略で勝利する近道・・・な気がする。



・出ない資源の予想
資源と数字をざっと見て、その回の出ない資源を予想する。

出にくい→最初に開拓地をつくっておくと有利、というわけではないので、
最初の最初はスタンダードに、出やすい数字の場所に開拓地をつくろう。


なお、それぞれの資源が出にくい回の試合展開は、主に以下の通りである。



・小麦が出ない
カタン島で最も重要な資源、それは小麦。

道以外の全てに必要な小麦は、ゲームの進度に大きく影響する。
これがないとゲームが進まない。進まないとつまらない。

だから小麦が出ない時は、畑に盗賊を置くのをやめよう!



・羊が出ない
小麦に比べて驚くほど影響が少ない。

ただ、鉄4枚で羊を買うという珍しい光景が見られるかもしれない。
やったね、羊くん!



・鉄が出ない
みんなが開拓路線で勝負するため、勝負が難航する。

道王争い、開拓地の場所の取り合いは当たり前、
最終的には島の端の「木12」、みたいなうすいところにも開拓地が建つ。

色とりどりにカタン島が彩られていく様子が、なんとも美しい。



・木がない、レンガがない
よくあるパターンである。

木とレンガは常にセットで使うため、
どちらも十分にそろうことの方が珍しい。

先を見越して港に開拓地を建てるなどして、うまく立ち回りたい。



・カタン攻略サイト
いくつかあるが、趣味の域を出ているものはない。

いつか自分もぜひ作ってみたい。
その時は趣味でいっぱいのサイトになってるだろう。



・交渉の相場
カタン攻略サイトを調べると出てくる。

基本は1対1、必要にあわせて1対2、
1対3以上は避けようとのことである。

ただし、状況によっては上の限りではないと思う。
早めの建設による総獲得資源量の増加と、相手に与えるアドバンテージ、

そのメリット/デメリットを天秤にかけたい。

 



・カードカウンティング
他の人のカードを数えておくテクニック。

交渉に利用したり、戦略を読んだり、周りに注意を促したり、
やっているからといって勝てるわけでもないけど、結構有利に立ち回れる。

出た目をなんとなく覚えていればそれなりにできるので、習慣にしておけるといい。
「レンガ3枚あるよね?1枚くれない?」とか言ったら、すごいかっこいいぞ!



・うそ
カタンは紳士のゲームなので、なんと「嘘をついてはいけない」というルールがある。

小学生みたいなルールだが、これを守りながら、自分のカードを隠すのが難しい。

賢い答え方は、
×「ないから交換できません」
○「ごめんなさい」

なんだけど、
結局しゃべりながらやると、ペラペラ話しちゃうから、

友達とやる時は上のテクニックはあんまり使わない。

まあきちんとカードカウンティングしてたら、お互い大体の情報はわかるんだけど。



・正直者
正直に持ちカードを全部答えることで得することもある。

盗賊を置かれそうになったとき、「おれ羊しかないよ!」
というと、盗賊が別の場所に行ってくれる。

羊が群れをつくって盗賊を追い返す姿を想像して、
ちょっとワクワクする。

 

 

・正直な木こり

上の応用で、「おれ木ばっか!」と正直に答えるとカードがとられない時がある。

 正直な木こりだからって金や銀はもらえないけど・・・。 

あるいは持ち札を木ばかりにして、貴重なカードを盗賊から守る時もある。

 

通称「ウッドブロック」である。

同名の楽器があるので、耳に心地良い。

成功したときにはぜひ高らかに、「ウッドブロック!」と叫ぼう。

 

 



・「出ろ!」
数字を言いながらサイコロを転がすと、奇跡が起きる…気がする。

結構みんなやってる。



・「7出ろ!」
勝利が決まりかけた時、みんなが口にする呪いの言葉。

Jちゃんは、これによって2回7が出て、2回りゴールが遅れた。



・「2出ろ!」
正直出るわけない。

確率は1/36、2と12は、1試合で合わせて3回くらいしか出ないのだ。



・ダイスロール
確率をあげるサイコロの転がし方。少年ジャンプの遊戯王から学んだ。

サイコロはふつう、狙った数字が出る確率は1/6だが、
たてに転がすと1/4に、コマのように回転させると1/3に、
確率をあげることができる。

いつの日かこのテクニックを使いこなして、カタン王になりたいものであるが・・・、
うちのカタン会ではこれは禁止されている。

 

 

 


・自分だけの数字
自分だけが資源をもらえる数字。とっても気持ちがいい。

これが続くと一気に有利になるが、あとになって負け惜しみを言われる。



・自分だけ何にもない数字
みんながたくさんカードをもらうのを、じっと見つめる。
これが続くと、テンションがどんどん下がる。

 

思わず負け惜しみも言ってしまうというものだ。



・○○カタン
カタンという響きの良さから、
色んな意味の色んな○○カタンがある。



・1カタン
カタン1試合分の単位。

2試合やったなら2カタン、
3試合やったなら3カタン、

大体3カタンか4カタンしたら大満足だろう。

初めてカタンを買った日は、日をまたいで2日で10カタンやった。
明らかにやりすぎである。



・徹夜カタン
深夜にカタンをすること。

徹マン同様、徹カタということも。



・寝起きカタン、目覚めカタン
朝一でやるカタン。

なんか頭がぼーっとするが、段々思考がすっきりしてくる。
朝のラジオ体操的な効果がある。



・接待カタン
初めてカタンをやる人向けに、良い場所を譲り、アドバイスしながらやるカタンのこと。

でも段々に勝ちたくなって、そのまま勝っちゃったり…。



・本気カタン、ガチカタン
接待なしのカタンである、本気で勝ちたい。

この本気カタンの勝率25%が、カタンの強弱を表す。



・ラストカタン
最後の1カタンのこと。

ここで勝たなきゃ意味がない。本気で勝ちたい。

ただ、中には眠くなってはやく終わってほしいと思ってる人も…



・自宅用カタン、マイカタン
一家に一台ほしい。

旅行用に携帯用カバン型カタンというのもあるぞ。



・拡張版カタン
5、6人でやる拡大カタン。海賊や島がある海カタン。その他騎士カタンや商人カタンがある。

やり始めると通常版が物足りなくなってくる。



・カタン鬱
カタンが楽しすぎて、またやりたくてたまらなくなり、

ついには気分が落ち込んだり、仕事が手につかなくなったりするなどの症状が出る。
おそるべし、カタン!

じゃあやればいいじゃん、と思うかもしれない。
でも4人でまとまった時間をとって集まるって結構難しいのである。

最初にやった初期メンバー5人は、みんなカタン鬱になり、それぞれ自宅用カタンを買った。

おそるべし、カタン!

あ~、カタンやりたいな~。



・ローカルルール
最初の陣地決めは1分以内、交渉は1分まで、などのローカルルールがあるらしい。

中には本当に大会ルールになっているものもある。


時間短縮できてなかなかいいと思う。



・「カタンってどんなゲームですか?」
よく聞かれる質問である。

答えるのが難しいが、これに成功したら、カタンをやる機会も仲間も増える!
興味をもってもらえるように、がんばって答えてくれ!仲間たち!



・「カタン、やってみたいです」
言われて一番うれしい言葉である。ぜひやろう!