家づくりの中で、子供部屋の間取りや広さについて悩む方は多いのではないでしょうか。
私が子供の頃に与えられた6畳の部屋は、ベッドと学習机を置いてもまだゆとりがある広さでしたが、もっと広い子供部屋を持つ友達を羨ましく感じていた記憶があります。
子供部屋は広ければ広いほどいいものという印象を持っていましたが、少し前から、子供部屋の広さを狭く設定する家庭がだんだんと増えているようです。
単純に、住宅の限られたスペースに広い子供部屋を作ることが難しいということもありますが、狭い部屋の方が気持ちが落ち着くという声もあり、子供には部屋にこもらずリビングで過ごしてほしいため、あえて狭い子供部屋にするという方もいるみたいです。
この頃人気のあるリビング学習を採り入れることで、子供部屋に勉強机を置かない家庭が増えてきたことも関係しているかもしれませんね。
「リビング学習」についてはこちらの記事もご覧ください♪
また、子供が2人以上いる場合には、人数分の部屋を作るか、きょうだいで1つの部屋をシェアするかなどといったことも悩むところです。
最近の傾向としては、1部屋広いスペースを確保しておき、子供の成長に合わせて仕切れるようにすることが多いようです。
初めは1つの広い部屋にしておくことで、子供が小さいうちは家族全員で寝たり、きょうだいで一緒に遊ぶ場所として使うことができます。
そして、やがて子供たちが年頃になってプライバシーを求めるようになったときには、部屋の真ん中に壁を作って2つの個室として仕切ることができます。
性別の同じきょうだいの場合は、カーテンやパーテーション、可動式のクローゼットで仕切るのもいいですね。
子供の人数や性別、年齢などを踏まえて計画すれば、失敗が少なくなるかもしれません。
将来的に仕切れるよう2つの扉を付けた子供部屋
ベッドとカウンターを造り付けた兄弟の部屋
子供はいつか巣立っていくもの。
20歳前後で家を出るとすれば、子供部屋を子供部屋として使うのは、10代に入ってからのおよそ10年ほどです。
夫婦2人だけの暮らしに戻ったときには、それぞれの書斎や趣味の部屋として使ったり、2部屋から1部屋に戻して来客用の部屋にしたりすれば、子供部屋も持て余すことなく生かすことができますよね。
いずれは巣立つであろう子供たちの部屋は、ライフスタイルの変化に合わせて自由自在に間取りを変えられる作りにしておくことで、いつまでも自分たちらしい暮らしができる家になるのではないでしょうか。
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株式会社 藤原木材産業
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